マルチホーム コンピュータのデフォルト ゲートウェイ設定

文書翻訳 文書翻訳
文書番号: 157025 - 対象製品
この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP157025
すべて展開する | すべて折りたたむ

概要

マルチホーム コンピュータとは、複数のネットワーク インターフェイスを持つコンピュータのことです。TCP/IP を使用するコンピュータの場合、これらのインターフェイスは、別々のネットワーク インターフェイス カード (NIC) になることもあれば、1 つの NIC に割り当てた複数の IP アドレスになる場合もあります。この資料では、マルチホーム コンピュータにデフォルト ゲートウェイを設定する際に推奨される方法について説明します。

詳細

この資料の冒頭に記載した各製品の TCP/IP のプロパティには、各 NIC にデフォルト ゲートウェイを設定する、または同一の NIC に複数のデフォルト ゲートウェイを設定するためのオプションが用意されています。デフォルト ゲートウェイを持つすべての NIC では、0.0.0.0 (デフォルト ルート) がルーティング テーブルに追加されます。

どちらの場合も、TCP/IP のルーティング テーブルには複数のデフォルト ゲートウェイが記録されることになります (ルーティング テーブルを参照するには、コマンド プロンプトで ROUTE PRINT と入力します)。使用される可能性が最も高いルートは、TCP/IP にバインドされたプライマリ NIC のデフォルト ゲートウェイですが、必ずしもそうであるとは限りません。アクティブなデフォルト ゲートウェイ上の TCP (Transmission Control Protocol) セッションがタイムアウトすると、TCP によって次のデフォルト ゲートウェイに切り替えられる場合があり、ネットワーク設定によってはこれが原因で問題が発生する可能性があります。

同じネットワーク上に複数のアダプタを構成することは推奨されません (負荷が増大する可能性もあります)。同一ネットワーク上に複数のアダプタを構成した場合の TCP/IP の動作の詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
175767 [NT]同一ネットワークに複数のアダプタを接続した場合の障害
両方の NIC が同一の接続されているネットワーク上にある場合、デフォルト ゲートウェイが妥当である限りは、これが問題になることはありません。ただし、切り離されたネットワーク、または物理的に分離され互いに通信できないネットワーク上に各 NIC が構成されている場合は、目的のホストに対して信頼性のある通信ができなくなります。

複数のデフォルト ゲートウェイの一般的な用途は、プライマリ ゲートウェイ (ルーター) に障害が発生した場合のバックアップ ゲートウェイを設定することです。このバックアップ ゲートウェイは、停止ゲートウェイ検出機能に従って使用されるもので、ゲートウェイの切り替えは、TCP または接続指向のトラフィックでしか行われません。PING などのユーティリティでは、UDP (User Datagram Protocol) および ICMP (Internet Control Message Protocol) を使用しているため、強制的にデフォルト ゲートウェイを切り替えることはできません。

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
128978 [NT]TCP/IP for Windows NT の停止ゲートウェイ検出機能
171564 TCP/IP for Windows NT の停止ゲートウェイ検出アルゴリズムの更新プログラム
マルチホーム コンピュータでは、デフォルト ゲートウェイは 1 つだけ設定する必要があります。デフォルト ゲートウェイはサーバー全体に対する設定であり、個々のネットワーク アダプタへの設定ではありません。サーバーは、直接接続されているネットワークを既に認識しており、TCP/IP アドレスを持っている各ネットワークへのルートはルーティング テーブルに追加されています。

デフォルト ゲートウェイは、サーバーにルートがないネットワークに到達しなければならないようなトラフィックだけに使用されます。コンピュータで複数のデフォルト ゲートウェイを同時に使用することはできません。一般的には、最も多くのネットワークが複合しているネットワーク上にデフォルト ゲートウェイを設定し、別のアダプタに対してはそのフィールドを空にしておきます。ただし、フォールト トレランスが求められる場合は、次のいずれかを選択してください。

  • 同一サブネット上で複数のルーターが利用できる場合は、同じネットワーク アダプタに対して 1 つ (以上) のデフォルト ゲートウェイを設定します。こうすることで、実際にはどれがプライマリ ゲートウェイであるかがわかります。他のアダプタのデフォルト ゲートウェイ設定は、すべて空にしておきます。

  • マルチホーム コンピュータ上の各アダプタが、切り離されたネットワーク (ルーターで接続されていないサブネット) 上にある場合は、同じネットワーク アダプタに対して 1 つ (以上) のデフォルト ゲートウェイを設定し、デフォルト ゲートウェイが設定されていないネットワーク アダプタ経由で到達するリモート ネットワークに対しては静的ルートを使用します。

  • Silent RIP (Routing Information Protocol、ルーティング情報プロトコル、以後、RIP) を有効にし、固有のコストで利用可能なデフォルト ルートをブロードキャストして、RIP リスナを使用します。最も低いコストをアドバタイズするものが優先デフォルト ゲートウェイになります。詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    169161 RIP for IP バージョン 1 のレジストリ パラメータ
  • デフォルト ゲートウェイの順序付けを制御する最も単純な方法は、コントロール パネルの TCP/IP プロパティでデフォルト ゲートウェイを 1 つだけ追加し、それ以外のゲートウェイは、すべてコマンド ライン ユーティリティの Route.exe を使用して追加することです。各ゲートウェイに固有のコストを指定することにより、ゲートウェイの順序を容易に決定できます。

プロパティ

文書番号: 157025 - 最終更新日: 2007年5月21日 - リビジョン: 3.1
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows 2000 Server
  • Microsoft Windows 2000 Advanced Server
  • Microsoft Windows 2000 Professional
  • Microsoft Windows NT Advanced Server 3.1
  • Microsoft Windows NT Workstation 3.1
  • Microsoft Windows NT Workstation 3.5
  • Microsoft Windows NT Workstation 3.51
  • Microsoft Windows NT Workstation 4.0 Developer Edition
  • Microsoft Windows NT Advanced Server 3.1
  • Microsoft Windows NT Server 3.5
  • Microsoft Windows NT Server 3.51
  • Microsoft Windows NT Server 4.0 Standard Edition
  • Microsoft Windows for Workgroups 3.11
  • Microsoft TCP/IP for Windows for Workgroups 3.11
  • Microsoft TCP/IP for Windows for Workgroups 3.11a
  • Microsoft TCP/IP for Windows for Workgroups 3.11b
  • Microsoft Windows 95
キーワード:?
kbinfo kbnetwork KB157025
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

フィードバック

 

Contact us for more help

Contact us for more help
Connect with Answer Desk for expert help.
Get more support from smallbusiness.support.microsoft.com