ファイル複製サービス (FRS) は、マルチスレッド、マルチマスタの複製エンジンであり、Microsoft Windows NT 3.x/4.0 の LMREPL (LanMan Replication) サービスに代わるものです。Windows 2000 ドメイン コントローラおよびサーバーでは、FRS を使用して Windows 2000 と下位レベルのクライアントにシステム ポリシーとログイン スクリプトを複製します。
また、FRS を使用して、同じフォールト トレラント分散ファイル システム (DFS) のルートまたは子ノードの複製物をホストしている Windows 2000 サーバー間で、内容を複製することもできます。
この資料では FRS のレジストリ エントリについて説明します。
注 : 設定を有効にするために FRS を再開する必要はありません。
警告 : レジストリ エディタまたは別の方法を使用してレジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場合、オペレーティング システムの再インストールが必要になることがあります。マイクロソフトは、レジストリの変更により発生した問題に関しては、一切責任を負わないものとします。レジストリの変更は、自己の責任において行ってください。
注 : デフォルトでは、存在しないレジストリ エントリもあります。レジストリ エントリが存在せず、別の値を指定する場合は、指定されたデータの種類を使用するのであれば、そのエントリを追加できます。
以下のエントリは、次のレジストリ キーにあります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\NtFrs\Parameters
注 : この設定は、NTFS で実装されます。また、この設定を有効するにはコンピュータを再起動する必要があります。
FRS レジストリ エントリの詳細
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Debug Log Severity : %SystemRoot%\Debug フォルダにある Ntfrs_000x.log ファイルの詳細レベルを制御します。コード中の異なるデバッグ出力ステートメントに重大度が割り当てられます。0 に設定すると最小限のログ記録が行われます。レベル 5 が最も冗長な設定です。5 を超える値を設定してもレベル 5 に含まれます。
最大パフォーマンスを得るには小さい値を設定し、複製に関する問題のトラブルシューティングに必要な詳細情報を得るには大きい値を設定します。
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Debug Log File : FRS サービスのトランザクションおよびイベントを記録するアクティブなログ ファイルの数。ログは先入れ先出し (FIFO) に基づいて書き込まれ、最も大きい番号のログの内容が最後に発生したイベントです。1 から "Debug Log File" までのログが順番に作成されます。Debug Maximum Log で指定されている数のメッセージが最後のログ (Nftrs_0005.log) に書き込まれると、最初のログ Ntfrs_0001 が削除され、残りのログのバージョン番号が減らされます。
長期間ログの詳細を保存しておく場合は大きい値を設定します。必要なディスク領域を最小限に抑えるには小さい値を設定します。
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Debug Maximum Log Messages : 1 つの Ntfrs_000x.log デバッグ ログ ファイルに保存する行数。10,000 エントリで 1 〜 2 MB のディスク領域が使用されます。
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DS Polling Short Interval in Minutes : サービスの起動時または構成の変更後に FRS によって行われる Active Directory に対するポーリングの間隔。FRS では、構成の変更によって中断されない限り、8 回の短い間隔のポーリングの後、長い間隔のポーリングに切り替わります。構成が変更された場合、短いポーリング シーケンスが再開されます。
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DS Polling Long Interval in Minutes : FRS によって行われる、構成の変更がないかどうかについての Active Directory に対するポーリングの間隔。このポーリングは、8 回の短い間隔のポーリングが中断されずに終了した後に行われます。FRS では、8 回の短い間隔のポーリングの後、構成の変更によって中断されなければ、長い間隔のポーリングに切り替わります。構成が変更されると、短いポーリング シーケンスが再開されます。
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Staging Space Limit in KB : すべてのダウンストリーム複製パートナーによって検索されるまでディスク上に保存されるファイルに割り当てる最大ディスク領域。この値は空きディスク領域よりも小さくする必要があります。大きい値を設定すると、リンクに関する問題や OS の問題が原因でダウンストリーム複製パートナーによって変更が検出されない場合に、すべての利用可能なドライブ領域がステージング領域に使用される可能性があります。
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Working Directory : Ntfrs.jdb ファイルおよび関連するログ ファイルの場所。Jet データベースは、Windows 2000 に組み込まれたバージョンの NTFS ファイル システムを使用するパーティションに存在する必要があります。パフォーマンスまたは空きディスク領域に関する問題が発生した場合は、この値を変更して専用のドライブまたはパーティションを使用します。
Jet データベース、および関連するログ ファイルとその場所の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
221093
(http://support.microsoft.com/kb/221093/
)
NTFRS Jet データベースとログ ファイルの再配置方法
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Ntfs Journal size in MB : USN ジャーナル ファイルのサイズを制御します。ジャーナル ファイルは NTFS でフォーマットされたパーティション上のファイルおよびディレクトリに対する変更を記録するログです。NTFRS は、FRS サービスが実行されている間、FRS によって複製されたディレクトリ内にある閉じたファイルについて NTFS USN ジャーナル ファイルを監視します。ジャーナル ラップ エラーは、FRS が無効になっている間に多くの変更が加えられた結果、シャットダウン中に FRS によって記録された最後の USN の変更が、次回の起動時には USN ジャーナルに存在しなくなる場合に発生します。USN ジャーナルのサイズを大きくして、ジャーナルが "ラップ" されるまで保持できる変更の数を増やすと、USN ジャーナル ラップが発生する可能性が低下します。
Windows 2000 Service Pack 2 の有効な設定の範囲は 10 〜 128 MB、デフォルトの設定は 32 MB です。Windows 2000 Service Pack 3 の有効な設定の範囲は 4 〜 10,000 MB、デフォルトの設定は 512 MB です。これらの設定は、FRS 複製ツリーをホストするすべてのボリュームに適用されます。
これまでの例から、ボリュームの複製によって管理される 100,000 ファイルごとに 128 MB のジャーナルを構成することをお勧めします。
USN ジャーナル サイズの増加は、NTFRS サービスを停止し再開した後に適用されます。また、FRS によって複製された内容を含んでいるすべてのボリュームを再フォーマットすることによってのみ USN ジャーナル サイズを小さくできます。
関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
292438
(http://support.microsoft.com/kb/292438/
)
Sysvol および DFS レプリカ セットの Journal_Wrap エラーのトラブルシューティング
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Outlog Change History In Minutes : 出力方向のログの変更命令の保持期間を制御します。FRS における出力方向のログの処理は、Windows 2000 SP2 以降に公開された修正プログラムで変更され、現在のすべてのダウンストリーム パートナーに送信された後でも、変更命令が保持されるようになりました。この変更のため、FRS では、出力方向のログを使用して新しいダウンストリーム パートナーと同期でき、IDTable 全体を走査する必要がなくなりました。この変更は、トポロジが頻繁に変更される環境で効果があります。また、短時間で新しいメンバがオンラインになるロールアウト中にも役立ちます。ただし、この変更に伴い、出力方向のログのダンプ (ntfrsutl outlog コマンドを使用します) から出力方向のログが空かどうかを判断することができなくなりました。各出力方向のパートナーの出力方向のログの状態を判断するには、Connstat ユーティリティを使用する必要があります。この変更の別の利点として、出力方向のログをダンプした場合、メンバによって最近複製されたファイルを見つけることが挙げられます。分析用に並べ替えたレポートを生成するには Iologsum ユーティリティを使用します。
文書番号: 221111 - 最終更新日: 2007年10月26日 - リビジョン: 5.3
この資料は以下の製品について記述したものです。
- Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (32-bit x86)
- Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
- Microsoft Windows XP Professional
- Microsoft Windows 2000 Advanced Server
- Microsoft Windows 2000 Datacenter Server
- Microsoft Windows 2000 Server
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