[XL] ファイル DSN および DSN レス接続の使用方法

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文書番号: 165866 - 対象製品
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目次

概要

Microsoft Excel で、外部データ ソースへの接続にデーターソース名を使用しない接続文字列 (DSN レス接続文字列) を使用する場合、外部データ ソースへの接続に必要な情報は、データ ソース名ではなく、ブックのファイル構造に保存されます。 Microsoft Query 97 以降および Microsoft Excel 97 以降では、この種の DSN レス接続が使用され、それ以前のバージョンの Microsoft Query および Microsoft Excel では使用されません。

詳細

DSN レス接続が重要である理由

初期のバージョンの Microsoft Excel では、外部データの取得にデータ ソースを作成する必要があります。 データ ソース名およびデータへの接続に必要なその他の情報がワークシート内に隠し名で保存されます。 そのため、外部データへの参照を含むブックを複数のユーザーで共有する場合、接続文字列で参照されるデータ ソース名が各ユーザーのコンピュータ上に存在する必要があります。存在しない場合、外部データの更新または編集時、エラー メッセージが表示されることがあります。

Microsoft Excel 97 以降では、データがワークシートに返されると、初期データ ソース (データ ソース名ではない) から生成された SQL (Structured Query Language) ステートメントおよびドライバ情報が、ワークシートと共にブックのファイル構造内に保存されます。 これらの DSN レス接続により、複数のコンピュータ上でデータ ソースを維持する問題が解決します。 必要なすべての情報がブック自体に保存されます。 ただし、クエリが機能するには、各コンピュータに適切な ODBC (Open Database Connectivity) ドライバがインストールされている必要があります。

DSN レス接続文字列はどのように見えるか

以下は DSN レス接続文字列の例です。
   DBQ=C:\TEST\QUERY FILES;DefaultDir=C:\TEST\QUERY FILES; _
   Deleted=1;Driver={Microsoft dBase Driver (*.dbf)}; _
   DriverId=277;FIL=dBase IV;PageTimeout=600;Statistics=0
テキスト内に DSN キーワードへの参照がないことに注意してください。

データ ソース ファイルの詳細

Microsoft Query version 2.0 では、データ ソース情報がレジストリに保存されます。 Microsoft Query 97 以降では、データ ソース情報の保存にレジストリは使用されません。 代わりに、新しいデータ ソースの作成時、接続情報は .dsn ファイル名拡張子の付いたテキスト ファイルに保存されます。 このファイルはファイル DSN としても知られています。

各ファイル DSN には、データ ソースに対するデフォルトのテーブル、パスワード、ユーザー ID などの情報を格納する ODBC セクションとオプションの Microsoft Office セクションがあります。 ファイル DSNX を保存する場合に使用されるデフォルトのフォルダは次のとおりです。
   C:\Program Files\Common Files\ODBC\Data Sources
クエリを保存する場合に使用されるデフォルトのフォルダは次のとおりです。
   C:\Program Files\Microsoft Office\Queries
ファイル DSN の検索に含めるフォルダを指定できます。 ネットワークの場所を含めることもできます。

以下は、Microsoft Access 7.0 データベース ドライバ (Microsoft Office 97 に付属する ODBC ドライバ) を使用するファイル DSN の例です。
   [ODBC]
   DSN=MS Access 7.0 Database
ネットワークに配置されたファイルを参照するファイル DSN を作成し、ネットワーク ドライブに特定のドライブ名を割り当てる場合、そのドライブ名がファイル DSN に指定されます。 ネットワークを介して、複数のユーザーでファイル DSN を共有し、すべてのユーザーがアクセス可能なサーバー上でファイル DSN を維持する場合、この動作が原因で問題が発生する可能性があります。 この問題を回避するには、以下のいずれかの方法を使用します。

方法 1

可能な場合、割り当てられたドライブではなく、汎用名前付け規則 (UNC) 参照を使用します。

方法 2

メモ帳でファイル DSN を開き、ドライブ文字への参照を UNC 参照を使用するように変更します。 以下の例を参照してください。
   [ODBC]
   DRIVER=Microsoft Excel Driver (*.xls)
   UID=admin
   UserCommitSync=Yes
   Threads=3
   SafeTransactions=0
   ReadOnly=1
   PageTimeout=5
   MaxScanRows=8
   MaxBufferSize=512
   ImplicitCommitSync=Yes
   FIL=excel 5.0
   DriverId=790
   DefaultDir=<ドライブ名>:\ 
   DBQ=<ドライブ名>:\<ソース ファイル名>
この例では、<ドライブ名> は割り当てられたドライブ、<ソース ファイル名> はソース データ ファイルです。

最後の 2 行を次のように変更します。
   DefaultDir=\\<サーバー名>\<共有>
   DBQ=\\<サーバー名>\<共有>\<ソース ファイル名>
<サーバー名> はネットワーク サーバー、<共有> はネットワーク サーバー上の共有、<ソース ファイル名> はソース データ ファイルです。

ファイルの変更後は、すべてのユーザーがファイル DSN を正しく使用できます。

ファイル DSN 内のドライバ情報に関する詳細については、使用している ODBC ドライバに固有のヘルプ ファイルを参照してください。

32 ビット ODBC コントロール パネル アイコンを使用して、ファイル DSN を作成することもできます。 この操作を行うには、次の手順を実行します。

  1. [スタート] メニューの [設定] をポイントし、[コントロール パネル] をクリックします。 [ODBC データ ソース (32bit)] をダブルクリックします。
  2. [ファイル DSN] タブをクリックします。
  3. [追加] をクリックします。
  4. [データ ソースの新規作成] ダイアログ ボックスで、データ ソースを作成するドライバをクリックします。 [次へ] をクリックします。
  5. 新しいデータ ソースのフル パスおよびファイル名 (C:\Program Files\Common Files\ODBC\Data Sources\Test.dsn など) を入力します。 [次へ] をクリックします。
  6. [完了] をクリックします。

    手順 4 で選択した ODBC ドライバの ODBC セットアップ ダイアログ ボックスが表示されます。
  7. ダイアログ ボックスに、適切な情報を入力します。

    : ファイル DSN に固有のドライブ名を含めない場合は、[データベースの選択] ダイアログ ボックスの [データベース名] に UNC パスを入力します。
  8. [OK] をクリックします。
  9. [OK] をクリックして [ODBC データ ソース アドミニストレータ] ダイアログ ボックスを閉じます。
Microsoft Query でファイル DSN を使用できます。

レジストリの Microsoft Query 情報

レジストリ キーにパス値がない場合またはファイルが格納されていないフォルダがパス値に指定されている場合、 Microsoft Query は自動的に自身を登録します。 Microsoft Query を起動することにより、レジストリ内の Microsoft Query 用の情報をリセットできます。 Microsoft Windows 95 以降では、次のレジストリ キーを参照して、Microsoft Query を見つけることができます。
   HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Shared Tools\MSQuery
Microsoft Office 97 以降のインストール時には、セットアップ プログラムにより、DSN ファイル用のデフォルトの場所をポイントするレジストリ キーが作成されます。 この場所は、次のレジストリ キーに保存されます。
   HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\ODBC\odbc.ini\ODBC File DSN\DefaultDSNDir
次のレジストリ キーを追加して、DSN ファイル用の別の場所を指定できます。
   HKEY_CURRENT_USER\Software\ODBC\odbc.ini\ODBC File DSN\DefaultDSNDir
このキーを作成すると、HKEY_LOCAL_MACHINE の下のキーは無視されます。

関連情報

データの抽出に関する詳細については、Office アシスタントをクリックし、データ ソースと入力して、[検索] をクリックし、[外部データベースからデータを抽出する方法] を表示します。

: アシスタントが表示されていない場合は、[標準] ツール バーの [Office アシスタント] ボタンをクリックします。コンピュータに Microsoft ヘルプがインストールされていない場合は、「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の次の資料を参照してください。
120802 Office: How to Add/Remove a Single Office Program or Component

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
159557 XL97: Using System, User, and File Data Sources
159557 [XL97] システム・ユーザー・ファイル データソースについて

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 165866 (最終更新日 2003-05-13) を基に作成したものです。

この資料に含まれているサンプル コード/プログラムは英語版を前提に書かれたものをありのままに記述しており、日本語環境での動作は確認されておりません。

プロパティ

文書番号: 165866 - 最終更新日: 2011年9月19日 - リビジョン: 3.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Excel 2000 Standard Edition
  • Microsoft Excel 97 Standard Edition
キーワード:?
kbhowto kbprogramming kbualink97 KB165866
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