64 ビット バージョンの Windows を実行しているコンピューターで Windows ディスク クリーンアップ ユーティリティを実行しても、Office ドキュメント キャッシュ内のドキュメント ファイルは削除されません

現象

次のような状況で問題が発生します。

  • 64 ビット バージョンの Windows を実行しているコンピューターに 32 ビット バージョンの Microsoft Office がインストールされています。
  • Windows ディスク クリーンアップ ユーティリティを実行してディスク領域を解放するときに、Office ドキュメント キャッシュから Office 一時ファイルをクリーンしようとするとします。

このシナリオでは、Office の一時ファイルは削除されません。

原因

この問題は、Office ドキュメント キャッシュのディスク クリーンアップ ウィザード ハンドラーの 32 ビット バージョンが 64 ビット バージョンの Windows では実行されないために発生します。 Office 2010 の 32 ビット バージョンでは、ディスク クリーンアップ ウィザード ハンドラーの 64 ビット バージョンはインストールされません。

回避策

この問題を回避するには、キャッシュされたファイルを手動で削除します。 これを行うには、次の手順を実行します。

  1. [ スタート] をクリックし、[ すべてのプログラム] をクリックし、[ Microsoft Office]、[ Microsoft Office 2010 ツール] の順にクリックし、[ Microsoft Office 2010 アップロード センター] をクリックします。
  2. アップロード センターで、[ 設定] をクリックします。
  3. [ キャッシュされた設定] で、[ キャッシュされたファイルの削除] をクリックします。
  4. メッセージが表示されたら、[ キャッシュされた情報の削除] をクリックします。

詳細情報

Office ドキュメント キャッシュのディスク クリーンアップ ウィザード ハンドラーは、Windows ディスク クリーンアップ ユーティリティで使用できます。 このハンドラーを使用すると、Windows ディスク クリーンアップ ユーティリティを使用して、アップロードが保留されていない Office ドキュメント キャッシュからファイルを削除して、ディスク領域を解放できます。

Office ドキュメント キャッシュのディスク クリーンアップ ウィザード ハンドラーを有効にするには、次の手順に従います。

  1. ディスク クリーンアップ ウィザードを起動します。 これを行うには、[ スタート] をクリックし、[ すべてのプログラム] をクリックし、[ アクセサリ] をクリックし、[ システム ツール] をクリックして、[ ディスク クリーンアップ] をクリックします。
  2. クリーンするドライブを選択し、[OK] をクリックします
  3. [削除するファイル] で、[Microsoft Office 一時ファイルのチェック] ボックスをクリックして選択します。