[INF] SQL Mail の設定方法

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文書番号: 263556 - 対象製品
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目次

概要

この資料では、SQL Mail を使用して動作するようにメール クライアントを正しく設定する方法について説明します。また、この資料では SQL Mail をセットアップして Exchange サーバーまたはインターネット メール サーバーを使用して動作するときに発生する可能性のある一般的な留意点について説明します。

使用している SQL Server のバージョンによって異なりますが、SQL Mail と SQLAgentMail は共に Microsoft Exchange Server、Microsoft Windows NT Mail、または POP3 (Post Office Protocol 3) サーバーを使用して接続できます。

SQL Mail を使用すると、サポートされているメール サーバーとのクライアント接続を確立することによって SQL Server から電子メールを送受信できます。SQL Mail が正しく機能するには、サポートされている利用可能なメール サーバー上にメール アカウントを所有している必要があります。さらに、Microsoft Outlook、Microsoft Exchange Client、または Microsoft Windows Messaging (Windows NT 4.0 用) などの SQL Server MAPI (Mail Application Programming Interface) 準拠のメール クライアントを SQL Server コンピュータ上にインストールして正しく設定する必要があります。

SQL Server メール クライアントのサポートは、SQL Server のバージョンと必要な機能によって異なります。

SQL Server 6.5 および SQL Server 7.0

SQL Mail は、Microsoft Exchange Server、Microsoft Windows NT Mail、または Post Office Protocol 3 (POP3) サーバーに対して簡易 MAPI 接続を確立します。

SQL Server 7.0 で SQLAgentMail を使用する

SQLAgentMail は、Microsoft Exchange Server、Microsoft Windows NT Mail、または POP3 サーバーに対して簡易 MAPI 接続または拡張 MAPI 接続のいずれかを確立します。

SQL Server 2000

SQL Mail はメール ホストとの拡張 MAPI 接続を確立します。SQLAgentMail は個別の拡張 MAPI 接続を確立します。SQL Mail と SQLAgentMail は共に Microsoft Exchange Server、または Post Office Protocol 3 (POP3) サーバーを使用して接続できます。

: 拡張 MAPI サポートのみを提供するという制限により、SQL Server 2000 では Microsoft Outlook 2000 クライアント (またはそれ以降) が必要です。

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
281293 FIX: SQL Mail 2000 Needs Microsoft Outlook 2000 Client
281293 [FIX] SQLMail 2000 は Outlook 2000 クライアントを必要とする
SQL Mail を設定する前に、メール クライアントが使用するメール プロファイルをテストして、メール プロファイルを使用してメール サーバーから電子メールを送信したり、メール サーバーに電子メールを受信できることを確認する必要があります。

警告 : SQL Mail は、クラスタ対応ではないという MAPI の制限により、SQL Server フェールオーバー クラスタで使用する場合は完全にはサポートされません。SQL Mail をクラスタリングで使用する場合、SQL Mail に提供されるサポートは "合理的な範囲で処置を行う" ことを基盤としており、安定性または可用性は保証されていません。

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
298723 BUG: SQL Mail Not Fully Supported w/Cluster Virtual SQL Servers

詳細

SQL Mail の概要

SQL Mail を使用すると、SQL Server からメール サーバーへのクライアント接続を確立することによって、電子メールを送受信できます。SQL Server 6.5 は、1 つのサービスを使用してメールを処理します。SQL Server 7.0 および SQL Server 2000 は 2 つのサービスを使用してメールを処理します。使用するサービスは以下のとおりです。

  • MSSQLServer : 簡易 MAPI (SQL Server 6.5 および SQL Server 7.0) または拡張 MAPI (SQL Server 2000) を使用してすべてのメール ストアド プロシージャのメールを処理します。

    および

  • SQLServerAgent : SQL Mail とは別に設定および操作される独自のメール機能を使用して、簡易 MAPI または拡張 MAPI を使用します。
SQL Server エージェント メール機能は、SQLAgentMail と呼ばれ、MSSQLServer が提供する SQL Mail 機能とは異なります。

SQL Mail および SQLAgentMail はメール ホストとの MAPI 接続を確立します。SQL Mail と SQLAgentMail はいずれも Microsoft Exchange Server または POP3 サーバーに接続できます。SQL Server 6.5 および SQL Server 7.0 の SQLMail と SQLAgentMail は Microsoft Windows NT Mail に接続することもできますが、SQL Server 2000 はこの設定をサポートしません。POP3/SMTP プロトコルの制限とログイン問題により、信頼性を向上するために、Exchange Server を使用することをお勧めします。Lotus Notes、Lotus cc:Mail、または Novell GroupWise などのメール サーバーの場合、POP3 サーバーとして扱われない限り、SQL Mail との通信はサポートされていません。

SQL Mail はメールが有効なアプリケーションです。メールを送信するときに、SQL Mail は Mapi32.dll ファイルを使用して API を呼び出すことで Windows Messaging サブシステム (Mapisp32.exe) の MAPI スプーラを起動してメールを送信し、その後スプーラをシャットダウンします。より古いメール クライアントでは、MAPI スプーラは NT サービスで使用されるように設計されていませんでした。より古いスプーラを使用する場合、SQL Mail が生成した送信メールはメール クライアントが開かれるまで送信トレイに残ったままになります。この問題は Microsoft Windows NT 4.0 Service Pack 3 で修正されましたが、製品の非互換性により、それ以降の NT 4.0 Service Pack には組み込まれていません。

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
159425 PRB: Message Blocked with SQLMail and Exchange Client
159425 PRB: SQLMail と Exchange クライアントの併用時にメッセージがブロックされる
SQL Mail の設定に関する問題の中には、Mapi32.dll ファイルの誤った使用法が原因となっているものがあります。

SQL Mail をセットアップする前に

SQL Mail では、メール接続、メールボックス、メール プロファイル、および SQL Server の起動時に使用する Windows NT アカウントが必要です。Exchange サーバーをメール サーバーとして使用している場合、この Windows NT アカウントはドメイン アカウントである必要があります。POP3/SMTP メール サーバーを使用している場合、Windows NT アカウントはローカル NT アカウントまたはドメイン NT アカウントを使用できます。

基本的な処理は、SQL Server の起動時に使用するアカウントを使用して Windows NT サーバーにログオンし、メール プロファイルの設定、メール接続のテストの後、設定したメール プロファイルを SQL Mail に指定することです。プロファイル名を選択するときに、特殊文字 (ハイフン、ポンド記号、ピリオドなど) を含めないようにしてください。特殊文字は Exchange クライアント (Outlook など) で機能する場合もありますが、SQL Server 6.5 の SQL Mail では機能しない場合があります。同様の理由から、プロファイル名には 32 文字より長い名前を指定できません。

最善の結果を得るためには、SQL Mail の送受信には Microsoft Exchange Server を使用します。Microsoft Windows NT Mail は、完全な機能を含んだ Microsoft Exchange Server 製品がリリースする前に Microsoft Windows NT に同梱されていた制限付きのメール プログラムであるため、SQL Mail 2000 では使用できません。

サードパーティのメール サーバー (Lotus Notes、Lotus cc:Mail、Novell GroupWise など) を使用している場合、メール サーバーを POP3 サーバーとして設定する必要があります。サードパーティのメール クライアントによってインストールされた可能性がある元のメール サービスを使用してこれらのメール サーバーに接続することはサポートされていません。サードパーティのメール クライアントの一部は、SQL Mail に必要な MAPI をサポートしません。Exchange と現在使用しているメール サービス プロバイダを統合するためにメール クライアントの使用と Exchange コネクタの可用性に関するサポートが必要な場合、サードパーティ ベンダに連絡するか、 http://www.microsoft.com/japan/exchange/default.asp Web サイトを参照してください。

Exchange を使用して SQL Mail をセットアップする方法

  1. Microsoft Exchange サーバー上で、MSSQLServer サービスが使用する必要があるユーザー アカウントのメールボックスをセットアップします。このアカウントはドメイン アカウントである必要があります。たとえば、以下のようになります。
    アカウント : DOMAIN1\SQLServerAccount
    メールボックス : SQL1
  2. SQL Server コンピュータで、MSSQLServer サービスが使用する必要があるのと同じユーザー アカウントを使用して Windows NT にログオンします。

    手順 1. で示した例では、次のようになります。
    DOMAIN1\SQLServerAccount
  3. SQL Server コンピュータに Exchange クライアントをインストールします。SQL Server 6.5 または SQL Server 7.0 を実行している場合、Exchange クライアントは Microsoft Exchange Server に同梱されているクライアント アプリケーションですが、Microsoft Outlook 98 または Microsoft Outlook 2000 を使用することもできます。電子メール ウイルスが広がるのを回避するために Outlook 2000 用の Outlook セキュリティ修正プログラムを適用すると、SQL Mail 6.5 または SQL Mail 7.0 が応答を停止 (ハングアップ) します。Outlook 2002 もこのセキュリティ機能を含んでいるため、SQL Mail 6.5 と SQL Mail 7.0 がハングアップします (この原因の詳細については、この資料の後半の「Outlook 2000 クライアント」を参照してください)。

    SQL Server 2000 を実行している場合、メール クライアントは Microsoft Outlook 2000 または Outlook 2002 クライアントである必要があります。SQL Mail 2000 はメール サーバーに拡張 MAPI 接続を行うため、Outlook セキュリティ機能による影響は生じません。SQL Server 2000 Service Pack 1 を適用することにより、Outlook 98 を使用することもできます。

    関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    281293 FIX: SQL Mail 2000 Needs Outlook 2000 Client
    281293 [FIX] SQLMail 2000 は Outlook 2000 クライアントを必要とする
  4. Exchange クライアントを起動し、Microsoft Exchange Server に接続するようにクライアントを設定します。Exchange サーバーの名前と Exchange サーバー上のメールボックスの名前を指定する必要があります。セットアップの完了後に、メールを送受信できることを確認します。その後、クライアントを閉じます。
  5. コントロール パネルの [メール] アプリケーションを起動します。[プロファイルの表示] をクリックして、手順 4. で設定したプロファイルの名前を見つけます。プロファイル名が 32 文字より長いか、特殊文字 (ピリオド、ハイフン、ポンド記号など) を含んでいる場合、プロファイル名を 32 文字以下に変更し、特殊文字を削除します (スペースは使用可能です)。
  6. コントロール パネルの [管理ツール]、[サービス] を順にダブルクリックし 、MSSQLServer サービスが手順 2. でログオンしたのと同じ Windows NT ユーザー アカウント下で実行するように設定してあることを確認します。必要に応じて、MSSQLServer サービスを開始または再開します。SQL Server 7.0 および SQL Server 2000 では、コンピュータでフルテキスト検索を使用している場合、SQL Enterprise Manager を使用してすべての起動アカウントを変更します。
  7. SQL Mail を手順 5. で見つけたプロファイル名を使用するように設定します。SQL Mail は MSSQLServer サービスが Exchange サーバーにログオンするために設定したアカウントとパスワードを使用します。

    : 入力したプロファイル名が認識されないか、SQL Server 7.0 または SQL Server 2000 のドロップダウン リスト ボックスにプロファイル名が表示されない場合、ローカル システム アカウントを使用して MSSQLServer サービスを開始しています。サービスをドメイン アカウント下で開始するように変更し、SQL Server を停止および再開してから、メール プロファイルをもう一度設定してください。
  8. SQL Mail を開始します。SQL Mail が正常に開始されると、[SQL Mail] アイコンが緑色になります (この手順は SQL Server 2000 を使用している場合は不要です。SQL Server 2000 では、メールを最初に送信しようとした時点で SQL Mail が自動的に開始されます)。クエリ ウィンドウを開いて SQL Mail をテストし、xp_sendmail を使用して自分自身に電子メールを送信します。SQL Server 7.0 または SQL Server 2000 を使用している場合、SQLAgentMail も同じプロファイルを使用して設定します。オペレータにメールを送信することによって、SQLAgentMail をテストできます。

インターネット メール サーバーを使用して SQL Mail をセットアップする方法

警告 : メール ログオンの再認証を必要とせずに、インターネット メール サーバーに 100% の接続性を保証できない限り、SQL Mail はハングアップし、SQL Server の停止および再開が必要となる場合があります。インターネット メール サーバーを使用することは推奨のソリューションではありませんが、他に代替策がない場合があります。

インターネット メール サーバー (POP3/SMTP サーバー) を使用して SQL Mail をセットアップする手順は、Exchange Server を使用して SQL Mail をセットアップする手順と似ています。
  1. POP3 サーバー (電子メールの受信用) で、SQL Mail が使用する必要があるユーザー アカウントのメールボックスをセットアップします。メール クライアントは送信メールを送信する前に、受信メールを最初に確認するように設計されているため、POP3 メール サーバー上にアカウントを所有している必要があります (これは、SQL Mail が処理するメールを受信しない場合も同様です)。また、SMTP サーバーが POP3 サーバーとは異なる場合、SMTP サーバー上に送信メール用のメールボックスをセットアップする必要もあります。
  2. SQL Server コンピュータにインターネット メール クライアントをインストールします。SQL Mail 6.5 または SQL Mail 7.0 を使用する場合にマイクロソフトがサポートするインターネット メール クライアントは、Microsoft Windows Messaging (Windows NT 4.0 で提供)、Microsoft Outlook 98、および Microsoft Outlook 2000 のみです。電子メール ウイルスが広がるのを回避するために Outlook 2000 用の Outlook セキュリティ修正プログラムを適用すると、SQL Mail 6.5 または SQL Mail 7.0 がハングアップします。Outlook 2002 で送信する Exchange 以外のメッセージの場合、Outlook クライアントがサーバー上でアクティブに実行している必要があります。

    SQL Mail 2000 を使用する場合に使用できるインターネット メール クライアント アプリケーションは、Microsoft Outlook 2000 のみです。また、サーバー上で常に Outlook クライアントを開いたままにしておいても構わない場合、Outlook 2002 も使用できます。SQL Server 2000 Service Pack 1 を適用することにより、Outlook 98 を使用することもできます。

    関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    281293 FIX: SQL Mail 2000 Needs Outlook 2000 Client
    281293 [FIX] SQLMail 2000 は Outlook 2000 クライアントを必要とする
    Microsoft Outlook Express はメール プロファイルを作成しないので、Outlook Express は SQL Mail を使用して機能しません。
  3. SQL Server の起動に使用する Windows NT アカウントを使用して、Windows NT サーバーにログオンします。インターネット メール クライアントを起動し、プロファイルをインターネット メール サービスを使用して POP3 (受信) サーバーと SMTP (送信) サーバーに接続するように設定します。POP3/SMTP サーバーへのアクセス用に指定するアカウント名とパスワードは、手順 1. で作成したメール アカウントです (SQL Server の起動に使用するアカウントと同一である必要はありません)。セットアップの完了後に、メールを送受信できることを確認します。その後、メール クライアント アプリケーションを閉じます。

    インターネット メール サービスをセットアップすると、個人用フォルダ ファイル (.pst) が作成され、POP3 サーバーからダウンロードしたメール メッセージが格納されます。この .pst ファイルはこのメール プロファイルを使用しているすべてのサービスが使用します。また、SQL Mail と SQL Agent Mail が共に同じメール プロファイルを使用する場合に競合が発生します。 関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    313969 PRB: The Error 'Cannot Open .pst File' Occurs When You Use a POP3 Server Profile with SQL Mail
    .pst ファイルの場所を指定する場合、ネットワーク共有を使用しないでください。 関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    297019 OL2000: Why .pst Files Are Not Recommended over a LAN or WAN Link
  4. コントロール パネルの [メール] を ダブルクリック し、メール アプリケーションを開きます。[プロファイルの表示] をクリックし、上記の手順で設定したプロファイルの名前 (たとえば、"Internet Settings") を見つけます。Exchange サーバーを使用して SQL Mail をセットアップする場合についても、プロファイルの長さと特殊文字の制限と同じ制限が適用されます。
  5. MSSQLServer サービスを開始または再開します。コントロール パネルの [管理ツール] をポイントして [サービス] を ダブルクリック し、MSSQLServer サービスがメール プロファイルのセットアップに使用したのと同じ Windows NT ユーザー アカウント下で実行するように構成されていることを確認します。必要に応じて、MSSQLServer サービスを開始または再開します。
  6. SQL Mail を手順 4. で見つけたプロファイル名を使用するように設定します。

    : 入力したプロファイル名が認識されないか、SQL Server 7.0 または SQL Server 2000 のドロップダウン リスト ボックスにプロファイル名が表示されない場合、ローカル システム アカウントを使用して MSSQLServer サービスを開始しています。サービスを有効な Windows NT アカウント下で開始するように変更し、SQL Server を停止および再開してから、メール プロファイルをもう一度設定してください。
  7. SQL Mail を開始します。SQL Mail が正常に開始されると、[SQL Mail] アイコンが緑色になります (SQL Server 2000 では、メールを最初に送信しようとしたときに SQL Mail が自動的に開始されるため、この手順は不要です)。クエリ ウィンドウを開いて SQL Mail をテストし、xp_sendmail を使用して自分自身に電子メールを送信します。SQL Server 7.0 または SQL Server 2000 を使用している場合、SQLAgentMail も同じプロファイルを使用して設定します。オペレータにメールを送信することによって、SQLAgentMail をテストできます。
警告 : SQL Mail を使用して POP3/SMTP メール サーバーへの接続を確立しようとする場合、以下の手順を使用して接続とメール送信を繰り返し行うことができる必要があります。
  1. メール クライアントを起動するアイコンをクリックします。
  2. プロファイルに一覧表示されたのと同じ電子メール アドレスにメッセージを送信し、送信機能と受信機能の両方をテストできるようにします。
  3. メール クライアントを終了します。
  4. 手順 1. 〜 3. を何度か繰り返し、予想した電子メール トラフィックをシミュレートします。
: この処理の途中で ([OK] をクリックしてログオンするなどの) 応答が必要なダイアログ ボックスが表示されるか、パスワードを入力するように指示される場合、メール クライアントは SQL Mail から使用できなくなります。インターネット メール接続を SQL Mail を使用して行うには、100% の接続性を確保する必要があります。それ以外の場合、SQL Mail は使用できず、問題を解決するためにサーバーを再起動する必要がある場合があります。

これ、SQL Mail が POP3 アカウントにアクセスするときに再試行を行わないためです。SQL Mail が最初の試行で POP3 アカウントに接続できない場合、Internet Mail コネクタは通常 [OK] をクリックして再試行することを指示するダイアログ ボックスを表示します。MSSQLServer サービスの一部として実行している SQL Mail はこのようなダイアログ ボックスを表示せず、その時点で応答を停止するという現象が発生します。問題を解決するには、Mapisp32.exe アプリケーションを停止するか、または Windows NT コンピュータを再起動する必要が生じる場合もあります。

Windows Messaging クライアント

このクライアントは、SQL Server 6.5 および SQL Server 7.0 では使用できますが、SQL Server 2000 では使用できません。Microsoft Windows Messaging メール クライアントが Windows NT 4.0 に同梱されており、Microsoft Mail とインターネット メール (POP3/SMTP) をサポートします。Windows Messaging クライアントが起動していないと、SQL Mail が送信するメールが送信トレイにたまったままになるという既知の問題があります。この問題は、Windows NT サービス内から呼び出されるように設計されていない MAPI スプーラが原因で発生します。この問題は、Microsoft Windows NT 4.0 Service Pack 3 で修正されましたが、製品の非互換性により、この修正プログラムはそれ以降の Windows NT Service Pack のビルドには同梱されていません。

Service Pack 3 を適用する前に Windows Messaging をインストールした場合、この問題に対する修正プログラムを入手することはおそらくできません。Service Pack 3 を適用した後で Windows Messaging をインストールまたは再インストールした場合、Microsoft Product Support Services に連絡してMapi32.dll ファイルの修正プログラムを入手する必要があります。 修正プログラムが必要かどうかを判断するには、コンピュータ上で Mapi32.dll ファイルを検索し、ファイルの日付とサイズを確認します。たとえば、Mapi32.dll の日付が 1996/10/14 で、サイズが 621 KB (ファイル バージョンは 4.0) の場合、このバージョンのファイルが原因で送信 SQL Mail が送信トレイにたまったままになります。Mapi32.dll ファイルの日付が 1997/5/1 でサイズが 701 KB (Windows NT 4.0 Service Pack 3 に同梱されている修正プログラムの日付とサイズ) の場合、正しいバージョンのファイルです (このファイルのバージョンも 4.0 です)。バージョン番号が同じであるため、正しい Mapi32.dll ファイルを持っているかどうかを判断するときにバージョン番号ではなくファイルのサイズと日付を使用する方がより確実です。

Windows Messaging は Microsoft Windows 2000 に同梱されていません。そのため、Windows 2000 を使用している場合、インターネット メール サーバーで SQL Mail を確実に機能させるために Microsoft Outlook を購入する必要があります。

Outlook 97 クライアントまたは Outlook 98 クライアント

Outlook 98 クライアントは、SQL Server 6.5 および SQL Server 7.0 で使用できますが、SQL Server 2000 Service Pack 1 を適用しない限り SQL Server 2000 では使用できません。

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
281293 FIX: SQL Mail 2000 Needs Outlook 2000 Client
281293 [FIX] SQLMail 2000 は Outlook 2000 クライアントを必要とする
Microsoft Outlook は Exchange メールおよびインターネット メール (POP3/SMTP) をサポートします。Outlook 97 は Microsoft Office 97 に同梱されており、日付が 1996/12/20 でサイズが 714 KB の Mapi32.dll をインストールします。Outlook 97 は Windows NT サービス内で使用されるように設計されなかったため、Outlook クライアントをサーバー上で開始しておかないと、Mapi32.dll ファイル (バージョン 4.00.993.3) が原因で SQL Mail から送信する電子メールが送信トレイにたまったままになります。この問題を解決するには、Outlook 98 または Outlook 2000 にアップグレードします。

Outlook 98 はスタンドアロン製品で、Outlook 97 に代わる製品として位置付けられています。Outlook 98 をインストールするときに、[企業/ワークグループ] オプションをオンにします。このとき、[インターネットのみ] オプションをオンにしないでください。[インターネットのみ] オプションは Mapi32.dll ファイルのスタブ (サイズ 32 KB、日付 1998/3/26、バージョン 5.5.2163.0) のみをインストールします。また、このバージョンのファイルは SQL Mail では機能しません。SQL Mail で機能する Outlook 98 用の正しい Mapi32.dll バージョンは、5.5.2174.0 以降 (日付が 1998/3/26 でサイズが 857 KB) です。[企業/ワークグループ] オプションを使用する場合は、通常どおり POP3/SMTP インターネット メール サーバーで Outlook 98 を使用できます。[インターネットのみ] オプションを使用して Outlook 98 をインストールした場合、コントロール パネルの [アプリケーションの追加と削除] を使用して Outlook 98 セットアップを再実行し、Outlook 98 コンポーネントを再インストールします。メール プロファイルを再作成する必要もあります。

Outlook 98 は [企業/ワークグループ] オプションでの IMAP (Internet Message Access Protocol) ベースのメールの使用をサポートしません。IMAP のサポートが必要な場合、Outlook の他に Outlook Express をセットアップし、これを使用して IMAP ベースのメールを送受信する必要があります。IMAP ベースのメールの送受信に Outlook Express を使用して、SQL Mail に Outlook メール プロファイルを提供します。

Outlook 2000 クライアント

このクライアントは、SQL Server 6.5、SQL Server 7.0、および SQL Server 2000 で使用できます。

Microsoft Outlook 2000 は、Exchange メールとインターネット メール (POP3/SMTP) をサポートし、Microsoft Office 2000 に同梱されています。MAPI モデルは Outlook 2000 で完全に変更されました。完全な MAPI ライブラリの代わりに、Outlook 2000 は MAPI スタブ (サイズ 128 KB) のみを使用します。このモジュールは、使用する正しい MAPI ライブラリ ファイルを指定し、Windows NT コンピュータにインストールした言語に基づいたディレクトリに格納されます (たとえば、\Program Files\Common Files\System\Mapi\ 1041 \NT フォルダ内の Msmapi32.dll ファイルです)。Mapi32.dll スタブを別のバージョンに置き換えると、Outlook 2000 が破損します。このようなとき、Fixmapi.exe を実行して問題を修正する必要が生じる場合があります。

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
195795 OL2000: (CW) Troubleshooting Outlook Configuration Problems
Outlook 2000 も [企業/ワークグループ] オプションを使用してインストールする必要があります。Outlook 2000 が正しくインストールされたことを確認するには、Outlook 2000 の [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。[メール サービス] タブまたは [メール配信] タブをクリックします (クリックするタブは、現在の Outlook の構成によって異なります)。[メール サポートの再設定] コマンド ボタンが表示されます。[メール サポートの再設定] をクリックすると、ダイアログ ボックスが表示されます。[企業/ワークグループ] オプションがオンになっていない場合は変更します。これにより、Outlook 2000 はアンインストールや再インストールを行わずに再設定されます。ただし、メール プロファイルは再作成する必要があります。

Outlook 2000 のインストール後に、少なくとも 2 つの Mapi32.dll ファイルが存在するはずです。1 つは、(Outlook 2000 は使用しませんが、SQL Mail などのメールが有効なアプリケーションの以前のバージョンとの互換性により) \Winnt\System32 ディレクトリに存在し、日付が 1999/1/14、バージョンが 1.0.2536.0 です。もう一方のファイルは (Outlook 2000 が使用する) \Program Files\Common Files\System\Mapi\1041\NT ディレクトリに存在し、日付が 1999/1/26、バージョンが 1.0.2518.0 です。Mapi32.dll ファイルが \Winnt\System32 ディレクトリに存在しない場合、Outlook 2000 は正しく機能する可能性がありますが、SQL Mail を起動できない場合があります。この現象が発生した場合、\Program Files フォルダから \Winnt\System32 フォルダに Mapi32.dll ファイルをコピーします。

電子メール ワームによって生じる脅威に応じて、マイクロソフトは Outlook 2000 のセキュリティ修正プログラムをリリースしました。このセキュリティ修正プログラムは、Outlook 以外のプログラムがメールを送信しようとしたときに、メールの送信を許可するかどうかを [ Yes ] または [ No ] をクリックすることによって示すようにユーザーに要求します。SQL Mail は SQL Server サービスを経由して実行されるため、このセキュリティ ポップアップ画面は仮想デスクトップに送信され、ユーザーには表示されません。ユーザーの操作を保留してメールが送信されないので、最終結果として SQL Mail がハングアップします。

SQL Server 6.5 または SQL Server 7.0 の SQL Mail がメール クライアントに対して簡易 MAPI 接続を行い、この接続がセキュリティ ポップアップ画面を呼び出すため、SQL Server 6.5 または SQL Server 7.0 の SQL Mail でこの現象が発生します。SQL Server 2000 の SQL Mail は拡張 MAPI 接続を行うため、セキュリティ ポップアップ画面は無視されます。

Outlook 2000 のバージョンが 9.0.0.4201 以降 (バージョン番号は、Outlook 2000 の [Microsoft Outlook のバージョン情報] ボックスに表示されます) の場合、Outlook セキュリティ アップデートがインストールされています。Exchange 管理者に連絡して、デフォルトのセキュリティ制約を緩和できるかどうかを確認してください。

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
263297 OL2000: Admin Info About the Outlook E-mail Security Update
263297 [OL2000] Outlook 2000 電子メール セキュリティ アップデートの管理者向け情報

Outlook 2002 クライアント

このクライアントは、SQL Server 2000 で使用できます。

Microsoft Outlook 2002 は、Exchange メールとインターネット メール (POP3/SMTP) をサポートしており、Microsoft Office XP に同梱されています。Outlook 2002 の設定は統合されており、企業/ワークグループ、またはインターネットのみ (POP3/SMTP) の設定オプションは個別に提供されていません。Outlook 2002 は Outlook 2000 セキュリティ修正プログラムに最初に組み込まれたセキュリティ機能を含んでおり、電子メール ワームからユーザーを保護します。

Outlook 2002 では、MAPI スプーラ ロジックはインプロセスに移行されました。そのため、(インターネット メール サーバーへのメッセージなどの) Exchange 以外のメッセージを送信するためには、Outlook クライアントがサーバー コンピュータ上でアクティブに実行されている必要があります。Outlook クライアントが開いたままになっていない場合、メッセージが送信されるときに Outlook クライアントが起動されるまで、送信メッセージは受信トレイに残ります。この現象は、Exchange サーバーに送信されるメッセージでは発生しません。

Microsoft Outlook 2002 の電子メール セキュリティ機能によって、悪意のある電子メール メッセージに対する追加の保護レベルが提供されています。SQL Mail にとって重要な機能は、電子メール メッセージの自動送信の確認です。セキュリティ機能は簡易 MAPI 接続で呼び出されるため、SQL Server 6.5 および SQL Server 7.0 の SQL Mail で Outlook 2002 を使用する場合、セキュリティ ポップアップ画面によって SQL Mail がハングアップする場合があります。Exchange 管理者に連絡し、デフォルトのセキュリティ制約を緩和できるかどうかを確認してください。

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
290499 OL2002: Administrator Info About E-Mail Security Features
290499 [OL2002] 電子メールのセキュリティ機能に関する管理者向け情報

Internet Explorer クライアントおよび Outlook Express クライアント

SQL Mail はメール プロファイルを必要としますが、Outlook Express はメール プロファイルを作成しないため、SQL Mail での Outlook Express の使用はサポートされていません。Outlook Express を [既定のメール クライアント] として明示的に設定しない場合でも、Internet Explorer をインストールまたはアップグレードすると、Outlook Express がデフォルトのメール クライアントとして設定されることがあります。

Internet Explorer または Outlook Express の一部のバージョン (たとえば、Internet Explorer 5.0) の場合、SQL Server は指定したメール プロファイルを無視してデフォルトのメール クライアントを使用しようとします。たとえば、デフォルトのメール クライアントが Outlook Express の場合、SQL Mail は指定した Outlook メール プロファイルを無視し (これは、プロファイルが SQL Mail の [テスト] ボタンを使用して正常にテストした場合も同様です)、Outlook Express を使用して起動しようとします。Outlook Express を POP3/SMTP サーバーに接続するように設定していない場合、SQL Mail は応答を停止するか、メール サーバーに接続できないことに関するエラー メッセージを報告します。SQL Enterprise Manager を使用して SQL Mail を起動しようとして、SQL Mail が応答を停止した場合、問題を解決するために、タスク マネージャを使用して SQL Enterprise Manager で [タスクの終了] を実行する必要がある場合があります。

デフォルトのメール クライアントとして使用されているメール クライアントを判断するには、次の手順を実行します。
  1. コントロール パネルを開き、[インターネット オプション] をダブルクリックします。
  2. [プログラム] タブをクリックし、Outlook Express、Netscape Messenger、または他のメール クライアントが選択されていることを確認します。[電子メール] ボックスの [Microsoft Outlook] (インストールしている場合) をクリックします。
  3. SQL Mail を起動する前に、SQL Server を停止および再開します。
Internet Explorer 5.0 を使用していない場合、[インターネット オプション] ダイアログ ボックスの [プログラム] タブに存在する選択項目が若干異なります。マイクロソフト以外のブラウザを使用している場合、オプションが大きく異なる場合があります。

Internet Explorer をインストールすると、Outlook Express をデフォルトのメール クライアントに設定すること以外に、Outlook Express の MAPI スタブをインストールするために、現在動作している Mapi32.dll ファイルの名前を Mapi32x.dll に変更する場合もあります。この場合、SQL Mail を起動しようとすると、SQL Mail からこの MAPI ファイルを使用できなくなります。

Internet Explorer のインストールまたはアップグレードを行う前に SQL Mail を設定していた場合、\Winnt\System32 ディレクトリを検索して、その設定が Mapi32.dll および Mapi32x.dl を含んでいるかどうかを確認します。これら 2 つのファイルのサイズが大きく異なる場合 (たとえば、Mapi32.dll が 128 KB で、Mapi32x.dll が 701 KB の場合)、これら 2 つのファイルの名前を交換 (スワップ) し、SQL Mail をもう一度起動してみます。

その他の情報

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
311231 INF: Frequently Asked Questions - SQL Server - SQL Mail
315886 INF: Common SQL Mail Problems
詳細については、下記のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
Support WebCast: Troubleshooting Microsoft SQL Mail
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=http://support.microsoft.com/servicedesks/webcasts/wc091301/wcblurb091301.asp

詳細については、次の書籍を参照してください。
Microsoft CorporationMicrosoft SQL Server 7.0 System Administration Training Kit Microsoft Press, 2001

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 263556 (最終更新日 2002-08-23) をもとに作成したものです。

プロパティ

文書番号: 263556 - 最終更新日: 2011年5月13日 - リビジョン: 5.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft SQL Server 6.5 Standard Edition
  • Microsoft SQL Server 7.0 Standard Edition
  • Microsoft SQL Server 2000 Standard Edition
キーワード:?
kbsqlmanagementtools kbinfo kbsqlservmail KB263556
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

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