[XADM] イベント : シャドウ ヘッダーを書き込めません

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文書番号: 253111 - 対象製品
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目次

概要

Exchange Server データベース サービスが、そのデータベース ファイル (*.edb) またはチェックポイント ファイル (*.chk) への書き込みアクセスを拒否されると、以下のようなエラーが表示される場合があります。
種類 : エラー
ソース : ESE97
カテゴリ : Logging/Recovery
イベント ID : 158
日付 : 2/1/2000
時刻 : 4:40:20 PM
ユーザー : N/A
コンピュータ : EXSERVER1
説明 : MSExchangeIS (1628) ファイル D:\exchsrvr\MDBDATA\edb.chk のシャドウ ヘッダーを書き込めません。
(Microsoft Exchange Server 5.5 のエラー フォーマット。Microsoft Exchange Server 4.0 では、このエラーのイベント ID は 61、Microsoft Exchange Server 5.0 では、イベント ID は 63 です。)
種類 : エラー
ソース : ESE98
分類 : Logging/Recovery
イベント ID : 439
日付 : 2/2/2000
時刻 : 8:05:13 AM
ユーザー : N/A
コンピュータ : EXSERVER1
説明 : Information Store (2700) ファイル E:\Exchsrvr\mdbdata\E00.chk のシャドウ ヘッダーを書き込めません。エラー 1032 が発生しました。
(Microsoft Exchange 2000 Server のエラー フォーマット)

詳細

このようなエラーをトラブルシューティングするには、データベース サービスが突然ファイルにアクセスできないようになった原因を究明する必要があります。多くの場合、他に方法が見つからない場合は、影響を受けているサーバーを再起動すると、ロックが「解除」されます。

この問題の一般的な原因として、以下のようなものがあります。
  • 別のプロセスがファイルを「盗んで」いる。ウイルス チェッカーが誤ってファイルを検疫したり、バックアップ プロセスが一時的にアクセスを拒否したりするおそれがあります。
  • ディスクまたはコントローラの障害が発生し、ドライブ全体へのアクセスが失われている。これは一時的な場合もあります。システム ログで、158 イベントに近い時間に発生した I/O エラーまたはドライブ エラーを確認してください。
  • ファイルが格納されているフォルダからアクセス権が削除されている。
  • ファイルが読み取り専用とマークされている。これは、チェックポイント ファイルに多く発生します。
  • ファイルが含まれているフォルダが名前変更または削除されている。これは、チェックポイント ファイルに多く発生します。

「シャドウ ヘッダー」とは何か?

Exchange Server のデータベース ファイル、チェックポイント ファイル、ログ ファイルは、4 キロバイト (KB) のヘッダー部分で始まります。ヘッダーには、ファイルに関する重要な識別情報および設定情報が含まれています。ヘッダーは、Eseutil ユーティリティで、/MH (データベース ファイル)、/ML (トランザクション ログ ファイル)、/MK (チェックポイント ファイル) のいずれかのオプションを使用して表示できます。

注 : /ML オプションが最初に含められたのは、Exchange Server 5.5 Service Pack 1 (SP1) です。

データベース ファイルおよびチェックポイント ファイルのヘッダーは、通常の操作中に頻繁に変更されますが、ログ ファイル ヘッダーは、ログ ファイルが一度作成されると、変更されることはありません。頻繁に変更されるファイル ヘッダーを、更新中保護しているのが、「シャドウ ヘッダー」です。プライマリ ヘッダーはファイル内の最初の 4 KB のブロックです。シャドウ ヘッダーは、プライマリ ヘッダーとまったく同じもので、次の 4 KB のブロックです。どちらのヘッダー ページもチェックサムされ、そのチェックサムは各ページに書き込まれます。いずれかのページにたとえ 1 ビットでも損傷があれば確実に検出されます。これは、データが変更されると、ページ上にあるチェックサムも変更されるためです。

ヘッダーが更新されると、変更はまずシャドウ ヘッダー ページに対して行われます。シャドウ ヘッダーの更新が終了する前にクラッシュが発生して (破損書き込みを起こした) としても、プライマリ ヘッダーは影響を受けません。シャドウ ヘッダーが更新された後に、プライマリ ヘッダーは更新されます。この時点でクラッシュが発生したとしても、シャドウ ヘッダーは無傷です。このように、更新中でも、有効なヘッダーが常に存在することになります。

ページの損傷は、ページにアクセスがあるたびにチェックサムを再計算することによって検出されます。計算されたチェックサムが、既にページ上にあるものと一致しない場合は、そのページは不良です。ヘッダーのもう一方のコピーが有効であれば、損傷したページの「継ぎ当て」に使用できます。

アクセス拒否の状態が発生し、データベースが次に行う書き込みがヘッダーに対するものである場合、「シャドウ ヘッダーを書き込めません」というエラーがイベント ログに書き込まれます。これが発生するのは、シャドウ ヘッダーが、最初に更新されるヘッダー ページだからです。書き込み先がヘッダー以外の場所である場合は、-1032 または 0xfffffbf8 (JET_errFileAccessDenied)、および -510 または 0xfffffe02 (JET_errLogWriteFail) などの、別のエラーが報告されます。

トランザクション ログ ファイル (*.log) のヘッダーにはシャドウ ヘッダーがないため、ログ ファイルに対するアクセス拒否では、「シャドウ ヘッダー」エラーは発生しません。逆に、チェックポイント ファイルはヘッダーのみ (4 KB のプライマリ ヘッダーと 4 KB のシャドウ ヘッダー) であるため、書き込みが失敗するたびに、「シャドウ ヘッダー」エラーが報告されます。

データベース ファイルまたはログ ファイルに書き込みができない場合、データベース サービスは停止してデータベースの整合性を維持します。チェックポイント ファイルに書き込みができない場合、データベースの動作はほとんどの面で正常に続行します。チェックポイント ファイルは、ログ ファイル トランザクションのデータベース ファイルへの書き込みの進行状況を追跡します。チェックポイント ファイルが「フリーズ」しても、データは引き続きデータベース ファイルに書き込まれ、チェックポイントは前に進められますが、新しいチェックポイントは、チェックポイント ファイルが再び使用可能になるまで、チェックポイント ファイルには記録されません。

チェックポイント ファイルに長期間書き込みができない場合に発生するおそれのある問題が 3 つあります。
  • チェックポイント ファイルで参照されているログ ファイルが、チェックポイントが更新される前に削除される場合があります。この場合、データベースが異常停止すると、再起動できなくなるおそれがあります。チェックポイント ファイルが存在しないファイルを参照するからです。 関連情報については、次の文書番号をクリックして Microsoft Knowledge Base を参照してください。
    176239 XADM: Database Won
  • オンライン バックアップ中に古いログ ファイルが完全に削除されない場合があります。オンライン バックアップ プロセスは、チェックポイント ファイルに依存して、削除してもかまわないログ ファイルを特定します。チェックポイント ファイルが「フリーズ」している場合、チェックポイントが数日遅れであるとしても、チェックポイントよりも新しいログは破棄されません。
  • チェックポイント ファイルが損傷していると、オンライン バックアップが完全に失敗する場合があります。オンライン バックアップは、最低でもチェックポイント ファイルを読み取ることができなければなりません。通常の操作では、損傷したチェックポイント ファイルは、損傷を受けた後数分以内に検出され、修正されます。しかし、ファイルが書き込み操作に対してもロックされている場合は、そのロックが解除されるまで損傷は修正されません。

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 253111 をもとに作成したものです。

プロパティ

文書番号: 253111 - 最終更新日: 2004年6月15日 - リビジョン: 1.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Exchange 2000 Server Standard Edition
  • Microsoft Exchange Server 5.5 Standard Edition
キーワード:?
kbinfo exc55 KB253111
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

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