Windows NT、Windows 2000、または Windows Server 2003 でサブネット化された逆引き参照ゾーンを構成する方法

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文書番号: 174419 - 対象製品
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目次

概要

: 委任され、サブネット化された逆引き参照ゾーンを作成することは些細な作業ではありません。この作業を行うためには、サブネット化された逆引き参照ゾーンを作成する前に、DNS ゾーンの動作について理解しておくことが重要です。この資料には、非常に多くの重要な注記が含まれているため、注意深くお読みください。サブネット化された逆引き参照ゾーンの構成時にはミスが発生しやすいため、構成したゾーンを実際のネットワーク環境に展開する前に、まずテスト環境で以下の操作を試してみることをお勧めします。

インターネット利用者の増大に伴って、IP ネットワーク全体をサブネットに細分化する必要性が生じてきました。前方参照ゾーンの場合、DNS サーバーが下層に位置するサブネット インフラストラクチャから独立しているため、サブネット化された環境で DNS を使用すれば権限を容易に委任できます。しかし逆引き参照ゾーンの場合はこの構造が逆であり、なおかつサブネット構造に大きく依存する性質があるために、これらのゾーンの権限を委任する際には特に注意が必要です。上記の注意事項については、IETF (Internet Engineering Task Force) によって策定された RFC 2317、『Classless IN-ADDR.ARPA Delegation』にも記述されています。

サブネット化された逆引き参照ゾーンに対する委任は、前方参照ゾーンに対する委任と補完的に機能します。また、ゾーンの所有者権限は柔軟に委任できるため、親ドメインの管理者は子ドメインに対する権限と、この子ドメインの IP アドレスを別の管理者に委任することが可能になります。これとは逆に、子ドメインの管理者には、親ドメイン経由で変更依頼を行うことなく DNS ホスト (A) レコードや IP アドレス (PTR) レコードを変更する権威が与えられます。

この資料では、Microsoft Windows DNS サーバーに対して、サブネット化された逆引き参照ゾーンを構成する方法について説明します。

: ネットワーク環境がサブネット化されていても、DNS サーバーをこの資料の記述に従って構成する必要があるわけではありません。サブネット化された逆引き参照ゾーンを委任することは、管理作業の選択肢の 1 つにすぎません。この構成を採用するかどうかは、下層に位置するサブネット インフラストラクチャだけで決まるわけではありません。

詳細

アドレス クラス付き IP アドレスでは、IP ネットワークをサブネット化することはできません。たとえば、サブネット マスクが 255.255.255.0 のクラス C アドレス 192.168.1.0 はアドレス クラス付き IP アドレスです。

アドレス クラスのない ("クラスレス" な) IP アドレスの場合、IP アドレスはサブネット マスクによって複数のセグメントに分割されます。サブネット マスクが 255.255.255.192 のクラス C アドレス 192.168.1.0 は、アドレス クラスのない IP アドレスの例です。この場合、次の IP ネットワーク アドレス 192.168.1.64、192.168.1.128、および 192.168.1.192 もこのネットワークに含まれます。

IP ネットワークをサブネット化する際には、IP アドレスのホスト アドレス部分の追加ビットがネットワーク部分のビットに割り当てられます。これは、追加ビットをサブネット マスクに追加することによって定義されます。アドレス値 11111111.11111111.11111111.00000000 はクラス C ネットワークのクラス付きサブネット マスク 255.255.255.0 に相当しますが、11111111.11111111.11111111.11000000 はアドレス クラスのないサブネット マスク 255.255.255.192 を表しています。つまり、上記の例から次のことがわかります。
   サブネット マスク             対応するビット カウント
   ---------------------   ----------------------------
   255.255.255.128          25
   255.255.255.192          26
   255.255.255.224          27
   255.255.255.240          28
   255.255.255.248          29
   255.255.255.252          30
   255.255.255.254          31

構文

委任され、サブネット化された逆引き参照ゾーンを使用することで、DNS 内の任意の親と子の IN-ADDR.ARPA ゾーン間で管理権限を移転できます。たとえば、ISP (親) から ISP のユーザー サイト (子) への委任や、企業の本社 (親) から企業のリモート サイト (子) への委任などが一般的な構成です。上記の ISP での委任が最も典型的な構成です。この構成は、次のような場合に使用されます。

クラスレスの逆引き参照ゾーンを作成する際には、次の書式を使用します。
<subnet>-<subnet mask bit count>.100.168.192.in-addr.arpa または

<subnet>/<subnet mask bit count>.100.168.192.in-addr.arpa または

<subnet>.<subnet mask bit count>.100.168.192.in-addr.arpa または

SubnetX<subnet>.100.168.192.in-addr.arpa (X は親から割り当てられたサブネット番号) または

<subnet>.100.168.192.in-addr.arpa
以下に例を示します。
64-26.100.168.192.in-addr.arpa または

64/26.100.168.192.in-addr.arpa または

64.26.100.168.192.in-addr.arpa または

Subnet3.100.168.192.in-addr.arpa または

64.100.168.192.in-addr.arpa
上記の例では、このサブネット化された逆引き参照ゾーンには 26 ビットのサブネット マスクを使用するサブネット "64" が存在します。

: 親ドメインと子ドメインの間でゾーン転送が実行される場合、DNS サーバー間で転送されるファイルの構文をチェックする必要があります。DNS サーバーのバージョンによっては、RFC で定義されているハイフン (-) やスラッシュ (/) などの構文メソッドの一部がサポートされていないためです。Microsoft DNS では、これらのメソッドがすべてサポートされます。

: どの構文を使用する場合でも、親ドメインで使用する構文は、子ドメインで使用する構文と完全に同じである必要があります。

チェックリスト

次のチェックリストを使用すると、この資料の理解が容易になります。
   親のチェックリスト                              子のチェックリスト
   ----------------                         ---------------
   <親 DNS サーバー名>                        <子 DNS サーバー名>
   <親 DNS サーバー IP>                       <子 DNS サーバー IP>
   <サブネット マスク>                         <サブネット マスク>
   <サブネット><構文><サブネット マスク            <サブネット><構文><サブネット マスク
                               ビット カウント>                          ビット カウント>
クラス C の範囲にある IP アドレスを使用しており、かつサブネット マスク 255.255.255.192 によって 4 つのサブネットに分割されている ISP での使用例を次に示します。この 4 つのサブネットのアドレスは、192.168.100.0、192.168.100.64、192.168.100.128、および 192.168.100.192 です。ISP のユーザー サイトに委任されているサブネットは上記の 2 番目の範囲にあり、このネットワーク 64 では、65 〜 126 がホスト IP アドレスとして使用されています。
   親のチェックリスト          子のチェックリスト
   ----------------       ---------------
   NS.microsoft.com       NS1.msn.com
   192.168.43.8           192.168.100.126
   255.255.255.192        255.255.255.192
   0-26                   64-26
   64-26
   128-26	
   192-26

Windows 2000 および Windows Server 2003 環境で親側を構成するウォークスルー (チュートリアル)

Microsoft 管理コンソール (MMC) の DNS スナップインを起動します。[表示] メニューで表示を [詳細設定] に変更します。[逆引き参照ゾーン] を右クリックし、[新しいゾーン] をクリックします。[ゾーンの種類] で、[Active Directory 統合] または [標準プライマリ] をクリックし、[次へ] をクリックします。サブネット化されていないネットワーク ID (192.168.100 など)、またはサブネット化されていないクラス C アドレス (100.168.192.in-addr.arpa など) の逆引き参照ゾーン名を入力し、[次へ] をクリックします。標準プライマリを選択した場合、新しいゾーン ファイルを作成することも、既存のゾーン ファイルを %systemroot%\winnt\system32\dns ディレクトリに配置して、サーバーによってこのディレクトリからゾーン ファイルが読み込まれるように構成することもできます。プライマリの親ゾーンを作成したら、新しく作成したゾーン名を右クリックし、[新しい委任] をクリックします。選択した名前付け規則を委任した子ゾーンの親として追加します (たとえば 64-26)。このとき、子ドメインの管理者に対する名前付け規則を必ず使用するようにします。たとえば、各サブネットのデバイスに対する CNAME (エイリアス) RR (リソース レコード) を追加します。次に例を示します。
65 CNAME 65.64-26.100.168.192.in-addr.arpa.
: Windows 2000 では、サブネット化された逆引き参照の動的更新は機能しません。レコードは手動で追加する必要があります。サブネット化された逆引き参照ゾーンで、A (ホスト) レコードを GUI から作成する場合、[関連付けられたポインタ (PTR) レコードを作成する] チェック ボックスは使用できません。

Windows NT 4.0 環境で親側を構成するウォークスルー (チュートリアル)

: Microsoft DNS マネージャを使用して、このネーム サーバーの逆引き参照ゾーンや、サブネット化された逆引き参照ゾーンをセットアップすることができます。in-addr.arpa ゾーンとサブネット化された in-addr.arpa ゾーンを作成した後に、ファイルを手動で編集して、NS、CNAME、および PTR レコードを各ゾーン ファイルに含めます。

: この例には、いくつかの前提条件があります。Microsoft DNS サーバーがインストールされていることや TCP/IP プロパティ (IP アドレス、サブネット マスク、デフォルト ゲートウェイなど) が正しく構成されていることが想定されています。
  1. 最新の Microsoft Windows NT Service Pack を適用します。
  2. 再起動を求められたら、コンピュータを再起動します。
  3. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム]、[管理ツール (共通)] を順にポイントし、[DNS マネージャ] をクリックします。
  4. [DNS] メニューの [新しいサーバー] をクリックし、DNS サーバーの IP アドレスまたはホスト名を入力し、[OK] をクリックします。
  5. 次の手順に従って、サブネット化されていない逆引き参照ゾーンを作成します。
    1. DNS サーバーをクリックし、[DNS] メニューの [新しいゾーン] をクリックします。
    2. [新しいゾーンを作成しています] ダイアログ ボックスの [プライマリ] をクリックし、[次へ] をクリックします。
    3. [ゾーン名] ボックスに 100.168.192.in-addr.arpa と入力し、Tab キーを押します。
    4. [ゾーン ファイル] ボックスには、自動的に 100.168.192.in-addr.arpa.dns と入力されます。[次へ] をクリックします。
    5. [完了] をクリックします。
  6. ゾーンの作成が完了したら、次の方法のいずれかを実行して DNS サーバーを停止します。
    • [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントし、[コントロール パネル] をクリックします。次に、[サービス] をダブルクリックします。サービスの一覧で [Microsoft DNS Server] をクリックし、[停止] をクリックします。
    • コマンド プロンプトで次のように入力し、Enter キーを押します。
      NET STOP DNS
    : ゾーン ファイルを編集する前に DNS サービスを停止しないと、手動で記録した情報が失われることがあります。
  7. テキスト エディタで、上記の手順で作成したサブネット化されていない逆引き参照ゾーン ファイルを開きます。ここで、子 DNS サーバーにサブネットを委任するために、NS レコードを追加する必要があります。次の内容をファイルの末尾に追加します。
    ;  Begin Delegation comments
    ;
    <subnet><syntax><subnet mask bit count>        NS     <Child DNS server name>
    ;  End delegation
    たとえば、次のようになります。
    ;  Begin Delegation sub-zone:  64-26.100.168.192.in-addr.arpa.
    ;
    64-26                   NS	NS1.msn.com.
    ;  End delegation
  8. ここで、委任するサブネットの範囲の各アドレスに対して CNAME レコードを作成する必要があります。たとえば、次のようになります。
          65    CNAME    65.64-26.100.168.192.in-addr.arpa.
          66    CNAME    66.64-26.100.168.192.in-addr.arpa.
          67    CNAME    67.64-26.100.168.192.in-addr.arpa.
          68    CNAME    68.64-26.100.168.192.in-addr.arpa.
          69    CNAME    69.64-26.100.168.192.in-addr.arpa.
          ...
          126   CNAME    126.64-26.100.168.192.in-addr.arpa.
    : 上記の省略記号 "..." は、67 〜 126 の範囲にある一意な IP アドレスとホスト レコードを表します。この省略記号自体をファイル内で使用することはできません。
  9. 手順 7. と 8. を繰り返すことにより、サブネット化されたゾーンをさらに委任することができます。
  10. NS レコードと CNAME レコードを入力したら、ファイルを保存してテキスト エディタを終了します。
  11. 次の方法のいずれかを使用して DNS サーバーを開始します。
    • [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントし、[コントロール パネル] をクリックします。次に、[サービス] をダブルクリックします。サービスの一覧で [Microsoft DNS Server] をクリックし、[開始] をクリックします。
    • コマンド プロンプトで次のように入力し、Enter キーを押します。
      NET START DNS

Windows 2000 および Windows Server 2003 環境で子側を構成するウォークスルー (チュートリアル)

  1. DNS Microsoft 管理コンソール (MMC) スナップインを起動します。
  2. [表示] メニューで表示を [詳細設定] に変更します。
  3. [逆引き参照ゾーン] を右クリックし、[新しいゾーン] をクリックします。
  4. [ゾーンの種類] で、[Active Directory 統合] または [標準プライマリ] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  5. [逆引き参照ゾーンの名前] をクリックします。64-26.100.168.192.in-addr.arpa などのサブネット化されたクラス C アドレスの逆引き参照ゾーンの名前を入力します。このとき、親ドメインの管理者によって指定された名前付け規則を必ず使用するようにし、[次へ] をクリックします。
  6. 標準プライマリを選択した場合、新しいゾーン ファイルを作成することも、既存のゾーン ファイルを %systemroot%\winnt\system32\dns ディレクトリに配置して、サーバーによってこのディレクトリからゾーン ファイルが読み込まれるように構成することもできます。
  7. 逆引き参照ゾーンとしてポインタ (PTR) リソース レコードを手動で追加します。

    以下に例を示します。
    65 PTR host65.msn.com
  8. 委任されたゾーンをホストしている子の DNS サーバーを構成して、親の DNS サーバーに転送するようにすることが必要な場合があります。これにより、親の DNS サーバーによってホストされているゾーンのレコードを子の DNS サーバーで解決できるようになります。

Windows NT 4.0 環境で子側を構成するウォークスルー (チュートリアル)

  1. 最新の Microsoft Windows NT Service Pack を適用します。
  2. 再起動を求められたら、コンピュータを再起動します。
  3. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム]、[管理ツール (共通)] を順にポイントし、[DNS マネージャ] をクリックします。
  4. [DNS] メニューの [新しいサーバー] をクリックし、DNS サーバーの IP アドレスまたはホスト名を入力し、[OK] をクリックします。
  5. 次の手順に従って、サブネット化された逆引き参照ゾーンを作成します。
    1. DNS サーバーをクリックし、[DNS] メニューの [新しいゾーン] をクリックします。
    2. [新しいゾーンを作成しています] ダイアログ ボックスの [プライマリ] をクリックし、[次へ] をクリックします。
    3. 親側で選択した構文に基づいて、次の一覧から組み合わせを選択します。次の例では、[ゾーン名] ボックスに 64-26.100.168.192.in-addr.arpa と入力し、Tab キーを押します。
               ゾーン名 : 64-26.100.168.192.in-addr.arpa
               ゾーン ファイル : 64-26.100.168.192.in-addr.arpa.dns または
      
               ゾーン名 : 64/26.100.168.192.in-addr.arpa
               ゾーン ファイル : 64.26.100.168.192.in-addr.arpa.dns または
      
               ゾーン名 : 64.26.100.168.192.in-addr.arpa
               ゾーン ファイル : 64.26.100.168.192.in-addr.arpa.dns または
      
               ゾーン名 : 64.100.168.192.in-addr.arpa
               ゾーン ファイル : 64.100.168.192.in-addr.arpa.dns または
      
               ゾーン名 : Subnet64.100.168.192.in-addr.arpa
               ゾーン ファイル : Subnet64.100.168.192.in-addr.arpa.dns
      : ゾーンの作成中に、Microsoft DNS マネージャによって自動的にゾーン ファイル名が入力されます。スラッシュ (/) 付きの構文を使用するときは、必ずファイル名を変更してスラッシュ (/) を別の文字に置き換えてください。これは、ファイル システム上の制限によって、ファイル名にスラッシュ (/) を使用することができないためです。単に、ファイル名のスラッシュを上記の 2 番目の例 (64.26.100.168.192.in-addr.arpa.dns) のように別の文字に変更してください。
    4. [ゾーン ファイル] ボックスには、自動的に 64-26.100.168.192.in-addr.arpa.dns と入力されます。
    5. [完了] をクリックします。
    6. 手順 a. 〜 e. を、委任されている任意の追加の各サブネットに対して実行します。
  6. ゾーンの作成が完了したら、次の方法のいずれかを使用して DNS サーバーを停止します。
    • [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。次に、[サービス] をダブルクリックします。サービスの一覧で [Microsoft DNS Server] をクリックし、[停止] をクリックします。
    • コマンド プロンプトで次のように入力し、Enter キーを押します。
      NET STOP DNS
    : ゾーン ファイルを編集する前に DNS サービスを停止しないと、手動で記録した情報が失われることがあります。
  7. 上記の手順で作成したサブネット化された逆引き参照ゾーン ファイルをテキスト エディタで開きます。ここで、委任されたサブネットの範囲内の各アドレスに対して PTR レコードを作成する必要があります。次の内容をファイルの末尾に追加します。
          65                      PTR     host65.msn.com.
          66                      PTR     host66.msn.com.
          67                      PTR     host67.msn.com.
          ...
          126                     PTR     host126.msn.com.
    : 上記の省略記号 "..." は、67 〜 126 の範囲にある一意な IP アドレスとホスト レコードを表します。この省略記号自体をファイル内で使用することはできません。
  8. PTR レコードを入力したら、ファイルを保存してテキスト エディタを終了します。
  9. 次の方法のいずれかを使用して DNS サーバーを再起動します。
    • [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントし、[コントロール パネル] をクリックします。次に、[サービス] をダブルクリックします。サービスの一覧で [Microsoft DNS Server] をクリックし、[開始] をクリックします。
    • コマンド プロンプトで次のように入力し、Enter キーを押します。
      NET START DNS
  10. これで、インターネット上のホストは、委任された逆引き参照ゾーン内の IP アドレスに対して逆引き参照を実行できるようになります。ユーザー サイトの DNS を使用しているホストが正常に逆引き参照を実行できるようにするためには、最後の一連の手順を実行する必要があります。また、このとき、サブネット化されていないゾーンのコピーが子ドメインの DNS サーバーに存在している必要があります。このような構成を実現する最も簡単な方法は、ISP のセカンダリ ゾーンにする方法です。次の手順を実行して、セカンダリ ゾーンを作成します。
    1. DNS サーバーをクリックし、[DNS] メニューの [新しいゾーン] をクリックします。
    2. [新しいゾーンの作成] ダイアログ ボックスの [セカンダリ] をクリックします。
    3. [ゾーン] ボックスに 100.168.192.in-addr.arpa を、[サーバー] ボックスに親 DNS サーバーの IP アドレス (192.168.43.8 など) をそれぞれ入力します。[次へ] をクリックします
    4. [ゾーン名] ボックスに 100.168.192.in-addr.arpa を、[ゾーン ファイル名] ボックスに 100.168.192.in-addr.arpa.dns をそれぞれ入力し、[次へ] をクリックします。
    5. [IP マスタ] ボックスに、再度、親 DNS サーバーの IP アドレス (192.168.43.8 など) を入力します。[追加] をクリックし、[次へ] をクリックし、[完了] をクリックします。
  11. 委任されたゾーンをホストしている子の DNS サーバーを構成して、親の DNS サーバーに転送するようにすることが必要な場合があります。これにより、親の DNS サーバーによってホストされているゾーンのレコードを子の DNS サーバーで解決できるようになります。

サンプル ゾーン ファイル

親側のサブネット化された逆引き参照ゾーンのゾーン ファイル

;
;  Database file 100.168.192.in-addr.arpa.dns for 100.168.192.in-addr.arpa zone.
;      Zone version:  4
;

@                       IN  SOA NS.microsoft.com. administrator.microsoft.com. (
                        	4           ; serial number
                        	3600        ; refresh
                        	600         ; retry
                        	86400       ; expire
                        	3600      ) ; minimum TTL

;
;  Zone NS records
;

@                       NS	NS.microsoft.com.

;
;  Zone records
;

;
;  Delegated sub-zone:  64-26.100.168.192.in-addr.arpa.
;
64-26                   NS	NS1.msn.com.
;  End delegation

65                      CNAME	65.64-26.100.168.192.in-addr.arpa.
66                      CNAME	66.64-26.100.168.192.in-addr.arpa.
67                      CNAME	67.64-26.100.168.192.in-addr.arpa.
...
126                    CNAME	67.64-26.100.168.192.in-addr.arpa.
: 上記の省略記号 "..." は、67 〜 126 の範囲にある一意な IP アドレスとホスト レコードを表します。この省略記号自体をファイル内で使用することはできません。

子側のサブネット化された逆引き参照ゾーンのゾーン ファイル

;
;  Database file 64-26.100.168.192.in-addr.arpa.dns for 64-26.100.168.192.in-addr.arpa zone.
;      Zone version:  1
;

@                       IN  SOA NS1.msn.com. administrator.msn.com. (
                        	1           ; serial number
                        	3600        ; refresh
                        	600         ; retry
                        	86400       ; expire
                        	3600      ) ; minimum TTL

;
;  Zone NS records
;

@                       NS	NS1.msn.com.

;
;  Zone records
;

65                      PTR     host65.msn.com.
66                      PTR     host66.msn.com.
67                      PTR     host67.msn.com.
...
126                    PTR     host126.msn.com.
: 前半で説明したように、上記の例の省略記号 (...) は 67 〜 126 の範囲にある IP アドレスを省略したものです。ファイル内で実際にこの記号を使用することはできません。

関連情報

DNS の詳細については、マイクロソフトの Anonymous ftp サーバーにある次のホワイト ペーパーを参照してください。

ファイル名 : Dnswp.exe
場所 :
ftp://ftp.microsoft.com/bussys/winnt/winnt-docs/papers
タイトル : 『DNS and Microsoft Windows NT 4.0』

クラスレス IN-ADDR.ARPA 委任の関連情報については、RFC 2317 を参照してください。 この RFC の入手方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
185262 インターネットから Request for Comments (RFC)ドキュメントを入手する方法

プロパティ

文書番号: 174419 - 最終更新日: 2006年4月28日 - リビジョン: 3.2
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Web Edition
  • Microsoft Windows 2000 Server
  • Microsoft Windows 2000 Advanced Server
  • Microsoft Windows 2000 Professional
  • Microsoft Windows NT Server 4.0 Standard Edition
キーワード:?
kbhowto kbinfo kbnetwork kbarttypeinf KB174419
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

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