Windows 2000 および Windows Server 2003 で DNS 更新を有効/無効にする方法

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文書番号: 246804 - 対象製品
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重要 : この資料には、レジストリの編集方法が記載されています。万一に備えて、編集の前には必ずレジストリをバックアップし、レジストリの復元方法を理解しておいてください。バックアップ、復元、および編集方法の詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
256986 Microsoft Windows レジストリの説明
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目次

概要

Microsoft Windows 2000 は、RFC 2136 で定義された DNS (Domain Name System) 更新をサポートしています。Windows 2000 の DNS クライアントに対しては、これがデフォルトで有効になっています。

DNS 更新を実行するコンポーネントは、特定のコンピュータの構成や実行しているサービスに応じて異なります。ツールやレジストリ キーを使用するなどして、すべてのコンポーネントに対する DNS 更新を一元管理することはできません。この資料では、更新を行う各コンポーネントと特定のコンポーネントの動作を変更する方法について説明します。

この資料では、Microsoft Windows Server 2003 で DNS 更新を無効にする方法についても説明します。Windows Server 2003 を実行するクライアント コンピュータでは、DNS 更新がデフォルトで有効になっています。

はじめに


以下のコンポーネントが DNS 更新を行います。
  • DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) クライアント サービス
    これらの更新は Windows 2000 ベースのすべてのコンピュータに適用されます。
  • DNS サーバー サービス
    これらの更新は Windows 2000 ベースの DNS サーバーにのみ適用されます。
  • Net Logon サービス
    これらの更新は Windows 2000 ベースのドメイン コントローラにのみ適用されます。
  • リモート アクセス クライアント
    これらの更新は Windows 2000 ベースのリモート アクセス クライアントにのみ適用されます。
: この資料に記載されているレジストリ キーを変更してこれらのいずれかのコンポーネントを変更した場合は、その後、影響するサービスを停止して再開する必要があります。場合によってはコンピュータを再起動する必要もあります。これらの事例について説明します。

DHCP クライアント サービス

警告 : レジストリ エディタの使い方を誤ると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場合、オペレーティング システムの再インストールが必要になることがあります。マイクロソフトは、レジストリ エディタの誤用により発生した問題に関しては、一切責任を負わないものとします。レジストリ エディタは、自己の責任においてご使用ください。

アダプタが DHCP を使用して構成されているか、手動または静的な方法で構成されているかどうかにかかわらず、DHCP クライアント サービスはネットワーク アダプタに対する DNS 更新を行います。ここでは、以下の参照の登録を有効/無効にする方法について説明します。
  • すべてのアダプタ - 前方および逆引き
  • すべてのアダプタ - 逆引き
  • アダプタごと - TCP/IP 詳細設定のプロパティの制御
  • アダプタごと - 前方および逆引き
  • アダプタごと - 逆引き
  • その他の設定

すべてのアダプタ - 前方および逆引き

DHCP クライアント サービスがすべてのアダプタに対して実行する、前方 (A リソース レコード) および逆引き (PTR リソース レコード) の登録を無効にするには、以下のレジストリ サブキーを使用します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\DisableDynamicUpdate

範囲 : 0 〜 1
デフォルト値 : 0

: このレジストリ値を 1 に設定しても、[この接続のアドレスを DNS に登録する] チェック ボックス (各ネットワーク インターフェイスの [TCP/IP 詳細設定] ダイアログ ボックスの [DNS] タブにあります) の設定には影響しません。ポリシーが有効になる前にこのチェック ボックスがオンになっていた場合、ポリシーが有効になった後もこのチェック ボックスはオンのままです。ポリシーによって設定されるレジストリ設定は、すべてのインターフェイスに影響するグローバル設定で、アダプタ固有の設定ではありません。このグローバル設定は、データ型 REG_DWORD には現れません。

このキーにより、コンピュータ上のすべてのアダプタに対する DNS 更新の登録が無効になります。DNS 更新を使用すると、IP アドレスの変更が生じた場合に、DNS クライアント コンピュータは DNS リソース レコードを自動的に登録して更新します。
   値     意味

   -------------------------------------------

   0      DNS 更新の登録を有効にします。


   1      DNS 更新の登録を無効にします。
: すべてのアダプタに対して DNS 更新を行うには、システム レベルおよびアダプタ レベルで DNS 更新を有効にする必要があります。特定のアダプタに対して DNS 更新を無効にするには、インターフェイス名のレジストリ サブキーに DisableDynamicUpdate 値を追加し、その値を 1 に設定します。コンピュータのすべてのアダプタに対して DNS 更新を無効にするには、次のサブキーに DisableDynamicUpdate を追加し、その値を 1 に設定します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters

: このレジストリ値を 1 に設定しても、このレジストリ キーに対する変更は [この接続のアドレスを DNS に登録する] チェック ボックス (各ネットワーク インターフェイスの [TCP/IP 詳細設定] ダイアログ ボックスの [DNS] タブにあります) に反映されません。レジストリが変更される前にこのチェック ボックスがオンになっていた場合、このチェック ボックスはレジストリの変更後もオンのままです。このレジストリ設定はアダプタ固有の設定ではなく、すべてのインターフェイスに影響するグローバル設定です。このグローバル設定はユーザー インターフェイスには現れません。

Windows 2000 では、このエントリはデフォルトでレジストリに追加されていません。このエントリは、レジストリを編集するか、レジストリを編集するプログラムを使用することによって追加できます。

この値への変更を有効にするには、Windows 2000 を再起動する必要があります。

すべてのアダプタ - 逆引き

前方参照 (A リソース レコード) のみ登録し、逆引き参照 (PTR リソース レコード) は登録しない場合は、以下のレジストリ サブキーを使用して、PTR リソース レコードの登録を無効します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\DisableReverseAddressRegistrations

データ型 : REG_DWORD
範囲 : 0 〜 1
デフォルト値 : 0

このキーにより、この DNS クライアントによる PTR リソース レコードの DNS 更新の登録が無効になります。PTR リソース レコードは、IP アドレスをコンピュータ名と関連付けるものです。このエントリは、逆引き参照ゾーンに対して権限を持つプライマリ DNS サーバーが、DNS 更新を実行できない、または DNS 更新を実行しないように構成されている企業のために設計されています。これにより、不要なネットワーク トラフィックが減少し、PTR リソース レコードの登録に失敗したことがイベント ログに記録されないようになります。
   値     意味

   ----------------------------------

   0      PTR リソース レコードを登録します。


   1      PTR リソース レコードを登録しません。
: Windows 2000 では、このエントリはデフォルトでレジストリに追加されていません。このエントリは、レジストリを編集するか、レジストリを編集するプログラムを使用することによって追加できます。

この値への変更を有効にするには、Windows 2000 を再起動する必要があります。

アダプタごと - TCP/IP 詳細設定のプロパティの制御

[DNS] タブで、次のアダプタ固有の TCP/IP 詳細設定を使用することにより、各アダプタに対して行われる DNS 登録の動作を変更できます。
  • この接続の DNS サフィックス
  • この接続のアドレスを DNS に登録する
  • この接続の DNS サフィックスを DNS 登録に使う
[この接続のアドレスを DNS に登録する] チェック ボックスのデフォルト設定では、アダプタに構成されている最初の IP アドレスの A リソース レコードおよび PTR リソース レコードが登録されます。このチェック ボックスをオフにすると、DHCP クライアント サービスが、アダプタに対して A リソース レコードも PTR リソース レコードも登録しないようになります。

[この接続の DNS サフィックスを DNS 登録に使う] チェック ボックスは、デフォルトではオフになっています。コンピュータそれぞれにはプライマリ DNS サフィックスがあります。そのサフィックスを表示するには、ipconfig /all コマンドを使用します。

また、各アダプタに固有の DNS サフィックスを構成することもできます。アダプタ固有の DNS サフィックスは、手動で構成することも、DHCP リース プロセスの DHCP オプション 15 を使用して構成することもできます。

DHCP オプションの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
121005 クライアント側がサポートしている DHCP オプション


このチェック ボックスをオンにすると、DHCP クライアント サービスが、PrimaryDnsSuffix ホスト名および以下の完全修飾ドメイン名 (FQDN) の A リソース レコードと PTR リソース レコードを登録できるようになります。
hostname.dns_suffix_for_this_adaptor

アダプタごと - 前方および逆引き

DHCP クライアント サービスが特定のアダプタに対して実行する A リソース レコードおよび PTR リソース レコードの登録を無効にするには、以下のレジストリ サブキーを使用します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\Interfaces\<Interface name>\DisableDynamicUpdate

データ型 : REG_DWORD
範囲 : 0 〜 1
デフォルト値 : 0

このキーにより、このアダプタに対する DNS 更新の登録が無効になります。DNS 更新を使用すると、IP アドレスの変更が生じた場合に、DNS クライアント コンピュータは DNS リソース レコードを自動的に登録して更新します。
   値     意味

   --------------------------------------------

   0      DNS 更新の登録を有効にします。


   1      DNS 更新の登録を無効にします。
: すべてのアダプタに対して DNS 更新を行うには、システム レベルおよびアダプタ レベルで DNS 更新を有効にする必要があります。特定のアダプタに対して DNS 更新を無効にするには、インターフェイス名のレジストリ サブキーに DisableDynamicUpdate 値を追加し、その値を 1 に設定します。コンピュータのすべてのアダプタに対して DNS 更新を無効にするには、次のレジストリ サブキーに DisableDynamicUpdate 値を追加し、その値を 1 に設定します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters

Windows 2000 では、このエントリはデフォルトでレジストリに追加されていません。このエントリは、レジストリを編集するか、レジストリを編集するプログラムを使用することによって追加できます。

この値への変更を有効にするには、Windows 2000 を再起動する必要があります。

アダプタごと - 逆引き

アダプタごとに PTR リソース レコードの登録を無効にすることはできません。

その他の設定

ここでは、DHCP クライアント サービスが使用する、DNS 更新に関連した他のパラメータについて説明します。

DNS レコードが動的に再登録される間隔は、デフォルトで Windows 2000 Professional の場合は 24 時間おき、Windows 2000 Server および Windows 2000 Advanced Server の場合は 1 時間おきです。以下のレジストリ サブキーを使用すると、この更新間隔を変更できます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\DefaultRegistrationRefreshInterval

データ型 : REG_DWORD
範囲 : 0x0 〜 0xFFFFFFFF 秒
デフォルト値 (Windows 2000 Professional の場合) : 0x15180 (86,400 秒 = 24 時間)
デフォルト値 (Windows 2000 Server および Windows Advanced Server の場合) : 0xE10 (3,600 秒 = 1 時間)
適用対象 : すべてのアダプタ

ここでは、DNS 更新の登録の間隔を指定します。Windows XP または Windows Server 2003 を実行しているコンピュータでは、そのコンピュータがクライアントであるかサーバーであるかにかかわらず、
DefaultRegistrationRefreshInterval
キーの値はデフォルトで 1 日に設定されています。

Windows 2000 では、このエントリはデフォルトでレジストリに追加されていません。このエントリは、レジストリを編集するか、レジストリを編集するプログラムを使用することによって追加できます。

この値への変更を有効にするには、Windows 2000 を再起動する必要があります。

動的な登録で使用する TTL (Time To Live) 値は、デフォルトでは 20 分です。以下のレジストリ サブキーを使用すると、TTL 値を変更できます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\DefaultRegistrationTTL

データ型 : REG_DWORD
範囲 : 0x0 〜 0xFFFFFFFF 秒
デフォルト値 : 0x4B0 (1,200 秒 = 20 分)
適用対象 : すべてのアダプタ

ここでは、DNS 登録の TTL を指定します。

Windows 2000 では、このエントリはデフォルトでレジストリに追加されていません。このエントリは、レジストリを編集するか、レジストリを編集するプログラムを使用することによって追加できます。

この値への変更を有効にするには、Windows 2000 を再起動する必要があります。

デフォルトでは、最初の IP アドレスのみ動的に登録されます。1 つのアダプタに複数の IP アドレスが構成されている場合、つまり論理的なマルチホーム環境では、以下のレジストリ キーを使用すると、IP アドレスの数を変更できます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\Adapters\<Interface name>\MaxNumberOfAddressesToRegister

データ型 : REG_DWORD
範囲 : 0x0 〜 0xFFFFFFFF
デフォルト値 : 0x1
適用対象 : このアダプタのみ

この設定により、アダプタに対して DNS に登録できる IP アドレスの最大数を指定します。

このエントリの値が 0 の場合、アダプタに対して IP アドレスを登録することはできません。

この値への変更を有効にするには、Windows 2000 を再起動する必要があります。

デフォルトでは、セキュリティで保護されていない DNS 登録が試行されます。以下のレジストリ サブキーを使用すると、この動作を変更できます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\UpdateSecurityLevel

データ型 : REG_DWORD
範囲 : 0x0 | 0x10 | 0x100
デフォルト値 : 0x0
適用対象 : すべてのアダプタ

ここでは、DNS クライアントで、セキュリティで保護された動的更新または標準の動的更新のいずれを使用するかを指定します。Windows 2000 は、動的更新とセキュリティで保護された動的更新の両方をサポートしています。セキュリティで保護された動的更新を使用すると、権限を持つネーム サーバーが、認証済みのクライアントおよびサーバーからのみ更新を受け付けます。
   値           意味

   -------------------------------------------------------------

     0 (0x0)    セキュリティで保護されていない動的更新が拒否された場合にのみ、

                セキュリティで保護された動的更新を送信します。


    16 (0x10)   セキュリティで保護されていない動的更新のみを送信します。


   256 (0x100)  セキュリティで保護された動的更新のみを送信します。
Windows 2000 では、このエントリはデフォルトでレジストリに追加されていません。このエントリは、レジストリを編集するか、レジストリを編集するプログラムを使用することによって追加できます。

この値への変更を有効にするには、Windows 2000 を再起動する必要があります。

DNS クライアントはデフォルトで、DNS 名を登録されているものから自身の IP アドレスに関連付けているレコードに置き換えようとします。以下のレジストリ サブキーを使用すると、この動作を変更できます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\DisableReplaceAddressesInConflicts

データ型 : REG_DWORD
範囲 : 0 〜 1
デフォルト値 : 0
適用対象 : すべてのアダプタ

この設定により、DNS クライアントが動的更新中にアドレスの競合を検出したときに、既存のリソース レコードを上書きしないようになります。DNS クライアントが既存の A リソース レコードで自身の DNS 名が別のコンピュータの IP アドレスに関連付けられていることを検出した場合、アドレスの競合が発生します。

DNS クライアントはデフォルトで、DNS 名を登録されているものから自身の IP アドレスに関連付けているレコードに置き換えようとします。ただし、このエントリを使用すると、DNS の登録処理を取り消すことができます。これによりイベント ビューアにエラーが記録されることはありません。

このエントリは、セキュリティで保護された動的更新を使用しないゾーン向けに設計されています。このエントリを使用すると、権限のないユーザーがクライアント コンピュータの IP アドレスの登録を変更できないようになります。
   値     意味

   ---------------------------------------------------------------

   0      DNS クライアントは、既存の A リソース レコードを
          自身の IP アドレスの A リソース レコードに置き換えます。


   1      DNS クライアントは登録処理を取り消します。

          イベント ビューアにエラーは記録されません。
Windows 2000 では、このエントリはデフォルトでレジストリに追加されていません。このエントリは、レジストリを編集するか、レジストリを編集するプログラムを使用することによって追加できます。

この値への変更を有効にするには、Windows 2000 を再起動する必要があります。

DNS サーバー サービス

DNS サーバー サービスは、特定の名前に対して権限 (SOA) を持つ場合、リッスンしているすべてのアダプタに対してホスト名の A リソース レコードを登録します。

DNS サーバー サービスを実行するサーバーに複数のアダプタが接続されている場合、不要なアドレスが自動的に発行されることがあります。このような一般的な状況では、切断されているネットワーク アダプタまたは使用されていないネットワーク アダプタが AutoNet アドレスを発行したり、プライベートまたは境界ネットワーク (DMZ) インターフェイスが、アクセスできないアドレスを発行したりすることがあります。

DNS サーバーにネットワーク負荷分散サービスがインストールされている場合、DNS サーバー サービスは、仮想ネットワークのアダプタのアドレスと専用線ネットワークのアダプタのアドレスの両方を登録します。DNS スナップインを使用すると、DNS サーバーがリッスンするアダプタを変更できます。この変更を行うには、[Server のプロパティ] ダイアログの [インターフェイス] タブをクリックします。

DNS サーバーがリッスンおよびサービスの提供を行う IP アドレスのリストが、DNS サーバー サービスによって発行または登録されている IP アドレスのリストと異なる場合は、以下のレジストリ サブキーを使用します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\DNS\Parameters\PublishAddresses

データ型 : REG_SZ
範囲 : IP アドレス [IP アドレス]
デフォルト値 : 空白

この値には、コンピュータに対して発行する IP アドレスを指定します。DNS サーバーは、この一覧にあるアドレスに対してのみ A リソース レコードを作成します。このエントリがレジストリに存在しない場合、またはその値が空白の場合、DNS サーバーはコンピュータの各 IP アドレスの A リソース レコードを作成します。

このエントリは、複数の IP アドレスを持つコンピュータで使用します。このエントリを使用すると、使用可能な IP アドレスのサブセットのみを発行できます。通常、このエントリは、コンピュータが企業ネットワーク アドレスを使用している場合に、DNS サーバーがクエリに対する応答でプライベート ネットワーク アドレスを返すのを防止するために使用します。

DNS は、起動時にこのレジストリ エントリを読み込みます。DNS コンソールを使用することにより、DNS サーバーの実行中にエントリを変更できます。レジストリを編集してエントリを変更した場合、DNS サーバーを再起動するまで変更は適用されません。

DNS サーバーでは、このエントリはデフォルトでレジストリに追加されていません。このエントリは、レジストリを編集するか、レジストリを編集するプログラムを使用することによって追加できます。

Net Logon サービス

Net Logon サービスは、デフォルトでは特定の SRV、CNAME、および A リソース レコードの一部またはすべてが DNS に正しく登録されている場合でも、その登録を 1 時間おきに行います。Net Logon サービスが登録を試みるレコードのリストは、%systemroot%\System32\Config\Netlogon.dns ファイルに保存されます。このログ ファイルは、ドメイン コントローラ用に登録する必要があるレコードのリストです。

Net Logon サービスでは、アダプタごとに登録を制御することはできません。ここでは、以下の登録を有効/無効にする方法について説明します。
  • すべての登録
  • Net Logon サービスによる A リソース レコードの登録

すべての登録

Net Logon サービスが行うすべての登録を無効にするには、以下のレジストリ サブキーを使用します。変更を有効にするには Net Logon サービスを再起動する必要がありますが、コンピュータを再起動することをお勧めします。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Netlogon\Parameters\UseDynamicDns

データ型 : REG_DWORD
範囲 : 0 〜 1
デフォルト値 : 1

この値には、ドメイン コントローラの Net Logon サービスで DNS 更新を使用するかどうかを指定します。Net Logon サービスは DNS 更新を使用して、ドメイン コントローラを識別する DNS 名を登録できます。DNS 更新では、権限のあるゾーン サーバーが更新を要求すると、ゾーンのプライマリ サーバーのゾーン データ (DNS 名など) が自動的に更新されます。DNS では、ゾーン レコードの追加および変更を静的に手動で行うこともできます。動的更新プロトコルは RFC 2136 で定義されています。
   値      意味

   -------------------------------------------------------------

   0       Net Logon サービスは DNS 更新を使用しません。

           Netlogon.dns ファイルで指定されたレコードは DNS に手動で
           登録する必要があります。


   1       Net Logon はドメイン コントローラを識別する名前を

           DNS 更新を使用して登録します。
DNS サーバーが DNS 更新をサポートしていない場合、または Net Logon サービスが DNS レコードを定期的に登録することで発生するネットワーク トラフィックを減らす場合は、Net Logon サービスで DNS 更新を使用しないように設定できます。

このエントリは、ドメイン コントローラでのみサポートされます。Windows 2000 では、このエントリはデフォルトでレジストリに追加されていません。このエントリは、レジストリを編集するか、レジストリを編集するプログラムを使用することによって追加できます。

この値への変更を有効にするには、%systemroot%\System32\Config\netlogon.dnb ファイルを削除した後、Net Logon サービスを再起動します。ただし、この場合、Windows 2000 を再起動することをお勧めします。

Net Logon サービスによる A リソース レコードの登録

ドメイン コントローラ上の Net Logon サービスは、デフォルトでは SRV リソース レコード、ドメイン A リソース レコード、およびグローバル カタログ A リソース レコードを 1 時間おきに登録します。SRV レコードは FQDN にマップされ、A リソース レコードは IP アドレスにマップされます。

Net Logon サービスがすべてのアダプタに対して行うドメイン A レコードの登録とその後の再登録は、デフォルトでは 1 時間おきに行われますが、クライアントがドメイン名の解決によってアクセスできない IP アドレスを取得すると問題が発生することがあります。

以下のレジストリ サブキーを使用すると、Net Logon サービスがドメイン コントローラに対して行う A リソース レコードの登録を有効または無効にできます。ドメイン A リソース レコードは Windows 2000 には必要ではありませんが、SRV レコードをサポートしない LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) のために登録されます。

この RegisterDnsARecords レジストリ値により、Net Logon サービスによる A リソース レコードの登録がすべて無効になります。これには gc._msdcs.DnsForestName レコードも該当します。RegisterDnsARecords レジストリ値が無効に設定されている場合は、gc._msdcs.DnsForestName レコードの登録が必要で、登録は手動で行う必要があります。

これらの A リソース レコードの登録の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
258213 DNS への gc._msdcs.<DnsForestName> レコードの登録は必須である
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Netlogon\Parameters\RegisterDnsARecords

データ型 : REG_DWORD
範囲 : 0 〜 1
デフォルト値 : 1

この値では、ドメイン コントローラがドメインの DNS A (IP アドレス) レコードを登録するかどうかを指定します。ドメイン コントローラがグローバル カタログ リソースの場合、このエントリでは、ドメイン コントローラがグローバル カタログ DNS A リソース レコードを登録するかどうかも指定します。
   値     意味

   -------------------------------------------------------------

   0       DNS A リソース レコードを登録しません。

           SRV レコードをサポートしていない LDAP を使用すると、

           ドメイン コントローラ上の LDAP サーバーを特定できません。


   1       DNS A リソース レコードを登録します。
: このエントリは、ドメイン コントローラのレジストリに設定されている場合にのみ使用されます。DNS が A リソース レコードを更新できないために更新を完了しない場合は、この値を 0 に設定している可能性があります。更新に失敗すると DNS は更新を停止します。

Windows 2000 では、このエントリはデフォルトでレジストリに追加されていません。このエントリは、レジストリを編集するか、レジストリを編集するプログラムを使用することによって追加できます。

この値への変更を有効にするには、Net Logon サービスを再起動する必要があります。ただし、この場合、Windows 2000 を再起動することをお勧めします。

リモート アクセス クライアント

個々のリモート アクセス サービス接続設定を構成するには、「アダプタごと - TCP/IP 詳細設定のプロパティの制御」で説明したように、TCP/IP の詳細設定プロパティを使用します。

Windows Server 2003 で DNS 更新を無効にする方法

Windows Server 2003 を実行しているクライアント コンピュータでは、DNS 更新がデフォルトで有効になっています。すべてのネットワーク インターフェイスで DNS (Domain Name System) の動的更新プロトコルによる登録を無効にするには、以下のいずれかの手順を実行します。

方法 1

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] ボックスに regedit と入力し、[OK] をクリックします。
  2. 次のレジストリ サブキーを見つけてクリックします。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\ Tcpip\Parameters
  3. [編集] メニューの [新規] をポイントし、[DWORD 値] をクリックします。
  4. DisableDynamicUpdate と入力し、Enter キーを 2 回押します。
  5. [DWORD 値の編集] ダイアログ ボックスの [値のデータ] ボックスに 1 と入力し、[OK] をクリックします。

    : デフォルトでは、DNS 更新は有効 (0) になっています。
  6. レジストリ エディタを終了します。

方法 2

: この方法は Windows 2000 ベースのコンピュータでは使用できません。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] ボックスに regedit と入力し、[OK] をクリックします。
  2. 次のレジストリ サブキーを見つけてクリックします。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Dnscache\Parameters
  3. [編集] メニューの [新規] をポイントして [DWORD 値] をクリックし、RegistrationEnabled と入力します。
  4. [RegistrationEnabled] を右クリックし [修正] をクリックします。[値のデータ] ボックスに 0 と入力し [OK] をクリックします。
  5. レジストリ エディタを終了します。
関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
816592 Windows Server 2003 で DNS 動的更新を構成する方法

プロパティ

文書番号: 246804 - 最終更新日: 2007年5月21日 - リビジョン: 5.1
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows 2000 Advanced Server
  • Microsoft Windows 2000 Server
  • Microsoft Windows 2000 Professional
キーワード:?
kbinfo KB246804
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

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