[XADM] Exmerge ユーティリティに関する質問と回答

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文書番号: 265441 - 対象製品
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目次

概要

この資料では、Microsoft Windows NT Server 4.0 または Microsoft Windows 2000 Server 上で Exmerge ユーティリティ (Exchange Server Mailbox Merge ユーティリティ) を実行する際に寄せられる質問のいくつかに関して解説します。解説する質問の内容は以下のとおりです。
  • Exmerge を正常に実行するための条件を教えてください
  • Exmerge の用途を教えてください
  • Exmerge の適用範囲を教えてください
  • 損傷したプライベート インフォメーション ストアからすべてのメールを抽出し、抽出したメールで新規のプライベート インフォメーション ストアを作成する方法を教えてください
  • 日付、件名、添付ファイル名などを基準に、プライベート インフォメーション ストアから特定のメールのみを抽出できることにはどのような利点がありますか
  • プライベート インフォメーション ストアから特定のメールのみを抽出する方法を教えてください
  • Exmerge の実行に関する追加情報の入手方法を教えてください

詳細

Exmerge を正常に実行するための条件を教えてください

  • Exmerge ユーティリティは、リモートの Exchange Server コンピュータに対して実行できます。ただし、Exchange Server、または少なくとも Exchange Server 管理ツールが、Exmerge を実行するコンピュータにインストールされている必要があります。
  • ログオンに使用するアカウントには、管理ツールの組織、サイト、構成レベルでの、サービス アカウント管理者のアクセス権が必要です。
  • Priv.edb データベースのサイズが倍になる可能性があるため、Priv.edb データベースを含むドライブ上に、十分なディスク領域が必要です。このサイズ拡大が発生するのは、単一インスタンスの格納域、つまり、複数の受信者を宛先としているメール アイテムを、各受信者のメール アイテムではなく、各受信者を指すポインタを含む 1 つのメール アイテムとして格納する機能が失われるためです。
  • また、Exmerge によって作成される個人用フォルダ (.pst) ファイル用にも十分なディスク領域が必要です。デフォルトでは、.pst ファイルは、Exmerge の実行元であるドライブ上に作成されますが、必要であれば、.pst ファイルの作成場所を別のドライブに指定することもできます。
  • 正しいバージョンの Exmerge が必要です。Exchange Server 4.0 および 5.0 では、Exmerge バージョン 2.0 を使用します。Exchange Server 5.5 では、2000 年 6 月現在では、Exmerge 3.71 を使用します。
  • Exmerge の実行に十分な時間を割り当てます。ハードウェアやその他の条件にもよりますが、Exmerge ステップ 1 にかかる平均時間は、1 GB につき 45 分 〜 1 時間です。Exmerge ステップ 2 にかかる平均時間は、1 GB につき 1 〜 2 時間です。

Exmerge の用途を教えてください

  • Exmerge を使用して、損傷したプライベート インフォメーション ストアからメールを抽出できます。Exmerge によって、このメールが .pst ファイルに配置され、これを損傷していないプライベート インフォメーション ストアへインポートし直すことができます。
  • Exmerge を使用して、特定の電子メール メッセージ (ウイルス メールなど) を、プライベート インフォメーション ストアから検索し、削除することができます。
  • Exmerge を使用して、ユーザーのメールを .pst ファイルにコピーし、それを新規の組織またはサイトにインポートすることによって、異なる組織およびサイト間でユーザーを移行できます。
  • Exmerge を使用して、フォルダ ルールを抽出できます。
  • Exmerge には、バックアップ テープにデータを書き込む機能はありませんが、状況によっては、Exmerge をブリック レベルのバックアップ エージェントとして使用することもできます。

Exmerge の適用範囲を教えてください

  • Exchange Server 5.0 以降では、Exmerge によりサーバー ベースのルールがマージされますが、マージ後、クライアントでルールを再度有効にする必要があります。マージ後にルールを再度有効化するには、自動仕訳ウィザード ([ツール] メニュー) で、各ルールのチェック ボックスをオンにします。
  • Exmerge 3.71 では、Microsoft Outlook の予定表、連絡先、履歴、メモ、仕事がサポートされています。Exmerge 3.71 では、Exchange Server 5.0 以降のフォルダ ルールやビューもサポートされています (古いバージョンの Exmerge では、これらの一部がサポートされていない場合もあります)。
  • Exmerge 3.71 では、Microsoft Schedule+ のデータはサポートされていません。

損傷したプライベート インフォメーション ストアからすべてのメールを抽出し、抽出したメールで新規のプライベート インフォメーション ストアを作成する方法を教えてください

  1. Exmerge というフォルダを、Exchange Server コンピュータのデスクトップに作成します。
  2. Exmerge.exe、Exmerge.ini、Mfc42.dll の各ファイルを、Exmerge フォルダへコピーまたは解凍します。
  3. [Exmerge.exe] をダブルクリックし、[次へ] をクリックします。
  4. [Two step merge] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  5. [Step 1: Copy Data to Personal Folders] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  6. Exchange Server コンピュータの名前を入力します。
  7. [Options] をクリックします。
  8. [Data] タブをクリックして、[User Messages and Folders]、[Associated Folder Messages]、[Folder Permissions] の各チェック ボックスをオンにします ([Items from Dumpster] チェック ボックスは任意でオンにできます)。
  9. 残りのタブは、デフォルト設定のままにします。[適用] をクリックして、[OK] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  10. [All Mailboxes] をクリックして、[次へ] をクリックします。
  11. 選択されているメールボックスの数、ディスクの空き容量、必要なディスク容量を確認して、[次へ] をクリックします。
  12. デフォルトのフォルダは C:\Exmergedata のままにすることをお勧めしますが、必要に応じて変更することもできます。[完了] をクリックします。
  13. Exmerge によって、メールボックスが .pst ファイルにマージされます。

    : 一定のメールボックスで Exmerge が応答を停止 (ハング) する場合、そのメールボックスは破損が激しいため .pst ファイルにマージできません。その場合は次のメールボックスをクリックして処理を続行します。
  14. インフォメーション ストアを停止します。
  15. Priv.edb データベースを X:\Exchsrvr\Mdbdata フォルダからバックアップ フォルダへ移動します。さらに、すべての .log ファイルおよび .chk ファイルを、すべてのドライブの Mdbdata フォルダからバックアップ フォルダへ移動します。

    重要 : Pub.edb データベースは削除しないようにします。
  16. インフォメーション ストアを起動して新しい Priv.edb データベースを作成します。
  17. すべてのサーバー受信者、またはグローバル アドレス一覧宛てに、テスト メッセージを送信します。
  18. Exmerge.exe をダブルクリックし、[次へ] をクリックします。
  19. [Two step merge] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  20. [Step 2: Merge Data from Personal Folders] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  21. Exchange Server コンピュータ名を入力して、[Options] をクリックします。
  22. [Data] タブをクリックして、[User Messages and Folders]、[Associated Folder Messages]、[Folder Permissions] の各チェック ボックスをオンにします ([Dumpster Items] チェック ボックスをオンにするかどうかは任意です)。
  23. 残りのタブは、デフォルト設定のままにします。[適用] をクリックして、[OK] をクリックします。
  24. [All Mailboxes] をクリックして、[次へ] をクリックします。
  25. デフォルトのフォルダを C:\Exmergedata のままにして、[次へ] をクリックします。
  26. マージを続行します。
: オフライン フォルダ (.ost) ファイルのユーザーは、.ost ファイルを .pst ファイルに変換しないと、新しいプライベート インフォメーション ストアへ接続できません。.ost ファイルはプロファイルに固有であり、単一のプロファイルでのみ使用できます。新しい Priv.edb を作成した結果、プロファイルで使用されているメールボックスの場所が変更されると、ユーザーはそのメールに二度とアクセスできなくなります。

日付、件名、添付ファイル名などを基準に、プライベート インフォメーション ストアから特定のメールのみを抽出できることにはどのような利点がありますか

  • この処理を使用すると、Exchange Server ユーザーによって偶発的に配布された機密データを、プライベート インフォメーション ストアから削除できます。
  • この処理を使用すると、ウイルスに感染した電子メール メッセージや添付ファイルを、プライベート インフォメーション ストアから削除できます。

プライベート インフォメーション ストアから特定のメールのみを抽出する方法を教えてください

  1. Exchange Server サービス アカウントを使用してログオンします。
  2. Exmerge というフォルダを、Exchange Server コンピュータのデスクトップに作成します。
  3. Exmerge.exe、Exmerge.ini、Mfc42.dll の各ファイルを、Exmerge フォルダへコピーまたは解凍します。
  4. [Exmerge.exe] をダブルクリックし、[次へ] をクリックします。
  5. [Two step merge] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  6. [Step 1: Copy Data to Personal Folders] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  7. Exchange Server コンピュータの名前を入力して、[Options] をクリックします。
  8. [Data] タブをクリックして、[User messages] をクリックします。
  9. [Import Procedure] タブをクリックして、[Archive data to target store] をクリックします (これによって、選択したデータが .pst ファイルへコピーされ、Exchange Server メールボックスからデータが削除されます)。
  10. [Message Details] タブをクリックし、削除するメッセージの件名または添付ファイルの名前を入力して、[追加] をクリックします。[適用] をクリックして、[OK] をクリックします。
  11. [Dates] タブで、特定の日付または日付や時間の範囲を指定して、検索を絞り込むこともできます。

    : デフォルトでは、すべての日付および時刻が選択されます。
  12. [All Mailboxes] をクリックするか、または特定できる場合は影響を受けているメールボックスを選択して、[次へ] をクリックし、[完了] をクリックします。
  13. 可能であれば、デフォルトのフォルダを C:\Exmergedata のままにして、[次へ] をクリックします。

    : デフォルトのフォルダを変更しないことをお勧めしますが、ディスクの空き容量に制限があるためにデフォルトのフォルダを変更しなければならない場合もあります。
  14. Exmerge によって、指定したメッセージが .pst ファイルへ移動されます。
  15. マージが終了したら、いくつかのメールボックスを開いて、メッセージが削除されていることを確認します。
: 安全策として、選択したメッセージは、システム アテンダントのメールボックスからは削除されません。これらのメッセージは手動で削除する必要があります。

Exmerge の実行に関する追加情報の入手方法を教えてください

Exmerge の実行についての関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
260037 XADM: How to Remove a Message from Exchange by Using the ExMerge Utility
174197 XADM: Microsoft Exchange Mailbox Merge Program (Exmerge.exe) Information
174197 [XADM] Microsoft Exchange Mailbox Merge Program (Exmerge.exe) について

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 265441 (最終更新日 2003-05-14) を基に作成したものです。

プロパティ

文書番号: 265441 - 最終更新日: 2004年3月18日 - リビジョン: 3.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Exchange Server 4.0 Standard Edition
  • Microsoft Exchange Server 5.0 Standard Edition
  • Microsoft Exchange Server 5.5 Standard Edition
キーワード:?
kbhowto KB265441
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"
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