Windows 2000 クラスタ サーバーにおける Microsoft 分散トランザクション コーディネータ (MSDTC) の回復方法

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文書番号: 243204 - 対象製品
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重要 : この資料には、レジストリの編集方法が記載されています。万一に備えて、編集の前には必ずレジストリをバックアップし、レジストリの復元方法を理解しておいてください。バックアップ、復元、および編集方法の詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
256986 Microsoft Windows レジストリの説明
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目次

概要

Windows 2000 には、デフォルトで Microsoft 分散トランザクション コーディネータ (MSDTC) サービスがインストールされていますが、[アプリケーションの追加と削除] を使用してアンインストールすることはできません。この資料では、Windows 2000 クラスタで分散トランザクション コーディネータのリソースに発生した問題から回復する方法について説明します。通常この問題は、DTC リソースを使用するプログラムをインストールした場合に発生します。Microsoft SQL Server、Microsoft メッセージ キュー、Microsoft Exchange 2000 Server、Microsoft Exchange Server 2003 などのプログラムは、サーバー クラスタで動作している場合に DTC を使用できます。

: クラスタ ノードでは、クラスタ リソースとして実行される MSDTC のみがサポートされています。SQL Server がクラスタ化されている場合、SQL のインスタンスの最大数をサポートする必要があるのは、MSDTC の 1 つのクラスタ インスタンスだけです。MSDTC リソースをインストールする際は、独自のディスクと IP リソースを持つ独自のリソース グループにインストールすることをお勧めします。MSDTC リソースが既にインストールされている場合は、アプリケーションが正しく機能しているのであれば、どこにインストールされているかには関係なく、そのインストール場所のままにしておくことをお勧めします。クラスタがまだ運用中でない場合は、次の手順を使用して、MSDTC リソースをクラスタ グループ以外のグループに移動できます。

MSDTC のクラスタ リソースは、物理ディスク、IP アドレス、およびネットワーク名リソースを含む最初のグループにインストールされます。これらのリソースが使用可能になっておらず、クラスタ グループ以外のグループでオンラインになっていない場合、Comclust.exe コマンドを実行したときに DTC リソースはクラスタ グループにインストールされます。デフォルトでは、クラスタ グループには以下のリソースが含まれています。
  • クラスタの IP アドレス
  • クラスタ名
  • クォーラム (/MSCS フォルダを含む物理ディスク)
ただし、前述のように、クラスタ化された MSDTC リソースが既にクラスタ グループに含まれていて、オンラインである場合、すべてのノード間で適切にフェールオーバーされます。この場合は、クラスタ グループに配置したままにしてかまいません。

: Exchange 2000 クラスタまたは Exchange 2003 クラスタの場合、クラスタ化された MSDTC リソースをクラスタ グループに入れたままにしておくことをお勧めします。Exchange でこの機能が使用されるのは、Exchange の最初のインストール処理時、および Exchange 用 Service Pack の適用時のみです。 クラスタ化された SQL Server インストールにおける MSDTC リソースの移動や修復の方法について、SQL Server に関する関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
294209 SQL フェールオーバー クラスタで使用される MSDTC を再構築または移動する方法

また、MSDTC のログ ファイルでも問題が発生する場合があります。このログ ファイルは、DTC リソースをインストールしたグループの最初の物理ディスク リソースに格納されます。

詳細

警告 : レジストリ エディタまたは別の方法を使用してレジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場合、オペレーティング システムの再インストールが必要になることがあります。マイクロソフトは、レジストリの変更により発生した問題に関しては、一切責任を負わないものとします。レジストリの変更は、自己の責任において行ってください。
MSDTC サービス、または Windows 2000 クラスタの DTC リソースに問題が発生した場合、以下のいずれかの手順を実行して回復させることができます。

MSDTC のクラスタ リソースが誤ってクラスタ グループにインストールされた場合

DTC リソースが誤ってクラスタ グループにインストールされた場合、次の手順に従ってリソースを適切なグループに移動します。DTC リソースの移動時にクラスタ アドミニストレータの [グループの変更] 機能を使用しないでください。
  1. クラスタ アドミニストレータを起動します。[Cluster Group] で MSDTC リソースを探し、そのリソースをオフラインにして削除します。

    : この操作を行う前にその MSDTC リソースのすべての依存関係を解除してください。解除しないと、リソースをオフラインする前や削除する前に、依存関係を解除するように求めるエラー メッセージが表示されることがあります。
  2. レジストリ エディタ (Regedt32.exe) を使用して、両方のノードで次のレジストリ キーが削除されているかどうかを確認します。
    • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MSDTC
    • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSDTC (手動での削除が必要)
    • HKEY_CLASSES_ROOT\CID
  3. クラスタ グループを他のクラスタ ノードに移動します。移動先のノードでクラスタ グループがオンラインとなっていることを確認して、次の手順に進みます。
  4. 対象となるグループに次のリソースを作成します。
    1. MSDTC リソースが使用する IP アドレス リソース。このリソースをオンラインにします。
    2. MSDTC リソースが使用するネットワーク名リソース。このリソースを、上記で作成した MSDTC の IP アドレス リソースに依存するようにし、オンラインにします。
    3. MSDTC のネットワーク名に依存する分散トランザクション コーディネータのリソース、および Dtclog フォルダを格納する物理ディスク (次の手順を参照してください)。このリソースは、"オフライン" 状態のままにします。
  5. DtcLog フォルダを、%WinDir%\System32 フォルダから MSDTC リソースをインストールするグループの最初の物理ディスク リソースにコピーします。
  6. ノード A で comclust コマンドを実行し、ノード B でも同じコマンドを実行します。

    : 次のエラー メッセージが表示された場合は、すべてのノードを再起動し、手順 6. を再度実行してください。

    C:\Documents and Settings\Administrator>comclust
    MS DTC をセットアップしています。
    セットアップによって、現在のクラスタ構成には MS DTC リソースが作成できるリソース グループがまったくないことが検出されました。MS DTC のセットアップにはネットワーク名リソースと共有ディスク リソースの両方を含む最低 1 つのリソース グループを持つクラスタが必要です。また、このリソース グループがセットアップを実行するクラスタの第 1 ノードの所有である必要があります。クラスタ構成を正しく変更をした後、セットアップを再実行してください。

デスクトップでクラスタ アドミニストレータを開いておくと、MSDTC リソースの状態が、"障害"、"オフライン"、"オンライン待ち" と移り変わり、最終的に "オンライン" の状態に安定することが確認できます。この時点で、クラスタ アドミニストレータの [グループの移動] 機能を使用してフェールオーバー テストを実行することができます。

MSDTC ログの問題

MSDTC ログで問題が発生している疑いがある場合、msdtc.exe -resetlog コマンドを実行することにより、MSDTC ログ内にあるすべての既存パケットをフラッシュすることができます。

警告 : msdtc -resetlog コマンドによる操作には危険が伴います。この操作を実行する場合は、アクティブなトランザクションがないことを確認してください。

プロパティ

文書番号: 243204 - 最終更新日: 2007年10月26日 - リビジョン: 5.2
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows 2000 Advanced Server
  • Microsoft Windows 2000 Datacenter Server
キーワード:?
kbhowto kbnetwork kbproductlink KB243204
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