Windows 2000 のダイナミック記憶域とベーシック記憶域

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文書番号: 175761 - 対象製品
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概要

Windows 2000 では、新しい種類の記憶域が定義され、論理ディスクの管理スナップインに表示されます。以前のバージョンの Windows NT ではベーシック記憶域のみがサポートされています。
  • ベーシック記憶域は、すべてのバージョンの Windows、MS-DOS、および Windows NT でサポートされている標準的なパーティション テーブルを使用します。ベーシック ディスクは、ベーシック記憶域用に初期化されたディスクです。このディスクはプライマリ パーティション、拡張パーティション、および論理ドライブを保持できます。

    ベーシック ボリュームには、パーティションおよび論理ドライブに加えて、ボリューム セット、ストライプ セット、ミラー セット、パリティ付きのストライプ セットのような Windows NT 4.0 以前のバージョンで作成されたボリュームがあります。Windows 2000 では、これらのボリュームは、それぞれスパン ボリューム、ストライプ ボリューム、ミラー ボリューム、および RAID-5 ボリュームと呼ばれます。
  • ダイナミック記憶域は、Windows 2000 でサポートされています。ダイナミック ディスクは、ダイナミック記憶領域用に初期化されたディスクで、シンプル ボリューム、スパン ボリューム、ミラー ボリューム、ストライプ ボリュームおよび RAID-5 ボリュームを保持できます。ダイナミック記憶域を使用すると、オペレーティング システムを再起動しなくてもディスクとボリュームの管理を行うことができます。
ベーシック ディスクからダイナミック ディスクへのアップグレードは、ディスクの管理 MMC スナップインから行うことができます。[プログラム]、[管理ツール] を順にポイントして [コンピュータの管理] ウィンドウを開き、[記憶域] の下にある [ディスクの管理] をクリックします。このとき、ディスクのアップグレードを求められることがありますが、ディスクを右クリックしてアップグレードすることもできます。

警告 : ディスクをダイナミック記憶域にアップグレードすると、そのディスク全体が Windows 2000 以外のオペレーティング システムで読み取りできなくなります。これは一方向の処理です。ベーシック ディスク形式に戻すには、ドライブのパーティションを作成し直す必要があります。

記憶域の種類はファイル システムの種類とは関連がありません。ベーシック ディスクまたはダイナミック ディスクには、FAT16、FAT32、および NTFS パーティションまたはボリュームの任意の組み合わせを含めることができます。

Windows 2000 は、ベーシック記憶域とダイナミック記憶域の両方をサポートします。ディスク システムでは、記憶域の種類を組み合わせて使用できます。ただし、同じディスク上のすべてのボリュームには、同一種類の記憶域を使用する必要があります。

ベーシック ディスクでは、パーティションは物理的に異なる単位として機能するディスクの一部分です。ダイナミック ディスクでは、記憶域はパーティションではなくボリュームに分割されます。

詳細

ダイナミック記憶域の用語
  • ボリュームは、1 つ以上のディスクの空き領域から作成される記憶域の単位です。ボリュームでは、ファイル システムによるフォーマットおよびドライブ文字の割り当てが可能です。ダイナミック ディスク上のボリュームは、シンプル、スパン、ミラー、ストライプ、および RAID-5 のどのレイアウトも使用できます。
  • シンプル ボリュームは、1 つのディスクの空き領域を使用します。このボリュームは、ディスク上の 1 つの領域または複数の連結された領域で構成されています。シンプル ボリュームは同じディスク内、または別のディスクに拡張できます。シンプル ボリュームが複数のディスクにわたって拡張された場合、シンプル ボリュームはスパン ボリュームになります。
  • スパン ボリュームは複数のディスク (最大 32 ディスクまで) を互いに接続したディスク空き領域から作成されます。別のディスクを使用してスパン ボリュームを拡張できます。スパン ボリュームはミラー化できません。
  • ミラー ボリュームはフォールト トレラント ボリュームです。このボリュームのデータは 2 つの物理ディスクに複製されます。あるボリューム上のデータはすべて別のディスクにコピーされ、データの冗長性が提供されます。ディスクの 1 つで障害が発生した場合には、もう一方のディスクからデータにアクセスできます。ミラー ボリュームは拡張できません。ミラーリングは RAID-1 とも呼ばれます。
  • ストライプ ボリュームは、データが 2 つ以上の物理ディスクに交互に保存されるボリュームです。このボリューム上のデータは、各物理ディスクに交互かつ均等に配置されます。ストライプ ボリュームはミラー化や拡張はできません。ストライプ処理は RAID-0 とも呼ばれます。
  • RAID-5 ボリュームは、フォールト トレラント ボリュームです。RAID-5 ボリュームのデータは、3 つ以上のディスク アレイのストライプに分散して保存されます。パリティ (障害が発生した後のデータの再構成に使用できる集計値) もこのディスク アレイのストライプに分散して保存されます。物理ディスクで障害が起きた場合、障害が発生したディスク上の RAID-5 ボリュームの一部は、残りのデータおよびパリティを使用して再作成できます。RAID-5 ボリュームのミラー化や拡張はできません。
  • システム ボリュームには、Windows NT を読み込むために必要なハードウェア固有のファイル (Ntldr、Boot.ini、Ntdetect.com) が含まれています。
  • ブート ボリュームには、Windows NT オペレーティング システム ファイルが含まれています。これらのシステム ファイルは、%Systemroot% フォルダおよび %Systemroot%\System32 フォルダに保存されます。
: マイクロソフトの Windows 2000 Advanced Server と Datacenter Server は、サーバー クラスタ (MSCS) 環境ではダイナミック ディスクをサポートしません。Veritas のアドオン製品 Volume Manager for Windows 2000 を使用すると、ダイナミック ディスクの機能をサーバー クラスタに追加することができます。Veritas Volume Manager 製品をクラスタにインストールした場合、クラスタの問題のサポートについては、最初に Veritas にお問い合わせください。

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
237853 サーバー クラスタ ディスク リソースにダイナミック ディスク構成を使用できない

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 175761 (最終更新日 2003-12-06) を基に作成したものです。

プロパティ

文書番号: 175761 - 最終更新日: 2004年11月17日 - リビジョン: 3.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows 2000 Advanced Server
  • Microsoft Windows 2000 Datacenter Server
  • Microsoft Windows 2000 Professional
  • Microsoft Windows 2000 Server
キーワード:?
kbinfo kbsetup KB175761
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