"遅延書き込みに失敗しました" というエラー メッセージが表示された場合は、データが失われたことが示されます

この記事は、データが失われたことを示すエラー メッセージ "遅延書き込みに失敗しました" を修正するのに役立ちます。

適用対象: Windows Server 2012 R2
元の KB 番号: 2021074

現象

ネットワーク共有に書き込むと、エラーが発生すると、次のイベントがイベント ログに書き込まれる可能性があります。

イベント ID: 50 {遅延書き込み失敗} Windows がファイル <ファイル>のすべてのデータを保存できませんでした。 データが失われました。 このエラーは、コンピューターのハードウェアまたはネットワーク接続の障害が原因である可能性があります。 このファイルを別の場所に保存してみてください。

原因

このエラーは、リモート ネットワーク共有にあるファイルへの保留中のキャッシュされた書き込みがあり、そのファイルへの接続が予期せず終了した場合に発生する可能性があります。 ファイルへの接続は、ネットワーク通信エラーや、クライアントまたはサーバーで書き込み I/O を取り消すフィルター ドライバーなど、さまざまな理由で終了している可能性があります。 このエラーが発生すると、メモリ内の保留中のキャッシュされた書き込み I/O をリモート ネットワーク共有のターゲット ファイルに書き込むことができません。 遅延書き込みが失敗し、ターゲット ファイルが破損している可能性があります。

詳細

このエラーを処理するのはアプリケーションの責任です。 一部のアプリケーションでは、リモート ファイルに再接続し、書き込み操作を再試行しようとする場合があります。 他のアプリケーションは、エラーを無視したり、完全に失敗したりして、ターゲット ファイルが破損したままになることがあります。 Windows エクスプローラー などの一部のアプリケーションでは、ファイルのコピーが失敗した場合にユーザーにエラーが報告されることがあります。 ファイルのコピーが失敗したシナリオでは、ソース ファイルは変更されず、コピー操作を再開して、破損したターゲット リモート ファイルを上書きできます。
詳細については、次のリンクを参照してください。
https://support.microsoft.com/kb/816004