Windows NT での全二重サポート

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文書番号: 217305 - 対象製品
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現象

Microsoft Windows NT では、イーサネットの全二重環境でネットワーク パフォーマンスが低下します。

解決方法

Windows NT 4.0 の Service Pack 4 では、旧式の "全二重" 機能が新しい NDIS 機能に変更されました。この機能によって、NDIS とアダプタ ミニポート ドライバの間ですべての通信のシリアル化が解除されます。送受信の操作に加えて、アダプタ状態の表示やアダプタ パラメータの設定など別の機能のシリアル化も解除されます。

SMP (対称型マルチプロセッサ) システム上でシリアル化解除モードで操作する機能がネットワーク アダプタ ミニポート ドライバにある場合、パフォーマンスが著しく向上することがあります。この機能は、異なるプロセッサで異なる操作を処理できるようにするので、送受信機能がアクティブになり、同時にサービスを提供できます。さらに、パフォーマンスの向上は、メディア アクセス コントロール層において全二重モードで操作するネットワーク アダプタを含む SMP システムでも実現できます。このモードの操作に対する欠点は、アダプタ ミニポート ドライバがデータ アクセスの制御と同期のすべての役割を持つことです。

旧式の NDIS 層の全二重モードの操作は、ネットワーク アダプタ ミニポート ドライバでも引き続きサポートされます。ただし、このドライバは完全にシリアル化を解除した操作をサポートしていません。

状況

この動作は仕様です。

詳細

これまで、Windows NT における全二重ネットワーク アダプタのサポートに関しては、あいまいな点がいくつかありました。以下の情報は、この問題を明らかにします。

"全二重" という用語は、2 つの独立した機能を説明するのに使用しています。1 つは、ネットワーク アダプタ ミニポート ドライバとオペレーティング システム間の通信に関連しています。もう 1 つは、ネットワーク アダプタ自体の操作です。オペレーティング システムとネットワーク アダプタ ミニポート ドライバ間の通信について説明するために使用している場合、"全二重" という用語は、SMP コンピュータ上のネットワーク アダプタ ミニポート ドライバとオペレーティング システム間で同時に送信操作と受信操作を可能にすることを示します。ネットワーク アダプタについて説明するために使用している場合、この用語は、ネットワーク アダプタが同時にデータの受信と送信をできるようにするメディア アクセス コントロール層の機能を示します。

最近の多くのネットワーク アダプタは、メディア アクセス コントロール層で全二重操作をサポートします。これは、アダプタに送信バッファからのデータの送信と、受信バッファへのデータの受信を同時に行う機能があることを意味します。これらの機能を実行するアダプタの能力は、アダプタのバッファリングに実装され、ベンダが作成したアダプタ ミニポート ドライバによってサポートされます。そのため、オペレーティング システムでは制御されません。オペレーティング システムは、ネットワーク アダプタが全二重モードの操作でどの程度機能しているかを認識しません。さらに、ネットワーク アダプタが全二重モードの操作で機能しているかどうかも管理しません。

ネットワーク アダプタは、オペレーティング システムに関係なく、全二重操作で実行できます。

特定のアダプタがメディア アクセス コントロール層で全二重操作をサポートし、ドライバが正常にこの操作を管理している状況で、オペレーティング システムがアダプタからのデータの受信とアダプタへのデータの送信を同時に行えない場合、全二重操作を実行する特定のアダプタの機能のすべての利点は実現されません。Windows NT アーキテクチャでは、ネットワーク アダプタ ミニポート ドライバは NDIS (ネットワーク ドライバ インターフェイス仕様) のモジュールと連動しています。このモジュールは、時間の経過と共にいくつかのデザイン変更と機能強化が行われてきました。

NDIS の初期バージョンでは、NDIS とアダプタ ミニポート ドライバ間で一度に 1 つの操作だけを可能にするシリアル化アーキテクチャを排他的に使用していました。また、データを NDIS からミニポート ドライバに送信するか、またはミニポート ドライバから受信することができ、新たな操作は前の操作が完了するまで続行できませんでした。ドライバでデータ アクセスの同期を管理する必要がなかったので、このアーキテクチャによってアダプタ ミニポート ドライバの作成がより簡単になりました。ただし、1 つのバッファだけしか常時データを転送できなかったので、このアーキテクチャではメディア アクセス コントロール層での全二重モードのネットワーク アダプタの操作の使用によって実現する機能強化を制限する傾向もありました。

NDIS 4.0 では、"全二重" とも呼ばれる機能を導入しましたが、この機能は、メディア アクセス コントロール層でのネットワーク アダプタ操作について説明した同じ用語とは多少異なる局面で使用されていました。NDIS 全二重機能によって、NDIS とミニポート ドライバ間で送信操作と受信操作を同時にできます。この機能は、マイクロソフトが実装したメディア アクセス コントロール層での全二重モードのネットワーク アダプタ操作サポートであると (間違えて) 言われていました。実際の目的は、一般的にパフォーマンスを向上して、ミニポート ドライブの作成をできるだけ簡単にすることです。これは、メディア アクセス コントロール層でのネットワーク アダプタの操作とは関係ありません。

この追加機能では、処理オーバーヘッドが NDIS モジュール内部で増加すると、結果としてメディア アクセス コントロール層において全二重モードで操作するネットワーク アダプタを使用するときにパフォーマンスが向上しているように見える場合があります。全二重の名前付け規則が原因で、多くの人は、メディア アクセス コントロール層において全二重モードで操作するアダプタのサポートに NDIS 全二重機能が関係していると思っています。上記のとおり、これは誤りです。

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 217305 (最終更新日 2001-08-10) をもとに作成したものです。

プロパティ

文書番号: 217305 - 最終更新日: 2014年2月1日 - リビジョン: 4.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows NT Server 4.0 Standard Edition
  • Microsoft Windows NT 4.0 Service Pack 1
  • Microsoft Windows NT 4.0 Service Pack 2
  • Microsoft Windows NT 4.0 Service Pack 3
  • Microsoft Windows NT 4.0 Service Pack 4
  • Microsoft Windows NT Server 4.0 Enterprise Edition
  • Microsoft Windows NT 4.0 Service Pack 4
  • Microsoft Windows NT Workstation 4.0 Developer Edition
  • Microsoft Windows NT Workstation 4.0 Developer Edition
  • Microsoft Windows NT Workstation 4.0 Developer Edition
  • Microsoft Windows NT Workstation 4.0 Developer Edition
  • Microsoft Windows NT Workstation 4.0 Developer Edition
  • Microsoft Windows 2000 Professional Edition
  • Microsoft Windows 2000 Server
  • Microsoft Windows 2000 Advanced Server
キーワード:?
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