App-V v5 仮想化アプリケーションがエラー 0xc0000142で起動できない

この記事では、Microsoft Application Virtualization バージョン 5 (App-V) 仮想化アプリケーションがアプリケーション エラー 0xc0000142で起動できない問題の解決策について説明します。

適用対象: Windows 10 - すべてのエディション
元の KB 番号: 2777003

現象

エラーは、次を示すポップアップ メッセージとして表示されます。

アプリケーションを正しく起動できませんでした (0xc0000142)。 [OK] をクリックしてアプリケーションを閉じます。

このアプリケーションの起動エラーに関連する App-V イベントも表示されます。

ログ名: Microsoft-AppV-Client/Virtual Applications
ソース: Microsoft-AppV-Client
日付:
イベント ID: 18005
タスク カテゴリ: アプリケーションの起動
レベル: エラー
キーワード: 仮想アプリケーションの起動
ユーザー: contoso\user1
コンピューター: TEST-PC
説明:
App-V サブシステム 'Virtual Filesystem' を初期化できなかったため、仮想アプリケーション '仮想化実行可能ファイルへのパス' を開始できませんでした。 {error: 0x74300C0A-0x20006}

原因

これは、コンピューターで 8.3 短い名前の作成と呼ばれる NTFS 設定が無効になっている場合に発生する可能性があります。 この設定は、このレジストリ キーの値データによって制御されます。 KEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem\NtfsDisable8dot3NameCreation

解決方法

クライアントで NTFS 8.3 Short name 機能を有効にする必要があります。 これを行うには、 の HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem\NtfsDisable8dot3NameCreation 値を 2 に設定し、コンピューターを再起動します。 NTFS 8.3 短い名前の有効化と無効化の詳細については、「NTFS パーティションで 8.3 ファイル名の作成を無効にする方法」を参照してください。

注:

短い名前が無効になっているときにパッケージがクライアントに追加された場合は、PowerShell コマンド Remove-AppvClientPackage を使用してパッケージを削除し、最初に追加したメソッドを使用してパッケージを再追加する必要がある場合があります。 これに加えて、パッケージに関するユーザー固有の情報を削除する必要がある場合もあります。 これを行うには、%LOCALAPPDATA%\Microsoft\AppV\Client\VFS\PackageID> を<削除します。

シーケンサーで短い名前が無効になっていて、クライアントで有効になっている場合は、パッケージを発行解除し、シーケンサーで短い名前を有効にした後に再シーケンスしてから、クライアントに再発行する必要があります。

詳細情報

NtfsDisable8dot3NameCreation の詳細については、「 NtfsDisable8dot3NameCreation」を参照してください。