[WD2000] 破損した文書のトラブルシューティング

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文書番号: 211634 - 対象製品
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目次

概要

破損した文書ファイルによってプログラムが異常な動作をすることがあります。このような動作は、ファイル内の不適切な情報に基づいてプログラムで誤った判断が行われるために発生します。

文書の破損による損害を防止する最も効果的な方法は、文書のバックアップ コピーを作成しておくことです。この資料では、文書のバックアップ コピーがない場合に、破損した Microsoft Word for Windows 文書による問題を識別し、可能な限り文書を復元するためのいくつかのトラブルシューティング方法を紹介します。

詳細

この資料の内容は以下のとおりです。

破損した文書による問題の識別

破損した文書では、しばしばプログラムの本来の機能とは異なる動作 (改ページが無限に続く、文書レイアウトや書式が不適切になる、判読不能な文字が画面に表示される、処理中にエラー メッセージが表示される、ファイルの読み込みや表示を行うとシステムが応答を停止またはクラッシュするなど、プログラムの通常の処理によるものとは考えられない異常な動作) が発生します。このような動作の一部は、文書の破損以外の原因によって発生する可能性もあります。文書の破損が原因であることを確認するには、以下のトラブルシューティング手順を実行します。
  • 他の文書で同様の現象が再現されるかどうかを確認します。
  • 他のプログラムで同様の現象が再現されるかどうかを確認します。
  • 問題の文書を別のコンピュータで開き、現象が再現されるかどうかを確認します。
  • 添付されたテンプレートを全文書対象のテンプレート (Normal.dot) に変更します。添付されたテンプレートが Normal.dot の場合、Word を終了して Normal.dot の名前を変更します。Word を再起動してから、現象が再現されるかどうかを確認します。

    添付されたテンプレートを全文書対象のテンプレートに変更するには、以下の手順を実行します。

    1. 問題の文書を開きます。
    2. [ツール] メニューの [テンプレートとアドイン] をクリックします。
    3. [文書の作成に使用するテンプレート] ボックスに [Normal] 以外のテンプレートが表示されている場合は、[添付] をクリックします。
    4. Templates フォルダで [Normal] (Normal.dot) をクリックし、[開く] をクリックします。
    5. [OK] をクリックし、[テンプレートとアドイン] ダイアログ ボックスを閉じます。
  • デフォルトの設定で Word を起動します。"/a" スイッチを使用して Word を起動することにより、アドインを読み込まないようにすることや、既存の Normal.dot テンプレートを使用しないようにすることができます。"/a" スイッチを使用して Word を起動した後で、現象が再現されるかどうかを確認します。
    "/a" 起動スイッチおよびその使用方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    210565 WD2000: Word Startup (Command-Line) Switches and Their Purpose
    210565 [WD2000]Word 起動時のコマンドラインに付けられるスイッチ一覧
    244843 WD2000: What Does the Word Startup Switch "/a" Really Do?
  • 異なるプリンタ ドライバを使用して、現象が再現されるかどうかを確認します。異なるプリンタ ドライバで同様の現象が発生する場合でも、既存のプリンタ ドライバを完全に削除して再インストールしなければならない可能性があります。

    または

    以下の手順を実行して既存のプリンタ ドライバを置き換えます。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントし、[プリンタ] をクリックします。

      : Microsoft Windows XP では、[スタート] ボタンをクリックし、[プリンタと FAX] をクリックします。
    2. 削除するプリンタを右クリックし、[削除] をクリックします。
    3. そのプリンタに関連付けられたファイルをすべて削除するかどうかを確認されたら、[はい] をクリックします。
    4. 以下のいずれかの手順を実行します。
      • Microsoft Windows 95、Microsoft Windows 98、Microsoft Windows Millennium Edition (Me)、Microsoft Windows NT 4.0、または Microsoft Windows 2000 では、[プリンタの追加] アイコンをダブルクリックし、プリンタの追加ウィザードの指示に従って Windows プリンタ ドライバを再インストールします。

        または
      • Windows XP では、[プリンタのタスク] の下の [プリンタのインストール] をクリックし、プリンタの追加ウィザードの指示に従って Windows プリンタ ドライバを再インストールします。
    Microsoft Windows におけるプリンタの問題のトラブルシューティングの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    128345 Troubleshooting Printing Problems in Windows 95/98
    93503 Isolating General Printing Problems
    163551 Troubleshooting Printing Problems in Windows NT 4.0
    163551 Windows における印刷問題のトラブルシューティング
    132460 Troubleshooting Windows NT Print Server Alteration of Print Jobs
  • その他のシステム コンポーネント (ビデオ ドライバやフォントなど) を変更し、実行中のサードパーティ プログラム (常駐プログラム (TSR)、フォント マネージャ、スクリーン セーバー、システム シェルなど) をすべて無効にしてから、現象が再現されるかどうかを確認します。
    Windows と共に起動するプログラムを無効にする方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    192926 How to Perform Clean-Boot Troubleshooting for Windows 98
    192926 Win98 でクリーン ブート トラブルシューティングを実行する方法
    180902 How to Start a Windows 98-Based Computer in Safe Mode
    156126 Troubleshooting Windows 95 Using Safe Mode
    156126 [W95] Safe モードを使用した Windows 95 のトラブルシューティング
    200116 OFF2000: Troubleshooting Office Programs Under Windows NT 4.0
    155681 Troubleshooting Display Problems in Windows NT 4.0
    155681 [NT] ディスプレイに関するトラブルシューティングについて
上記の手順を実行した後で、特定の文書または少数の類似した文書のみで問題が発生する場合は、その文書またはそれらの文書が破損している可能性があります。



文書を開いた後で予期しない動作が発生する場合の対処方法

方法 1 : 文書を別のファイル形式で保存してから再び Word 文書に変換する

この方法は最も簡単で確実な文書復元方法であるため、常に最初に実行してください。異なるファイル形式で文書を保存する場合、まずリッチ テキスト形式 (*.rtf) または Web ページ (*.htm、*.html) で保存することをお勧めします。これらの形式では Word 文書の書式が保持されます。

異なる形式でファイルを保存したら、その文書を閉じてから Word で再び開き、Word 文書 (*.doc) として保存します。これによって問題が解決された場合、変換中にファイルの破損が除去されています。ファイルの破損が残っている場合は、さらに別のファイル形式で保存します。

以下のファイル形式で順にファイルを保存して、結果を確認することをお勧めします。
リッチ テキスト形式 (*.rtf)
Web ページ (*.htm、*.html)
その他のワープロ形式
テキストのみ (*.txt)
重要 : [テキストのみ] でファイルを保存すると、多くの場合、文書の破損による問題が解決されますが、すべての文書書式、グラフィック、およびマクロ コードが失われます。この方法では書式を再設定する必要があるため、他のファイル形式で問題を解決できなかった場合にのみ、この方法を使用してください。

異なるファイル形式で保存した場合にマクロ コードが失われる問題の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
212387 WD2000: VBA Code Lost When Converting to Another File Format

方法 2 : 最後の段落記号を除くすべての内容を新しい文書にコピーする

Word for Windows では、さまざまな書式 (特にセクションとスタイルの書式) が最後の段落記号に関連付けられます。このため、最後の段落記号を除くすべての内容を新しい文書にコピーすると、破損部分が元の文書に残る可能性があります。この場合、新しい文書でセクションまたはスタイルの書式を再設定します。

: 最後の段落記号を除くすべての内容を選択するには、Ctrl + End キーを押してから Ctrl + Shift + Home キーを押します。文書にセクション区切りが含まれる場合は、セクション区切りの間のテキストのみをコピーします。セクション区切りをコピーすると新しい文書に破損部分がコピーされる可能性があるため、セクション区切りをコピーして貼り付けないようにします。

セクション区切りがコピーされるのを防止するため、文書間でコピーと貼り付けを行う際には Word 文書を [下書き] 表示で操作することをお勧めします。[下書き] 表示に変更するには、[表示] メニューの [下書き] をクリックします。

方法 3 : 文書の破損していない部分を新しい文書にコピーする

文書内の破損部分を特定できる場合、破損した部分を除くすべての内容を新しいファイルにコピーしてから、破損した部分を再作成します。

: 文書にセクション区切りが含まれる場合は、セクション区切りの間のテキストのみをコピーします。セクション区切りをコピーすると新しい文書に破損部分がコピーされる可能性があるため、セクション区切りをコピーして貼り付けないようにします。

セクション区切りがコピーされるのを防止するため、文書間でコピーと貼り付けを行う際には Word 文書を [下書き] 表示で操作することをお勧めします。[下書き] 表示に変更するには、[表示] メニューの [下書き] をクリックします。



文書が開けない場合の対処方法

文書が開けない場合には、以下に示すいくつかの方法を使用できます。どの方法を使用するかは、文書の破損の種類と深刻度、および発生した現象の種類によって異なります。多くの場合、これらの方法によって文書を開くことができますが、破損したすべての文書を復元できるわけではありません。

方法 1 : リンクを更新せずに下書きモードで破損した Word 文書を開く

文書を開けない場合、状況によってはリンクを更新せずに下書きモードで文書を開くことができます。この場合、以下の手順を実行します。
  1. [表示] メニューの [下書き] をクリックします。
  2. [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
  3. [表示] タブで、[下書きフォントで表示する] と [図をイメージ枠で表示する] チェック ボックスをオンにします。
  4. [全般] タブで、[文書を開いたときにリンクを自動的に更新する] チェック ボックスをオフにして、[OK] をクリックします。
文書が開けた場合、この資料の「文書を開いた後で予期しない動作が発生する場合の対処方法」に示す手順を使用してファイルを復元または修復できる可能性があります。

方法 2 : 新しい文書にファイルとして文書を挿入する

Word 文書の最後の段落記号には、その文書に関する情報が含まれます。文書が破損している場合、この最後の段落記号を除去できれば、文書内のテキストを取得できる可能性があります。

最後の段落記号を除く残りの部分を取得するには、以下の手順を実行します。
  1. [ファイル] メニューの [新規作成] をクリックします。
  2. [標準] タブで [新しい文書] をクリックし、[OK] をクリックします。
  3. [挿入] メニューの [ファイル] をクリックします。
  4. [ファイルの挿入] ダイアログ ボックスで、破損したファイルを検索して選択し、[挿入] をクリックします。
: 新しい文書の最後のセクションで一部の書式の再設定が必要な場合があります。

方法 3 : リンクを使用してファイルを開く

「新しい文書にファイルとして文書を挿入する」 (方法 2) が失敗した場合、この方法を実行します。

文書の破損した部分にファイル ヘッダーの一部または最後の段落記号が含まれる場合、この方法でファイルを開ける可能性があります。

以下の手順を実行し、破損していないファイルにリンクを設定してから、破損したファイルにリンクを変更します。
  1. [ファイル] メニューの [新規作成] をクリックします。
  2. [標準] タブで [新しい文書] をクリックし、[OK] をクリックします。
  3. 新しい文書にテストと入力し、文書を保存します。
  4. テキストを選択し、[編集] メニューの [コピー] を選択します。
  5. [ファイル] メニューの [新規作成] をクリックします。
  6. [標準] タブで [新しい文書] をクリックし、[OK] をクリックします。
  7. 新しい文書で、[編集] メニューの [形式を選択して貼り付け] をクリックします。
  8. [リッチ テキスト形式 (RTF)] をクリックし、[リンク貼り付け] をクリックして、[OK] をクリックします。
  9. [編集] メニューの [リンクの設定] をクリックします。
  10. [リンクの設定] ダイアログ ボックスで、リンクする文書のファイル名を選択し、[リンク元の変更] をクリックします。
  11. [リンク元の変更] ダイアログ ボックスで、開けない文書を選択し、[開く] をクリックします。
  12. [OK] をクリックして [リンクの設定] ダイアログ ボックスを閉じます。

    : これによって破損した文書の情報が表示されます (復元可能なデータまたはテキストがある場合)。
  13. [編集] メニューの [リンクの設定] をクリックします。
  14. [リンクの設定] ダイアログ ボックスで、[リンクの解除] をクリックします。以下のメッセージが表示されたら、[はい] をクリックします。

    選択したリンクを解除してもよろしいですか?
ここで、復元された文書に書式を再設定して保存することができます。

方法 4 : ファイル修復コンバータを使用する

ファイル修復コンバータを使用して、任意のファイルからテキストを抽出することができます。Word 文書以外のファイルからも抽出できます。ファイル修復コンバータには以下の制限事項があります。文書の書式やテキスト以外の要素は失われます。グラフィック、フィールド、描画オブジェクトなどは失われますが、ヘッダー、フッター、脚注、文末脚注、およびフィールド テキストは単純なテキストとして保持されます。

また、ファイル修復コンバータを使用して文書を復旧した場合、一部のバイナリ データ (特に文書の一番上と一番下にあるデータ) が変換されないことがあります。このバイナリ データは、書式を再設定して Word 文書としてファイルを保存する前に削除する必要があります。

ファイル修復コンバータの使用方法に関連する情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
212274 WD2000: How to Recover Text from Any File

方法 5 : ワードパッドでファイルを開く

Word for Windows でファイルを開けない場合 (通常はファイル ヘッダーの破損による)、ファイル ヘッダーを除外してテキストとして開くことができます。ファイル ヘッダー情報を除外すると、すべての書式が失われます。ファイル ヘッダー情報を除外するには、以下の手順を実行します。
  1. Microsoft ワードパッドを起動します。Windows で [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム]、[アクセサリ] の順にポイントし、[ワードパッド] をクリックします。
  2. [ファイル] メニューの [開く] をクリックし、破損した Word 文書を開きます。

    Word 文書がテキスト ファイルとして開かれます。文書の最初と最後にバイナリ文字列 (判読できない文字列) が表示される場合があります。これらの文字列や、破損した Word 文書には含まれていなかった文字列は削除できます。
  3. [ファイル] メニューの [名前を付けて保存] をクリックします。[ファイル名] ボックスに新しいファイル名を入力し、拡張子を .doc にします。[OK] をクリックする前にファイルの保存場所を書き留め、Word を再起動したときに容易に選択できるようにします。
  4. [ファイル] メニューの [ワードパッドの終了] をクリックします。
  5. Word を再起動し、ワードパッドで保存したファイル (手順 3. で名前を指定したファイル) を開きます。
  6. [ファイル] メニューの [名前を付けて保存] をクリックし、Word 文書 (*.doc) 形式でファイルを保存します。
ここで、新しい文書に書式を再設定し、破損した文書に含まれていたグラフィック、フィールド、その他の書式を追加することができます。



マイクロソフトのサポート オプション

上記の方法で問題を解決できなかった場合、以下に示すいくつかのサポート オプションを使用できます。

オンラインですばやく回答を探す

「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) などの技術リソースを検索し、手軽に正確な解決方法を見つけるには、マイクロソフト サポート オンラインを利用します。サイトをカスタマイズして、独自の検索条件を指定することもできます。

検索を実行するには、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://support.microsoft.com/search

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 211634 (最終更新日 2003-04-21) を基に作成したものです。

プロパティ

文書番号: 211634 - 最終更新日: 2005年8月31日 - リビジョン: 1.3
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Word 2000
キーワード:?
kbdta kbfaq kbinfo kbtshoot wd2000 KB211634
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

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