[HOWTO] CREATOR_OWNER と CREATOR_GROUP のセキュリティへの影響

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文書番号: 126629 - 対象製品
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概要

この資料では、セキュリティ識別子 (SID) の CREATOR_OWNER と CREATOR_GROUP についてと、セキュリティへの影響を説明しています。

詳細

コンピュータにログオンしたユーザーはトークン オブジェクトで表されます。このトークンには、ユーザーのセキュリティ コンテキストを構成するすべての SID が含まれています。トークンは、これらの SID の 1 つをそのユーザーが作成した新しいオブジェクト (ファイル、プロセス、イベントなど) のデフォルトの所有者として識別します。通常、これはユーザーのアカウント (<domain>\<username>) ですが、管理者の場合は、個人のユーザー アカウントではなくローカル グループ "Administrators" がデフォルト所有者に設定されます。

各トークンは、ユーザーのプライマリ グループも識別します。ユーザーは必ずしもプライマリグループのメンバである必要はなく、(デフォルトでは、プライマリグループのメンバです)プライマリグループは、ユーザーがアクセスできるオブジェクトを決定するものではありません。(つまり、アクセスが有効かどうかの判定には使用されません)。しかし、デフォルトでは、ユーザーがメンバであるグループがそのユーザーにより作成されたすべてのオブジェクトのプライマリ グループになります。ほとんどの場合、プライマリ グループが必要とされるのは POSIX との互換性のためだけですが、オブジェクトの作成ではプライマリ グループが意味を持ちます。

新しいオブジェクトが作成されると、セキュリティ システムは新しいオブジェクトに保護(アクセス権)を割り当てます。システムは、次のプロセスに従って処理を行います。
  1. オブジェクト作成者により明示的に渡された保護 を新しいオブジェクトに割り当てます。
  2. それがない場合、作成されたオブジェクトのコンテナから継承した保護を新しいオブジェクトに割り当てます。
  3. それもない場合、オブジェクト作成者により明示的に渡された保護 (ただし、"デフォルト" としてマークされている保護) を新しいオブジェクトに割り当てます。
  4. それもない場合、呼び出し側のトークンがデフォルト DACL を持っている場合は、それを新しいオブジェクトに割り当てます。
  5. それもない場合、新しいオブジェクトに保護を割り当てません。
手順 2. では、親コンテナが継承可能なアクセス制御エントリ (ACE) を持つ場合は、新しいオブジェクトの保護を生成するために使用されます。この場合、各 ACE について、新しいオブジェクトの保護にコピーすべきかどうかが評価されます。通常は、ACE がコピーされる場合は、その ACE 内の SID がそのままコピーされます。この規則の 2 つの例外が、CREATOR_OWNER が見つかった場合と CREATOR_GROUP が見つかった場合です。この場合は、SID が それぞれ 呼び出し側のデフォルトの所有者 SID およびプライマリ グループの SID で置き換えられます。

デフォルトでは、Windows NT にログオンしているユーザーは、Domain Users のプライマリ グループ (Windows NT Server にログオンした場合) または None という名前のグループ (Windows NT Workstation システムにログオンした場合) が与えられます。したがって、CREATOR_GROUP SID の入った継承可能な ACE を持つコンテナ内にオブジェクトを作成した場合は、ドメイン ユーザーに一部のアクセス権を与える ACE をオブジェクトに与えることになります。これは、ユーザーの意図したものと違ってくる可能性があります。

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 126629 (最終更新日 2001-12-16) をもとに作成したものです。

プロパティ

文書番号: 126629 - 最終更新日: 2004年1月23日 - リビジョン: 2.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Win32 Application Programming Interface?を以下の環境でお使いの場合
    • Microsoft Outlook Express 4.0
    • Microsoft Windows 2000 Standard Edition
    • Microsoft Windows XP Embedded
キーワード:?
kbhowto kboswin2000 kbprogramming kbkernbase kbsecurity kbacl kbgrpdskernbase kbaccctrl KB126629
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

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