Outlook の個人用フォルダ ファイルの管理方法 (CW)

文書番号: 195719 - 対象製品
この資料は、これまでに公開されていた文書番号 168644、181014、195782、164407、179735、205229、238777、162206 および 181620 の資料を統合したものです。
: 以下の手順は、企業/ワークグループ オプションで Outlook をインストールした場合にのみ使用できます。このオプションでは MAPI (Messaging Application Programming Interface) サービスを使用できます。インストールの種類を確認するには、[ヘルプ] メニューの [バージョン情報] をクリックします。Outlook が企業/ワークグループ オプションでインストールされている場合は、ダイアログ ボックスに "企業/ワークグループ" と表示されます。

Microsoft Outlook 98 または Microsoft Outlook 2000 のインターネット メールのみ (IMO) のインストールを使用して、個人用フォルダ ファイル (.pst) を管理する方法を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
196492 Outlook の個人用フォルダ ファイルの管理方法 (IMO)
Microsoft Outlook 2002 または Microsoft Office Outlook 2003 で個人用フォルダ ファイル (.pst) を管理する方法を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
287070 [OL2002] データのバックアップ、復元、または移動する方法
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目次

概要

この資料では、Microsoft Outlook で作成した個人用フォルダ ファイル (.pst) の管理、バックアップ、復元を行う方法について説明します。これらのファイルには、メッセージ、連絡先、予定表、タスク、メモ、履歴項目が格納されています。Outlook のデータは MAPI フォルダに保存されます。MAPI フォルダは、ハード ディスク上の .pst ファイルというファイル名拡張子の付いたファイルに格納することができますが、Outlook を Microsoft Exchange Server と共に使用している場合は、サーバー上のメールボックスに格納することもできます。

この資料では、以下の項目について説明します。
  • 個人用フォルダ ファイル (.pst) のバックアップ
  • .pst ファイル データのエクスポート
  • .pst ファイル データのインポート
  • あるコンピュータから別のコンピュータへの Outlook データの移動
  • Exchange Server コンピュータ上のデータのバックアップ
  • 個人用アドレス帳のバックアップ
  • 個人用フォルダ バックアップ ユーティリティを使用した .pst ファイルの自動バックアップ
  • Outlook 設定ファイルのバックアップ
  • デフォルトの配信場所の設定
  • プロファイルからの .pst ファイルの削除
  • フォルダ一覧からの個々のフォルダの削除
Outlook で作成したデータをバックアップしておくと、ハードウェアの障害や不測の出来事が発生してデータが破損しても、データを復元することができます。データをバックアップしておくと、同じコンピュータの別のハード ディスク、または別のコンピュータ上のハード ディスクにデータを移すこともできます。元のハード ディスクからデータをバックアップして、次にそのデータを新しいハード ディスクに移動することによって、この操作を行うことができます。

詳細

個人用フォルダ ファイル (.pst) のバックアップ

Outlook を Exchange Server と共に使用していない場合は、Outlook のデータはすべて .pst ファイルに格納されます。連絡先フォルダまたは予定表フォルダなど特定のフォルダのバックアップまたはエクスポートを行う場合は、「.pst ファイル データのエクスポート」に記載されている手順を実行します。

.pst ファイル全体をバックアップするには、以下の手順を実行します。
  1. Outlook、Exchange、Microsoft Windows Messaging など、メール関連のプログラムをすべて閉じます。
  2. [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントして、[コントロール パネル] をクリックします。
  3. [メールと FAX] または [メール] をダブルクリックします。
  4. バックアップする個人用フォルダ サービスをクリックします。デフォルトでは、このサービスは "個人用フォルダ" という名前ですが、名前が変更されていることもあります。サービスの名前が変更されている場合は、サービスの種類を調べることができます。サービスの種類を調べるには、サービスの一覧で目的のサービスをクリックし、[プロパティ] をクリックします。そのサービスが個人用フォルダ サービスである場合は、表示されるダイアログ ボックスのタイトル バーに "個人用フォルダ" と表示されます。ダイアログ ボックスのタイトル バーを確認したら、[キャンセル] をクリックします。不明なサービスがある場合は、この方法でその種類を調べます。

    プロファイルに複数の個人用フォルダ サービスが表示される場合があります。その場合は、各個人用フォルダを個別にバックアップする必要があります。

    Outlook のメッセージ、連絡先、予定などの情報を格納することができるにもかかわらず、プロファイルに個人用フォルダ サービスが表示されない場合、Exchange Server コンピュータのメールボックスに情報が格納されている可能性があります。この場合は、「Exchange Server コンピュータ上のデータのバックアップ」を参照してください。

    サービスの一覧に個人用フォルダが表示されず、Exchange Server 上のメールボックスに情報を格納していない場合、Outlook はファイルの参照のみに使用できます。Outlook でデータを保存する機能は使用できません。その場合は、バックアップ対象のデータも存在しません。
  5. [プロパティ] をクリックし、表示されたパスとファイル名をメモします。

    : [今すぐ圧縮] をクリックすると、.pst ファイルのサイズを小さくすることができます。これは、特に、.pst ファイルをフロッピー ディスクにバックアップする場合に便利です。
  6. [OK] を 2 回クリックして、[プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。
  7. エクスプローラまたは [マイ コンピュータ] アイコンを使用して、手順 5. でメモしたファイルのコピーを作成します。
フロッピー ディスクまたは CD などのリムーバブル メディアから .pst ファイルを復元する必要がある場合は、上記の手順で作成したファイルのバックアップ ファイルをコピーします。.pst ファイルのバックアップ コピーを、手順 5. でメモしたのと同じハード ディスク、パス、およびファイル名に復元します。

.pst ファイル データのエクスポート

連絡先フォルダや予定表フォルダなど個々のフォルダをエクスポートするには、Microsoft Outlook で以下の手順を実行します。
  1. [ファイル] メニューの [インポートとエクスポート] をクリックします。
  2. [ファイルへエクスポート] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  3. [個人用フォルダ ファイル (.pst)] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  4. エクスポートするフォルダをクリックし、[次へ] をクリックします。
  5. [エクスポート ファイル名] にデータのエクスポート先ファイルのパスとファイル名を入力します。
  6. [完了] をクリックします。

.pst ファイル データのインポート

.pst ファイルを Outlook にインポートするには、以下の手順を実行します。
  1. [ファイル] メニューの [インポートとエクスポート] をクリックします。
  2. [ほかのアプリケーションまたはファイルからのインポート] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  3. [個人用フォルダ ファイル (.pst)] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  4. インポートする個人用フォルダ ファイル (.pst) のパスとファイル名を入力し、[次へ] をクリックします。
  5. データのインポート先フォルダをクリックします。
  6. [完了] をクリックします。

あるコンピュータから別のコンピュータへの Outlook データの移動

.pst ファイルの共有または同期を行うことはできませんが、「.pst ファイル データのエクスポート」および「.pst ファイル データのインポート」に記載されている手順を実行して、Outlook から .pst ファイルにデータをコピーすることができます。CD、DVD、またはその他のポータブル メディアを使用して、.pst ファイルをコピーすることにより、データを移動することができます。.pst ファイルで作業する場合には、以下の点に注意してください。
  • CD または DVD から .pst ファイルをコピーする場合は、その .pst ファイルに対して "読み取り専用" 属性が設定されていないことを確認します。この設定を確認するには、CD または DVD からコピーしたファイルを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[読み取り専用] チェック ボックスがオフになっていることを確認します。
  • LAN リンクまたは WAN リンクを介して .pst、.pab、.ost、または .oab ファイルに接続することはできません。LAN リンクまたは WAN リンクを介してこれらのファイルに接続しようとすると、問題が発生することがあります。 関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    297019 個人用フォルダ ファイルが LAN または WAN リンクでサポートされない
コンピュータ間での転送用またはバックアップ用にデータを格納するためにセカンダリ .pst ファイルを作成する必要がある場合は、以下の手順を実行します。
  1. [ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、[個人用フォルダ ファイル (.pst)] をクリックします。
  2. 新しい .pst ファイルの一意の名前を入力します。たとえば、Transfer.pst と入力し、[作成] をクリックします。
  3. 新しい .pst ファイルの表示名を入力します。たとえば、Transfer Folders と入力し、[OK] をクリックします。
  4. Outlook を終了します。
Outlook で .pst ファイルまたはメールボックスからセカンダリ .pst ファイルにフォルダをコピーする場合は、以下の手順を実行します。
  1. Outlook で、コピーするフォルダを右クリックし、["folder name" のコピー] をクリックします。たとえば、予定表フォルダをコピーするには、[予定表] フォルダを右クリックし、["予定表" のコピー] をクリックします。
  2. [フォルダのコピー] ダイアログ ボックスで、コピー先のフォルダをクリックし、[OK] をクリックします。
  3. 必要に応じて、他のフォルダについても手順 1. および 2. を実行します。

Exchange Server コンピュータ上のデータのバックアップ

Outlook の情報が Exchange Server コンピュータに保存されている場合は、通常はサーバーでバックアップを行います。Exchange Server コンピュータに保存された情報のバックアップまたは復元方法については、Exchange Server の管理者に問い合わせてください。

Exchange Server 環境で Outlook を使用している場合は、Exchange Server コンピュータ上のフォルダまたはローカル ハード ディスク上の個人用フォルダ ファイルのどちらに情報を保存するかを選択できます。Outlook データの保存場所を確認するには、以下の手順を実行します。
  1. [ツール] メニューの [サービス] をクリックし、[配信] タブをクリックします。
  2. [新着メールが配信される場所] ボックスを確認します。このオプションに、"メールボックス" という語の後に電子メール名が表示されている場合は、Exchange Server を実行しているコンピュータ上のフォルダに Outlook データが保存されています。[新着メールが配信される場所] ボックスに "個人用フォルダ" またはその他の個人用フォルダの名前が表示されている場合は、ローカル ハード ディスク上の個人用フォルダに新着メール、連絡先、予定表などのデータが保存されています。
ローカル ハード ディスク上の個人用フォルダに保存されている情報をバックアップする方法については、この資料の「個人用フォルダ ファイル (.pst) のバックアップ」を参照してください。

個人用アドレス帳のバックアップ

連絡先情報は Exchange Server のメールボックスまたは個人用フォルダ ファイルのいずれかに保存され、Outlook アドレス帳を使用してアクセスできますが、個人用アドレス帳はローカル ハード ディスク上のファイルに作成されます。このアドレス帳を確実にバックアップするには、.pab という拡張子の付いたすべてのファイルをバックアップする必要があります。

個人用アドレス帳ファイルを見つけるには、以下の手順を実行します。
  1. Microsoft Windows 98 および Windows 95 では、[スタート] ボタンをクリックし、[検索] をポイントして、[ファイル] または [フォルダ] をクリックします。

    Microsoft Windows Server 2003、Windows XP、Windows 2000、および Windows Millennium Edition では、[スタート] ボタンをクリックし、[検索] をポイントして、[ファイルやフォルダ] をクリックします。
  2. *.pab と入力し、[探す場所] ボックスの一覧の [マイ コンピュータ] をクリックし、[検索開始] をクリックして、検索を開始します。
.pab ファイルの場所をメモし、これらをバックアップに含めます。

このアドレス帳を同じコンピュータまたは別のコンピュータに復元する必要がある場合は、プロファイルに個人用アドレス帳サービスを追加して、この .pab ファイルを指定します。 プロファイルおよびサービスの設定に関連する情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
195478 企業/ワークグループ オプションでインストールした Outlook 2000 のユーザー プロファイルおよびインフォメーション サービスについて

個人用フォルダ バックアップ ユーティリティを使用した .pst ファイルの自動バックアップ

マイクロソフトでは、.pst ファイルのバックアップ作業を自動化するユーティリティをリリースしました。このユーティリティは、以下のマイクロソフト Web サイトからダウンロードすることができます。
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=8B081F3A-B7D0-4B16-B8AF-5A6322F4FD01
マイクロソフトのサポート ファイルのダウンロード方法を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
119591 オンライン サービスからマイクロソフトのサポート ファイルを入手する方法
マイクロソフトでは、アップロード時点の最新のウイルス検査プログラムを使用して、配布ファイルのウイルス チェックを行っています。配布ファイルはセキュリティで保護されたサーバー上に置かれており、権限のない第三者が無断でファイルを変更できないようになっています。 個人用フォルダ ファイルの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
238782 Outlook 2000 および Outlook 2003 で個人用フォルダ ファイルのバックアップを自動的に作成する方法

Outlook 設定ファイルのバックアップ

カスタマイズした設定があり、Outlook をインストールした別のコンピュータ上でもそれを使用する場合は、バックアップに以下のファイルを含めます。
  • Outcmd.dat - ツール バーとメニューの設定を保存するファイル
  • Profile Name.fav - Outlook バーの設定を含むお気に入りファイル
  • Profile Name.htm - HTML 自動署名を保存するファイル
  • Profile Name.rtf - リッチ テキスト形式の自動署名を保存するファイル
  • Profile Name.txt - テキスト形式の自動署名を保存するファイル

    : 電子メールの編集に Microsoft Word を使用している場合、署名は、Normal.dot ファイルに定型句として保存されます。したがって、このファイルもバックアップする必要があります。

    フォルダのデザイン プロパティには、アクセス許可、フィルタ、説明、フォーム、ビューなどがあり、これらはそのフォルダに統合されています。.pst ファイルから別の .pst ファイルにアイテムをエクスポートする場合、デザイン プロパティは保持されません。この情報をバックアップするには、Microsoft Office Outlook のヘルプの「フォルダのデザインをコピーする」を参照してください。

Outlook 97 の場合

  • Profile Name.fav - Outlook バーの設定を含むお気に入りファイル

    : Outlook 構成のバックアップからお気に入りファイルの使用を試みる場合、新しいコンピュータで作成されるプロファイルは、元のプロファイルと同一である必要があります。同一でない場合は、お気に入りファイルは無効となり、新しいお気に入りファイルが生成されます。 Outlook バーを複製する方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    196346 [OL2000] Outlook バーを複製できない
  • Profile Name.rtf - リッチ テキスト形式の自動署名を保存するファイル

    : 電子メールの編集に Word を使用している場合、署名は、Normal.dot ファイル内に定型句として保存されます。したがって、このファイルもバックアップする必要があります。

デフォルトの配信場所の設定

デフォルトの配信場所を設定するには、以下の手順を実行します。
  1. [ツール] メニューの [サービス] をクリックします。
  2. [サービス] ダイアログ ボックスで、[配信] タブをクリックします。
  3. [新着メールが配信される場所] ボックスで、メッセージを送受信する場所をクリックします。

    [リモート メール] を使用するようにコンピュータを設定する場合は、.pst ファイルの名前をクリックする必要があります。

    [オフライン フォルダ] を使用するようにコンピュータを設定する場合は、Exchange Server メールボックスの名前をクリックする必要があります。
  4. [OK] をクリックします。
  5. Outlook を終了し、再起動します。

プロファイルからの .pst ファイルの削除

.pst ファイルをプロファイルから削除するには、以下の手順を実行します。
  1. Outlook を終了します。
  2. [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントして、[コントロール パネル] をクリックします。
  3. [メール] または [メールと FAX] をダブルクリックします。
  4. [サービス] タブで [個人用フォルダ] をクリックし、[削除] をクリックします。
警告 : .pst ファイルを新着メールの配信場所として設定していた場合、Outlook を再起動するには .pst ファイルをプロファイルに関連付ける必要があります。この .pst ファイル内のデータは、プロファイルにインポートするか、再び関連付けない限り、使用できなくなります。

フォルダ一覧からの個々のフォルダの削除

フォルダ一覧から個々のフォルダを削除するには、以下の手順を実行します。
  1. フォルダ一覧が表示されたことを確認します。フォルダ一覧を表示するには、[表示] をクリックし、[フォルダ一覧] をクリックします。
  2. [フォルダ一覧] で、削除するフォルダを右クリックします。
  3. ["folder name" の削除] をクリックします。
これにより、フォルダがフォルダ一覧から削除され、[削除済みアイテム] のサブフォルダとして設定されます。フォルダを完全に削除するには、[削除済みアイテム] フォルダを空にします。

: Outlook で個人用フォルダを配信場所として使用している場合、高度なワークグループ情報の共有はできません。この機能は、デフォルトの配信場所が Exchange Server メールボックスに設定されている場合にのみ使用可能です。

プロパティ

文書番号: 195719 - 最終更新日: 2006年5月29日 - リビジョン: 9.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Outlook 2000 Standard Edition
  • Microsoft Outlook 98 Standard Edition
  • Microsoft Outlook 97 Standard Edition
キーワード:?
kbbackup kbhowto KB195719
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