Windows 2000 ベースのサーバー クラスタでの Kerberos サポート

文書翻訳 文書翻訳
文書番号: 235529 - 対象製品
この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP235529
すべて展開する | すべて折りたたむ

目次

概要

この資料では、Windows 2000 Service Pack 3 (SP3) で追加された Windows 2000 ベースのサーバー クラスタでの Kerberos 認証サポートについて説明します。Windows 2000 SP3 よりも前のバージョンのクラスタ サービスでは、仮想サーバーのコンピュータ オブジェクトが Active Directory 内で公開されません。このため、仮想サーバーは、NTLM または NTLM Version 2 を使用した場合のみ認証を行えます。Windows 2000 SP3 では、クライアントが Kerberos 認証プロトコルを使用して認証を行えるように仮想サーバーを構成できます。この構成を有効にした場合は、対応するネットワーク名リソースごとに、コンピュータ オブジェクトが作成されます。

Microsoft Exchange 2000 が依存するネットワーク名リソースに対する Kerberos 認証は、サーバー クラスタではサポートされません。Exchange 2000 では、クラスタ上の仮想サーバーで Kerberos 認証をサポートすることを想定したテストが実施されていないため、この構成は正常に機能しない可能性があります。Exchange Server の将来のバージョンでは、サーバー クラスタで Kerberos 認証を使用できるようになる可能性があります。

重要 : SQL Server クラスタでは Kerberos がサポートされています。

Windows 2000 SP3 の Kerberos 認証の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
302389 Windows Server 2003 のクラスタ ネットワーク名リソースのプロパティの説明
SQL Server での Kerberos 認証の使用方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
319723 SQL Server で Kerberos 認証を使用する方法

詳細

ここでは、Kerberos サポートを有効にする方法と、Windows 2000 SP3 のサーバー クラスタで Kerberos を使用した場合に発生するいくつかの既知の問題について説明します。

SP3 がインストールされた既存のクラスタで Kerberos サポートを有効にする方法

Kerberos を有効にして、既存の仮想サーバーに対するコンピュータ オブジェクトが作成されるようにするには、以下の手順を実行します。

: ここでは、ネットワーク名クラスタ リソースは、クラスタ環境でのネットワーク名リソースのプロパティで [全般] タブに表示される、ネットワーク名のクラスタ化されたリソース名を指します。
  1. クラスタの各ノードで、クラスタ サービス アカウントに、そのローカル ノードに対する "オペレーティング システムの一部として機能" のユーザー権利が付与されていることを確認します。

    これを行うには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の「ローカル ノードでクラスタ サービス アカウントに適切なユーザー権利が付与されていない」に記載されている手順を実行します。
    307532 コンピュータ オブジェクト変更時のクラスタ サービス アカウントのトラブルシューティング方法
  2. クラスタ サービス アカウントに、Active Directory 内での適切なアクセス許可があることを確認します。これを行うには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) に記載されている手順を実行します。
    302389 Windows Server 2003 のクラスタ ネットワーク名リソースのプロパティの説明
  3. SP3 をクラスタ内のすべてのノードに適用します。
  4. クラスタ アドミニストレータを起動し、Kerberos サポートを有効にするネットワーク名リソースをクリックして、そのリソースをオフラインにします。
  5. クラスタ ノードのいずれかでコマンド プロンプトを開いて、次のコマンドを入力します。
    cluster res "network name resource" /priv requirekerberos=1:dword
  6. クラスタ アドミニストレータで、ネットワーク名リソースをオンラインにします。
この手順を使用して、RequireDNS プロパティを有効にすることもできます。これを行うには、コマンドで RequireKerberos と指定した箇所を RequireDNS に変更します。RequireDNS プロパティを使用すると、仮想サーバーの DNS レコードが正常に登録されている場合にのみリソースをオンラインにできます。RequireDNS プロパティを 1 に設定する場合は、仮想サーバーの DNS HOST (A) レコードを登録しておく必要があります。このレコードが登録されていないと、ネットワーク名リソースはオンラインになりません。DNS サーバーで動的更新を受け付けているのに、このレコードが更新されない場合は、障害と見なされます。DNS サーバーで動的更新を受け付けない (以前のバージョンの DNS) 場合や、リソースが関連付けられているネットワークに DNS サーバーが関連付けられていない場合は、ネットワーク名リソースはオンラインになります。

通常、Kerberos サポートを有効にしてもネットワーク名リソースがオンラインにならない場合は、クラスタ サービス アカウントに Active Directory に対する適切なアクセス許可がない可能性があります。リソースがオンラインにならない場合は、トラブルシューティング手順の詳細と、Active Directory に対する書き込みのアクセス許可がクラスタ サービス アカウントにあることを確認する方法について、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) を参照してください。

307532 コンピュータ オブジェクト変更時のクラスタ サービス アカウントのトラブルシューティング方法
: 使用している Windows 2000 が Microsoft Windows NT 4.0 からのアップグレードである場合は、文書番号 307532 の資料に記載されている「ローカル ノードでクラスタ サービス アカウントに適切なユーザー権利が付与されていない」の内容を確認してください。Windows NT 4.0 では、クラスタ サービス アカウントに "オペレーティング システムの一部として機能" の権利は付与されません。したがって、Windows 2000 にアップグレードした場合にも、この権利は付与されません。新しい Kerberos の機能が動作するにはこの権利が付与されている必要があります。Windows 2000 でサーバー クラスタを新しくインストールする場合は、クラスタのセットアップ時に、クラスタ サービス アカウントに対してこの権利が付与されます。

SP3 を適用する前に RequireKerberos プロパティを設定する方法

RequireKerberos プロパティをアップグレードの前に設定する場合、ノードの 1 つが既に SP3 にアップグレードされていると、クラスタ内の残りのノードが SP3 にアップグレードされるときに、クライアント コンピュータでクラスタ リソースに対する認証の問題が発生することがあります。この問題は、以下の状況で発生する可能性があります。
  • ネットワーク名リソースに対して、RequireKerberos プロパティが 1 に設定されている。
  • クラスタ ノードの 1 つが SP3 にアップグレードされている。
  • ネットワーク名リソースがアップグレード済みのノードでホストされている。この場合は、Active Directory 内にコンピュータ オブジェクトが作成されます。
  • アップグレード後のノードで障害が発生したか、リソースのグループが移動されたため、ネットワーク名リソースが SP3 以外のクラスタ ノードに移動されている。
  • コンピュータ オブジェクトが存在しているため、ネットワーク名リソースを使用してクラスタ ノードに接続するクライアントが仮想サーバーに対する Kerberos チケットを受け取る。
  • SP3 以外のクラスタ ノードでホストされているネットワーク名リソースが Kerberos 認証をサポートしておらず、クライアントが認証を行えない。
SP3 を適用する前に RequireKerberos プロパティを 1 に設定する場合は、プロパティ値を DWORD 型に設定する必要があります。この設定を行わずに SP3 をインストールすると、ネットワーク名リソースはオンラインになりません。この状況になった場合は、ネットワーク名リソースを削除して再作成すると復旧できます。ただし、この問題がクラスタ名リソースで発生した場合は、クラスタを再インストールする必要があります。

SP3 にアップグレードする前に RequireKerberos プロパティを設定するには、以下のコマンドを実行します。
cluster res "network name resource" /priv requirekerberos=1:dword
RequireKerberos プロパティが DWORD 値であることを確認するには、以下のコマンドを実行します。
cluster res "network name resource" /priv
RequireKerberos=1 プロパティの左端の列に "D" が表示されている場合、このプロパティは DWORD 値です。プロパティを確認したら、この資料の「SP3 がインストールされた既存のクラスタで Kerberos サポートを有効にする方法」に記載されている手順を実行して、Kerberos サポートを有効にします。

Kerberos サポートを有効にした仮想サーバーの名前を変更する方法

以下に記載する 2 つの方法のいずれかを使用して、Kerberos 認証を有効にしたときの仮想サーバーの名前を変更できます。クラスタ アドミニストレータでネットワーク名リソースを変更する場合は、コンピュータ オブジェクトの名前が変更されないため、ネットワーク名リソースで障害が発生します。ただし、Windows Server 2003 ベースのサーバー クラスタでは、対応するコンピュータ オブジェクトの名前を変更できます。

通常は方法 1 の方が簡単に実行できますが、この方法は Active Directory 内のコンピュータ オブジェクトに子オブジェクトが関連付けられていないことが前提になっています。子オブジェクトを作成するプログラムには、メッセージ キュー (MSMQ) などがあります。方法 2 を使用する場合は、Windows 2000 に含まれている ADSIEdit.msc を使用する必要があります。

方法 1

この方法を実行する場合は、仮想サーバーの Kerberos サポートを一時的に無効にし、対応するコンピュータ オブジェクトを削除してから、再度有効にしてコンピュータ オブジェクトを再作成します。
  1. クラスタ アドミニストレータを使用して、対応するネットワーク名リソースをオフラインにします。
  2. クラスタ ノードのいずれかでコマンド プロンプトを開いて、以下のコマンドを入力します。
    cluster res "network name resource" /priv requirekerberos=0
  3. Active Directory ユーザーとコンピュータを起動し、Computers 組織単位を見つけます。
  4. [表示] メニューの [コンテナとしてのユーザー、グループおよびコンピュータ] をクリックし、子オブジェクトが存在しないことを確認します。

    : 子オブジェクトが存在する場合は、それらの子オブジェクトを登録したプログラムの製造元に問い合わせて、仮想サーバーのコンピュータ オブジェクトの削除と再作成を行った後で子オブジェクトを再作成する方法があるかどうかを確認してください。子オブジェクトを再作成できない場合は、方法 2 を使用します。
  5. Active Directory ユーザーとコンピュータで、対応するコンピュータ オブジェクトのネットワーク名リソースを削除します。
  6. 対応するネットワーク名リソースをオフラインにしたままで、クラスタ アドミニストレータを使用してネットワーク名リソースの [パラメータ] タブを表示し、仮想サーバーの名前を変更します。
  7. クラスタ ノードのいずれかでコマンド プロンプトを開いて、以下のコマンドを入力します。
    cluster res "network name resource" /priv requirekerberos=1
  8. クラスタ アドミニストレータを使用して、ネットワーク名リソースをオンラインにします。

    : Microsoft 分散トランザクション コーディネータ (MSDTC) はクラスタ ノード上では、クラスタ化されたリソースとしての実行のみがサポートされています。クラスタ上で MSDTC をスタンドアロン モードで実行することは推奨されておらず、この構成はサポートされません。Microsoft Cluster Service (MSCS) クラスタで MSDTC をクラスタ化されていないリソースとして実行すると、トランザクションが孤立する可能性があり、その状態でクラスタのフェールオーバーが発生した場合にはデータが破損します。

方法 2

この方法を実行する場合は、ADSIEdit.msc を使用して、Active Directory 内のコンピュータ オブジェクトの名前をクラスタ アドミニストレータに表示されるネットワーク名リソースと一致するように変更します。ADSIEdit.msc は、いずれかのメンバ サーバーかドメイン コントローラにインストールします。ADSIEdit をインストールするには、Windows 2000 CD-ROM の Support フォルダにあるセットアップ プログラムを実行します。
  1. クラスタ アドミニストレータを起動して、対応するネットワーク名リソースをオフラインにします。
  2. クラスタ アドミニストレータで、ネットワーク名リソースの [パラメータ] タブを表示し、仮想サーバーの名前を変更します。
  3. ADSIEdit.msc を起動し、ドメインを展開して、Computers 組織単位を見つけます。
  4. 対応するネットワーク名リソースのコンピュータ オブジェクトを右クリックし、[Rename] をクリックします。
  5. オブジェクトの共通名 (CN) を変更し、Enter キーを押します。
  6. 対応するネットワーク名リソースのコンピュータ オブジェクトを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  7. [Select a property to view] ボックスの [displayName] をクリックします。
  8. [Select which properties to view] ボックスの [Both] をクリックします。
  9. [Edit Attribute] 行に、仮想サーバーの新しい名前を入力します。
  10. [dNSHostName] (完全 DNS 形式で指定) および [sAMAccountName] ($ を追加) についても、手順 7. 〜 9. を実行します。
  11. クラスタ アドミニストレータで、ネットワーク名リソースをオンラインにします。

    : ADSIEdit を使用して仮想サーバーのコンピュータ オブジェクトの名前を変更した後、複製が行われ、すべてのドメイン コントローラが変更内容を受信するまで待機することが必要な場合があります。

高度暗号化パックのインストールの必要性

クラスタのすべてのノードには、128 ビット高度暗号化パックをインストールする必要があります。高度暗号化パックの詳細とダウンロード方法については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://www.microsoft.com/windows2000/downloads/recommended/encryption/default.mspx
高度暗号化パックがインストールされていない場合は、Kerberos を有効にしたネットワーク名リソースをオンラインにできず、クラスタ診断ログ (Cluster.log) に以下のデータが記録されます。
0000032c.00000628::2001/11/29-22:33:22.703 Network Name VirtualServerName: Can't acquire crypto context for encrypt. status 2148073497
0000032c.00000628::2001/11/29-22:33:22.703 Network Name VirtualServerName: Unable to store resource data. status 2148073497
2148073497 という 10 進数の状態値は、16 進数に変換すると 0x80090019 であり、NTE_KEYSET_NOT_DEF を示しています。

複数のネットワーク名リソースがオンラインにならない

複数のネットワーク名リソースで Kerberos サポートを有効にしている場合、それらのリソースを同時にオンラインにしようとすると、競合が発生し、一部のネットワーク名リソースで初めからエラーが発生する可能性があります。デフォルトではリソースが再起動されるため、ネットワーク名リソースでエラーが発生したことに気付かない場合があります。 この問題が発生すると、クラスタ診断ログに以下のデータが記録されます。
Failed to enable TCB privilege, status C0000061 (STATUS_PRIVILEGE_NOT_HELD)
Failed to add credentials to LSA for computer account Cluster status 1314
: このエラーは、クラスタ サービス アカウントに "オペレーティング システムの一部として機能" の権利がない場合に発生するエラーと同じです。以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の資料に記載されている手順を実行して、適切な権利が割り当てられていることを確認してください。

307532 コンピュータ オブジェクト変更時のクラスタ サービス アカウントのトラブルシューティング方法

メッセージ キュー サーバー クラスタと Windows 2000 SP3

Windows 2000 SP1 および SP2 からのアップグレード

メッセージ キュー サーバー クラスタを SP3 にアップグレードすると、アップグレード中に Msmqprop.exe と呼ばれる別のユーティリティが自動的に実行されます。このユーティリティはクラスタを自動的に検索して、メッセージ キュー リソースが依存するすべてのネットワーク名リソースについて RequireKerberos プロパティを 1 に設定します。Msmqprop.exe を実行するには、Windows 2000 上にインストールされたクラスタ サービスで SP1 または SP2 のいずれか (RTM 以外) が実行されている必要があります。Msmqprop.exe は、Windows_folder フォルダ内に Msmqprop.log という名前のログ ファイルを作成します。このログ ファイルには実行したすべてのアクションが記録されます。

コンピュータ オブジェクトに対するアクセス許可

Service Pack 3 を適用した Windows 2000 メッセージ キュー サーバー クラスタでは、ドメイン内のアクセス許可が必要です。クラスタ サービス アカウントには、仮想サーバーのコンピュータ オブジェクトに対する "子オブジェクトの作成" のアクセス許可が必要です。このアクセス許可を追加する必要があるのは、メッセージ キューが仮想サーバーのコンピュータ オブジェクトの下に子オブジェクトを作成するためです。これらのアクセス許可を追加するには、ドメイン コントローラ上で以下の手順を実行します。
  1. Active Directory ユーザーとコンピュータを [管理ツール] フォルダから起動します。
  2. [表示] メニューの [拡張機能] をクリックします。
  3. ドメインを展開し、メッセージ キューが依存する仮想サーバーのコンピュータ オブジェクトをダブルクリックします。
  4. [セキュリティ] タブをクリックし、[追加] をクリックします。
  5. ドメインを展開し、クラスタ サービス アカウントをダブルクリックし、[OK] をクリックします。
  6. クラスタ サービス アカウントをクリックし、[すべての子オブジェクトの作成] の [許可] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。
これによって、クラスタ サービス アカウントに、仮想サーバーのコンピュータ オブジェクトで子オブジェクトを作成するためのアクセス許可が与えられ、メッセージ キュー オブジェクトを作成できるようになります。ドメイン コントローラが複数存在する場合は、複製が行われて、すべてのドメイン コントローラに変更が適用されるまで待機することが必要な場合があります。

メッセージ キュー サーバー クラスタの新規インストール

Windows 2000 SP3 を実行し、Kerberos 認証を使用してメッセージ キュー サーバー クラスタを作成するには、以下の手順を実行します。
  1. クラスタ内のすべてのノードに Windows 2000 をインストールします。

    この作業の実行手順については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
    http://www.microsoft.com/japan/technet/prodtechnol/windows2000serv/deploy/confeat/clustep.mspx
  2. Node_A 以外のすべてのノードの電源を切断します。
  3. Node_A から共有ディスクを構成します。
  4. コントロール パネルを使用してクラスタ サービスとメッセージ キュー サービスを Node_A にインストールし、構成します。

    : メッセージ キュー サービスは [アプリケーションの追加と削除] を使用してインストールしますが、この時点では、メッセージ キューのメッセージ キュー クラスタ リソースを作成しないでください。
  5. クラスタ内の他のノードの電源を入れます。
  6. コントロール パネルを使用してクラスタ内の残りのノードにクラスタ サービスとメッセージ キュー サービスをインストールし、構成します。

    : クラスタ サービスを既存のクラスタに参加させてメッセージ キュー サービスをインストールしますが、この時点では、メッセージ キューのメッセージ キュー クラスタ リソースを作成しないでください。
  7. SP3 を Node_A に適用し、コンピュータを再起動します。

    Node_A が所有していたグループはすべて、クラスタ内の他のノードにフェールオーバーされます。
  8. SP3 をクラスタ内の他のすべてのノードに適用します。
  9. Comclust を実行して、クラスタで Microsoft 分散トランザクション コーディネータ (MSDTC) リソースを構成します。 Comclust を使用する方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    243204 Windows 2000 クラスタ サーバーにおける Microsoft 分散トランザクション コーディネータ (MSDTC) の回復方法
  10. ディスク リソースを含む既存のグループ (クラスタ グループ以外) の名前を Message Queuing Group などの適切な名前に変更します。
  11. 名前を変更した Message Queuing Group 内で、IP アドレス リソースとネットワーク名リソース (Message Queuing Cluster Name など) を作成し、これらをオフラインのままにしておきます。
  12. Node_A のコマンド プロンプトから、次のコマンドを実行します。
    cluster res "Message Queuing cluster name" /priv requirekerberos=1:dword
  13. RequireKerberos が正しく設定され、DWORD 値になっていることを確認します。この確認を行うには、コマンド プロンプトから以下のコマンドを実行します。
    cluster res "Message Queuing cluster name" /priv
    RequireKerberos=1 プロパティの左端の列に "D" が表示されている場合、このプロパティは DWORD 値です。
  14. Node_AMessage Queuing Group をオンラインにします。

    : Message Queuing Cluster Name がオンラインにならない場合は、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の資料に記載されているトラブルシューティング手順を参照してください。
    302389 Windows Server 2003 のクラスタ ネットワーク名リソースのプロパティの説明
    307532 コンピュータ オブジェクト変更時のクラスタ サービス アカウントのトラブルシューティング方法
  15. Active Directory ユーザーとコンピュータを起動し、Message Queuing Cluster Name リソースのコンピュータ オブジェクトが作成されたことを確認します。
  16. Message Queuing Group をクラスタ内のすべてのノードに移動し、すべてのノードで Kerberos サポートが正常に実行されていることを確認します。
  17. この資料の「コンピュータ オブジェクトに対するアクセス許可」に記載されている手順を実行し、メッセージ キュー オブジェクトを作成するための適切なアクセス許可をクラスタ サービス アカウントに与えます。
  18. Message Queuing Group にメッセージ キュー リソースを作成し、このリソースをオンラインにします。
  19. Message Queuing Group をクラスタ内のすべてのノードに移動し、クラスタ内のすべてのノードでメッセージ キュー リソースが実行されることを確認します。

ファイル複製サービスとサーバー クラスタ

ファイル複製サービス (FRS) では、サーバー クラスタ上で仮想サーバーのコンピュータ オブジェクトの配下にあるファイル共有は複製されません。FRS サービスは、ノードのコンピュータ オブジェクトの配下にあるサブスクリプション情報のみを検索し、仮想サーバーのコンピュータ オブジェクトは検索しません。分散ファイル システム (DFS) は、複製ポリシーが有効になっている場合に、FRS を使用して複数のサーバー間でデータを複製します。複製ポリシーとの DFS リンクが仮想サーバーの場合は、どのパートナー間でもデータは複製されません。このような場合にデータを複製するには、別の方法 (ファイル コピー スクリプトなど) を使用する必要があります。

グループ ポリシーを使用してコンピュータに対して指定された Windows インストーラ パッケージを展開できる

以前のバージョンの Windows 2000 では、サーバー クラスタのファイル共有に保存されている Windows インストーラ パッケージは展開できません。これは、そのパッケージを受け取るコンピュータ アカウントが、NTLM ではなく Kerberos を使用した認証しか行わないためです。Windows 2000 SP3 では、ファイル共有リソースが依存するネットワーク名リソースで RequireKerberos プロパティを 1 に設定すると、Windows インストーラがグループ ポリシーによって展開されます。Kerberos サポートを有効にする方法の詳細については、この資料の「SP3 がインストールされた既存のクラスタで Kerberos サポートを有効にする方法」を参照してください。
仮想サーバーの Kerberos サポートを無効にする方法
仮想サーバーの Kerberos サポートを有効にすると認証の問題が発生する場合は、このサポートを無効にできます。Kerberos サポートを無効にするには、対応するコンピュータ オブジェクトを手作業で削除する必要があります。
  1. クラスタ アドミニストレータを起動し、Kerberos サポートを無効にするネットワーク名リソースをクリックして、そのリソースをオフラインにします。
  2. クラスタ ノードのいずれかでコマンド プロンプトを開いて、次のコマンドを入力します。
    cluster res "network name resource" /priv requirekerberos=0
  3. Active Directory ユーザーとコンピュータを起動し、対応するコンピュータ オブジェクトを削除します。
  4. クラスタ アドミニストレータで、ネットワーク名リソースを再びオンラインにします。

Kerberos を有効にしたドメインの変更

Kerberos を有効にした後、クラスタ ノードがメンバとなっているドメインを変更しようとした場合は、ネットワーク名がオンラインになりません。この問題を解決するには、新しいドメインで一度 RequireKerberos=0 の設定を行い、オンラインにしてから、RequireKerberos=1 の設定を行います。これにより、クラスタ サービスによって新しいドメインにコンピュータ オブジェクトが新しく作成されます。場合によっては、DNS 内のレコードを削除して、更新されたことを確認する必要があります。

クラスタ ノードのドメイン変更の一般的な情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
269196 Windows クラスタ サーバーをあるドメインから別のドメインに移動する方法

関連情報

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
307532 コンピュータ オブジェクト変更時のクラスタ サービス アカウントのトラブルシューティング方法
302389 Windows Server 2003 のクラスタ ネットワーク名リソースのプロパティの説明
303121 [HOW TO] Microsoft Cluster Server への BizTalk 2000 のインストール
256975 Windows 2000 クラスタでメッセージ キューをインストールして構成する方法

プロパティ

文書番号: 235529 - 最終更新日: 2007年10月26日 - リビジョン: 11.2
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows 2000 Advanced Server
  • Microsoft Windows 2000 Service Pack 3
キーワード:?
kbinfo kbwin2000sp3fix kboswin2000fix kbclustering kbhotfixserver kbproductlink KB235529
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

フィードバック

 

Contact us for more help

Contact us for more help
Connect with Answer Desk for expert help.
Get more support from smallbusiness.support.microsoft.com