Microsoft Cluster Server を使用した仮想サーバーの作成

文書翻訳 文書翻訳
文書番号: 257932 - 対象製品
すべて展開する | すべて折りたたむ

概要

MSCS (Microsoft Cluster Service) を使用すると、複数の NetBIOS ネットワーク名を 1 つの物理サーバーにバインドできます。これを行うには、クラスタ アドミニストレータでネットワーク名リソースを作成し、その後、IP アドレス リソースに依存関係を設定します。ネットワーク名リソースによって、ユーザーが接続する仮想サーバーが作成されます。

非クラスタ環境のリソースあるいはネットワーク アプリケーションにアクセスするには、ネットワーク クライアントは物理サーバー (一意のネットワーク名および IP アドレスで識別される、ネットワーク上の特定のコンピュータ) に接続している必要があります。そのサーバーに障害が発生した場合、アプリケーションやリソースへのアクセスは失われます。

MSCS によって、サーバー クラスタを介して、仮想サーバーを作成することができます。物理サーバーとは異なり、仮想サーバーは特定のコンピュータに関連付けられず、1 つのグループのようにあるノードから別のノードにフェールオーバーすることができます。また、この仮想サーバーを、他の仮想サーバーや、そのサーバー上で利用可能なリソースに影響を与えずに、動的に有効にしたりオフラインにしたりすることもできます。仮想サーバーをホストしているノードに障害が発生した場合、クライアントは引き続き同じサーバー名を使用してそのリソースにアクセスできますが、クラスタ内の別のノードにリダイレクトされます。

MSCS は、システム管理者が高可用性クラスタ内の複数のサーバーに接続できるように設計されていますが、単一のサーバーで MSCS を使用して、1 つの物理サーバー内に必要最低限の構成で複数の "仮想サーバー" を提供することもできます。これは "Lonewolf (一匹狼)"、つまり単一ノードのサーバー クラスタと呼ばれ、このクラスタ内では各仮想サーバーに独自の名前と一意の IP アドレスが関連付けられます。このクラスタは、サーバー連結や、ホーム ディレクトリ共有のための動的ファイル共有などの、クラスタ化の拡張機能を利用するうえで役立つことがあります。

この場合の制限事項の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
235529 Windows 2000 ベースのサーバー クラスタでの Kerberos サポート

詳細

仮想サーバーをセットアップするには、以下の手順を実行します。
  1. クラスタ アドミニストレータ (CluAdmin.exe) を起動してクラスタを右クリックし、[アプリケーションの構成] をクリックします。[次へ] をクリックします。
  2. [新しい仮想サーバーを作成] チェック ボックスをオンにします。
  3. [新しいリソース グループを作成] チェック ボックスをオンにするか、既存のグループを使用します。
  4. このグループに、クラスタ アドミニストレータ内で使用するための名前を付けます。
  5. ネットワーク名を入力します。ネットワーク名はネットワーク上で一意の NetBIOS 名である必要があります。同じクラスタの複数のリソースに対して同じ名前を使用しないでください。クライアントは、この名前を使用してリソースに接続します。このクラスタ名は、クライアント接続とは異なる方法で LAN Manager スタックにバインドするため、クライアント接続にはクラスタ名を使用しないことが重要です。クライアント接続の場合は、以下に示すように新しい独立した仮想サーバーを作成してください。
    \\%VirtualServer%\%ShareName%
    さらに、このネットワーク名が依存する IP アドレスを入力します。これは、WINS (Windows Internet Naming Service) 登録および DDNS (Dynamic DNS) 登録でこのネットワーク名と関連付けられる IP アドレスであり、ユーザーが接続する IP アドレスです。

    : 1 つのネットワーク名リソースが依存する IP アドレス リソースは、1 つだけにする必要があります。IP アドレスを複数にすると接続の問題が発生する可能性があります。
  6. [いいえ、後で作成します] をクリックし、クラスタのアプリケーション ウィザードを終了します。
  7. 新しく作成したグループを右クリックし、[オンラインにする] をクリックします。
  8. 新しく作成した仮想サーバーへの接続をテストします。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックして、\\%VirtualServer% と入力します。使用可能なリソースが表示されることを確認します。

      : 1 つのサーバーには LAN Manager スタックは 1 つしかないため、他の仮想サーバーが公開しているすべてのリソースや、その同じノードが所有しているすべてのリソースを参照することができます。 関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
      170762 クラスタ共有が他の名前でブラウズ リストに表示される
    2. リモートからこの仮想サーバー名に対して接続を試み、返された IP アドレスが、リソースが依存している目的のアドレスであることを確認します。
    3. このグループをクラスタ内の別のノードにフェールオーバーさせ、このグループがオンライン状態になることを確認し、上記の手順もすべて確認します。
    4. さらに、リモート ネットワーク上のクライアントから上記の手順をすべて実行します。

      : 仮想サーバーのフェールオーバーが発生した場合、クライアントは同じネットワーク名と IP アドレスに接続しますが、この IP アドレスに関連付けられるメディア アクセス制御 (MAC) アドレスは変わります。 関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
      244331 クラスタ内の仮想サーバーの MAC アドレスはフェイルオーバー中に変わる

プロパティ

文書番号: 257932 - 最終更新日: 2007年10月26日 - リビジョン: 3.3
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows 2000 Advanced Server
  • Microsoft Windows 2000 Datacenter Server
  • Microsoft Windows NT Server 4.0 Enterprise Edition
キーワード:?
kbinfo kbtool kbnetwork kbproductlink KB257932
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

フィードバック

 

Contact us for more help

Contact us for more help
Connect with Answer Desk for expert help.
Get more support from smallbusiness.support.microsoft.com