ActiveX コントロール (.ocx) を手動で登録する

この記事では、Regsvr32 コマンドを使用して ActiveX コントロールを手動で登録する方法について説明します。

元の製品バージョン: Visual FoxPro
元の KB 番号: 146219

概要

ActiveX コントロール (.ocx ファイル) を使用する Microsoft Visual FoxPro アプリケーションを配布する場合、正しく動作するには、.ocx ファイルが正しく登録されている必要があります。 Visual FoxPro 7.0 以降のバージョンの Visual FoxPro セットアップ ウィザードまたは InstallShield Express では、.ocx ファイルの手順 6 で [OLE チェック] ボックスを選択すると、.ocx ファイルが正しく登録されます。 .ocx ファイルを使用する Visual FoxPro アプリケーションが他の方法で配布される場合は、.ocx ファイルを手動で登録する必要があります。 この記事では、.ocx ファイルを手動で登録する方法について説明します。

詳細

Microsoft Register Server (Regsvr32.exe) を使用して、32 ビットの .ocx ファイルを 32 ビット オペレーティング システムに手動で登録できます。 Visual FoxPro 3.0 および 3.0b では、Regsvr32.exe は \Vfp\Samples\Ole ディレクトリにあり、Visual FoxPro 5.0 では、Regsvr32.exe は \Vfp ディレクトリにあります。 Visual FoxPro 6.0 では、Regsvr32.exe は Visual FoxPro ディレクトリの Distrib.src ディレクトリにあります。 Visual FoxPro アプリケーションと共に配布される場合があります。 Regsvr32.exe を使用するための構文は次のとおりです。

 Regsvr32 [/u] [/s] <OCX File Name>

注:

/u は、.ocx ファイルの登録を解除します。 /s は、サイレント モード (メッセージを表示しない) を意味します。

次の例では、メッセージを表示せずに Microsoft MAPI ActiveX コントロールを登録します。

Regsvr32 /s MSMAPI32.OCX

Visual FoxPro アプリケーションでこの例を実装するには、次のように RUN コマンドを使用します。

RUN /N Regsvr32 /s MSMAPI32.OCX

注:

コントロールの登録時にエラーが発生した場合は、次の操作を行います。

  1. レジストリで、コントロールが以前に登録されていないことを確認します。

  2. 次のファイルが Windows\System ディレクトリにあることを確認します。

    mfc30.dll olepro32.dll msvcrt20.dll
    mfc40.dll msvcrt40.dll
    

    これらのファイルのいずれかが見つからない場合は、次のエラー メッセージが表示されることがあります。

    エラー: OLE エラー コード 0x80040112: このクラスの適切なライセンスが見つかりません。