オンプレミス Exchange Server と Office 365 Exchange Online のハイブリッド展開で発生する空き時間情報 (Free/Busy) に関する問題のトラブルシューティング方法

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文書番号: 2555008 - 対象製品

アップグレード前後、どちらの Office 365 を使用しているか確認するには、以下の Microsoft Web サイトを参照してください。
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目次

はじめに

オンプレミス Exchange Server と Office 365 Exchange Online のハイブリッド展開で発生する空き時間情報 (Free/Busy) に関する問題のトラブルシューティング方法を説明します。

詳細情報

Exchange フェデレーションの展開方法については、次のMicrosoft TechNet 資料を参照してください。
電子メール共存について
Exchange フェデレーション構成後、次の問題が発生する場合があります。
  • 空き時間(Free/Busy)情報が、どちらの環境のどのアカウントからも取得できない。
  • 空き時間(Free/Busy)情報が、片方の環境から取得できない。
  • クラウドアカウントを使用して、オンプレミスアカウントから空き時間(Free/Busy)情報を取得できない。
  • オンプレミスアカウントを使用して、クラウドアカウントから空き時間(Free/Busy)情報を取得できない。
  • 空き時間(Free/Busy)情報が、オンプレミスのMicrosoft Exchange Server 2003組織、または混合オンプレミスExchange Server 2003組織/Exchange Server 2007組織と、Office 365 Exchange Online間でのハイブリッド展開で利用できない。

空き時間 (Free/Busy) 情報をいずれの環境のアカウントからも取得できない

Exchange フェデレーション組織のそれぞれの環境のユーザーは、他方の環境にあるメールボックスから空き時間 (Free/Busy) 情報を取得できません。

この場合、問題は個々のコンピューターの設定が原因である可能性があります。または、Exchange フェデレーションが正しく構成されていない可能性も考えられます。

トラブルシューティングを行うため、Microsoft Outlook と Microsoft Outlook Web App for Office 365 の両方でこの問題が発生するかどうかをユーザーに尋ねます。動作がOutlook と Outlook Web App で異なる場合は、コンピューターがExchangeフェデレーション要件を満たしていない可能性があります。この場合は、次の手順を行うようお客様に案内します。 ?
  1. Office 365 ポータル (https://portal.microsoftonline.com) にサインインします。
  2. 以下いずれかを実行します。
    • Office 365 で
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      ?(設定) をクリックし、[ソフトウエア]、[デスクトップ セットアップ] を順にクリックします。
    • アップグレード前の Office 365 を使用している場合は、[リソース] の下の [ダウンロード] をクリックしてから、ダウンロード ページの手順 3 を探します。
  3. [セットアップ] をクリックします。
Office 365 デスクトップ アプリケーションの構成を完了したら、空き時間情報(Free/Busy) に関する問題は解決するはずです。また、コンピューターに Microsoft Office Outlook 2007 または Microsoft Outlook 2010 をインストールするようにしてください。それよりも前のバージョンの Outlook は、Office 365でサポートされません。

Outlook と Outlook Web App の両方でこの問題が発生する場合は、組織での Exchange フェデレーションのセットアップ方法に問題があると考えられます。この場合、「Microsoft Exchange Server 展開アシスタント」 (英語) を参照し、環境がシステム要件を満たしていることを確認してください。

空き時間(Free/Busy)情報が、片方の環境から取得できない

ユーザーは、片方のディレクトリから Exchange フェデレーションを通じて空き時間(Free/Busy)情報にアクセス出来ません。例:オンプレミスのユーザーは、クラウドメールボックスの空き時間(Free/Busy)情報にアクセス出来ません。または、クラウドユーザーはオンプレミスメールボックスの空き時間(Free/Busy)情報にアクセス出来ません。?

このシナリオでは、問題はアプリケーションの目的URIの誤構成が原因で発生している可能性があります。または、クラウドとExchange Onlineテナントの共有ポリシーが一致していません。

この問題のトラブルシュート用に、以下の手順を行います。
  1. Microsoft Exchange 2010 Server Service Pack 1 (SP1)を実行するオンプレミスのコンピューターで、 [スタート][すべてのプログラム]、 [Microsoft Exchange Server 2010]、[Exchange Management Shell] を順にクリックします 。
  2. コマンドラインで、次のコマンドを入力し、Enter を押します。
    Get-FederationInformation -domainname <Office 365 Domain>
    このコマンドでは、プレースホールダーである“Office 365 Domain” は、既定のOffice 365 ドメインです。(例: adatum.onmicrosoft.com)
  3. 結果に表示される「TargetApplicationUri」 と「TargetAutodiscoverEpr」 の値をメモに書き留めます。フェデレーション信頼を正しく構成する為のドメインの設定です。
  4. 現在、既定のOffice 365 ドメインに構成されている信頼情報を表示するには、次のコマンドを実行します。
    Get-OrganizationRelationship | FL
  5. DomainNames」 セクションで、次の表示があることを確認します。
    • 会社のサービスがルートするドメイン名(例: service.adatum.com)
    • 会社のフェデレーションドメイン名 (例:adatum.com)
    これらが「DomainNames」セクションに表示されていない場合は、Exchangeフェデレーションの構成に問題が考えられます。Microsoft Exchange Server展開アシスタントを見直し、構成が推奨手順に沿っていることと、環境がシステム要件を満たしていることを確認します。2つのドメインが「DomainNames」セクションで正しく表示される場合は、次のセクションに表示される結果に注目します。
    • Name
    • TargetApplicationUri
    • TargetAutodiscoverEpr
    TargetApplicationUri」 と 「TargetAutodiscoverEpr」の値は、「Get-FederationInformation」コマンドレットで表示される値と一致するはずです。値が一致しない場合は、次のコマンドレットを実行し、違いを修正する必要があります。
    Set-OrganizationRelationship -Identity <Name> -TargetApplicationUri <TargetApplicationUri> -TargetAutodiscoverEpr <TargetAutodiscoverEpr>
  6. 空き時間情報(Free/Busy)の問題が解決しない場合は、クラウドとExchange Onlineテナントの共有ポリシーを一致させるようにしてください。両者の一致を判断するには、 次のコマンドレットをExchange Management Shellで実行し、表示される結果の[Domains(ドメイン)] フィールドにある値をメモに書き留めます:
    Get-SharingPolicy | FL
  7. リモートWindows PowerShellを使用して、Exchange Onlineにログオンし、反対側の環境で同じテストを行います。これを行うことで、共有ポリシーが一致しているかを判断できます。Exchange OnlineリモートWindows PowerShellへの接続方法については、次のMicrosoft ウェブサイトを参照してください。
    サービスへの Windows PowerShell の接続
  8. Exchange Onlineに接続したら、オンプレミス環境で行ったのと同様、次のコマンドレットをリモートWindows PowerShell 画面で実行します。[Domains(ドメイン)] フィールドにある値をメモに書き留めます:
    Get-SharingPolicy
  9. 両環境のドメインの値は一致しているはずです。一致していない場合は、「Set-SharingPolicy 」コマンドレットを使用し、[Domainsドメイン)]フィールドを構成します。これにより、両者でドメインが一致します。「Set-SharingPolicy」 コマンドレットと共有ポリシー設定の使用方法については、次のMicrosoft TechNet ウェブサイトをご利用ください。
    http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd297931.aspx

クラウドアカウントを使用して、オンプレミスアカウントの空き時間(Free/Busy)情報を取得できない


この問題は、クラウドメールボックスの空き時間(Free/Busy)情報を取得しようとするオンプレミスユーザーに限られます。

Test-FederationTrust」コマンドレットを使用して、機能障害の詳細情報を収集します。次の手順を行います。
  1. Exchange Management Shellで、次のコマンドレットを実行します。 プレースホールダー“CloudMailbox” は、クラウドで管理されるユーザーメールボックスの電子メールアドレスです。
    Test-FederationTrust -UserIdentity <CloudMailbox> -verbose
    注 このコマンドレットは、クラウドユーザーとの通信に使用されるフェデレーション信頼をテストします。
  2. 結果には、少なくとも1つ以上のセクションが含まれます(少なくとも[Type(種類)] は[Failed(失敗)]になっています)。テキストファイルに結果をコピーし、そのファイルをExchange Online Services サポートに送信します。

オンプレミスアカウントを使用してクラウドアカウントの空き時間(Free/Busy)情報を取得できない


この問題は、オンプレミスメールボックスの空き時間(Free/Busy)情報を取得しようとするクラウドユーザーに限られます。

この場合、メールボックスは、Exchange Server 2007やExchange Server 2010で管理するメールボックスではなく、Microsoft Exchange Server 2003で管理されるものです。Exchange Server 2003は、Exchange Web Services リクエスト(後行バージョンで、空き時間(Free/Busy)情報を取得する際に使用)をサポートしていません。Exchange Server 2003パブリックフォルダーにある空き時間(Free/Busy)データが、Exchange Server 2010メールボックスサーバー(パブリックフォルダーデータベースをサポートします)にレプリケートされるようにしてください。
  1. フェデレーションをサポートするClient Access Server (CAS)役割をインストールしているサーバー上に、メールボックスの役割もインストールすることが出来ます。Microsoft Exchange Server Deployment Assistantを使用してこのインストールを行う方法については、次のMicrosoft TechNet ウェブサイトを参照してください。
    http://technet.microsoft.com/ja-jp/exdeploy2010/default.aspx
  2. オンプレミスメールボックスの空き時間(Free/Busy)情報を取得する際に、クラウドユーザーに引き続き問題が発生する場合は、オンプレミスのAutodiscoverサービスへの接続に問題がないかを判断します。次の手順を行。
    1. 次のウェブサイトに移ります。
      https://www.testconnectivity.microsoft.com/?testid=OutlookAutoDisc
    2. [Microsoft Office Outlook Connectivity Tests(Microsoft Office Outlook接続テスト)] エリアにある、[Outlook Autodiscover(Outlook自動検出)] をクリックします。次に、[Next(次へ)] をクリックします 。
    3. [Outlook Autodiscover] ページで、問題が発生するオンプレミスのアカウントの電子メールアドレスとパスワードを使用してフォームを完成させます。アカウントの資格情報を入力する権限があることを示すチェックボックスを選択します。
    4. 自動プログラムのリクエスト作成を承認する為に、簡単な操作を行う必要があります。写真の文字と番号を入力し、[Perform Test(テストを実行する)]をクリックします。
  3. テストが失敗する場合は、オンプレミスのプロキシサーバーの設定とファイアウォールの設定を確認します。Exchange Online CASに、ポート443以上でインターネットからアクセスできるようにしてください。

ハイブリッド展開シナリオ(オンプレミスExchange 2003組織または混合オンプレミスExchange 2003組織/Exchange 2007組織と、Office 365 Exchange Online間のハイブリッド)で空き時間(Free/Busy)情報が利用できない


このシナリオでは、OU=EXTERNAL (FYDIBOHF25SPDLT) パブリックフォルダーが、パブリックフォルダーの階層になく、追加する必要があります。

OU=EXTERNAL (FYDIBOHF25SPDLT) パブリックフォルダーを追加するには、次の手順を行います。
  1. パブリックフォルダーサーバーから、オンプレミス Exchange 2010 SP1パブリックフォルダーサーバーに接続します。
  2. Windows PowerShell を開きます。
  3. 次のコマンドレットを実行します。

    Add-PsSnapin Microsoft.Exchange.Management.Powershell.Setup
  4. 次のコマンドレットを実行します。

    Install-FreeBusyFolder

関連情報

追加情報が必要な場合は Office 365 コミュニティ Web サイトを参照してください。

プロパティ

文書番号: 2555008 - 最終更新日: 2013年10月24日 - リビジョン: 12.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Office 365 for enterprises (pre-upgrade)
  • Microsoft Office 365 for education? (pre-upgrade)
  • Microsoft Exchange Online
キーワード:?
o365 o365a o365e o365062011 pre-upgrade o365m o365022013 hybrid after upgrade gwt guided walk through kbtshoot kbgraphic KB2555008
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