文書番号: 229716 - 最終更新日: 2004年10月1日 - リビジョン: 3.0 Windows 2000 回復コンソールについてこの記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP229716 目次概要
この資料では、Windows 回復コンソールの機能と制限について説明しています。Windows 回復コンソールは、Windows ベースのコンピュータが正常に起動しないかまったく起動しない場合に、回復を支援するように設計されています。
詳細
Windows 回復コンソールを使用すると、Windows のグラフィック インターフェイスを起動しなくても、NTFS ボリューム、FAT ボリューム、および FAT32 ボリュームに制限付きでアクセスすることができます。Windows 回復コンソールでは、以下のことができます。
Windows 回復コンソールの起動方法Windows 回復コンソールを起動するには、以下のいずれかの方法を使用します。
Windows 回復コンソールの使用方法Windows 回復コンソールを起動すると、次のメッセージが表示されます。
Microsoft Windows 2000(R) 回復コンソール。
該当する Windows インストールの番号を入力した後、管理者アカウントのパスワードを入力します。誤ったパスワードを 3 回入力すると、回復コンソールが終了するので注意してください。また、SAM データベースが存在しないか破損している場合は、正しく認証されないために回復コンソールを使用できません。パスワードを入力し、回復コンソールが起動した後、exit と入力するとコンピュータが再起動します。
回復コンソールはシステムの修復と回復機能を提供します。 EXIT と入力すると、回復コンソールを終了し、コンピュータを再起動します。 1: C:\WINNT どの Windows 2000 インストールにログオンしますか? (取り消すには Enter キーを押してください) コマンド コンソールの規則と制限Windows 回復コンソールからは、次のフォルダ以外は使用できません。
使用可能なコマンドHELPhelp コマンドを使用すると、以下のサポートされているすべてのコマンドが一覧表示されます。attrib delete fixboot md type cd dir fixmbr mkdir systemroot chdir disable format more chkdsk diskpart help rd cls enable listsvc ren copy exit logon rename del expand map rmdir ATTRIB次のいずれかのパラメータを指定して attrib コマンドを実行すると、ファイルやフォルダの属性を変更できます。
-R
注 : 少なくとも 1 つの属性を設定または解除する必要があります。属性を表示するには、dir コマンドを使用します。
+R -S +S -H +H -C +C + 属性を設定する - 属性を解除する R 読み取り専用ファイル属性 S システム ファイル属性 H 隠しファイル属性 C 圧縮ファイルの属性 CD および CHDIR現在のフォルダを変更する場合に使用します。cd .. と入力し、Enter キーを押すと、現在のフォルダが親フォルダに変更されます。cd drive: と入力し、Enter キーを押すと、drive: で指定したドライブの現在のフォルダが表示されます。パラメータなしで cd を実行すると、現在のドライブとフォルダが表示されます。chdir コマンドでは、スペースが区切り文字として扱われます。このため、スペースを含むサブフォルダ名は引用符で囲む必要があります。たとえば次のように指定します。cd "\winnt\profiles\username\programs\start menu"
cd および chdir コマンドは、現在の Windows インストールのシステム フォルダ、リムーバブル メディア、任意のハード ディスク パーティションのルート フォルダ、またはローカル インストール ソースの中でのみ有効です。
CHKDSK
chkdsk drive /p /r
ドライブを検査し、必要に応じてそのドライブの修復または回復を行います。drive には、検査対象のドライブを指定します。また、不良セクタをマークし、読み取り可能な情報を回復します。
/p スイッチを指定すると、ドライブが問題ありとマークされていなくても、ドライブが徹底的に検査され、見つかったエラーが修正されます。/r スイッチでは、不良セクタが特定され、読み取り可能な情報が復元されます。/r スイッチを指定すると、/p スイッチも指定したと見なされます。chkdsk コマンドは引数なしでも実行できます。その場合は、現在のドライブに対してスイッチなしの処理が実行されます。ドライブを指定せず、必要なスイッチのみを指定して実行することもできます。chkdsk コマンドには Autochk.exe ファイルが必要です。chkdsk を実行すると、bootup フォルダでこのファイルが検索されます。コマンド コンソールがプレインストールされている場合、このフォルダは通常 Cmdcons フォルダにあります。bootup フォルダにフォルダが見つからない場合、Windows CD-ROM インストール メディアが検索されます。インストール メディアが見つからない場合は、Autochk.exe ファイルの場所を指定するよう求められます。 CLS画面を消去する場合に使用します。COPY
copy source destination ファイルをコピーする場合に使用します。source には、コピーするファイルを指定します。destination には、コピー先のフォルダ名または新しいファイルのファイル名を指定します。ワイルドカードを使用したコピー、およびフォルダのコピーはできません。Windows CD-ROM の圧縮ファイルは、コピー時に自動的に圧縮解除されます。
destination を指定しない場合、コピー先がデフォルトで現在のフォルダに設定されます。ファイルが既に存在する場合、上書きするかどうかの確認が行われます。 DEL および DELETE
del drive: path filename
delete drive: path filename ファイルを削除する場合に使用します。drive: path filename で、削除するファイルを指定します。delete コマンドが機能するのは、現在の Windows インストールのシステム フォルダ、リムーバブル メディア、任意のハード ディスク パーティションのルート フォルダ、ローカル インストール ソースの中に限られます。delete コマンドでは、ワイルド カード文字は使用できません。
DIR
dir drive: path filename フォルダ内のファイルとサブフォルダの一覧を表示する場合に使用します。drive: path filename には、一覧表示するドライブ、フォルダ、およびファイルを指定します。dir コマンドを実行すると、隠しファイルやシステム ファイルを含むすべてのファイルが一覧表示されます。ファイルには以下の属性が設定されている場合があります。
D - ディレクトリ R - 読み取り専用ファイル H - 隠しファイル A - アーカイブ属性の設定されたファイル S - システム ファイル C - 圧縮ファイル E - 暗号化ファイル P - 再解析ポイント DISABLE
disable servicename Windows システム サービスまたはドライバを無効にする場合に使用します。servicename には、無効にするサービスまたはドライバの名前を指定します。
無効にできるすべてのサービスまたはドライバを表示するには、listsvc コマンドを使用します。disable コマンドを実行すると、サービスの現在のスタートアップの種類を示す値が表示された後、その種類が SERVICE_DISABLED に変更されます。このため、サービスを再度有効にする必要がある場合に備えて、現在の値をメモしておく必要があります。 disable コマンドで表示されるスタートアップの種類の値は次のとおりです。
SERVICE_DISABLED
SERVICE_BOOT_START SERVICE_SYSTEM_START SERVICE_AUTO_START SERVICE_DEMAND_START DISKPART
diskpart /add /delete device_name drive_name partition_name size ハード ディスク ボリューム上のパーティションを管理する場合に使用します。
警告 : ディスクをダイナミック ディスクにアップグレードしている場合、このコマンドによって、パーティション テーブルが破損するおそれがあります。ダイナミック ディスクの構造を変更する場合は、ディスクの管理以外のツールを使用しないでください。 ENABLE
enable servicename start_type
Windows システム サービスまたはドライバを有効にする場合に使用します。servicename には、有効にするサービスまたはドライバの名前を指定します。
有効にできるサービスやドライバをすべて表示するには、listsvc コマンドを使用します。enable コマンドを実行すると、サービスのスタートアップの種類 (start_type) の現在の値が表示された後、スタートアップの種類が新しい値に変更されます。サービスのスタートアップの種類を変更前の種類に戻す場合に備えて、現在の値をメモしておく必要があります。 start_type には、次のいずれかの値を指定できます。
SERVICE_BOOT_START
注 : start_type の新しい値を指定しない場合は、現在の値が表示されます。
SERVICE_SYSTEM_START SERVICE_AUTO_START SERVICE_DEMAND_START EXITコマンド コンソールを終了し、コンピュータを再起動します。EXPAND
expand source[/F:filespec] [destination] [/y]
expand source[/F:filespec] /D
ファイルを展開する場合に使用します。source には展開するファイルの名前を指定します。destination には新しいファイルのディレクトリ (展開先) を指定します。
注 : ワイルドカードを含めることはできません。 destination を指定しない場合、展開先がデフォルトで現在のフォルダに設定されます。 オプション
/y を指定しない場合、展開先のファイルが既に存在すると、上書きするかどうかの確認が行われます。 FIXBOOT
fixboot drive name: 新しい Windows ブート セクタ コードをブート パーティションに書き込む場合に使用します。drive name には、ブート セクタを書き込むドライブのドライブ文字を指定します。このコマンドにより、Windows ブート セクタが破損している問題が修復されます。ブートセクタの修復は、システム修復処理でも行われます。fixboot コマンドを実行すると、システム ブート パーティションへの書き込みを行うデフォルト設定が無効になります。
FIXMBR
fixmbr device name システム パーティションのマスタ ブート レコード (MBR) を修復する場合に使用します。device name は省略可能で、新しい MBR が必要なデバイスのデバイス名を指定します。このコマンドは、ウイルスによって MBR が破損し、Windows が起動できない状況で使用します。
警告 : ウイルスが存在している場合、またはハードウェアに問題がある場合、このコマンドを実行することでパーティション テーブルが破損するおそれがあります。このコマンドによってパーティションにアクセスできなくなることもあります。マイクロソフトでは、このコマンドを実行する前に、ウイルス対策ソフトウェアを実行することをお勧めします。 device name に指定するデバイス名は、map コマンドの出力から取得できます。デバイス名を省略すると、ブート デバイスの MBR が修復されます。以下に、このコマンドの例を示します。
fixmbr \device\harddisk2
Fixmbr によって、無効または標準でないパーティション テーブルの署名が検出された場合、MBR を書き換える前に、書き換えを許可するかどうかの確認が行われます。
FORMAT
format drive: /Q /FS:file-system ドライブをフォーマットする場合に使用します。/Q を指定すると、ドライブのクイック フォーマットが実行されます。drive には、フォーマット対象のパーティションのドライブ文字を指定します。/FS:file-system には、使用するファイル システムの種類 (FAT、FAT32、または NTFS) を指定します。
ファイル システムを指定しない場合、既存のファイル システムがあれば、同じファイル システム形式が使用されます。 LISTSVC現在の Windows インストールで使用可能なすべてのサービス、ドライバ、およびそれらのスタートアップの種類を一覧表示します。このコマンドは、disable コマンドおよび enable コマンドと組み合わせて使用すると便利です。注 : このコマンドの出力は、%SystemRoot%\System32\Config\SYSTEM ハイブから取得されます。SYSTEM ハイブが破損しているか、失われている場合、予測できない結果になることがあります。 LOGON
logon logon コマンドを実行すると、検出されたすべての Windows インストールが一覧表示されます。ログオン先を選択すると、選択した Windows インストールのローカル管理者のパスワードが要求されます。ログオンが 3 回成功しなかった場合、コンソールは終了し、コンピュータが再起動します。
MAP
map arc ドライブ文字、ファイル システムの種類、パーティション サイズ、および物理デバイスへのマッピングを一覧表示する場合に使用します。arc を指定すると、Windows デバイス パスの代わりに ARC パスが使用されます。
MD および MKDIR新しいフォルダを作成します。ワイルドカード文字はサポートされません。md コマンドおよび mkdir コマンドが機能するのは、現在の Windows インストールのシステム フォルダ、リムーバブル メディア、任意のハード ディスク パーティションのルート フォルダ、ローカル インストール ソースの中に限られます。MORE
more filename 画面にテキスト ファイルを表示する場合に使用します。
RD および RMDIRフォルダを削除します。rd コマンドおよび rmdir コマンドが機能するのは、現在の Windows インストールのシステム フォルダ、リムーバブル メディア、任意のハード ディスク パーティションのルート フォルダ、ローカル インストール ソースの中に限られます。REN および RENAMEファイル名を変更します。変更先のファイルに新しいドライブやパスを指定することはできません。ren コマンドおよび rename コマンドが機能するのは、現在の Windows インストールのシステム フォルダ、リムーバブル メディア、任意のハード ディスク パーティションのルート フォルダ、ローカル インストール ソースの中に限られます。SET以下の 4 つの環境オプションの表示または変更を行うことができます。
AllowWildCards = FALSE AllowAllPaths = FALSE AllowRemovableMedia = FALSE NoCopyPrompt = FALSE SYSTEMROOT現在の作業フォルダを、現在ログオンしている Windows インストールの %SystemRoot% フォルダに設定します。TYPE
type filename filename で指定したテキスト ファイルを表示します。
関連情報この資料は以下の製品について記述したものです。
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