Apple iPhone/iPad による Lync モバイルの利用方法と、トラブルシューティング方法

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文書番号: 2636320 - 対象製品

アップグレード前後、どちらの Office 365 を使用しているか確認するには、以下の Microsoft Web サイトを参照してください。
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目次

はじめに?

iPhone やiPad用のLync 2010 モバイルクライアントを Apple App Store から無料でダウンロードすることが出来ます。Lync Online ライセンスを割り当てられたユーザーは、このクライアントを使用して Lync Online に接続します。この資料では、iPhone やiPad 用の Lync 2010 を使用する際に生じる一般的な問題と、その解決方法を説明します。

詳細

installアプリケーションのインストール

iPhone やiPad用のLync 2010モバイルクライアントは、Apple App Storeから無料で利用できます。ユーザーはアプリケーションを直接デバイスにインストールし、Office 365 ユーザーIDを使用してサインインします。

Lync 2010 モバイルクライアントをダウンロードまたはインストールする際に問題が生じる場合は、接続の種類を3G からWi-Fi、またはWi-Fi から3Gに変更してください。その後、再度ダウンロードを行ってください。引き続きクライアントをインストール出来ない場合は、携帯サービスプロバイダーまたはApple Care Supportに連絡してください。



iPhone とiPadのサインイン要件

Lyncモバイルアプリケーションにサインインする際、認証に必要なサインイン情報は、シナリオに応じて異なります(下記シナリオ参照)。
  • ユーザーのSIP(Session Initiation Protocol)アドレスが、ユーザーのプリンシパルネーム(UPN)と同じであるか。
  • ユーザーがホストされている環境(オンプレミスLyncサーバー/Office 365のLync Online)
以下の表では、Windows Phone 7ユーザーに必要なサインインフィールドを説明します。
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ホスト元SIPアドレスとUPN必須フィールド
オンプレミスLync サーバーSIPアドレスとUPNは同じサインインアドレス: SIP アドレス
ユーザー名: 空白
パスワード: パスワード
オンプレミスLync サーバーSIPアドレスとUPNは異なるサインインアドレス: SIP アドレス
ユーザー名: UPN またはdomain\ユーザー名
パスワード: パスワード
Office 365SIPアドレスとUPNは同じサインインアドレス: SIP アドレス
ユーザー名: 空白
パスワード: パスワード
Office 365SIP アドレスと UPN は異なるサインインアドレス: SIP アドレス
ユーザー名: UPN
パスワード: パスワード
モバイルクライアントに自動検出が構成されていない場合、ユーザーは表に記載されているフィールドに加え、以下の内部および外部検出(discovery)アドレスを入力する必要があります。
  • Internal discovery address: https://webdir.online.lync.com/Autodiscover/autodiscoverservice.svc/Root
  • External discovery address: https://webdir.online.lync.com/Autodiscover/autodiscoverservice.svc/Root

 サインインアドレスパスワード フィールドは、サインイン画面に表示されます。ユーザー名, ドメイン, 内部検出(discovery)アドレス, 外部検出(discovery)アドレス フィールドには、サインイン画面の[サーバー設定] を選択します。


自動検出(Auto-Detect)のトラブルシュート

iPhoneやiPad用のLync 2010 モバイルクライアントは、Lync 2010 デスクトップクライアントとは異なるDNS レコードを探します。正しいLync Onlineサービスを見つける自動検出(Auto-Detect)プロセスには、SIPドメイン用に以下の基準を満たすCNAME レコードを作成する必要があります。
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エイリアスドメイン
Lyncdiscover<domain>
例: Contoso.com
Webdir.online.lync.com
トラブルシュートには、状況に合わせ、以下から1つまたは複数のメソッドを利用してください。
  • nslookup コマンドとパブリックDNSサーバーを使用して、DNS CNAME レコードが正しく構成されているかを判断します。
  • Wi-Fi と3Gを選択できる場合は、接続の種類を切り替え、問題が片方の接続種類にのみ存在しているのかを判断します。CNAME DNS レコードは構成されているにも関わらず、3G データ接続でサインインが引き続き失敗する場合は、携帯サービスプロバイダーのデータ接続に問題がある可能性があります。
  • ユーザーには次のエラーメッセージが表示されます。
    “Cannot connect to the server. It might be unavailable. Also please check your network connection, Sign-in address and server addresses.”
    ≪参考訳:サーバーに接続出来ません。利用できない可能性があります。ネットワーク接続、サインインアドレス、サーバーアドレスも確認してください。≫
    エラーメッセージでは、通常次のいずれかの状態を示しています。
    • DNS lookup問題が存在する。
    • 自動検出(Auto-Detect)CNAMEレコードが誤って構成されている、または全く構成されていない。

  • ユーザーには、サインイン時に次のエラーメッセージが表示されます。
    “Can’t sign in. Please check your account information and try again.”
    ≪参考訳:サインイン出来ません。アカウント情報を確認し、再度お試しください。≫
    エラーメッセージは、以下いずれかの状態を示しています。
    • iPhone やiPad 用のLync 2010 モバイルクライアントは、正しいLync Online サーバーを見つけます。しかし、ユーザーが入力したサインインアドレスを見つけることはできません。
    • パスワードが正しくない。

Proxy セットアップ

iPhone やiPad 用のLync 2010 モバイルは、企業内Wi-Fiネットワークに接続する際に必要なプロキシを認証する資格情報を指定することが出来ます。デバイスが既に企業ワイヤレスネットワークに接続し、認証されている場合でも、セキュリティ上の理由から、Lync モバイルクライアントはその指定された資格情報を使用することは出来ません。そのため、Lyncモバイルクライアントに資格情報を入力する必要があります。

Exchange 資格情報

iPhone やiPad 用のLync 2010 モバイルクライアントには、Exchange予定表にあるその日の会議を表示する[Meeting(会議)]タブがあります。ユーザーは、シンプルなExchange Autodiscover プロセスを用いて、Exchangeサーバーの場所を判断します。ユーザーのSIP Uniform Resource Identifier (URI) は、Exchange Web Services (EWS)エンドポイントを検索する際に使用します。しかし、ユーザーのSIP URI と電子メールアドレスが異なる場合は、Autodiscover処理は失敗し、[Meeting(会議)] タブは空白になります。また、[Phone(電話)]タブのExchange Unified Messaging (UM)ボイスメールは、同期しません。

電子メールアドレスとSIP URIが異なる場合、ユーザーはiPhone とiPad用のLync 2010モバイルクライアントに、Exchange統合用に異なる資格情報を指定します。Exchange Autodiscover 処理を正常に行うためには、必要なDNS レコードが利用可能である必要があります。Autodiscoverが機能していることを確認するには、Microsoft リモート接続アナライザーを使用します。( https://www.testconnectivity.microsoft.com/?testid=OnPremisesLyncMobileAutoD


連絡先リスト

iPhone およびiPad用のLync 2010 モバイルクライアントに表示される連絡先リストは、読み取り専用です。モバイルデバイスから変更することは出来ません。リストに連絡先を追加または削除する場合は、Lync 2010 デスクトップクライアント またはOutlook Web App (OWA) Instant Messaging (IM)を使用します。

連絡先の写真は、グローバルアドレスリスト(GAL)に保存されている場合に限り、表示されます。ウェブURLの画像をデスクトップに指定した連絡先の写真は表示されません。。


チャットタブと会話履歴

iPhone/iPad用Lync モバイルクライアントの[Chats(チャット)] タブは、モバイルデバイスで起こった会話履歴のみを保存します。デスクトップクライアントのチャットは表示しません。モバイルデバイスのチャットは、Exchangeメールボックスの会話履歴フォルダーには表示されません。



共有 PowerPoint プレゼンテーションの表示 (iPad のみ)

iPad を用いて予定されたオンライン会議に参加している場合、Lync Online 会議の一部の連携機能は使用できますが、以下で説明するとおり、すべての連携機能は利用できません。iPad では Microsoft PowerPoint プレゼンテーションを表示できますが、一部のアイテムが正しく表示されない場合や、アイテムのすべてが表示されない場合があります。以下に例を示します。
  • PowerPoint は、予定された会議でのみ表示が可能です。
    • ユーザーは、会議発表者のスライドを別々に開くことができません。
    • iPad ではスライド上のインク注釈が表示されません。具体的には、その他の会議出席者がスライドにインク注釈を記入している場合、iPad ユーザーに以下のエラー メッセージが表示されます。

      This slide has been annotated. (このスライドにはインク注釈が含まれています)
  • 音声コールを切断する場合、会議から抜けることになり、[Callback] を使用することで [Rejoin Meeting] のオプションが表示されます。
  • 会議の出席者リストは使用できます。
  • インスタント メッセージング (IM) は使用できません。
  • ホワイトボード、ポーリング、およびアプリケーション共有はサポートされていません。他のユーザーがこれらのアプリケーションを共有している場合は表示されます。
上記の機能は、予定されている Lync Online 会議に参加する際にのみ使用できます。特別な会議に参加している場合は、iPad ではIM および音声のみが利用可能です。

会議

Audio Conferencing Provider (ACP) 機能を携えている場合は、[Join(参加)] をクリックすると、セットアップの際に指定した番号でユーザーに連絡します。

ダイヤルイン機能がない場合、ユーザーは[Join(参加)]をクリックして会議に参加することは出来ません。更に、ユーザーには次のエラーメッセージが表示されます。
“A server error occurred. Please contact your support team.”
≪参考訳:サーバーエラーが起こりました。サポートチームに連絡してください。≫

ボイスメール

ボイスメールは、Exchange UMからのみ読み取ります。UMが有効化されていない場合、このタブは機能しません。



プッシュ通知

プッシュ通知は、Apple プッシュ通知サービスと Microsoft プッシュ通知サービスの両方において、既定の設定ではオフとなっています。Lync Online テナント管理者は、Lync Online コントロールパネルにサインインをしてプッシュ通知のオプションを変更することができます。以下のスクリーンショットは、Lync Online コントロール パネルにおいてプッシュ通知が無効の状態を示すものです。

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プッシュ通知が無効の状態の画面

[Edit (編集)] をクリックしたら、一つまたは両方のサービスのプッシュ通知をオンにできます。 以下のスクリーンショットは、プッシュ通知がオンになった Lync Online コントロールパネルです。


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プッシュ通知がオンになった Lync Online コントロールパネル


Wi-Fiで接続するユーザーのプッシュ通知が失敗する場合は、受信 (インバウンド) ポート5223 (TCP) をデバイスに開放する必要があります。ホームWi-Fi ネットワークに属する場合は、ホームルーターのポート転送またはポート トリガーを介してこの操作を行います。プッシュ通知は、既定では無効となっていますので、IT管理者が明示的に有効化する必要があります。

企業Wi-Fi ネットワークでプッシュ通知が失敗する場合は、IT 管理者に連絡して変更を行ってもらいます。



他のモバイルデバイスとの相違点

Lync 2010 モバイルクライアントの機能比較は、次のMicrosoft TechNet ウェブサイトをご利用ください。

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh691004.aspx


ログの収集

iPhone/iPad 用のLync 2010モバイルクライアントに問題が発生する場合は、電子メールでテクニカルサポートエンジニアにログを送信することが出来ます。[Options(オプション)] をクリックし、[My Info(情報)]セクションで[Logging(ロギング)] を探します。[Send Logs(ログの送信)] をクリックします。本文に添付ログファイルとクライアントのバージョン情報を含む電子メールメッセージが自動作成されます。ログを送信する先の電子メールアドレスを入力します。ユーザーは、ログをIT管理者またはサポートエンジニアに直接送信します。

注 問題を再現し、ログを送信する前に [Logging(ロギング)] を「ON」に設定するようにしてください。






本資料で言及されるサードパーティプロダクトとは、Microsoft以外の会社が製造した製品を指します。Microsoftでは、これら製品のパフォーマンスやその信頼性において、一切の保証も行っておりません。

追加情報が必要な場合は Office 365 コミュニティ Web サイトを参照してください。

プロパティ

文書番号: 2636320 - 最終更新日: 2013年9月10日 - リビジョン: 14.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Office 365 for enterprises (pre-upgrade)
  • Microsoft Office 365 for small businesses? (pre-upgrade)
  • Microsoft Office Communications Online
  • Microsoft Office 365 for education? (pre-upgrade)
キーワード:?
o365 o365a o365e o365p kbgraphxlink o365062011 o365022013 pre-upgrade after upgrade o365m kb3rdparty kbgraphic KB2636320
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