[XCON] Exchange 2000 における主要なトランスポート コンポーネントの定義

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文書番号: 260995 - 対象製品
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目次

概要

この資料では、Exchange 2000 Server において、メッセージ処理およびメールの流れに関連する主要なトランスポート コンポーネントの定義を行います。

詳細

アドバンスド キュー サービス エンジン



Exchange 2000 アドバンスド キュー サービス (AQ) モジュールは、メッセージを宛先ごとにキューに入れ、それらのキューを管理します。AQ は、SMTP (簡易メール転送プロトコル) からメッセージを受信し、メッセージをカテゴライザに渡して、メッセージの宛先が特定されてからメッセージを取り戻します。それから AQ はメッセージを配信のためにキューに入れ、ルーティング エンジンから next-hop ルーティング情報を取得して、最終的に、ローカル ストア ドライバか、ローカルの SMTP スタックのどちらかにメッセージを配信します。

動的配布リスト

LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) クエリを入力することによってメールの送信先に指定できる受信者の集まり。たとえば、ディレクトリ表現を使用すると、ユーザーを含むリストを物理的に作成しなくとも、営業部門の全ユーザーに電子メールを送信することができます。動的配布リストは、Exchange 2000 におけるトランスポート機能です。ただし、Exchange 2000 には、動的配布リストを定義するユーザー インターフェイスはありません。動的配布リストは、Active Directory Service Interface (ADSI) などのインターフェイスを使用して、プログラム的に作成しなければなりません。

EXIPC (Epoxy)

キューを行う層で、これを使用すると、インターネット インフォメーション サービス (IIS) およびインフォメーション ストア プロセス (Inetinfo.exe および Store.exe) は、非常に高速でデータをやりとりすることができるようになります。これは、Exchange 2000 サーバー上のプロトコルとデータベース サービスの間で最大限のパフォーマンスを達成します。従来のアプリケーションでは、プロセッサが 2 つのプロセスの間でデータを転送するときに、プロセッサはコンテキストを切り替える必要がありました。Epoxy は、Inetinfo.exe プロセスと Store.exe プロセスの間の、高パフォーマンスのプロセス間通信 (IPC) です。Epoxy は、SMQ (Shared Memory Circular Queue) モデルから構築されたメモリ共有モデルを使用することにより、2 つのプロセスの間で、例外的なスピードで、データをやりとりします。

Exchange Server 5.5 は、NNTP (Network News Transfer Protocol)、Post Office Protocol 3 (POP3)、Internet Message Access Protocol (IMAP) などのプロトコルを直接 Store.exe プロセスに組み入れて、データ転送を非常に効果的にします。Exchange 2000 のアーキテクチャは、管理を簡単にするため、また将来のアーキテクチャをサポートするために、プロトコルをデータベースから切り離します。

Installable File System

Exchange 2000 のInstallable File System (IFS) は、データベース (.stm ファイル) の読み書きを直接行うための、ユーザーモードおよびカーネルモードのストリーミング インターフェイスです。IFS を使用すると、クライアントは、インターネット メールをネイティブの形式 (Request for Comments (RFC) 822 や MIME (Multipurpose Internet Mail Extensions) など) に保つことにより、ファイルをより効果的に .stm ファイルにストリームすることができます。

IMAIL

IMAIL は、インフォメーション ストアのコンポーネントで、これを使用すると、インターネット形式と MAPI 格納域形式の間のメッセージ変換が簡単になります。

Link State Algorithm

Link State Algorithm は、複数の Exchange 2000 サーバー間でルーティング状態情報を送信します。このアルゴリズムは、ネットワーク テクノロジの Open Shortest Path First (OSPF) プロトコルに基づいており、X-LSA-2 コマンド動詞を SMTP に対して使用し、ルーティング グループ内のポート 691 に対する伝送制御プロトコル (TCP) 接続を使用することにより、ルーティング グループ間でリンク状態情報を転送します。

リンク状態テーブル

LSA によって送信されるリンク状態情報を格納するために各 Exchange 2000 サーバーが使用する、メモリ内データベース。リンク状態テーブルは、コストおよび接続の可用性に基づいて、メッセージの最も効果的なルートを評価するために使用されます。

メッセージ カテゴライザ

メッセージ カテゴライザは、SMTP サーバーに送られて来るメッセージを調べて、メッセージの処理方法を決定します。メッセージは、ローカルのインフォメーション ストアに送信、MTA (メッセージ転送エージェント) を使用してリモート ホストに送信、SMTP を使用してリモート ホストに送信の、いずれかの方法で処理されます。このカテゴライザは、配布リスト (DL) の展開も処理します。カテゴライザは、AQ エンジンに対するプラグインです。AQ 内を移動するすべてのメッセージに関して高度なアドレス解決を行うのは、本来、一連のイベント シンクです。

MTA (メッセージ転送エージェント)

MTA は、引き続き、Exchange 2000 内のシステムの重要部分です。MTA は、多くの方法で更新されています。AQ コードの点では、最も重要な更新は、MTA が、ゲートウェイ アクセス ルーティング テーブル (GWART) に依存する代わりに、Exchange 2000 ルーティング システムに対する呼び出しを使用することです。GWART は、next-hop ルーティングを使用しますが、これは Exchange 2000 ルーティング システムが使用する高度なリンク状態ルーティングよりもループする可能性が高くなっています。Exchange 2000 では、X.400 およびその他のコネクタには、SMTP が使用するものと同じループフリーのルーティングが役立ちます。

ルーティング エンジン

ルーティング エンジンは、Exchange 2000 の重要部分です。Exchange 2000 は、正確な next-hop 情報を AQ モジュールに提供することにより、AQ アーキテクチャにリンク状態ルーティングを追加します。ルーティング コンポーネントで使用される高度なテクノロジにより、リンク状態の変更が原因で発生するメール ループが最小限にとどめられます。

ルーティング エンジンは、ダイクストラのSingle Source Shortest Path (単一ソース最短パス) アルゴリズムの変種を使用します。ダイクストラのアルゴリズムは、グラフ内の一点 (ソース) から宛先への最短パスを探し出す問題を解決します。このアルゴリズムを使用すると、与えられたソースからグラフ内のすべての点への最短パスを同時に見つけることができます。これが、Single Source Shortest Path (単一ソース最短パス) という名前を説明しています。

ルーティング グループ

ルーティング グループ (RG) は、ブリッジヘッド サーバーを使用せずに、単一のホップでメッセージング データを相互に転送できる、Exchange 2000 サーバーの集合体です。一般に、1 つのルーティング グループ内の Exchange 2000 サーバーは、帯域幅の大きい、弾力的なネットワーク リンクで結ばれています。さらに、ルーティング グループは、Microsoft Outlook クライアントに対するパブリック フォルダ アクセスを定義します。

ルーティング グループ コネクタ (RGC)

Exchange 2000 の ルーティング グループ コネクタ (RGC) は、ルーティング グループ同士を接続します。個々のRGC は、単一方向性で、個別の構成プロパティ (接続上で許可されるメッセージのタイプなど) を持つことができます。RGC は、ローカルおよびリモートのブリッジヘッドの概念を使用して、ルーティング グループ内のどのサーバーがリンク経由で通信できるかを指示します。RGC の基になるメッセージ転送は、コネクタを使用する Exchange Server のバージョンによって、SMTP またはリモート プロシージャ コール (RPC) になります。複数の Exchange 2000 サーバー間に設定されている RGC は SMTP を使用します。Exchange 2000 サーバーとExchange Server 5.5 コンピュータの間に設定されている RGC は RPC を使用します。Exchange Server 5.5 コンピュータに対して、RGC はサイト コネクタと同等の役割を持ちます。メッセージを効果的にルート指定するために、リンク状態情報が使用されます。

簡易メール転送プロトコル

SMTP (簡易メール転送プロトコル) は、標準ベースのプロトコルで、さまざまなメッセージング サーバーが相互にメッセージを転送できるようにするものです。SMTP は RFC 821 の下で定義されており、単純なコマンド動詞を使用して、TCP/IP (伝送制御プロトコル/インターネット プロトコル) ポート 25 経由のメッセージ転送を容易にします。

インフォメーション ストア

インフォメーション ストアはデータの格納域を管理します。引き続きメッセージ データベース (MDB) として参照されますが、Exchange 2000 の MDB には大幅なデザイン変更があり、また、複数の MDB を持つオプションもあります。Exchange 2000 では、インフォメーション ストアは、電子メール メッセージ、ドキュメント、スプレッドシート、音声、ビデオ、などの形でデータを格納することができます。メッセージ コンテント (RFC 822 形式) はインターネット コンテント ストア (.stm ファイル) に保管され、これはストリーム データベース ファイルとも呼ばれます。インフォメーション ストアには .edb ファイルも含まれますが、これはプロパティ ストアで、メッセージのヘッダー情報が保管されます。

ストア ドライバ

Exchange 2000 のストア ドライバは、ローカル配信のために AQ エンジンから Exchange 2000 インフォメーション ストアに受信メッセージを配信し、分類あるいは外部への配信のためにメッセージをインフォメーション ストアから AQ に提出します。また、メッセージを AQ から他の (SMTP 以外の) ゲートウェイに配信し、AQ でキューに入れられている Imsg メモリ構造を有効にしてインフォメーション ストア内に残るようにします。

ストア ドライバは、2 つの動的リンク ライブラリ (DLL) で構成されています。1 つは IIS 内で動作するもので、もう 1 つはインフォメーション ストアで動作するものです。2 つの DLL は、Epoxy (共有メモリ キュー システム) を使用して相互に通信します。

詳細

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 260995 (最終更新日 2000-09-12) をもとに作成したものです。

プロパティ

文書番号: 260995 - 最終更新日: 2014年1月30日 - リビジョン: 1.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Exchange 2000 Server Standard Edition
キーワード:?
kbnosurvey kbarchive kbinfo KB260995
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