[XADM] 深い階層で子フォルダを削除中にスタック オーバーフロー

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文書番号: 254035 - 対象製品
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目次

概要

この資料では、フォルダを階層ごと削除しようとした際に、インフォメーション ストア (以下、IS) でスタック オーバーフローとなる現象について記述しています。

この問題は、フォルダの階層の深さとコンピュータの構成 (メモリのサイズやプロセッサ速度) に依存します。

なお、Windows NT および Exchange Server の正しいデバッグ用シンボル ファイルがインストールされている場合、Dr.Watson ログに以下のようなスタックが記録されます。
  FramePtr  RetAddr   Param1   Param2   Param3   Function Name
  066a2ffc  1015fa82  04ee7348 05af0108 066a302c ESE!DwUtilGetCurrentThreadId
  066a300c  1015f561  066a3024 1000f800 00000001 ESE!CRIT::FAssertMine+0x12
  066a302c  1000f7e7  066a3058 1000ae18 05ad0501 ESE!CRIT::Enter+0x11
  066a3034  1000ae18  05ad0501 00000021 78001103 
   ESE!BFICRITPGNOEnterCriticalSection+0x17
  066a3058  100080d1  05ad0500 05ad0501 00000021 ESE!FBFAssertReadLatch+0x38
  066a3214  1002f560  05ad0500 04ee7300 04ee7301 ESE!ErrBFReadLatchPage+0xb1
  066a3254  1002f4ef  05ad0500 05ad0501 00000021 
   ESE!CPAGE::ErrGetReadPage_+0x60
  066a3270  100300c1  05ad0500 00000001 00000021 ESE!CPAGE::ErrGetReadPage+0x1f
  066a329c  1003003b  05ad0500 00000001 00000021 ESE!CSR::ErrGetReadPage+0x61
  066a32c0  1002bbc6  05ad0500 00000001 00000021 ESE!CSR::ErrGetPage+0x6b
  066a32ec  10026ba3  04ee72d8 00000002 1018fafc ESE!ErrBTIGotoRoot+0x76
  066a33a8  10027aa8  04ee72d8 066a33f8 00000002 ESE!ErrBTDown+0x233
  066a3408  1007da01  04ee72d8 04ee7330 00000002 
   ESE!ErrBTGotoBookmark+0x118({...})
  066a3448  101088c6  04ee72d8 066a34ac 1020767c 
   ESE!ErrDIRGotoBookmark+0x101({...})
  066a34dc  10109998  04ee72d8 00000001 00000000 ESE!ErrRECIMove+0x516
  066a3648  10063ebd  05ad0500 04ee72d8 00000008 ESE!ErrIsamSeek+0xee8
  066a3668  100ca1c6  05ad0500 04ee72d8 00000008 ESE!ErrDispSeek+0x4d
  066a36ac  100ca153  05ad0500 04ee72d8 00000008 ESE!JetSeek+0xd6
  066a36f0  0040251c  05ad0500 04ee72d8 00000008 ESE!JetSeek+0x63
  066a3708  00536d5e  00000008 0679f844 00000000 STORE!JTAB_BASE::EcSeek+0x23
  066a3838  00594bae  00000000 06c27060 066a394c 
   STORE!EcDeleteFolderChildren+0x61
  066a3908  00536e28  00000000 06c27060 066a3b64 STORE!EcDeleteFolderHier+0x230
  066a3a50  00594bae  00000000 06c27060 066a3b64 
   STORE!EcDeleteFolderChildren+0x12b
  066a3b20  00536e28  00000000 06c27060 066a3d7c STORE!EcDeleteFolderHier+0x230
  066a3c68  00594bae  00000000 06c27060 066a3d7c 
   STORE!EcDeleteFolderChildren+0x12b
  066a3d38  00536e28  00000000 06c27060 066a3f94 STORE!EcDeleteFolderHier+0x230
  066a3e80  00594bae  00000000 06c27060 066a3f94 
   STORE!EcDeleteFolderChildren+0x12b
  066a3f50  00536e28  00000000 06c27060 066a41ac STORE!EcDeleteFolderHier+0x230
  066a4098  00594bae  00000000 06c27060 066a41ac 
   STORE!EcDeleteFolderChildren+0x12b
  066a4168  00536e28  00000000 06c27060 066a43c4 
   STORE!EcDeleteFolderHier+0x230
  066a42b0  00594bae  00000000 06c27060 066a43c4 
   STORE!EcDeleteFolderChildren+0x12b
  066a4380  00536e28  00000000 06c27060 066a45dc STORE!EcDeleteFolderHier+0x230
  066a44c8  00594bae  00000000 06c27060 066a45dc 
   STORE!EcDeleteFolderChildren+0x12b
  066a4598  00536e28  00000000 06c27060 066a47f4 STORE!EcDeleteFolderHier+0x230
  066a46e0  00594bae  00000000 06c27060 066a47f4 
   STORE!EcDeleteFolderChildren+0x12b
  066a47b0  00536e28  00000000 06c27060 066a4a0c STORE!EcDeleteFolderHier+0x230
  066a48f8  00594bae  00000000 06c27060 066a4a0c 
   STORE!EcDeleteFolderChildren+0x12b
  066a49c8  00536e28  00000000 06c27060 066a4c24 STORE!EcDeleteFolderHier+0x230
  066a4b10  00594bae  00000000 06c27060 066a4c24 
   STORE!EcDeleteFolderChildren+0x12b
  066a4be0  00536e28  00000000 06c27060 066a4e3c STORE!EcDeleteFolderHier+0x230
  066a4d28  00594bae  00000000 06c27060 066a4e3c 
   STORE!EcDeleteFolderChildren+0x12b
  ... 250 more iterations.

原因

本現象は、Exchange サーバーがフォルダを階層ごと削除する際に使用するメソッドが、削除されるフォルダの階層を上位層から下位層へ動き、逆の再帰的削除を行うために発生します。この階層の規模が大きい場合は、スタックが大きくなりすぎてシステムで確保しているスタックの格納域が不足し、スタック オーバーフローが発生します。

解決方法

この問題を回避するには、削除したいフォルダ以下にフォルダが存在する場合には、一番下の子フォルダから始めて、上へ向かってフォルダを削除してください。

状況

マイクロソフトでは、本現象を Microsoft Exchange Server, version 5.5 SP3 における障害として確認しました。この問題に対する修正モジュールは存在しますが、十分で広範囲にわたるテストは行われておりません。したがいましてこの特定の問題に直面し、それによって重大な影響を受けているシステムにのみこの修正モジュールを適応することをお勧めいたします。それ以外の場合にはマイクロソフトでは、この修正を含む次のサービス パックがリリースされるまで待つことを推奨します。
詳細に関しては、マイクロソフト テクニカル サポートにお問い合わせください。


なお、この問題は以下のバージョン以降で修正されています。
   File Name     Version
  ---------------------------
   STORE.EXE     5.5.2651.50
この修正が含まれた I386 用の修正モジュールは以下の Microsoft Download Center 「Exchange 5.5 インフォメーションストア修正プログラム」よりダウンロードすることが可能です。
Exchange 5.5 インフォメーションストア修正プログラム (日本語版)
I386 URL : http://www.microsoft.com/downloads/release.asp?ReleaseID=20920

注意

この修正モジュール適用後に Microsoft Exchange Information Store サービスを起動しますと、Information Store データベースのアップグレードが行われます。アップグレードされたデータベースは Exchange サーバー 5.5 SP3 以前の環境にリストアすることはできませんのでご注意ください。したがいまして、Exchange サーバーを再インストールしてデータベースのリストアを行う場合には、以下の手順で実行していただきますようお願いいたします。

リストア手順

  1. Exchange サーバー 5.5 をインストールします。この時、バックアップを取得した環境の組織名とサイト名を合わせます。[既存サイトへの追加] は選択しないようにご注意ください。
  2. Exchange サーバー 5.5 SP3 を適用します。
  3. Exchange 5.5 インフォメーション ストア修正プログラムを適用します
  4. データベースをリストアします。この時、[既存のデータをすべて削除] を選択します。

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 254035 (最終更新日 2000-06-21) をもとに作成したものです。

プロパティ

文書番号: 254035 - 最終更新日: 2014年2月14日 - リビジョン: 3.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Exchange Server 5.5 Service Pack 3
キーワード:?
kbnosurvey kbarchive childfolder delete folder kbbug kbfix kbfix KB254035
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

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