Microsoft Cluster Server で印刷スプーラをセットアップする方法

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文書番号: 197046 - 対象製品
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目次

概要

Microsoft Cluster Server では、プリント サーバーの機能を作成してホストすることができます。この資料では、クラスタに印刷スプーラを正しくセットアップする手順について説明します。

詳細

TCP/IP 印刷サービスのインストール

Cluster Server コンピュータで印刷スプーラを実行するには、クラスタ サーバーの各ノードからリモート プリンタまたはプリント サーバーに対し、プリンタ ポート モニタを設定する必要があります。すべてのポート モニタがクラスタ サーバーに対応しているとは限りません。マイクロソフトでは、サードパーティ製のポート モニタはサポートしていません。

サポートされているポート モニタとして、LPR (Line Printer Remote) ポート モニタがあります。これは、Microsoft TCP/IP 印刷サービスと共にインストールされます。

たとえば、TCP/IP Line Printer Daemon (LPD) への接続、または Microsoft Windows NT Server と Microsoft TCP/IP 印刷サービスが動作している別のコンピュータへの接続を確立できます。また、共有で NULL セッションが許可されていれば、\\Prn_server1\Printer1 のように UNC 接続を通して定義されるプリンタ ポートも使用できます。

注意 : ポートの作成とプリンタ ドライバのインストールは、両方のノードで実行する必要があります。これらの手順を一方のノードでしか実行しなかった場合、プリンタ グループはもう一方のノードでも開始されますが、プリンタへのジョブはキューに蓄積されます。クライアントからクラスタ サーバーに印刷ジョブを送信することはできますが、サーバーのフェールオーバー ノードには、定義された論理プリンタからジョブを処理する適切なリソースがありません。また、プリンタのフェールオーバーを機能させるためには、LPT1 のような論理ローカル ポートは使用できません。これは、ノードが動作しなくなると、その特定のノードの LPT1 ポートも動作しなくなることがあるためです。

TCP/IP 印刷サービスをインストールするには、「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の次の資料で説明されている「To Install LPR Printing」の手順に従います。
195643 How to Configure Windows NT for LPR Printing
195643 Windows NT における LPR 印刷の構成
: 元の Windows NT メディアからサービスをインストールした後は、再起動の前に最新の Service Pack を再適用してください。

作成されたリモート ポートを UNC によって別の Windows NT プリント サーバーに接続する場合は、「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の次の資料に記載されている手順に従います。
121853 Downlevel Print Jobs Not Redirected Correctly
121853 [NT] ダウンレベルのプリント ジョブを正しく再操作できない

印刷スプーラ用のグループの作成

クラスタ サーバーで Spooler サービスをセットアップするには、適切なリソースを Spooler サービスから使用できるようにする必要があります。そのためには、リソースをクラスタ アドミニストレータ プログラムでグループ化します。このグループは、プリンタ共有の作成に必要なすべてのリソースを格納するために使用されます。
  1. クラスタ アドミニストレータ プログラムを起動し、スプーラ用のグループを作成します。このグループを作成するには、左ペインを右クリックし、[新規作成] をポイントして [グループ] をクリックします。
  2. グループの名前と説明を入力し、[次へ] をクリックします。
  3. 優先所有者のノードを追加し、[完了] をクリックします。
  4. グループの IP (インターネット プロトコル) アドレスを追加します。次の手順で作成するネットワーク名リソースは IP アドレス リソースに依存するため、グループに IP アドレス リソースを追加する必要があります。クラスタのノードに TCP/IP 印刷サービスがインストールされ、そのサービスが動作している場合は、LPR ユーティリティを実行するクライアントでも同じ IP アドレスを使用できます。これらのクライアントでは、プリンタにアクセスするときに、このアドレスを使用できます。

    1. [グループ] フォルダをクリックし、前の手順で作成したグループを見つけます。
    2. そのグループを右クリックし、[新規作成] をポイントして、[リソース] をクリックします。
    3. リソースの名前を入力し、リソースの種類として [IP アドレス] をクリックして、[次へ] をクリックします。
    4. 実行可能な所有者となるノードを追加し、[次へ] をクリックします。
    5. もう一度 [次へ] をクリックします。IP アドレスの開始前にオンラインにする必要のあるリソースはありません。
    6. ユーザーに公開する接続の IP アドレスとサブネット マスクを入力します。使用するネットワークも指定し、[完了] をクリックします。
  5. グループにネットワーク名リソースを追加します。これは、クライアントからプリンタ共有への接続時に使用されるプリント サーバーの名前です。

    1. [グループ] フォルダをクリックし、前の手順で作成したグループを見つけます。
    2. そのグループを右クリックし、[新規作成] をクリックして、[リソース] をクリックします。
    3. リソースの名前を入力し、リソースの種類として [ネットワーク名] をクリックして、[次へ] をクリックします。
    4. 実行可能な所有者となるノードを追加し、[次へ] をクリックします。
    5. リソースの依存関係として IP アドレス リソースを追加し、[次へ] をクリックします。
    6. スプーラ サーバー名を追加します。これは、スプールされたプリンタにアクセスするためにクライアントで使用されるサーバーです。
  6. グループにディスク リソースを追加します。ディスク リソースは、プリンタ共有のスプーラ ファイルが格納される場所です。

    1. [グループ] フォルダをクリックし、前の手順で作成したグループを見つけます。
    2. グループを右クリックし、[新規作成] をポイントして、[リソース] をクリックします。
    3. リソースの名前を入力し、リソースの種類として [物理ディスク] をクリックして、[次へ] をクリックします。
    4. 実行可能な所有者となるノードを追加し、[次へ] をクリックします。
    5. もう一度 [次へ] をクリックします。物理ディスク リソースの開始前にオンラインにする必要のあるリソースはありません。
    6. 物理ディスクを選択し、[完了] をクリックします。
  7. グループに印刷スプーラ リソースを追加します。これは、すべてのプリンタ共有のためのスプーラです。指定するフォルダは、前の手順で指定したディスク上に存在している必要があります。

    1. [グループ] フォルダをクリックし、前の手順で作成したグループを見つけます。
    2. グループを右クリックし、[新規作成] をクリックして、[リソース] をクリックします。
    3. リソースの名前を入力し、リソースの種類として [印刷スプーラ] をクリックして、[次へ] をクリックします。
    4. 実行可能な所有者となるノードを追加し、[次へ] をクリックします。
    5. 前に作成した物理ディスクをリソースの依存関係として追加します。
    6. 上記の手順 5. で作成したネットワーク名をリソースの依存関係として追加し、[次へ] をクリックします。
    7. スプーラ ファイルの場所を示すパスとフォルダ名を入力します。この場所には、Spooler サービスの実行時に SHD ファイルと SPL ファイルが作成されます。

      たとえば、上記の手順 6. で作成した物理ディスク リソースがドライブ E である場合は、E:\Spool というエントリになるように、Spool という名前のスプール フォルダを入力することができます。変更する必要がない限り、ジョブ完了タイムアウトは 160 秒のままにしておきます。

必要なプリンタ ポートの作成とインストール

: この手順は、クラスタの両方のノードで実行してください。クラスタをプリント サーバーにするために必要なグループとリソースを作成したら、以下の手順をクラスタの両方のノードで実行する必要があります。以下の手順では、LPR ポートをポート モニタとしてセットアップします。これは、Windows NT 4.0 プリント サーバーをセットアップする方法として、最も一般的で効率的な方法です。

: 一部の手順は、既に紹介した「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の文書番号 Q195643 の手順とは異なっています。以下のセットアップの例では、プリンタの追加とは無関係に、[ポート] タブを使用してポートを設定しているためです。
  1. プリンタ用のポートを作成します。LPR ポートを作成するには、各ノードのプリンタ フォルダを開き、[ファイル] メニューの [サーバーのプロパティ] をクリックします。

    1. [ポート] タブをクリックし、[ポートの追加] をクリックします。
    2. [LPR port] エントリをダブルクリックします。そのエントリを強調表示して [新しいポート] をクリックします。
    3. ポートに関する適切な情報を入力します。
    : デフォルトでは、TCP/IP 印刷サービスでは TCP/IP ポート 11 のみが使用されます。LPD デバイスが 1024 より大きい番号のポートに送信される印刷ジョブを処理できる場合は、「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の次の資料を参照してください。
    141708 Printing to LPD Printer Is Slow or Fails with Windows NT

    141708 Windows NT で LPD プリンタの印刷が遅い、または失敗する

    179156 Updated TCP/IP Printing Options for Windows NT 4.0 SP3 and Later
    179156 NT 4.0 SP3 以降でアップデートされた TCP/IP 印刷オプション
    上記の資料に記載されている設定は、スプーラ リソースを別のノードに移動したときに動作が変わるのを避けるために、クラスタのすべてのノードに同じように適用する必要があります。また、変更を有効にするには、Spooler サービスを再起動する必要があります。Microsoft TCP/IP 印刷サービスも動作している場合は、ノードで Spooler サービスを停止する前に、印刷サービスを停止する必要があります。 TCP/IP 印刷の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    189224 TCP/IP Printing Service Hangs If Started Before Spooler Service
    1,024 より大きい番号のポートを使用するように LPR ポートを設定するには、次の手順を実行します。
    • スプーラ グループを一時的に別のノードに移動します。
    • ノードのスプーラ サービスを停止します。
    • 上記の資料に従って、適切なレジストリ エントリを作成します。
    • スプーラ サービスを再開します。
    • 変更したノードにスプーラ グループを戻します。
  2. プリンタのドライバをインストールします。

    この手順も、クラスタ アドミニストレータ プログラムでは実行されません。代わりに、プリンタの追加ウィザードを使用してこの手順を実行します。プリンタの追加ウィザードは、[プリンタ] フォルダ ([スタート] メニューの [設定] をポイントし、[プリンタ] をクリック) から起動できます。このツールおよび必要な手順は、Cluster Server を使用していないコンピュータでプリント サーバーを作成する場合と同じです。

    : 各ノードで作成する必要のあるプリンタは、そのノードにプリンタ ドライバをインストールする必要があるものだけです。
    たとえば、クラスタ化されたスプーラに 50 個の論理プリンタが設定されていて、すべてのプリンタで同じプリンタ ドライバ (HP Laser Jet 4 など) が使用されるとします。この場合、クラスタ ノードに必要なプリンタ ドライバは、HP Laser Jet 4 のドライバのみです。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントして、[コントロール パネル] をクリックします。[プリンタ] をダブルクリックし、[プリンタの追加] をダブルクリックします。
    2. プリンタを管理する場所をたずねる画面が表示されたら、[このコンピュータ] をクリックし、[次へ] をクリックします。
    3. ポートを選択します。
    4. プリンタ ドライバを選択し、[次へ] をクリックします。
    5. [共有する] をクリックし、ドライバを共有するオペレーティング システムも選択します。 両方のノードにクロス プラットフォームなドライバをインストールする方法の関連情報については、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
      154291 Installing Cross Platform Print Drivers in Windows NT 4.0
      154291 Windows NT に複数のプラットフォーム用の印刷ドライバをインストールする
      この手順は、プリンタのモデルごとに、各ノードで 1 回ずつ実行する必要があります。
    6. メッセージが表示されたら、適切なメディアを挿入するか、または正しいプリンタ ドライバのある場所を入力します。
    7. テスト ページを印刷するかどうかを選択し、[次へ] をクリックします。

クラスタ スプーラへのプリンタの追加

ローカル クラスタ ノードにプリンタ共有を作成するには、以下の手順に従います。まず、プリンタ クラスタ リソース (ネットワーク名、IP アドレス、印刷スプーラ、物理ディスク) を現在所有しているノードから始めます。このようなノードはクラスタ レジストリのキー エントリであるため、別のノードに自動的に表示されます。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
  2. [名前] ボックスに、クラスタのプリンタ グループに追加したネットワーク名を入力します。たとえば、\\Prn_server と入力します。
  3. エクスプローラ ウィンドウが開き、すべての共有と [プリンタ] フォルダが表示されます。[プリンタ] フォルダをダブルクリックします。
  4. プリンタ共有を追加するには、[プリンタ] フォルダの [プリンタの追加] をダブルクリックします。

    : プリンタの追加ウィザードでは、使用できるオプションが制限されます。

    • [プリンタの追加ウィザード] ダイアログ ボックスで使用できるオプションは、リモート プリンタ サーバーにプリンタを追加するオプションのみになります。
    • [プリンタの追加ウィザード] ダイアログ ボックスの [ポートの追加] および [ポートの構成] は使用不可能になります。

関連情報

リソースおよびグループの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
169017 Information on Groups and Resources Using Cluster Server

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 197046 (最終更新日 2001-08-10) をもとに作成したものです。

プロパティ

文書番号: 197046 - 最終更新日: 2007年10月26日 - リビジョン: 2.1
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows NT Server 4.0 Enterprise Edition
  • Microsoft Cluster Server 1.1
キーワード:?
kbinfo kbproductlink KB197046
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