[VC60] SP1: CDialog::Create() の戻り値が不正

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文書番号: 193099 - 対象製品
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目次

現象

CDialog::Create() 関数の呼び出しによりモードレス ダイアログ ボックスを作成するとき、OnInitDialog() (WM_INITDIALOG メッセー ジハンドラ)関数内で EndDialog() 関数を呼び出してダイアログを終了させると CDialog::Create() 関数の戻り値は 0 が返される (ダイアログの作成に失敗) はずですが、0 以外の値 (成功) が返されます。

ダイアログ ボックスは、OnInitDialog() 関数における EndDialog() を呼び出しにより破棄されており、CDialog::m_hWnd メンバー変数は NULL で初期化されています。

原因

Visual C++ 6.0 では、以下のチェック用のコード (Dlgcore.cpp 365 行) が追加されています。このコードにより、ウィンドウ ハンドルが NULL になる場合でも CDialog::Create() 関数の呼び出しが成功したかのような戻り値が返されています。

MFC code for Visual C++ 5.0:
       BOOL CWnd::CreateDlgIndirect(LPCDLGTEMPLATE lpDialogTemplate,
     CWnd* pParentWnd, HINSTANCE hInst)
       {
          // ...
          if (hWnd == NULL)
          {
             // ...
             // .. dump some debug information
             return FALSE;
          }
          ASSERT(hWnd == m_hWnd);
          return TRUE;
       }
MFC code for Visual C++ 6.0:
       BOOL CWnd::CreateDlgIndirect(LPCDLGTEMPLATE lpDialogTemplate,
     CWnd* pParentWnd, HINSTANCE hInst)
       {
          // ...
          // Help with error diagnosis (only if WM_INITDIALOG didn't EndDialog()
)
          if (hWnd == NULL && (m_nFlags & WF_CONTINUEMODAL)) // 問題の箇所
          {
             // ... dump some debug information.
             return FALSE;
          }

         ASSERT(hWnd == m_hWnd);
          return TRUE;
       }

解決方法

資料の冒頭に記載している製品の障害として確認しております。この障害は Visual Studio(R) 6.0 Service Pack 1 で修正されました。Visual Studio 6.0 Service Pack の詳細情報は、弊社 Web サイトをご覧ください。
http://www.asia.microsoft.com/japan/developer/vstudio/support/sp/vs6sp.htm


詳細

以下に示すサンプルは、ダイアログの戻り値と CDialog::m_hWnd メンバー変数をチェックするコード例です。

   // モードレス ダイアログを作成します。この例では、m_pModeless は
   // CDialog クラスから派生した CModeless 型のポインタ変数です。
   // IDD_MODELESS はダイアログのリソース ID になります。

   m_pModeless = new CModeless;

   if (m_pModeless->Create(IDD_MODELESS, this) &&
      ::IsWindow(m_pModeless->m_hWnd))
   {
      // ... ダイアログの作成に成功した場合の処理。
   }
   else
   {
      // ... ダイアログの作成に失敗した場合の処理.
   }

再現手順

  1. オンライン ドキュメントから MFC サンプル MODELESS をコピー。
  2. ClassWizard を使用して OnInitDialog() メッセージ ハンドラ関数を CAdderDialog クラスに追加。CAdderDialog は CDialog 派生クラスです。
  3. 以下のように EndDialog() 関数を CAdderDialog::OnInitDialog() から呼び出す。
         BOOL CAdderDialog::OnInitDialog()
         {
            CDialog::OnInitDialog();
    
            EndDialog(-1);
            return TRUE;  
         }
    
  4. [ビルド] メニュー [アクティブな構成の設定] コマンドから Win32 Release ビルドを選択。
  5. MODELESS サンプルをビルド。
  6. MODELESS サンプルを実行し、[Add] ボタンをクリック。Modeldlg.cpp ファイルの 178 行目で m_pModeless->Create() 関数が呼び出されます。この場合 Create() 関数の戻り値は TRUE (0 以外) となり、[Add] ボタンは無効になります。

関連情報

サポート技術情報


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タイトル: [VS60] SP1: Service Pack 1 に関する障害情報一覧

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 193099 (最終更新日 1999-08-19) をもとに作成したものです。

プロパティ

文書番号: 193099 - 最終更新日: 2014年2月22日 - リビジョン: 2.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Foundation Class Library 4.2?を以下の環境でお使いの場合
    • Microsoft Visual C++ 6.0 Service Pack 5
キーワード:?
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