[INFO] ドライバのビルド環境

文書番号: 263993 - 対象製品
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概要

この資料では、Windows 2000 と Windows NT 4.0 のドライバをビルドするための正しい環境を作成する手順を説明します。この資料では特に、Windows 2000 DDK ドキュメントの「Print Driver Quick Start Sheet」の章にある「Environment」の内容を詳しく説明します。両方のバージョンに対応するビルドを行う際に混乱が生じないように、この資料では、さまざまなバッチ ファイルを理解する方法に内容を絞って説明しています。NT 4.0 デバイス ドライバのビルドには、SDK (Software Development Kit) のインストールが必須となりますが、Windows 2000 デバイス ドライバのビルドには、SDK のインストールは必須ではありません。

詳細

デバイス ドライバをビルドするためのインストール順序を次に示します。
  1. Microsoft Visual C++
  2. Microsoft Platform SDK (Windows 2000 デバイス ドライバの場合は省略可能)
  3. 該当する DDK
このインストール順序では、先にインストールする製品 (Visual C++ など) で定義した環境変数が、後からインストールする製品 (DDK など) で使用されます。

: 記載されている順序ですべての製品をインストールし、環境変数を登録するオプションを選択しておけば、チェック ビルドかフリー ビルドの該当するアイコンをクリックしたときに正しい環境が作成されます。バッチ ファイルへのアクセスや実行は必要ありません。

: 正しい順序で製品のアンインストールやインストールを行えない場合は、正しいビルド環境の作成に使用できる下記のバッチ ファイルの概要を参照します。それぞれのバッチ ファイルについて、デフォルトのインストール ディレクトリのほか、定義しておく必要がある環境変数、定義される環境変数、およびバッチ ファイルによって更新される環境変数が示されています。これらの環境変数の厳密な定義については、それぞれのバッチ ファイルを確認することができます。基本的に、正しいビルド環境を構築するには、次の順序で最大 3 つのバッチ ファイルを実行します。
  1. Visual C++ の Vcvars32.bat ファイル
  2. Platform SDK の Setenv.bat ファイル (Windows 2000 の場合は省略可能)
  3. DDK の Setenv.bat ファイル
VCVars32.bat : コンパイラ、リンカ、その他の Visual C++ ツール、ライブラリ、およびヘッダー ファイルをビルド環境で利用できるようにします。
  • デフォルト フォルダ : C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\VC98\Bin\
  • 必要な環境変数 :
  • 定義される環境変数 : VSCommonDir、MSDevDir、MSVCDir
  • 更新される環境変数 : Path、Lib、Include
SetEnv.bat : 追加のツール、ライブラリ、およびヘッダー ファイルを SDK からビルド環境で利用できるようにします。
  • デフォルト フォルダ : C:\Platform SDK\
  • 必要な環境変数 : MSVCDir、MSDevDir、MSSDK
  • 定義される環境変数 : MSTOOLS、MSSDK と同じ
  • 更新される環境変数 : Path、Lib、Include
SetEnv.bat : 追加のツール、ライブラリ、および DDK に固有なヘッダー ファイルをビルド環境で利用できるようにします。
  • デフォルト フォルダ : C:\DDK\bin (Windows NT 4.0)、C:\NTDDK\bin (Windows 2000)
  • 必要な環境変数 : MSDevDir、MSSDK、および MSTOOLS
  • 定義される環境変数 : BaseDir、NTMakeEnv
  • 更新される環境変数 : Path、Lib、Include
SetEnv.bat ファイルは 2 つのパラメータを取ります。最初のパラメータで DDK のルート フォルダを指定し、2 番目のパラメータでチェック ビルド モードまたはフリー ビルド モードを指定します。Windows NT 4.0 のツールやユーティリティの中には、空白を含んだ長いパスを認識しないものがあります。長いパスは二重引用符で囲むか、対応する短い名前を使用する必要があります。以下に例を示します。
set MSVCDir="C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\VC98"
set MSVCDir=C:\PROGRA~1\MICROS~4\VC98
DDK のインストールでは、Vcvars32.bat バッチ ファイルが Visual Studio のフォルダからコピーされ、若干の変更を加えられた後、Ddkvars.bat という名前のバッチ ファイルとして Setenv.bat と同じフォルダに保存されます。Ddkvars.bat を実行すると、Vcvars32.bat を実行したときと同じ結果が得られます。

Path、Lib、Include の各環境変数が更新されるたびに、新しい値は古い値の次に配置されます。

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 263993 (最終更新日 2001-08-10) を基に作成したものです。

なお、この資料は英語版の翻訳であり、日本語環境での確認は行っておりません。

プロパティ

文書番号: 263993 - 最終更新日: 2004年3月1日 - リビジョン: 2.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows NT 4.0 Driver Development Kit (DDK)
  • Microsoft Win32 Device Driver Kit for Windows 2000
キーワード:?
kbinfo kbdocerr KB263993
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

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