はじめに
マイクロソフトは、Microsoft Office for Mac 2011 の更新プログラムをリリースしました。この更新プログラムをインストールすると、Office for Mac 2011 に最新の修正が適用されます。また、この更新プログラムにより、安定性と信頼性も強化されます。
解決方法
更新プログラムの詳細
更新プログラムに含まれる機能強化
Office for Mac 2011 14.2 更新プログラムでは、以下の点が強化されました。
Microsoft Office for Mac 2011 のすべてのアプリケーションに対する機能強化
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OneDrive ドキュメントに対する Document Connection のサポートが強化されました。
ユーザーは、OneDrive フォルダーのルート レベルにあるドキュメントを表示し、アクセスすることができます。 -
Mac OS X 10.7 (Lion) の Document Connection にドラッグ アンド ドロップ機能が追加されました。
Mac OS X 10.7 (Lion) の Document Connection のファイルに対してドラッグ アンド ドロップ機能を追加します。 -
SharePoint サイトのアップロード機能が強化されました。
SharePoint サイトにファイルをアップロードするときに次のエラー メッセージが表示される問題を修正します。アップロードに失敗しました。変更内容をサーバーに保存するにはサインインする必要があります。
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イタリア語の文章校正プログラムが強化されました。
イタリア語の文章校正プログラムでドキュメント全体がチェックされない問題を修正します。 -
ドイツ語の文章校正プログラムが強化されました。
ドキュメントに特定のドイツ語の文が含まれている場合に、ドイツ語の文章校正プログラムでドキュメント全体がチェックされない問題を修正します。
Microsoft Outlook for Mac 2011 の機能強化
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データベースと再構築のユーティリティが強化されました。
データベースをより堅牢にし、再構築ユーティリティをより効率的にする修正内容が含まれています。 Outlook for Mac では Office データベースを使用して、メッセージや連絡先などの個人情報を格納します。 この更新プログラムを適用すると、データベースで破損、安定しない動作、およびクラッシュが発生する問題が修正されます。 また、この更新プログラムによりデータベースのトランザクションが強化され、特定のエラーからの回復が容易になります。 データベース内で問題が発生した場合、Outlook for Mac は Database Utility を起動します。 Database Utility により、データベースの再構築が試行されます。 この更新プログラムをインストールした後、Database Utility により、共有リソースやカテゴリなどの追加のアカウント情報が回復され、破損が発生した状況から回復するための手順が行われます。 また、この更新プログラムにより、Outlook for Mac でのデータベースの再構築も可能になります。 -
IMAP アカウントの同期が強化されました。 この強化には、Gmail との同期のサポートも含まれています。
この更新プログラムのインストール後、Outlook for Mac では IMAP フォルダーの新しいメッセージを定期的に更新します。 また、Gmail アカウントを使用している Outlook for Mac のユーザーは、下書き、削除済みアイテム、送信済みアイテム、および迷惑メールとなどのフォルダーを自動的にマッピングできます。 -
重要な状況での Outlook for Mac のパフォーマンスが強化されました。
以下の領域で複数のパフォーマンスの強化が導入されています。-
同期中の全般的な応答速度
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複数のレコードの削除
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電子メール メッセージの内容の表示
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電子メール メッセージの送信
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Exchange の電子メール メッセージの同期が強化されました。
Exchange 用の新しい同期モデルが導入されています。 この新しいモデルにより、Outlook for Mac では電子メール メッセージをパーツでダウンロードできます。 たとえば、Outlook for Mac がまずメッセージ テキストをダウンロードして表示し、続いてサイズの大きい画像と添付ファイルをダウンロードすることができます。 メッセージをパーツでダウンロードすると、Exchange サーバー上の負荷が減り、ユーザーに対してはパフォーマンスが改善されます。 -
予定表スケジュール リソースのサポートが強化されました。
スケジュール アシスタントでの予定表スケジュール リソースと空き時間情報の比較機能のサポートが強化されています。 -
予定表の表示に週の番号が追加されました。
予定表で週の番号を表示できるようにする環境設定が追加されています。 -
配布リストの拡張機能が内蔵されました。
宛先フィールドで配布リストを追加するか、配布リスト上にマウス ポインターを置くと、配布リストを個別のメンバーに対して拡張できます。
Microsoft PowerPoint for Mac 2011 の機能強化
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特別なハイパーリンクを貼り付けるための機能が追加されました。
PowerPoint で特別なハイパーリンクを貼り付けることができる機能が導入されています。 -
共同作成者のリストが強化されました。
プレゼンテーションで共同作成者のリストを表示できない問題を修正します。 -
Lion での全画面表示がサポートされました。
PowerPoint での全画面表示がサポートされています。 また、PowerPoint でスライド ショー モードを閉じると、編集モードが自動的に開きます。
Microsoft Word for Mac 2011 の機能強化
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PDF FAX の印刷が強化されました。
Word で .pdf ファイルを FAX として送信できない問題を修正します。 -
テンプレートでのユーザー情報の表示が強化されました。
テンプレートを .doc 形式で保存した後にテンプレートを表示すると、Word テンプレートでユーザーの名前、住所、電話番号、FAX 番号、および電子メール アドレスが表示されない問題を修正します。
この Service Pack で修正される問題の一覧のダウンロード
以下のブック (ダウンロード可能) に、Service Pack 2 で修正される問題の一覧が記載されています。
Office for Mac 14.2 更新プログラムに含まれる修正内容の一覧である .xlsx パッケージのダウンロード
注: このブックは英語で作成されています。 このブックは英語以外の言語では提供されていません。
必要条件
Office for Mac 2011 14.2 更新プログラムをインストールするには、コンピューターに Mac OS X v10.5.8 またはそれ以降のバージョンの Mac OS X オペレーティング システムが搭載されている必要があります。
コンピューターがこの必要条件を満たしていることを確認するには、アップル メニューの [この Mac について] をクリックします。
更新プログラムの入手方法
Microsoft ダウンロード センターから以下のファイルをダウンロードします。
Microsoft Office for Mac 14.2 更新プログラム パッケージ
リリース日: 2012 年 4 月 12 日
マイクロソフトのサポート ファイルをダウンロードする方法の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
119591 オンライン サービスからマイクロソフトのサポート ファイルを入手する方法 マイクロソフトでは、アップロード時点の最新のウイルス検査プログラムを使用して、配布ファイルのウイルス チェックを行っています。 配布ファイルはセキュリティで保護されたサーバー上に置かれており、権限のない第三者が無断でファイルを変更できないようになっています。
更新されたファイル
この更新プログラムによって追加または変更されるファイルの完全な一覧を参照するには、更新プログラム インストーラーをダブルクリックし、[ファイル] メニューの [ファイルを表示] をクリックします。
注: Office for Mac 2011 14.2 更新プログラムは、AutoUpdate から入手することもできます。 AutoUpdate は、マイクロソフトのソフトウェアを自動的に最新の状態に保つためのプログラムです。AutoUpdate を使用するには、Microsoft Office プログラムを起動し、 [ヘルプ] メニューの [更新プログラムのチェック] をクリックします。
Office for Mac 2011 に関する資料の詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://www.microsoft.com/japan/mac
状況
マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。
この資料に記載されているサードパーティ製品は、マイクロソフトと関連のない他社の製品です。明示的か黙示的かにかかわらず、これらの製品のパフォーマンスや信頼性についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。