Windows ソフトウェア更新プログラム パッケージのコマンド ライン スイッチ

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文書番号: 262841 - 対象製品
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目次

概要

Microsoft ソフトウェア更新プログラムの中には、Hotfix.exe または Update.exe をセットアップ プログラムとして使用するものがあります。これらのセットアップ プログラムでは、Windows Service Pack のバージョンとオペレーティング システムの言語を確認し、コンピューターにソフトウェア更新プログラムをインストールおよび登録します。また、ソフトウェア更新プログラムの削除に必要なファイルをバックアップします。

いずれかのセットアップ プログラムを使用するソフトウェア更新プログラムでは、管理者がパッケージの展開に使用できる多くのコマンド ライン スイッチがサポートされています。

ソフトウェア更新プログラムで、2004 年 7 月以降にリリースされたパッケージのセットアップ プログラムとして Hotfix.exe または Update.exe が使用されているかどうかを判断するには、ソフトウェア更新プログラム パッケージの [プロパティ] ダイアログ ボックスの [バージョン] タブでインストーラー エンジンの値を確認します。2004 年 7 月より前にリリースされたパッケージについては、パッケージの内容を抽出して、使用されているインストーラーを確認する必要があります。

はじめに

マイクロソフトでは、ソフトウェア更新プログラムをパッケージ化する際に、パッケージ内に含まれているセットアップ プログラムを自動的に実行するための自己解凍ファイル形式として複数の形式を使用しています。この資料では、Hotfix.exe または Update.exe をセットアップ プログラムとして使用するソフトウェア更新プログラム パッケージで使用できるコマンド ライン スイッチについて説明します。この資料では、"Windows ソフトウェア更新プログラム パッケージ" と呼びます。

詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
824684 マイクロソフトのソフトウェアの更新で使用される一般的な用語の説明

詳細

ソフトウェア更新プログラム パッケージでセットアップ プログラムとして Update.exe が使用されているかどうか、および使用されているバージョンを確認するには、次の手順を実行します。
  1. パッケージを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  2. [バージョン] タブで、[その他のバージョン情報] の下の [インストーラー エンジン] をクリックします。"値" フィールドに [Update.exe] が表示されます。
  3. バージョンを確認するには、[Installer Version] をクリックします。[値] フィールドに、そのパッケージで使用されているインストーラーのバージョンが表示されます。
2004 年 7 月より前にリリースされたパッケージ、および、[全般] タブの [説明] に "Self-Extracting Cabinet" と表示されるパッケージの場合、Update.exe または Hotfix.exe が使用されているかどうか、および使用されているバージョンを確認するには、以下の手順を実行します。
  1. ソフトウェア更新プログラム パッケージを一意の一時フォルダーに展開します。たとえば、KBArticleNumber.exe という名前の更新プログラム パッケージのファイルを C ドライブの ExtractedPackage フォルダーに展開するには、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。
    KBArticleNumber /X:C:\ExtractedPackage
  2. ソフトウェア更新プログラム パッケージの展開されたファイルが含まれる一時フォルダーを開きます。たとえば、C:\ExtractedPackage を開きます。
  3. 一時フォルダーまたはそのサブフォルダーに Update.exe または Hotfix.exe ファイルがあることを確認します。
  4. Update.exe または Hotfix.exe のバージョンを確認するには、ファイルを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  5. [バージョン情報] タブをクリックし、[ファイル バージョン] の行に表示されている値を確認します。

: パッケージの説明が [Win32 キャビネット自己展開ツール] または [Win32 Cabinet Self-Extractor] となっている場合、そのソフトウェア更新プログラム パッケージは IExpress パッケージです。 IExpress パッケージの詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
197147 IExpress ソフトウェア更新プログラム パッケージのコマンド ライン スイッチ


パッケージのファイル名に拡張子 .msi または .msp が使用されているソフトウェア更新プログラム パッケージは、セットアップ プログラムに Windows インストーラーが使用されます。Windows インストーラーで使用されるコマンド ライン オプションの詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/aa367988.aspx
Windows NT 4.0 用のソフトウェア更新プログラム、および Windows 2000 Service Pack 3 以前に含まれているソフトウェア更新プログラムでは、Hotfix.exe がセットアップ プログラムとして使用されています。

Update.exe は、Windows 2000 Service Pack 4 以降のバージョンに含まれているソフトウェア更新プログラム、および Windows XP と Windows Server 2003 に含まれているソフトウェア更新プログラムで、セットアップ プログラムとして使用されています。

注: この資料の対象製品の一覧に記載されている Windows の各バージョン用のソフトウェア更新プログラム パッケージの中には、IExpress や Windows インストーラー パッケージを使用するものもあります。これらのパッケージでは、Hotfix.exe や Update.exe はセットアップ プログラムとして使用されません。

インストール プロセスの概要

Windows ソフトウェア更新プログラム パッケージをコマンド ライン スイッチなしで実行すると、Hotfix.exe または Update.exe のセットアップ プログラムが自動的に実行され、更新プログラムがインストールされます。セットアップ プログラムによって以下の処理が実行されます。
  • インストール プログラム (Hotfix.exe または Update.exe) によって現在使用中の Service Pack のバージョンが確認されます。Service Pack のバージョンが、ソフトウェア更新プログラムのバージョンより古く、かつ、ソフトウェア更新プログラムによって指定されている最低限必要なバージョンより新しく、言語が同じ場合、ソフトウェア更新プログラムが自動的にインストールされます。Service Pack のバージョンがソフトウェア更新プログラムのバージョンよりも新しい場合、インストールが中止されます。
  • ソフトウェア更新プログラムの言語バージョンがオペレーティング システムの言語と一致しない場合、インストールが中止されます。
  • バージョン間の問題がない場合には、Hotfix.exe または Update.exe によりソフトウェア更新プログラムがインストールされます。
  • ソフトウェア更新プログラムが次のレジストリ キーのいずれかに登録されます。
    HKEY_LOCAL_MACHINE \Software\Microsoft\Updates\<operating system>\<service pack level>\KB<nnnnnn>
    HKEY_LOCAL_MACHINE \Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Hotfix\Q<nnnnnn>
    HKEY_LOCAL_MACHINE \Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Hotfix\KB<nnnnnn>
  • ソフトウェア更新プログラムの削除用の情報が %Systemroot% の $NtUninstallQnnnnnn$ または $NtUninstallKBnnnnnn$ という名前の隠しフォルダーに保存されます。

Update.exe プログラムのコマンド ライン スイッチ

次の表は、Update.exe プログラムの各バージョンでサポートされているコマンド ライン スイッチの一覧です。

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標準スイッチスイッチの説明このスイッチをサポートする Update.exe のバージョン
/helpコマンド ライン ヘルプを表示します。5.3.24.3 以降のバージョンで、/help スイッチがサポートされています。以前のバージョンとの互換性を維持するために、/? スイッチも使用できるようになっています。
/passive無人セットアップ モード。ユーザー入力は不要ですが、インストールの状況は表示されます。セットアップの最後に再起動が必要な場合、30 秒後にコンピューターが再起動されることを警告するタイマー付きのダイアログ ボックスがユーザーに表示されます。5.3.24.3 以降のバージョンで、/passive スイッチがサポートされています。以前のバージョンとの互換性を維持するために、/u スイッチも使用できるようになっています。
/quietQuiet モードで実行します。無人モードと同じですが、インストールの状況やエラー メッセージは表示されません。5.3.24.3 以降のバージョンで、/quiet スイッチがサポートされています。以前のバージョンとの互換性を維持するために、/q スイッチも使用できるようになっています。
/norestartインストールの完了時に再起動しません。5.3.24.3 以降のバージョンで、/norestart スイッチがサポートされています。以前のバージョンとの互換性を維持するために、/z スイッチも使用できるようになっています。
/warnrestartコンピューターが x 秒後に再起動されることをユーザーに警告するタイマーのダイアログ ボックスを表示します既定値は 30 秒です。/quiet または /passive スイッチと共に使用します。6.1.22.0 以降のバージョンで、/warnrestart スイッチがサポートされています。
/forcerestartインストールの完了後にコンピューターを再起動します。シャットダウン時に開いているファイルを保存せずに他のアプリケーションを強制終了します。5.3.24.3 以降のバージョンで、/forcerestart スイッチがサポートされています。
/promptrestart再起動が必要な場合にユーザーにダイアログ ボックスを表示します。/quiet スイッチと共に使用します。6.1.22.0 以降のバージョンで、/promptrestart スイッチがサポートされています。
/forceappscloseコンピューターのシャットダウン時に他のプログラムを終了します。5.4.15.0 以降のバージョンで、/forceappsclose スイッチがサポートされています。以前のバージョンとの互換性を維持するために、/f スイッチも使用できるようになっています。
/nobackupアンインストール用にファイルをバックアップしません。6.1.22.0 以降のバージョンで、/nobackup スイッチがサポートされています。以前のバージョンとの互換性を維持するために、/n スイッチも使用できるようになっています。
/overwriteoemOEM ファイルを上書きするときに確認メッセージを表示しません。6.1.22.0 以降のバージョンで、/overwriteoem スイッチがサポートされています。以前のバージョンとの互換性を維持するために、/o スイッチも使用できるようになっています。
/integrate:path指定したパスにある Windows インストール ソース ファイルにソフトウェア更新プログラムを統合します。:path には、i386 フォルダーが格納されているフォルダーを指定します。5.4.15.0 以降のバージョンで /integrate:path スイッチがサポートされています。以前のバージョンとの互換性を維持するために、/s スイッチも使用できるようになっています。
/log:pathログ ファイルを作成する場所を指定できます。6.1.22.0 以降のバージョンで、/log スイッチがサポートされています。
/ER拡張エラー報告を有効にします。/ER スイッチはすべてのバージョンでサポートされています。
/verbose詳細ログを有効にします。インストール時に、%Windir%\CabBuild.log ファイルを作成し、コピーされるファイルの詳細を記録します。このスイッチを使用すると、インストール処理の所要時間が増加することがあります。5.3.24.3 以降のバージョンで、/verbose スイッチがサポートされています。以前のバージョンとの互換性を維持するために、/v スイッチも使用できるようになっています。
/d:pathWindows Service Pack のインストール用のバックアップ ディレクトリを指定します:path には、バックアップ ファイルの保存先のフォルダーを指定します。既定のバックアップ場所は %Systemdrive%\$ntservicepackuninstall$ です。 このスイッチは、Service Pack 以外の更新プログラムでは使用できません。また、インストーラーのバージョンが 5.3.16.5 以降の場合にのみ使用できます。
/extract[:path]セットアップを起動せずにファイルの展開のみを行います。":path" が含まれていない場合、ファイルの展開先のフォルダーのパスを入力するように求められます。":path" が使用されている場合には、ファイルは指定されたフォルダーに展開されます。5.3.24.3 以降のバージョンで、/extract スイッチがサポートされています。以前のバージョンとの互換性を維持するために、/x スイッチも使用できるようになっています。
/hotpatch:disableホットパッチ機能を無効にし、通常の更新プログラムとしてインストールします。これは、ホットパッチをサポートしている Windows Server 2003 パッケージ専用のスイッチであり、6.1.22.0 以降でのみ使用できます。ホットパッチの詳細については、この資料の「関連情報」にリンクが記載されているホワイト ペーパー『Windows と Windows コンポーネント用パッケージ インストーラー Update.exe の内部メカニズム』を参照してください。


注意事項
  • マイクロソフトでは、一貫したコマンド ライン スイッチのセットを採用しており、ソフトウェア更新プログラム パッケージを展開する際に使用できるようにしています。 詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
    824687 マイクロソフトのソフトウェア更新プログラム パッケージで使用できるコマンド ライン スイッチ
    下位互換性を維持するため、新しい標準スイッチ名を実装した Windows ソフトウェア更新プログラムでも、以前のバージョンの Update.exe で使用されていたセットアップ スイッチがサポートされています。ただし、このサポートが今後のソフトウェア更新プログラムから削除される可能性があるため、以前のスイッチの使用は避けることをお勧めします。
  • 一覧ではすべてのスイッチ オプションでスラッシュ (/) を使用しています。スラッシュ (/) の代わりにハイフン (-) を使用することもできます (これは以前のバージョンとの互換性を維持するためにサポートされています)。
  • ソフトウェア更新プログラムを安全に削除するには、最後にインストールした更新プログラムから削除します。たとえば、同じファイルまたはレジストリ キーを置き換える修正プログラム、A と B があるとします。修正プログラム A をインストールした後、修正プログラム B をインストールしていた場合、修正プログラム A をインストールする前の状態にシステムを戻すには、修正プログラム B をアンインストールしてから、修正プログラム A をアンインストールする必要があります。 Update.exe を使用する更新プログラムの削除方法の詳細を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
    823836 Windows のソフトウェア更新プログラムを誤った順序で削除すると、オペレーティング システムが機能しなくなることがある

Hotfix.exe プログラムのコマンド ライン スイッチ

次の表は、Hotfix.exe プログラムでサポートされているコマンド ライン スイッチの一覧です。
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コマンド ライン スイッチ説明
/fシャットダウン時に他のプログラムを強制終了します。
/lインストールされているソフトウェア更新プログラムの一覧を表示します。
/m無人モードで実行します。
/nアンインストール用にファイルをバックアップしません。
/qQuiet モードで実行します。ユーザー入力を必要としません。
/yアンインストールを行います (/m または /q と共に使用する必要があります)。
/zインストールの完了後にコンピューターを再起動しません。

Hotfix.exe を使用するソフトウェア更新プログラムのインストール方法および削除方法の詳細を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
184305 Windows NT に修正プログラム (hotfix) をインストールする、およびアンインストールする方法

関連情報

ソフトウェア更新プログラムを削除する方法の関連情報については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc738788.aspx
詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
934307 Windows Vista の Windows Update スタンドアロン インストーラー (Wusa.exe) および .msu ファイルについて
注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。

プロパティ

文書番号: 262841 - 最終更新日: 2013年4月5日 - リビジョン: 1.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Web Edition
  • Microsoft Windows XP Professional
  • Microsoft Windows XP Home Edition
  • Microsoft Windows XP Tablet PC Edition
  • Microsoft Windows XP Media Center Edition 2005 Update Rollup 2
  • Microsoft Windows XP Media Center Edition 2004
  • Microsoft Windows 2000 Advanced Server
  • Microsoft Windows 2000 Professional
  • Microsoft Windows 2000 Server
  • Microsoft Windows NT Server 4.0 Standard Edition
  • Microsoft Windows NT Workstation 4.0 Developer Edition
キーワード:?
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