グラフの近似曲線の数式が Excel で不正確である

現象

Microsoft Excel の XY 散布図の近似曲線に対して表示される数式が正しくありません。 “x” 変数の値を手動で置き換えると、Microsoft Excel では誤った近似曲線がプロットされます。

[近似曲線の書式設定] ウィンドウの [近似曲線のオプション] のスクリーンショット。

  • 近似曲線の数式は、データ ポイントに最も適した線を検索する数式です。
  • R-2 乗値は、近似曲線の信頼性を測定します。R2 が 1 に近いほど、近似曲線がデータに適合します。

注:

近似曲線の数式は、XY 散布図に使用されます。 このグラフは、X 軸と Y 軸の両方を値としてプロットします。 折れ線グラフ、縦棒グラフ、横棒グラフは、Y 軸のみを値としてプロットします。 これらのグラフの種類では、ラベルが実際に何であるかに関係なく、X 軸は線形系列としてのみプロットされます。 そのため、これらの種類のグラフに近似曲線が表示されている場合、近似曲線は不正確になります。 この動作は仕様です。

原因

Microsoft Excel で近似曲線が正しくプロットされないのは、X 値を手動で入力すると、表示される数式によって不正確な結果が得られる可能性があるためです。 外観の場合、各 X 値は、グラフに表示される有効桁数に丸められます。 この動作により、数式がグラフ領域で占めるスペースが少なくなります。 ただし、グラフの精度は大幅に低下します。 これにより、傾向が正しく表示されない可能性があります。

回避策

この動作を回避するには、表示される小数点以下の桁数を増やして、近似曲線の数式の桁数を増やします。 これを行うには、次の手順を実行します。

  1. グラフで、近似曲線の数式を選択します。
  2. [書式] メニューで、[選択したデータ ラベル] をクリックします。
  3. [数値] タブを選択し、[分類] ボックスの一覧で [数値] を選択します。
  4. [小数点以下の桁数] ボックスで、小数点以下の桁数をすべて表示できるように小数点以下の桁数を 30 に増やします。
  5. [OK] をクリックします。

詳細

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