Exchange Server のトランザクション ログ ファイルを移動する方法

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文書番号: 240145 - 対象製品
この資料は、これまでに公開されていた文書番号 259751 および 315196 の資料を統合したものです。
重要 : この資料には、レジストリの編集方法が記載されています。万一に備えて、編集の前には必ずレジストリをバックアップし、レジストリの復元方法を理解しておいてください。バックアップ、復元、および編集方法の詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
256986 Microsoft Windows レジストリの説明


この資料には、トランザクション ログ ファイルの削除に関する情報も記載されています。最悪の場合、データベースの破損によりログ ファイルを失い、すべてのデータを回復できないことがあります。トランザクション ログ ファイルを使用すると、高レベルなデータ回復を行うことができます。そのため、この資料で説明されている手順は、完全バックアップを完了できない緊急時における最終手段としてのみ実行することをお勧めします。完全バックアップでは、コミットされたログをバックアップした後、自動的にそれらのログが削除されます。
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目次

概要

Exchange Server データベースのトランザクション ログには、1 つの Exchange Server データベースに対するすべての変更が記録されています。これらのログ ファイルは長期間にわたり蓄積されるので、定期的にハード ディスクから削除しないと、使用可能なすべてのディスク領域がこれらのログ ファイルによって使用されます。

Exchange のトランザクション ログ ファイルのサイズは固定されています。Microsoft Exchange Server 2003、およびそれ以前の Exchange Server の場合、正確に 5 MB のサイズに固定されています。トランザクション ログがいっぱいになると、そのトランザクション ログはシーケンス番号を含んだ名前に変更され、新しいログが生成されます。

現在のトランザクション ログは、Exchange Server によって作成された最も新しいログです。Microsoft Exchange Server 5.5 では、現在のトランザクション ログは常に Edb.log という名前です。Microsoft Exchange 2000 Server および Exchange Server 2003 では、現在のログには、ストレージ グループのプレフィックスを持つ名前が付けられます。詳細については、「ストレージ グループ」を参照してください。

Exchange Server では、以下のいずれかの方法で不要なログ ファイルが自動的に移動されます。
  • 循環ログが有効になっている場合、トランザクション ログは、データベース ファイルに書き込まれた後すぐに移動されます。この処理により、関係するストレージ グループの現在の Exx.log ファイルまたは Exchange Server 5.5 の Edb.log ファイルがいっぱいになるか名前を変更されるまで、アイドル状態のシステムの一部で遅延が発生することがあります。新しいログ ファイルの作成と自動削除処理を高速化するには、5 MB のファイルを添付した電子メール メッセージを自分自身に送信する方法があります。

    : Exchange Server 5.5 の循環ログ機能は、デフォルトで有効になっています。Exchange 2000 Server および Exchange Server 2003 の循環ログ機能は、デフォルトで無効になっています。
  • 循環ログが無効になっている場合、ストレージ グループのすべてのデータベースの完全または増分のオンライン バックアップの実行後、Exchange Server により不要なログは移動されます。
Exchange のログ出力機能の動作、およびその変更方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
147524 [XADM] トランザクション ログの使用への循環ログの影響
258470 [XADM] 循環ログの設定を変更する方法
ただし、以下の条件のいずれかに該当する場合は、ディスク ドライブの空き容量がなくなるまで、トランザクション ログ ファイルの数が増え続けます。
  • トランザクション ログ ファイルがバックアップ プログラムによって削除されない。
  • バックアップ プログラムの実行が中止された。
  • その他の方法により、トランザクション ログ ファイルが削除されない。
ハード ディスクの空き容量が不足する場合は、トランザクション ログ ファイルを手動で移動する必要が生じることがあります。また、特定のストレージ グループのすべてのデータベースの完全または増分のオンライン バックアップを実行すると、ハード ディスクが不足することが予測される場合は、手動でトランザクション ログ ファイルをときどき移動することが必要な場合があります。データベース ファイルに書き込まれていないデータを含んでいるログを移動すると、データベースが異常停止した後、それらのデータベースを再マウントできなくなります。そのため、Exchange Server トランザクション ログ ファイルを手動で移動する場合は、安全に移動できるログを前もって特定する必要があります。

: この資料では、"移動" (remove) とは、トランザクション ログ ファイルを別の場所に配置することです。移動したトランザクション ログ ファイルは、必要に応じて、バックアップ、保存、または削除することができます。"削除" (delete) は、移動の一種ですが、削除したログ ファイルをバックアップまたは復元することはできません。

詳細

不要なトランザクション ログ ファイルの手動での移動

不要なトランザクション ログ ファイルを正常に移動するには、以下の手順を実行します。
  1. ストレージ グループ内のすべてのデータベースを停止します。
  2. 特定のストレージ グループ内の各データベース ファイルの状態を確認します。各データベース ファイルの状態の確認方法の詳細については、「データベースの状態」を参照してください。
  3. 以下のいずれかの手順を実行します。
    • 1 つ以上のデータベースの状態がダーティ シャットダウンまたは不整合状態である場合は、データベースの整合性に影響を与えずに移動できるトランザクション ログ ファイルを特定します。詳細については、「ログ ファイル」を参照してください。
    • すべてのデータベースの状態がクリーン シャットダウンまたは整合状態である場合は、現在のトランザクション ログ ファイル以外のすべてのトランザクション ログ ファイルを移動できます。すべてのデータベースの状態がクリーン シャットダウンである場合に現在のログ ファイルを移動すると、ログ ファイル シーケンスがリセットされます。これによりデータベースが起動できなくなることはありません。ただし、ログ ファイル シーケンスのリセットにより、以前のバックアップからデータベースをロール フォワードする際に、ロール フォワードの機能が影響を受けます。
  4. 移動するトランザクション ログ ファイルをハード ディスクから完全に削除する前に、別の場所にコピーします。ストレージ グループ内のすべてのデータベースの完全なオンライン バックアップが正常に完了するまで、トランザクション ログ ファイルを完全に削除しないようにします。
トランザクション ログ ファイルと Exchange Server データベースの関係を以下で説明します。以下では、安全に移動できるログ ファイルの特定方法に関する詳細な手順についても説明しています。

データベースの状態

Exchange Server データベースが正常にシャットダウンされなかった場合、そのデータベースはトランザクション ログ ストリームに "アタッチされた" ままです。これは、トランザクション ログ ファイルのすべてのデータがデータベース ファイルに含まれているわけではないことを意味します。次回データベースを起動する際に、Exchange Server によってこの状態が検出されます。その場合、失われたデータが Exchange Server によってデータベースに適用されます。このデータを含んだログ ファイルを使用できない場合、データベースを起動できません。

Exchange Server データベースが正常にシャットダウンされると、トランザクション ログ ストリームからデータベースが "デタッチ" されます。この場合、そのデータベースの次回の起動時、そのデータベースには以前のトランザクション ログ ファイルは不要です。ただし、データベースのバックアップまたは以前のバージョンを復元する場合、これらのログ ファイルが役立つ可能性があります。ログ ファイルはバックアップした時点からデータベースをロール フォワードする場合に使用されます。そのため、トランザクション ログ ファイルは、古いバージョンのデータベースに再生する必要がないことを確認できるまで、完全に削除しないようにしてください。

トランザクション ログ ファイルを手動で移動する前に、特定のトランザクション ログ ファイルを使用したデータベースの状態を特定する必要があります。このような場合は、特定のトランザクション ログ ファイルを使用した各データベースの "アタッチ" または "デタッチ" の状態を特定します。データベースがアタッチまたはデタッチされているかどうかについては、Eseutil ユーティリティの /MH コマンド スイッチを使用してデータベース ファイルのヘッダーを調べることにより判断できます。たとえば、コマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。database_name は、調査対象のデータベース名です。
eseutil /MH database_name
たとえば、Mailbox Store (Server1) データベースを調べるには、次のように入力します。
eseutil /MH "Mailbox Store (Server1).edb"
: Eseutil コマンドを使用してデータベースのヘッダーを調べるには、そのデータベースを停止する必要があります。

このコマンドを実行した後、表示されるヘッダー情報の State 値を調べます。State 値では、データベースが正常にデタッチされたかどうかについて次の情報が提供されます。
  • データベースが正常にデタッチされている場合、State 値は、実行している Exchange Server のバージョンに応じて Clean Shutdown または Consistent のいずれかです。
  • データベースが正常にデタッチされていない場合、State 値は Dirty Shutdown または Inconsistent です。これは、既存のトランザクション ログ ファイルの一部にデータベースで必要な未処理のトランザクションが含まれていることを意味します。このような状態のトランザクション ログ ファイルを移動すると、バックアップからそのデータベースを復元するか、Eseutil コマンドおよび Isinteg コマンドを使用してデータベースを修復しない限り、そのデータベースを再度起動することができなくなります。

    Exchange Server データベースの修復方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    812357 Exchange Server 5.5、Exchange 2000 Server、Exchange Server 2003 での Eseutil /p ツールによる修復後の Exchange データベースの管理方法
プレースホルダとして機能し、ハード ディスクの空き領域を予約する 2 つの予約済みトランザクション ログ ファイルも、トランザクション ログ ファイルが保存されているハード ディスクがいっぱいになった場合に使用できます。これらの予約済みトランザクション ログ ファイルは Res1.log および Res2.log という名前です。トランザクション ログ ファイルが保存されているハード ディスクがいっぱいになると、Exchange Server では、データベースを正常に停止するのに十分な時間、これらの 2 つの予約済みトランザクション ログ ファイルを使用してログ記録を続行します。ログ ディスクがいっぱいになり、Exchange Server がそれ以上トランザクション ログ ファイルを作成できなくなると、元の Res2.log ファイルの名前が変更され、次のログとして使用されます。必要な場合は、Res1.log も使用されます。

両方の予約済みトランザクション ログ ファイルの容量を超える場合があります。この場合、ストレージ グループ内のすべてのデータベースは、ダーティ シャットダウン状態または不整合状態で停止されます。

警告 : トランザクション ログ ドライブのディスク領域が不足すると、データベースが正常にシャットダウンされない場合があります。1 つ以上のデータベースの状態がダーティ シャットダウンまたは不整合状態になっていて、ディスク領域を解放するためにすべてのトランザクション ログ ファイルを削除した場合、影響を受けるストレージ グループに含まれているどのデータベースも、修復または復元を行わなければ再度マウントできなくなります。データベースで使用する必要がある限り、ログ ファイルを削除しないようにする必要があります。

ストレージ グループ

Exchange Server データベースはストレージ グループに編成されます。ストレージ グループは、単一のトランザクション ファイル ストリームを共有する一連のデータベースです。 Exchange Server 5.5 では、最大 2 つのデータベース ファイルを含む単一のインフォメーション ストア ストレージ グループが存在します。これら 2 つのデータベース ファイルは、それぞれ Priv.edb および Pub.edb という名前です。さらに、Exchange Server 5.5 には Dir.edb という名前の単一のデータベース ファイルを含むディレクトリ サービス ストレージ グループが含まれています。

Exchange 2000 Server および Exchange Server 2003 には、ディレクトリ サービス ストレージ グループがありません。Exchange 2000 Server および Exchange Server 2003 では、サーバーごとに最大 4 つのインフォメーション ストア ストレージ グループを保持できます。これらの各ストレージ グループでは、最大 5 つまでのデータベースを保持できます。これらのデータベースの名前を構成できるのは管理者です。

トランザクション ログ ドライブがいっぱいになると、ストレージ グループ内のすべてのデータベースがすぐに停止されます。ストレージ グループ内のどのデータベースを起動する場合も、そのストレージ グループ内のすべてのデータベースの状態がチェックされます。最初のデータベースを起動する前に、すべてのデータベースについて、必要なトランザクション ログ ファイルの再生処理がすべて実行されます。トランザクション ログ ファイルの再生処理および再生イベントは、個々のデータベースごとにではなく、ストレージ グループ内のすべてのデータベースに対して適用されます。

重要 : 各データベース ファイルがクリーン シャットダウン状態または整合状態であることを確認する必要があります。特定のストレージ グループ内の 1 つ以上のデータベースは、同じストレージ グループ内の別のデータベースが正常にデタッチされていない場合でも、正常にデタッチされる場合があります。あるストレージ グループ内で、最初に調べたデータベースの状態がクリーン シャットダウンであっても、そのストレージ グループ内のすべてのデータベースの状態がクリーン シャットダウンであると見なすことはできません。

: Exchange Server 5.5 の場合は、単一の .edb ファイルに含まれている各データベースを Eseutil コマンドを使用して調べる必要があります。Exchange 2000 Server と Exchange Server 2003 の場合、各データベースは 2 つのファイルに分割されています。この 2 つのファイルは、それぞれ .stm ファイルと .edb ファイルです。.stm ファイルと .edb ファイルの両方の状態を Eseutil コマンドを使用して調べます。

ログ ファイル

特定のストレージ グループ内のデータベースに必要なトランザクション ログ ファイルを特定するには、以下の手順を実行します。

Exchange Server 5.5 の場合

警告 : レジストリ エディタまたは別の方法を使用してレジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場合、オペレーティング システムの再インストールが必要になることがあります。マイクロソフトは、レジストリの変更により発生した問題に関しては、一切責任を負わないものとします。レジストリの変更は、自己の責任において行ってください。
  1. Exchange Server 管理ツールで、データベースのワーキング パスを確認します。

    パスの場所は、Server オブジェクトのプロパティの [データベース パス] タブで確認できます。チェックポイント ファイル (Edb.chk) はこのパスに配置されています。管理ツールを使用できない場合は、システム レジストリでワーキング パスを確認できます。レジストリ エディタを実行して、以下のレジストリ サブキーを展開します。

    インフォメーション ストア サービスの場合
    HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\MSExchangeIS\ParametersSystem\Working Directory
    ディレクトリ サービスの場合
    HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\MSExchangeDS\Parameters\DSA Working Directory
  2. コマンド プロンプトで、ワーキング パスのフォルダに移動します。Eseutil コマンドを使用して Edb.chk ファイルのヘッダーを参照します。
    eseutil /mk edb.chk
    画面には次のような情報が出力されます。
    Microsoft(R) Windows NT(TM) Server Database Utilities
    Version 5.5
    Copyright (C) Microsoft Corporation 1991-1998. All Rights Reserved.
    
    Initiating FILE DUMP mode...
    Checkpoint file: edb.chk
    
    LastFullBackupCheckpoint (0,0,0)
    Checkpoint (157,2860,500)    comment: Checkpoint is in log 157 decimal
    FullBackup (90,8,10)
    FullBackup time:1/15/1999 18:18:36
    IncBackup (0,0,0)
    IncBackup time:0/0/1900 0:0:0
    . . .
    						
    Checkpoint の行にある 3 つの数字は、ログ ファイルの世代番号、ログ ファイルへのセクタ オフセット、およびセクタへのバイト オフセットを表しています。ログ ファイルの世代番号をメモします。
  3. 世代番号を 16 進数の値に変換します。この例の 10 進数の値 157 は、16 進数では 9D です。Exchange Server のログ ファイルには 5 桁の 16 進数の番号 (たとえば、Edb12345.log) が付けられます。5 桁に満たない場合は、先頭にゼロを使用して 5 桁にします。したがって、上記の例のチェックポイント ログ ファイルは Edb0009d.log です。

    : Windows に組み込まれている電卓の関数電卓モードを使用して、10 進数の値を 16 進数の値に変換できます。電卓を起動して、[表示] メニューの [関数電卓] をクリックします。10 進数の数値を入力し、[16 進] をクリックします。
  4. データベースが不整合状態の場合にそのデータベースを起動するには、チェックポイント ログと、そのチェックポイント ログの生成後に生成されたすべてのログが必要です。 計算したチェックポイント値に対応するログ ファイルが見つからない場合があります。これは、チェックポイントが、最新のログ ファイル (必ず Edb.log という名前です) に含まれている場合に発生する可能性があります。このログがいっぱいになり、新しいログが生成されるまで、ログ シーケンス番号は現在のログ名に含まれません。

    次の Eseutil コマンドを使用してログ ファイル ヘッダーを参照すると、Edb.log ファイルの内部的な実際のシーケンス番号を確認できます。
    eseutil /ML Edb.log
    ログ ファイル ヘッダーの lGeneration フィールドは、ログ ファイルの実際のシーケンス番号を反映しています。この lGeneration 値を 16 進の値に変換する必要があります。
  5. チェックポイント ファイルよりも小さい番号が付けられたログ ファイルはすべて安全に移動できます。ただし、チェックポイント ログ自体を移動しないください。この例では、Edb0009c.log や Edb0009b.log などは安全に移動できますが、Edb0009d.log、または現在のログは移動できません。
    ログ ファイルは削除するのではなく移動するということを忘れないでください。チェックポイントより古いログ ファイルを移動するためにデータベース サービスを停止する必要はありません。
バックアップを復元する必要がある場合にデータベースを完全にロール フォワードするには、バックアップ後に作成されたすべてのログ ファイルを復元する必要もあります。一連のログ ファイルに欠落しているファイルがあると、その欠落しているファイル以降のログ ファイルをロール フォワードすることはできません。

Exchange 2000 Server および Exchange Server 2003 の場合

  1. データベースの .edb ファイルと .stm ファイルのパスおよび名前を特定するには、Exchange システム マネージャを使用してデータベースごとにプロパティのダイアログ ボックスの [データベース] タブを参照します。
  2. コマンド プロンプトで、データベース ファイルのパスに移動します。
  3. 次の Eseutil コマンドを実行してデータベース ファイルのヘッダーを参照します。
    eseutil /mh database_file
  4. データベース ファイル ヘッダーの Log Required フィールドを調べます。Log Required フィールドには、このデータベースの起動に必要な番号付きのログ ファイルの範囲が示されています。範囲が 0 - 0 の場合、このデータベースの起動に必要なログ ファイルはありません。これは、そのデータベースの状態がクリーン シャットダウンまたは整合状態であることを意味します。

    : Eseutil コマンドを使用してデータベースのヘッダーを調べるには、そのデータベースを停止する必要があります。ただし、Exchange Server のすべてのバージョンで、データベースを実行しているときにチェックポイント ファイルのヘッダーを調べる場合があります。チェックポイント ファイルの調査手順はすべてのバージョンの Exchange Server で同じであり、「Exchange Server 5.5 の場合」に記載されています。チェックポイント値を参照すると、データベースを停止せずに移動できるログ ファイルを特定できます。チェックポイント ログよりも古いログ ファイル (チェックポイント ログは含みません) は、移動することができます。
  5. Exchange Server 2003 Service Pack 1 (SP1) より前のバージョンの Exchange Server を実行している場合、Log Required フィールドに示されている 10 進数の値の範囲を 16 進数の値に変換する必要があります。たとえば、Log Required 値が 28217 - 28221 の場合、06E3906E3D のログ ファイルがこのデータベースに必要です。Exchange Server 2003 SP1 では、Log Required フィールドが拡張されて、10 進数の値と 16 進数の値の両方が報告されるようになりました。

    : Windows に組み込まれている電卓の関数電卓モードを使用して、10 進数の値を 16 進数の値に変換できます。電卓を起動して、[表示] メニューの [関数電卓] をクリックします。10 進数の数値を入力し、[16 進] をクリックします。

    : Exchange Server 5.5 では、ログ ファイルは Edbxxxxx.log という名前です。"xxxxx" は、5 桁の 16 進数の番号です。Exchange 2000 Server と Exchange Server 2003 では最大で 4 つのストレージ グループを保持でき、各ストレージ グループでは、特定のログ ファイルのセットを保持できるので、"Edb" というプレフィックスはトランザクション ログ ファイル名には含まれません。Exchange 2000 Server および Exchange Server 2003 では、"Edb" プレフィックスは "E00"、"E01"、"E02"、"E03" に置き換えられています。回復用ストレージ グループの場合は、"Edb" プレフィックスは "R00" に置き換えられています。ストレージ グループのログ ファイル名のプレフィックスは、Exchange システム マネージャで、特定のストレージ グループ オブジェクトのプロパティ ダイアログ ボックスの [全般] タブに表示されます。そのため、ストレージ グループのプレフィックスが "E01" であり、Log Required エントリが 28217 - 28221 (0x06E39 - 0x06E3D) の場合、実際に必要なログは E0106E39.logE0106E3D.log です。

    ストレージ グループのログを移動する場合は、事前に、Log Required 値をストレージ グループ内のデータベースごとに調べる必要があります。
ストレージ グループ内のデータベースの Log Required フィールドの最小値のエントリよりも小さい番号のすべてのログ ファイルを安全に移動できます。ログ ファイルは、削除するのではなく移動することを忘れないでください。

: Log Required フィールドで示される範囲が 1 つのログで、それに対応しているログ ファイルが見つからない場合があります。たとえば、Log Required フィールドで 28221 - 28221 の範囲が示され、28221 という番号のログ ファイルが見つからない場合があります。これは、チェックポイントが最新のログ ファイルに含まれている場合に発生することがあります。最新のログ ファイルの名前は常にストレージ グループ プレフィックスのみです。たとえば、最新のログ ファイルの名前は E01.log である場合があります。このログがいっぱいになり新しいファイルが生成されるまで、現在のログのファイル名にログ シーケンス番号は含まれません。

次の Eseutil コマンドを使用してログ ファイル ヘッダーを参照すると、現在のログ ファイルの内部的な実際のシーケンス番号を確認できます。
eseutil /ML log_prefix.log
たとえば、ログ プレフィックスが E01 の場合は、eseutil /ML E01.log を使用します。 ログ ファイル ヘッダーの lGeneration フィールドは、ログ ファイルの実際のシーケンス番号を反映しています。

Exchange Server データベースをバックアップから復元し、データを失うことなく Exchange Server データベースを回復する必要がある場合、バックアップの実行後に作成されたすべてのトランザクション ログ ファイルを復元する必要もあります。一連のトランザクション ログ ファイルに欠落しているファイルがあると、その欠落しているファイル以降のログ ファイルをロール フォワードすることはできません。この場合、欠落しているファイルより後の番号を持つすべてのログ ファイルを移動する必要があります。これには、現在のログ ファイルが含まれます。

: ストレージ グループ内のすべてのデータベースの状態がクリーン シャットダウンまたは整合状態であっても、最新のログ ファイルは移動しないようにする必要があります。最新のログ ファイルを移動すると、シーケンス番号 0x000001 で始まる新しい一連のログ ファイルが生成されます。この新しい一連のログ ファイルが作成されると、以前のバックアップを使用した Exchange Server データベースのロール フォワードを行うことができなくなります。

Exchange Server データベースの修復方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
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プロパティ

文書番号: 240145 - 最終更新日: 2007年11月26日 - リビジョン: 6.2
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Exchange Server 2003 Enterprise Edition
  • Microsoft Exchange Server 2003 Standard Edition
  • Microsoft Exchange 2000 Enterprise Server
  • Microsoft Exchange 2000 Server Standard Edition
  • Microsoft Exchange Server 5.5 Standard Edition
キーワード:?
kbhowto KB240145
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