ファイアウォールで動作するように RPC の動的ポート割り当てを構成する方法

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文書番号: 154596 - 対象製品
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概要

リモート プロシージャ コール (RPC) の動的ポート割り当ては、DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) マネージャー、Windows インターネット ネーム サービス (WINS) マネージャーなどのリモート管理アプリケーションによって使用されます。RPC の動的ポート割り当てでは、RPC プログラムによって 1024 より大きな特定のランダム ポートが使用されます。

ファイアウォールを使用しているお客様は、RPC で使用するポートを制御することによって、ファイアウォール ルーターでこれらの TCP (Transmission Control Protocol) ポートのみが転送されるように構成することができます。

Windows の多くの RPC サーバーでは、サーバー ポートを指定できます。専用のサーバー ポートを指定できる場合は、ファイアウォールを通過してホスト間でどのようなトラフィックが流れているかがわかり、また許可するトラフィックをより適切に定義できます。Windows および主要なマイクロソフト製品で使用されるサーバー ポートの全リストは、サポート技術情報 832017 で参照できます。 詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
832017 Windows サーバー システムのサービス概要およびネットワーク ポート要件
またこの資料では、RPC サーバーの一覧、および RPC で提供される能力を超えてカスタムのサーバー ポートを使用するように構成できる RPC サーバーの一覧も記載されています。RPC サーバーでサーバー ポートを定義する手段が提供されていない場合にのみ、この資料に記載されている方法を使用してください。

以下のレジストリ エントリは、Windows NT 4.0 以降に適用されます。それよりも前のバージョンの Windows NT には適用されません。クライアントがサーバーとの通信に使用するポートを構成することはできますが、サーバーの実際の IP アドレスを使用してサーバーにアクセスできる必要があります。アドレス変換を行うファイアウォールを経由して DCOM を使用することはできません (アドレス変換を行うファイアウォールでは、たとえば、サーバーの実際のアドレス 192.100.81.101 が仮想アドレス 198.252.145.1 に透過的にマッピングされ、クライアントはこの仮想アドレスに接続します)。これは、DCOM がインターフェイスをマーシャリングするために送信するパケット内に実際の IP アドレスを格納しているためです。クライアントがパケット内に指定されたアドレスに接続できないと、DCOM は機能しません。

詳細については、マイクロソフトのホワイト ペーパー『Using Distributed COM with Firewalls』を参照してください。参照するには、次のマイクロソフト Web サイトにアクセスしてください。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms809327.aspx

詳細

以下で説明する値 (および Internet キー) は、レジストリに含まれていません。レジストリ エディターを使用して手動で追加する必要があります。また、REG_MULTI_SZ 値を追加する場合は、Regedit.exe ではなく Regedt32.exe を使用する必要があります。

重要 このセクション、方法、またはタスクには、レジストリを変更する手順が記載されています。しかし、レジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生する可能性があります。したがって、これらの手順は慎重に実行する必要があります。万一に備えて、変更前のレジストリをバックアップしてください。これにより、問題が発生した場合にレジストリを復元することが可能になります。レジストリのバックアップ方法と復元方法の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
322756 Windows でレジストリをバックアップおよび復元する方法


RPC に関する以下のパラメーターは、レジストリ エディターを使用して変更できます。以下に説明する RPC ポートに関連する値はすべて、レジストリ内の次のキーにあります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Rpc\Internet\ Key Data Type


Ports (REG_MULTI_SZ)
インターネットから使用できるすべてのポートを含む IP ポートの範囲、またはインターネットから使用できないすべてのポートを含む IP ポートの範囲を指定します。各文字列は単一のポート、またはポートの範囲を表します。

たとえば、"5984" で単一のポートを指定し、"5000-5100" でポートの範囲を指定できます。エントリが 0 〜 65535 の範囲にない場合、または解釈できない文字列がある場合、RPC ランタイムにより、構成全体が無効なものとして処理されます。
PortsInternetAvailable REG_SZ Y または N (大文字小文字は区別されません)
Y の場合、Ports キーで指定したポートは、そのコンピューター上でインターネットから使用できるすべてのポートを示します。N の場合、Ports キーで指定したポートは、インターネットから使用できないすべてのポートを示します。
UseInternetPorts REG_SZ ) Y または N (大文字小文字は区別されません)
システムの既定のポリシーを指定します。
Y の場合、既定値を使用するプロセスには、事前の定義に従って、インターネットから使用できるポートのセットからポートが割り当てられます。
N の場合、既定値を使用するプロセスには、イントラネット専用ポートのセットからポートが割り当てられます。
以下に例を示します。

次の例で、ポート 5000 〜 5100 は、新しいレジストリ キーがどのように構成されるかを示すために任意に選択されています。これは、特定のシステムに必要なポートの最小数の推奨ではありません。
  1. 以下のキーに Internet キーを追加します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Rpc
  2. Internet キーの下に、Ports 値 (REG_MULTI_SZ)、PortsInternetAvailable 値 (REG_SZ)、および UseInternetPorts 値 (REG_SZ) を追加します。

    たとえば、新しいレジストリ キーは次のように表示されます。
    Ports: REG_MULTI_SZ: 5000-5100
    PortsInternetAvailable (REG_SZ): Y
    UseInternetPorts (REG_SZ): Y
  3. サーバーを再起動すると、RPC の動的ポート割り当てを使用するすべてのアプリケーションが、5000 〜 5100 の範囲のポートを使用するようになります。ほとんどの環境では、これらの RPC ポートに依存して相互に通信するシステム サービスが複数あるため、少なくとも 100 のポートを開く必要があります。
開くポートの範囲には、5000 番より上のポートを指定します。5000 番より下のポート番号は、他のアプリケーションによって既に使用されている場合があり、DCOM アプリケーションとの競合を引き起こす可能性があります。また、これらの RPC ポートに依存して相互に通信するシステム サービスが複数あるため、少なくとも 100 のポートを開く必要があることが経験上わかっています。

注: 必要なポートの最小数は、コンピューターに応じて異なる場合があります。RPC の動的ポートが制限されている場合、高トラフィックのコンピューターではポートが枯渇する状況に至る可能性があります。ポート範囲を制限する際にはこの点を考慮してください。
詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
167128 リモート ヘルプデスク機能で使用されるネットワーク ポート
179442 ドメインの信頼関係を使用するためのファイアウォールの構成方法
263293 Windows 2000 の NAT で Netlogon トラフィックが変換されない (リンク先は英語の場合があります)
319553 FRS 複製トラフィックを特定の静的ポートへ制限する方法
224196 特定のポートへの Active Directory レブリケーション トラフィックおよびクライアント RPC トラフィックの制限
注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。

プロパティ

文書番号: 154596 - 最終更新日: 2012年11月1日 - リビジョン: 1.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter x64 Edition
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition for Itanium-based Systems
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition for Itanium-Based Systems
  • Microsoft Windows Server 2003, Standard x64 Edition
  • Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows 2000 Professional
  • Microsoft Windows 2000 Server
  • Microsoft Windows 2000 Advanced Server
  • Microsoft Windows NT Server 4.0 Standard Edition
  • Windows Server 2008 R2 Datacenter
  • Windows Server 2008 R2 Enterprise
  • Windows Server 2008 R2 Foundation
  • Windows Server 2008 R2 Standard
  • Windows Server 2008 Datacenter
  • Windows Server 2008 Enterprise
  • Windows Server 2008 Standard
キーワード:?
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