[SNA] Microsoft ODBC ドライバ (DB2 用) の設定

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文書番号: 216428 - 対象製品
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目次

概要

本資料では、Microsoft ODBC ドライバ (DB2 用) の概要について説明します。

Microsoft ODBC ドライバ (DB2 用) (Msdb2ole.dll) は、SNA LU6.2 や TCP/IP ネットワーク上で DB2 データベースへのアクセスを可能にします。このドライバは、IBM 分散リレーショナル データベース アーキテクチャ (DRDA) アプリケーション リクエスタとして実装され、MVS、OS/400、Windows NT などの DRDA 互換 DB2 システムへの接続を実現します。

このドライバは、ODBC 2.x や ODBC 3.x 機能をサポートしています (サポートしている機能の一覧については、SNA Server SDK オンライン ドキュメントをご覧ください)。SQL ステートメントの実行は、インタラクティブにも、アプリケーション プログラムからも行えます。Microsoft Excel では、DB2 テーブルをワークシートへインポートし、Excel のグラフ ツールを使用してデータを解析することも可能です。Microsoft Access では、DB2 からのインポートや DB2 へのエクスポートが可能です。Microsoft Internet Information Server (IIS) では、DB2 に保管されている情報を Web ブラウザを介してユーザーに提供することができます。

ODBC ドライバ (DB2 用) の詳しい使い方やサポートされている ODBC 接続文字列属性キーワードと値の一覧については、SNA Server SDK オンライン ドキュメント、または、ODBC ドライバ (DB2 用) オンライン ヘルプ ファイルをご覧ください。

詳細

ODBC データ ソースの追加

データソースは、特定の ODBC ドライバとそのドライバを介してアクセスしたいデータを関連付けます。ODBC ドライバ (DB2 用) を使用してそれぞれの DB2 システムにアクセスするには、まずデータ ソース情報を設定する必要があります。ODBC ドライバ (DB2 用) の既定のパラメータは、そのデータ ソースのみに使用され、それぞれのデータ ソースで個別に設定します。ドライバを設定するには以下を実行してください。
  1. [スタート] メニューの [設定] から [コントロール パネル] をクリックします。
  2. [ODBC データソース] をダブルクリックします。
  3. [ユーザー DSN]、[システム DSN]、[ファイル DSN] のいずれかを選択します。
  4. [追加] ボタンをクリックし、[Microsoft ODBC Driver for DB2 ドライバ] を選択して、[完了] をクリックします。
Microsoft SNA Server データ アクセス プログラム グループにあるショートカットからも ODBC データ ソース設定ツールを表示することができます。

データ ソース設定

[全般] タブでは、データ ソースの記述に必要な基本属性を設定できます。Microsoft ODBC ドライバ (DB2 用) については、以下の設定項目があります。

データ ソース名: データ ソースは、データ ソースの定義に必要なパラメータです。ODBC ドライバ マネージャは、この値を使用してレジストリもしくはファイルから正確な ODBC データ ソース設定をロードします。このフィールドは、Program Files\Common Files\ODBC\Data Sources ディレクトリに保存されている DSN ファイルに名前をつけるために使用されます。

コメント: [コメント] は、データソースの説明に使用されるオプションのパラメータです。

[接続] タブでは、データ ソースへの接続に必要な基本属性を設定できます。Microsoft ODBC ドライバ (DB2 用) については、以下の設定項目があります。

LU 6.2 接続: このラジオ ボタンで、ユーザーは SNA LU6.2 を使用した接続を選択できます。LU6.2.2 接続が選択されている場合、APPC ローカル LU エイリアス、APPC モード名、APPC リモート LU エイリアスの値が必要です。

TCP/IP 接続: このラジオ ボタンでユーザーは TCP/IP を使用した接続を選択できます。TCP/IP が選択されている場合、ネットワーク アドレスやネットワーク ポートの値が必要です。

ローカル APPC LU エイリアス: SNA Server で設定されたローカル LU エイリアス名。

リモート APPC LU エイリアス: SNA Server で設定されたリモート LU エイリアス名。

APPC モード名: ホスト設定と SNA Server 設定を一致させる APPC モード。APPC モードの有効値は、QPCSUPP (common system default)、#INTER (interactive)、#INTERSC (interactive with minimal routing security)、#BATCH (batch), #BATCHSC (batch with minimal routing security)、および #IBMRDB (DB2 remote database access) です。

IP アドレス: このプロパティは、ターゲットの DB2 コンピュータの場所を特定するために使います。具体的には、DRDA ポートに関連付けられている TCP/IP アドレスや TCP/IP ホスト名/エイリアス TCP/IP を介して接続している場合、このネットワーク アドレスが必要です。

ネットワーク ポート: このプロパティは、TCP/IP を介して接続している際にターゲットの DB2 DRDA サービス アクセス ポートの場所を特定するのに使います。デフォルトは、既定の DRDA ポート アドレス 446 です。

[接続] タブには、接続パラメータをテストする [接続のテスト] ボタンも含まれています。接続は、必要なパラメータがすべて入力された後にテストできます。このボタンをクリックすると、OLE DB プロバイダ (DB2 用) を使用してリモート DB2 システムにセッションが確立されます。

[セキュリティ] タブでは、データ ソースへの接続を制限するためのオプションの属性を設定できます。Microsoft ODBC ドライバ (DB2 用) については、以下の設定項目があります。

次のユーザー名を使用する: DB2 上のデータにアクセスするには、通常、有効なユーザー名が必要です。DSN のユーザー名を持続して使用することも可能です。ODBC ドライバは、実行時にユーザーに有効なパスワードの入力を求めます。また、プロンプト ダイアログ ボックスで DSN に保存されているユーザー名を優先することもできます。
AS/400 コンピュータは、ユーザー ID とパスワードに関しては大文字と小文字を区別します。AS/400 は、大文字の DB2/400 ユーザー ID とパスワードのみ受け付けます (認証ができず DB2/400 の接続が失敗すると、ODBC ドライバは再度認証データを送り、大文字でユーザー ID とパスワードを入力するよう要求します)。
メインフレームは、大文字と小文字を区別します。メインフレーム コンピュータ上では、DB2 ユーザー ID とパスワードの入力は大文字でも小文字でも構いません。ODBC ドライバは、これらの値を大文字で送信します。Windows NT 用 DB2 UDB は、大文字と小文字を区別します。ユーザー ID は大文字で、パスワードは大文字と小文字が混在する状態で保存されます。ユーザーはパスワード入力時、正確に大文字と小文字を区別して入力する必要があります。ODBC ドライバは、ユーザーが入力した文字をそのまま送信します。ユーザーは、Windows NT ドメイン名付きで Windows NT ユーザー名の認証を受ける必要はありません。

シングル サインオンを使用する: Microsoft SNA Server のホスト セキュリティ機能のシングル サインオン オプションを使用することが可能です。管理者は、これによって、データ ソース定義を作成し、エンド ユーザーからログオン プロセスを分離することができます。シングル サインオンのユーザー コンテキストは、SNA DB2 サービスに関連付けられるユーザー コンテキストです。Windows 9x 上で稼動している場合は、現在ログインしているユーザーに関連付けられたユーザー コンテキストです。

データベースを読み取り専用する: 読み取り専用データソースを作成します。ユーザーは、テーブルなどのオブジェクトを読み取る権利のみを有しており、挿入、更新、削除などの変更は許可されていません。

[ターゲット DB] タブでは、必要なものもオプションのものも含めて設定を行えます。この設定は、ターゲット DB2 システムの定義に使います。Microsoft ODBC ドライバ (DB2 用) については、以下の設定項目があります。

リモート データベース名: この ODBC の属性は、3 つのパートで構成される完全修飾テーブル名の最初のパートとして使用されます。
DB2 (MVS、OS/390) では、このプロパティは LOCATION となっています。SYSIBM.LOCATIONS テーブルは、アクセス可能な場所をすべてリストします。接続したい DB2 の場所を見つけるには、管理者に DDF 定義の下の TSO Clist DSNTINST を調べるよう依頼してください。これらの定義は、DB2 セットアップ マニュアルの DSNTIPR パネルに提供されています。
DB2/400 では、このプロパティは RDBNAM となっています。RDBNAM 値は、コンソールから WRKRDBDIRE コマンドを OS/400 システムに呼び出すことで決定できます。RDBNAM 値がない場合、[追加] オプションを使って作成することができます。DB2 ユニバーサル データベースでは、このプロパティは DATABASE となっています。

パッケージ コレクション: ドライバが DB2 パッケージを保存してバインドする場所の DRDA COLLECTION 名。これは必要なパラメータです。パッケージ作成の詳細については、Microsoft Knowledge Base から提供されている、以下の関連文書をご参照ください。
Article ID: 216810
Title: Creating Packages for ODBC Driver for DB2 & OLE DB Provider
Article ID: 216810
Title: [SNA] ODBC ドライバ (DB2 用) および OLE DB プロバイダ (DB2 用) を使用するためのパッケージ作成
デフォルトのスキーマ: プロバイダが、カタログ情報を探索するコレクション名。ODBC ドライバは、デフォルト スキーマを使って、ターゲット コレクションにあるテーブルのリスト (たとえば、ODBC カタログ SQLTables) の列挙などといった、一般的な操作を制限します。このパラメータの詳細については、Microsoft Knowledge Base から提供されている、以下の関連文書をご参照ください。
Article ID: 217757
Title : INF: Default Schema to be Used with ODBC Driver for DB2 and OLE
Article ID: 217757
Title : [SNA] ODBC ドライバ (DB2 用) と OLE DB プロバイダ (DB2 用) が使用する Default Schema
デフォルトの分離: 複数のアプリケーションによる DB2 オブジェクトへの同期アクセスに使用される分離レベルを決定します。既定は、NC です。以下のレベルがサポートされています。

CS: Cursor Stability. DB2/400 では、COMMIT(*CS) に相当します。ANSI では、Read Committed (RC) に相当します。

NC: No Commit.DB2/400 では、COMMIT(*NONE) に相当します。ANSI では、No Commit (NC) に相当します。

UR: Uncommited Read.DB2/400 では、COMMIT(*CHG) に相当します。ANSI では、Read Uncommited に相当します。

RS: Read Stability.DB2/400 では、COMMIT(*ALL) に相当します。ANSI では、Repeatable Read に相当します。

RR: Repeatable Read.DB2/400 では、COMMIT(*RR) に相当します。ANSI では、Serializable (Isolated) に相当します。

代替 TP 名: このプロパティは、SQL/DS (DB2/VM や DB2/VSE) への接続の際に必要で、リモート トランザクション プログラムと呼ばれます。

自動的にコミットする: これによって、すべての SQL ステートメントに暗黙的 COMMIT を可能としています。自動コミット モードでは、すべてのデータベース処理がコミットされるトランザクションです。このモードは、単一の SQL ステートメントで構成される共通トランザクションに適しています。これらのトランザクションの範囲を定めたり、終了を指定する必要はありません。[自動的にコミットする] を使用している場合、ロールバックは不要です。既定は True です。

すべてのバイナリデータ型を文字データ型に変換する: このオプションは、バイナリ (CCSID 65535) データ型フィールドをデータ ソースごとに文字データ型として扱います。ホスト CCSID と PC コード ページの値は、必要な入出力パラメータです (下記 [地域] タブをご覧ください)。

[地域] タブでは、ユーザーは DB2 システムもしくは Windows ベースのコンピュータ上で使用するコード ページの定義を設定できます (必須の項目とオプションの項目があります)。Microsoft ODBC ドライバ (DB2 用) については、以下の設定項目があります。

ホスト CCSID 単一: リモート コンピュータで設定されている DB2 データと同じコード化文字セット識別子 (CCSID) を指定します。このパラメータは既定では、IBM EBCDIC U.S./カナダ (37) になります。バイナリデータを文字データとして処理する場合は、このボックスで CCSID プロパティを指定します。[ターゲット DB] タブの [すべてのバイナリデータ型を文字データ型に変換する] チェック ボックスをオンに設定していない場合は、文字データは DB2 列の CCSID および ANSI コード ページに基づいて変換されます。


ホスト CCSID 混合: リモート コンピュータで設定されている DB2 データと同じ混合コード化文字セット識別子 (MCCSID) を指定します。このパラメータは既定では 0 になり、混合 CCSID 変換はサポートされません。アクセスする DB2 データベースが混合 1 バイト データおよび混合 2 バイト データをサポートするように設定されている場合は、このボックスで MCCSID プロパティを指定します。サポートされる MCCSID は 930、931、933、935、937、939、5026、5035 です。DB2 for MVS および DB2 for OS/390 にアクセスする場合で、DB2 導入パネルで "DSNTIPF" の "MIXED DATA" フィールドが "YES" に設定されている場合は、MCCSID を指定する必要があります。

ホスト CCSID 図形: リモート コンピュータで設定されている DB2 データと同じ図形コード化文字セット識別子 (GCCSID) を指定します。このパラメータは既定では 0 になり、混合 CCSID 変換はサポートされません。アクセスする DB2 データベースが混合 1 バイト データおよび混合 2 バイト データをサポートするように設定されている場合は、このボックスで GCCSID プロパティを指定します。サポートされる MCCSID は 300、834、835、837、4396 です。DB2 for MVS および DB2 for OS/390 にアクセスする場合で、DB2 導入パネルで "DSNTIPF" の "MIXED DATA" フィールドが "YES" に設定されている場合は、GCCSID を指定する必要があります。

PC コードページ: 使用するコードページをボックスの一覧から選択します。既定は ANSI- ラテンT (1252) です。


関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 216428 (最終更新日 1999-11-26) をもとに作成したものです。

プロパティ

文書番号: 216428 - 最終更新日: 2004年3月30日 - リビジョン: 1.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft SNA Server 4.0 Service Pack 4
  • Microsoft SNA Server 4.0 Service Pack 2
  • Microsoft SNA Server 4.0 Service Pack 3
キーワード:?
kbinfo KB216428
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