[SNA] OLE DB プロバイダ (DB2 用) データ ソースの設定

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文書番号: 218590 - 対象製品
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目次

概要

本資料では、以下の事柄について説明します。

OLE DB プロバイダ (DB2 用) の概要
OLE DB データ リンク
データ リンクの追加と設定
OLE DB データ ソースの参照
データ リンクを使用した OLE DB プロバイダ (DB2 用) データ ソースの設定

詳細

OLE DB プロバイダ (DB2 用) の概要

OLE DB アプリケーションと共に OLE DB プロバイダ (DB2 用) を使用するには、以下を実行してください。
  • データ リンク ファイル (UDL) を作成し、これをアプリケーションから呼び出す。

    または
  • プロバイダ名を含む接続文字列を使ってプロバイダを呼び出す。
Microsoft Data Acccess Components (MDAC) 2.0 以降は、データ リンクを含みます。データ リンクは、OLE DB データ ソースへの接続の管理とロードを行う一般的な方法です。また、データ リンクは OLE DB データ ソースへの接続の発見と接続持続の管理もサポートしています。UDL の使用の詳細や、サポートされている OLE DB 初期化プロパティと ADO 接続文字列引数の一覧については、SNA Server SDK オンライン ドキュメント「Using the OLE DB Provider for DB2」をご覧ください。

OLE DB データ リンク

OLE DB プロバイダ (DB2 用) を使ってアクセスするそれぞれのホスト データ ソース オブジェクトに関するデータ ソースを設定する必要があります。OLE DB プロバイダ (DB2 用) の既定のパラメータは、データ ソースにのみ使用され、これらのパラメータは、各データ ソースについて別々に設定する必要があります。データリンクは、全ファイル共通の OLE DB データ ソース オブジェクト定義を UDL ファイル形式で作成する一律の方法を提供しています。SNA Server SDK 付属の RowsetViewer サンプルなどのアプリケーションは、作成された UDL ファイルを開き、実行時に保存された初期化文字列を OLE DB プロバイダ (DB2 用) へ渡すことができます。

データ リンクの追加と設定

OLE DB データ ソースのパラメータを設定するためにデータ リンクを作成する必要があります。SNA Server - データ アクセス プログラム フォルダのショートカットをクリックして新しいデータ リンクを作成できます。データ リンク ファイルのプロパティは、Windows エクスプローラでファイルを開いて編集することができます。データ リンク ファイルの編集は、以下にしたがってください。

Windows NT:

  1. [スタート] メニューから [Microsoft SNA Server] プログラム グループを選択します。
  2. [データ アクセス] プログラム グループを選択します。
  3. [OLE DB データ ソースの新規作成] を選択します。[データ リンク] プロパティページが表示されます。
  4. 選択したプロバイダのデータ ソースを設定します。詳細については [ヘルプ] をクリックしてください。
  5. [OK] をクリックしてデータ リンクを保存します。

Windows 9x:

  1. [スタート] メニューから [Microsoft SNA Server] プログラム グループを選択します。
  2. [データ アクセス] プログラム グループを選択します。
  3. [OLE DB データ ソースの新規作成] を選択します。[データ リンク] プロパティページが表示されます。
  4. 選択したプロバイダのデータ ソースを設定します。詳細については [ヘルプ] をクリックしてください。
  5. [OK] をクリックしてデータリンクを保存します。
既定のデータ リンクは、Program Files\Common Files\System\OLE DB\Data Links フォルダに作成されます。ターゲット フォルダを開き、[ファイル] メニューから [新規作成] - [Microsoft データリンク] を選択し、[データ リンク] プロパティ ページを設定して、データ リンクを他の場所へ作成することも可能です。

OLE DB データ ソースの参照

既定のデータ リンクは、Program Files\Common Files\System\OLE DB\Data Links フォルダに作成されます。[Microsoft SNA Server] プログラム グループにショートカットがあります。以下は、データ ソースの参照方法です。
  1. [スタート] メニューから [Microsoft SNA Server] プログラム グループを選択します。
  2. [データ アクセス] プログラム グループを選択します。
  3. [OLE DB データ ソースの参照] を選択します。既定の位置に保存されているデータ リンクの一覧が表示されます。

データ リンクを使用した OLE DB プロバイダ (DB2 用) データ ソースの設定

[プロバイダ] タブで、利用可能な OLE DB プロバイダのリストからこの UDL ファイルで使用される OLE DB プロバイダ (プロバイダ名文字列) を選択することができます。[Microsoft OLE DB Provider for DB2] を選択します。

[接続] タブで、データソースへの接続に必要な基本的設定を行うことができます。以下は、OLE DB プロバイダ (DB2 用) に関して設定できる項目です。

データ ソース : データ ソースは、データ ソースの記述に使用されるオプションのパラメータです。データ リンク設定プログラムが、SNA Server プログラム フォルダからロードされた場合、データ ソース フィールドへの入力が必要です。このフィールドは、Program Files\Common Files\OLE DB\Data Links のディレクトリに保存される UDL ファイルに名前をつけるために使用されます。

ユーザー名 : DB2 上のデータにアクセスするには、通常、有効なユーザー名が必要です。データ リンクのユーザー名を持続して使用することも可能です。また、プロンプト ダイアログ ボックスで、データ リンクに保存されているユーザー名を優先することもできます。

AS/400 コンピュータは、ユーザー ID とパスワードに関しては大文字と小文字を区別します。AS/400 は、大文字の DB2/400 ユーザー ID とパスワードのみ受け付けます (認証ができず DB2/400 の接続が失敗すると、OLE DB プロバイダは再度認証データを送り、大文字でユーザー ID とパスワードを入力するよう要求します)。メインフレームは、大文字と小文字を区別します。メインフレーム コンピュータ上では、DB2 ユーザー ID とパスワードの入力は大文字でも小文字でも構いません。OLE DB プロバイダは、これらの値を大文字で送信します。

Windows NT 用 DB2 UDB は、大文字と小文字を区別します。ユーザー ID は大文字で、パスワードは大文字と小文字が混在する状態で保存されます。ユーザーはパスワード入力時、正確に大文字と小文字を区別して入力する必要があります。OLE DB プロバイダは、ユーザーが入力した文字をそのまま送信します。ユーザーは、Windows NT ドメイン名付きで Windows NT ユーザー名の認証を受ける必要はありません。

パスワード : DB2 上のデータのアクセスには、通常、正確なパスワードが必要です。[パスワードを保存する] チェック ボックスを選択して、UDL ファイルにパスワードを保存することができます。

警告 : このオプションは、認証に関する情報を UDL ファイル内にテキスト形式で保存します。

初期カタログ : この OLE DB 属性は、3 つのパートで構成される完全修飾テーブル名の最初のパートとして使用されます。

DB2 (MVS、OS/390) では、このプロパティは LOCATION となっています。SYSIBM.LOCATIONS テーブルは、アクセス可能な場所をすべてリストします。接続したい DB2 の場所を見つけるには、管理者に DDF 定義の下の TSO Clist DSNTINST を調べるよう依頼してください。これらの定義は、DB2 セットアップ マニュアルの DSNTIPR パネルに提供されています。

DB2/400 では、このプロパティは RDBNAM となっています。RDBNAM 値は、コンソールから WRKRDBDIRE コマンドを OS/400 システムに呼び出すことで決定できます。RDBNAM 値がない場合、[追加] オプションを使って作成することができます。

DB2 ユニバーサル データベースでは、このプロパティは DATABASE となっています。
[接続] タブには、接続パラメータをテストする [接続のテスト] ボタンも含まれています。接続は、必要なパラメータがすべて入力された後にテストできます。このボタンをクリックすると、OLE DB プロバイダ (DB2 用) を使用してリモート DB2 システムにセッションが確立されます。

[すべて] タブで、ユーザーはデータ ソースへの接続に使用する追加プロパティを設定できます。このタブのプロパティの一部は必須です。表示されているリストからプロパティを選択し、[値の編集] を選択して、プロパティを編集してください。以下は、OLE DB プロバイダ (DB2 用) に関して設定できる項目です。
Alternate TP Name: このプロパティは、SQL/DS (DB2/VM や DB2/VSE) への接続の際に必要で、リモート トランザクション プログラムと呼ばれます。

APPC Local LU Alias: SNA Server で設定されたローカル LU エイリアス名。

APPC Mode Name: ホスト設定と SNA Server 設定を一致させる APPC モード。APPC モードの有効値は、QPCSUPP (common system default)、#INTER (interactive)、#INTERSC (interactive with minimal routing security)、#BATCH (batch)、#BATCHSC (batch with minimal routing security)、および #IBMRDB (DB2 remote database access) です。

APPC Remote LU Alias: SNA Server で設定されたリモート LU エイリアス名。

Auto Commit Mode: これによって、すべての SQL ステートメントに暗黙的 COMMIT を可能としています。自動コミット モードでは、すべてのデータベース処理がコミットされるトランザクションです。このモードは、単一の SQL ステートメントで構成される共通トランザクションに適しています。これらのトランザクションの範囲を定めたり終了を指定する必要はありません。[Auto Commit Mode] を使用している場合、ロールバックは不要です。既定値は True です。

Cache Authentication: プロバイダのデータ ソース オブジェクトやエミュレータは内部キャッシュにある、パスワードなどの認証情報を取得することができます。既定値は False です。

Default Isolation Level: 複数のアプリケーションによる DB2 オブジェクトへの同期アクセスに使用される分離レベルを決定します。既定値は、NC です。以下のレベルがサポートされています。

  CS   Cursor Stability 
    DB2/400 では、COMMIT(*CS) に相当します。
    ANSI では、Read Committed (RC) に相当します。
 
  NC   No Commit
    DB2/400 では、COMMIT(*NONE) に相当します。
    ANSI では、No Commit (NC) に相当します。
 
  UR   Uncommited Read
    DB2/400 では、COMMIT(*CHG) に相当します。
    ANSI では、Read Uncommited に相当します。
 
  RS   Read Stability
    DB2/400 では、COMMIT(*ALL) に相当します。
    ANSI では、Repeatable Read に相当します。
 
  RR   Repeatable Read
    DB2/400 では、COMMIT(*RR) に相当します。
    ANSI では、Serializable (Isolated) に相当します。
Default Schema: プロバイダが、カタログ情報を探索するコレクション名。OLE DB プロバイダは、デフォルトスキーマを使って、ターゲット コレクションにあるテーブルのリスト (たとえば、ODBC カタログ SQLTables) の列挙などといった、一般的な操作を制限します。
このパラメータの詳細については、Microsoft Knowledge Base から提供されている、以下の関連文書をご参照ください。
217757 INF: Default Schema to be Used with ODBC Driver for DB2 and OLE
217757 [SNA] ODBC ドライバ (DB2 用) と OLE DB プロバイダ (DB2 用) が使用する Default Schema
Extended Properties: プロバイダ固有の追加プロパティを指定する方法です。このパラメータで設定されたプロパティは、セミコロンで境界付けられ、プロバイダの基層で稼動しているネットワーク クライアントによって解釈されます。

Host CCSID: リモート コンピュータで設定されている DB2 データと同じコード化文字セット識別子 (CCSID) を指定します。このパラメータは既定では、IBM EBCDIC U.S./カナダ (37) になります。バイナリデータを文字データとして処理する場合は、このボックスで CCSID プロパティを指定します。Process Binary as Character を設定していない場合は、文字データは DB2 列の CCSID および ANSI コード ページに基づいて変換されます。


Host Graphic CCSID: リモート コンピュータで設定されている DB2 データと同じ図形コード化文字セット識別子 (GCCSID) を指定します。このパラメータは既定では 0 になり、混合 CCSID 変換はサポートされません。アクセスする DB2 データベースが混合 1 バイト データおよび混合 2 バイト データをサポートするように設定されている場合は、このボックスで GCCSID プロパティを指定します。サポートされる MCCSID は 300、834、835、837、4396 です。DB2 for MVS および DB2 for OS/390 にアクセスする場合で、DB2 導入パネルで "DSNTIPF" の "MIXED DATA" フィールドが"YES" に設定されている場合は、GCCSID を指定する必要があります。

Host Mixed CCSID: リモート コンピュータで設定されている DB2 データと同じ混合コード化文字セット識別子 (MCCSID) を指定します。このパラメータは既定では 0 になり、混合 CCSID 変換はサポートされません。アクセスする DB2 データベースが混合 1 バイト データおよび混合 2 バイト データをサポートするように設定されている場合は、このボックスで MCCSID プロパティを指定します。サポートされる MCCSID は 930、931、933、935、937、939、5026、5035 です。DB2 for MVS および DB2 for OS/390 にアクセスする場合で、DB2 導入パネルで "DSNTIPF" の "MIXED DATA" フィールドが "YES" に設定されている場合は、MCCSID を指定する必要があります。

Network Address: このプロパティは、ターゲットの DB2 コンピュータの場所を特定するために使います。具体的には、DRDA ポートに関連付けられている TCP/IP アドレスや TCP/IP ホスト名/エイリアス TCP/IP を介して接続している場合、このネットワーク アドレスが必要です。

Network Port: このプロパティは、TCP/IP を介して接続している際に、ターゲットの DB2 DRDA サービス アクセス ポートの場所を特定するのに使います。既定値は、DRDA ポート アドレス 446 です。

Network Transport Library: ネットワーク トランスポート動的リンク ライブラリ プロパティは、SNA LU6.2 または TCP/IP のどちらを使用するかを指定します。既定値は、SNA です。TCP/IP が選択されている場合、Network Address と Network Port の値が必要です。SNA が選択されている場合、APPC Local LU Alias、APPC Mode Name、および APPC Remote LU Alias の値が必要です。

Package Collection: ドライバが DB2 パッケージを保存してバインドする場所の DRDACOLLECTION 名。これは必要なパラメータです。パッケージ作成の詳細については、Microsoft Knowledge Base から提供されている、以下の関連文書をご参照ください。
216810 Creating Packages for ODBC Driver for DB2 & OLE DB Provider
216810 [SNA] ODBC ドライバ (DB2 用) および OLE DB プロバイダ (DB2 用) を使用するためのパッケージ作成
PC Code Page: このプロパティは、使用している Windows で設定されたコードページを設定してください。既定値は、1252 です。

Persist Security Info: [パスワードを保存する] チェック ボックスを選択して UDL ファイルにパスワードを保存することができます。

警告 : このオプションは、認証に関する情報を UDL ファイル内にテキスト形式で保存します。

Process Binary as Character: このオプションは、バイナリ (CCSID 65535) データ型フィールドをデータ ソースごとに文字データ型として扱います。Host CCSID と PC Code Page の値は、必要な入出力パラメータです。

Read Only: 読み取り専用データソースを作成します。ユーザーは、テーブルなどのオブジェクトを読み取る権利のみを有しており、挿入、更新、削除などの変更は許可されていません。

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 218590 (最終更新日 2002-11-25) をもとに作成したものです。

プロパティ

文書番号: 218590 - 最終更新日: 2004年3月30日 - リビジョン: 1.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft SNA Server 4.0 Service Pack 4
  • Microsoft SNA Server 4.0 Service Pack 2
  • Microsoft SNA Server 4.0 Service Pack 3
キーワード:?
kbinfo KB218590
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