[NT] サブネットの IP アドレスの数を増やす

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文書番号: 255999 - 対象製品
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目次

概要

この資料は、任意のサブネットの IP ホストの数を変更するのに使用できる方法を記述します。以下の 3 つの方法があります。
  • スコープの拡張
  • 再サブネット化
  • スーパースコープ

詳細

スコープの拡張

DHCP スコープを既に持ち、現在開始アドレスと終了アドレスがサブネットのすべてのアドレスを含んでいるわけではない場合、スコープのプロパティの開始アドレスまたは終了アドレスを拡張することによって、スコープのアドレスの数を増やすことができます。

次の例は、以下の設定のクラス C のネットワークを示します。
  サブネット アドレス: 192.168.1.0
  サブネット マスク: 255.255.255.0
この例は、192.168.1.1 から 1921.68.1.254 のアドレスの範囲を占める 254 ホストのネットワークを与えます。

作成したスコープは、以下のプロパティを持ちます。
  開始アドレス: 192.168.1.50
  終了アドレス: 192.168.1.150
  サブネット マスク: 255.255.255.0
クライアントが使用できるアドレスの数を増やすには、開始アドレスまたは終了アドレスのどちらかを、それぞれ 1 と 254 まで変更することができます。

注意: DHCP の以前のバージョンでは、開始アドレスまたは終了アドレスを、32 の増分で拡張しなければなりませんでした。Microsoft Windows NT 4.0 Service Pack 6 以降を実行している場合は、そのようなことはありません。

スコープが既に範囲全体をカバーし、完全に使用されている場合には、スーパースコープまたは再サブネット化の 2 つのオプションしかありません。これらのオプションは両方とも、ネットワークの構造を変更することが必要になります。

単に DHCP スコープのパラメータを変更するだけでは、より多くのリースは与えられません。DHCP は、どのようにしようとしても、ネットワークのサブネット構造の先頭で実行して、アドレスを渡すことができます。アドレス範囲の拡張が必要であるということは、サブネット構造の課題であると、まず先に常に見なしてください。どの構造を使用するか決定した後で、DHCP を構成してネットワークの設計に適合させることができます。

再サブネット化

再サブネット化は、現在のスコープが現在のサブネット マスクを完全に消費した場合に、DHCP スコープを増やすために推奨される方法です。しかしこの方法では、すべてのサブネットのホストとゲートウェイの変更が必要になります。アドレスの範囲が、使用可能なホスト アドレスで使い果たされた場合は、サブネット マスクを変更してホスト アドレスのより大きな共有を含めることができる場合があります。しかし、単純にサブネットマスクを変更することは、すべてのルーターと静的に割り当てられた他のコンピュータが再構成されて、すべての DHCP クライアントが、新しいパラメータを取得するリースを更新していることが必要になります。

さらに、DHCP スコープまたはスコープの全部を最初に削除して、それから新しいサブネット マスクを使用してもう一度作成しなければなりません。他のクライアントが使用するかもしれないアドレスをリースしないようにする処置を取らない場合は、この期間中に重複したアドレスが存在する可能性があります。前述のすべての警告にもかかわらず、再サブネット化は依然として推奨される方法です。再サブネット化の設定は、サブネット ルーターまたはゲートウェイに追加のオーバーヘッドを作らず、すべてのホストを同じブロードキャスト アドレスに維持します。

次の例は、以下の設定を持つ、使い果たしたサブネットを示します。
  サブネット アドレス: 192.168.1.0
  サブネット マスク: 255.255.255.0
これは、192.168.1.1 から 1921.68.1.254 のアドレスの、254 ホストのネットワークを与えます。

次の例は、再サブネット化オプションを使用した場合の結果を示します。
  サブネット アドレス: 192.168.1.0
  サブネット マスク: 255.255.254.0
今後は、192.168.1.1 から 1921.68.2.254 のアドレス、つまり 256 の新しく使用可能な DHCP アドレスを持つ、510 ホストのネットワークを持つようになります。
   前:
   ---------192.168.1.0/24-------R-------192.168.5.0/24---------

   後:
   ---------192.168.1.0/23-------R-------192.168.5.0/24---------

スーパースコープ

スーパースコープ (マルチネットとも言われる) が、ユーザーの必要条件を満す場合があります。既存のネットワークのサブネットを変更したくない場合に、追加の論理ネットワークを同じ物理ワイヤに追加することができます。これは、1 つの物理ポートで実行している複数の論理サブネットで構成されるルーターまたはゲートウェイに追加の負荷を与えます。この追加の負荷により、ネットワーク パフォーマンスが低下します。同じ物理ワイヤを共有しているにもかかわらず、論理サブネットのあるホストは、ゲートウェイをとおしてルートされて、論理サブネットのその他のホストと通信しなければなりません。

次の例は、以下の設定を持つ使い果たしたサブネットを示します。
  サブネット アドレス: 192.168.1.0
  サブネット マスク: 255.255.255.0
次の例は、スーパースコープ オプションを使用した場合の結果を示します。
  サブネット アドレス: 192.168.1.0 and 192.168.2.0
  サブネット マスク: 255.255.255.0
今後は、192.168.1.1 から 192.168.1.254 と 192.168.2.1 から 192.168.2.254 のアドレス、つまり 254 の新しく使用可能な DHCP アドレスを持つ、254 ホストの 2 つのネットワーク (合計で 508 ホスト) を持つようになります。
  前:
  -----192.168.1.0/24------R-----192.168.5.0/24--------

  後:
  -----192.168.1.0/24 and 192.168.2.0/24-----R-----192.168.5.0/24------
どちらのオプションを使用したいか決定した後で、対応する DHCP 構成を選択することができます。

再サブネット化オプションを使用する場合は、DHCP スコープを削除し、新しいサブネット マスクを使用してもう一度作成する必要があります (特定のスコープのマスクだけ変更することはできません)。この範囲の一部の既存のクライアントをサービスしている場合は、すべてのクライアントが新しいスコープに移行されるまで、競合する検出を有効にしなければなりません。この操作には、以下の手順の実行が必要です。
  1. 接続された各ルーターのインターフェイスを設定して、接続されたインターフェイスと、そのサブネット アドレスおよびサブネット マスクの IP アドレスを変更します。
  2. 現在の DHCP スコープを削除します。
  3. 新しいサブネット マスクを使用して新しい DHCP スコープを作成します。
  4. DHCP サーバーで競合する再試行オプションを有効にします (1 または 2 に設定します)。
  5. DHCP クライアントが DHCP リースを更新するようにします。
  6. 静的に設定された各ホストの IP アドレス、サブネット マスク、および/または既定のゲートウェイを変更します。
スーパースコープ オプションを使用する場合は、多くのスコープを合わせてスーパースコープを作成する必要があります。各スコープを個別に作成し、それからスーパースコープを作成してそれぞれのスコープを組み込みます。この操作には、以下の手順の実行が必要です。
  1. セカンダリ IP アドレスを、現在のルーター インターフェイスに追加します。
  2. 新しい論理サブネットの新しい DHCP スコープを作成します。
  3. スーパースコープを作成し、古いのと新しい DHCP スコープを子として追加します。

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 255999 (最終更新日 2000-06-14) をもとに作成したものです。

プロパティ

文書番号: 255999 - 最終更新日: 2004年5月10日 - リビジョン: 3.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows NT Server 4.0 Standard Edition
  • Microsoft Windows 2000 Server
キーワード:?
kbinfo kbnetwork KB255999
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