文書番号: 271513
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目次

概要

Microsoft Excel ファイルを保存するときに、以下の 1 つまたは複数の条件に該当する場合、問題が発生することがあります。
  • Excel ファイルの保存先が、アクセス許可が制限されたネットワーク ドライブにある。
  • Excel ファイルの保存先のドライブに十分な空き容量がない。
  • Excel ファイルへの接続が切断されている。
  • ウイルス対策ソフトウェアと競合している。
  • 保存する Excel ファイルが共有されている。
  • Excel ファイルを保存するときに、パスの長さが 218 文字の制限を超えている。
  • Excel で [計算方式を変更する] チェック ボックスがオンになっている。
  • 組み込みオブジェクトを含むテンプレートからファイルが作成されている。

はじめに

この資料では、Excel ファイルを保存するときに発生することがある問題のトラブルシューティング方法について説明します。

詳細

問題のトラブルシューティングを開始する前の注意点

まだ正常に保存されていないファイルでこの問題が発生している場合は、トラブルシューティングを開始する前に「問題のトラブルシューティングを始める前に Excel ファイルを保存する」を参照してください。

Excel におけるファイルの保存方法の詳細については、「Excel ファイルの保存処理」を参照してください。

Excel ファイルの保存に関する問題についてトラブルシューティングを行うには、問題が解決するまで、記載されている順に以下の手順を実行します。

手順 1: Excel ファイルを別の場所に保存する

Excel ファイルをローカル ハード ディスク ドライブ、ネットワーク ドライブ、またはフロッピー ドライブに保存すると正常に保存できる場合、発生している問題の考えられる原因は次のとおりです。 ローカル ハード ディスク ドライブ、ネットワーク ドライブ、またはフロッピー ドライブに Excel ファイルを正常に保存することができない場合、発生している問題の考えられる原因は次のとおりです。 このいずれも問題の原因でない場合は、手順 2. に進みます。

手順 2: 元の場所に新しい Excel ファイルを保存する

新しい Excel ファイルを元の場所に保存するには、以下の手順を実行します。
  1. 新規の Excel ブックを作成します。
  2. [ファイル] メニューの [名前を付けて保存] をクリックします。
  3. [名前を付けて保存] ダイアログ ボックスで、次の手順を実行します。
    1. [保存先] ボックスで、元の Excel ファイルが保存されていた場所をクリックします。
    2. [ファイル名] ボックスに、新しい Excel ファイルの名前を入力します。
    3. [上書き保存] をクリックします。
元の場所に新しい Excel ファイルを保存できる場合、考えられる原因は次のとおりです。 元の場所に Excel ファイルを保存できない場合、考えられる原因は次のとおりです。 十分な空き容量がある場合は、手順 3. に進みます。

手順 3: Microsoft Windows セーフ モードで Excel ファイルを保存する

手順 1. および手順 2. で問題を解決できない場合は、セーフ モードで Windows を再起動し、Excel ファイルをローカル ハード ディスク ドライブに保存してください。

注: Excel ファイルの保存先としてネットワーク上の場所を使用する場合は、ネットワーク サポートを含めたセーフ モードで Windows を再起動し、Excel ファイルを保存してください。

Windows をセーフ モードで起動する方法およびクリーン ブートの実行方法の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
156126 Safe モードを使用した Windows 95 のトラブルシューティング
192926 Windows 98 でクリーンブート トラブルシューティングを実行する方法
267288 Windows Millennium Edition でクリーン ブートを実行する方法
266169 Windows 2000 コンピューターのスタンバイ モード、休止状態モード、シャットダウンで発生する問題のトラブルシューティング方法
281770 Windows 2000 でクリーンブート トラブルシューティングを実行する方法

セーフ モードで Windows を再起動した後、Excel ファイルを保存する場合、そのファイルを再度保存してみます。これを行うには、[ファイル] メニューの [保存] をクリックします。

セーフ モードで Windows を再起動しても Excel ファイルを保存できない (再度保存できない) 場合、考えられる原因は次のとおりです。

原因

サードパーティのアドイン

Windows セーフ モードで Excel を起動しても、Excel ファイルを保存できなかった場合、問題の原因はサードパーティのアドインか、Excel のいずれかの起動場所にあるファイルである可能性があります。既定では、これらのファイルは Excel の起動時に読み込まれます。

サードパーティのソフトウェアによっては、Excel で動作するカスタム アドインがインストールされる場合があります。アドインによっては、既存の Excel の機能に合わせて動作するよう設計されているものがあります。また、サードパーティの製品を使用しているときにシームレスに移行できるようになっているものもあります。一般的には、これらのサードパーティのアドインによって通常の Excel の機能が妨げられることはありません。しかし、中には例外もあり、アドインによって Excel の保存で競合が発生することもあります。

サードパーティの Excel アドインまたはファイルが、Excel での保存の問題の原因となっているかどうかを確認するには、Excel をセーフ モードで起動します。これを行うには、以下の手順を実行します。
  1. Excel を終了します。
  2. [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。
  3. Ctrl キーを押しながら Excel を起動します。次のようなメッセージが表示されるまで、Ctrl キーを押したままにします。
    Excel によると、Ctrl キーが押された状態です。Excel をセーフ モードで起動しますか?
  4. [はい] をクリックします。
  5. 新しい Excel ファイルを保存し、同じ Excel ファイルを再度保存します。
ファイルが正常に保存された場合、Excel の起動場所にあるカスタム アドインまたはファイルが原因である可能性が非常に高くなります。問題が発生しないようにするには、アドインまたはファイルの場所を見つけ、削除する必要があります。問題の原因となっているアドインまたはファイルを特定できたら、その製造元に問い合わせてください。この問題に関する詳細情報や、この問題が発生しないようにするための更新プログラムが製造元から提供されている場合があります。

Microsoft Office セーフ モードの詳細については、[ヘルプ] メニューの [Microsoft Excel ヘルプ] をクリックし、[アシスタント] ウィンドウの [検索] ボックスに「Office セーフ モード」と入力します。[検索の開始] をクリックして、表示されるトピックを参照してください。

Excel の起動時に使用されるフォルダーを特定する方法およびこの機能を無効にする詳細オプションの詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
291218 Excel 2002 での Excel 起動フォルダーの使用方法
826922 Excel 2003 および Excel 2002 でファイルが自動的に開かれないようにする方法
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常駐プログラム (TSR)

Excel をセーフ モードで実行していても、Excel ファイルをローカル ドライブや利用可能なネットワーク ドライブに保存できない場合は、Windows のリアル モードで実行される TSR プログラムが原因である可能性があります。この種のプログラムは一般的に Windows の起動処理で自動的に読み込まれます。

注: TSR がすべて実行されないようにすることができます。これを行うには、Excel の保存に関する問題を Windows のセーフ モードでテストします。

Windows をセーフ モードで再起動した後、Excel もセーフ モードで起動して、依然としてこの問題が発生するかどうかを確認します。Excel をセーフ モードで起動するには、「サードパーティのアドイン」に記載されている手順を実行します。

この問題が発生しなくなった場合は、消去法を使用して、この問題の原因となった TSR を特定します。この方法がわからない場合は、Windows の起動時にプログラムが読み込まれないようにする方法の詳細について Microsoft Windows のベンダーに問い合わせてください。

Windows の起動処理に関する問題のトラブルシューティングを行う方法の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
281965 Windows 98 で Msconfig ユーティリティを使用してトラブルシューティングを行う方法
281995 Windows Millennium Edition で Msconfig ユーティリティを使用してトラブルシューティングを行う方法
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アクセス許可の制限

Excel ファイルを保存する場合、ファイルの保存先のフォルダーに対して以下のアクセス許可を持っている必要があります。
  • 読み取りのアクセス許可
  • 書き込みのアクセス許可
  • 名前の変更のアクセス許可
  • 削除のアクセス許可
注: これらのアクセス許可がない場合は、Excel の保存処理は実行できません。

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ドライブの空き容量の不足

フロッピー ディスク ドライブ、ハード ディスク ドライブ、またはネットワーク ドライブのいずれのドライブに保存する場合にも、ドライブにファイルを保存できる十分な空き容量があることを確認する必要があります。目的とするドライブに十分な空き容量がない場合は、Excel は保存処理を最後まで行えず、以下のようなメッセージが表示されます。
ディスクがいっぱいです。


このエラー メッセージの詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
214245 Excel でブックの保存時にエラー メッセージ "ディスクがいっぱいです" が表示される
223813 エラー メッセージ: ファイルを保存できませんでした。編集前のファイルも削除されています。
214073 Excel でファイルの保存時にエラー メッセージが表示される
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ネットワーク接続の切断

Excel ファイルで作業中、そのファイルが存在するドライブへの接続が切断されると、ファイルを保存するときにエラー メッセージが表示されることがあります。

この問題は、ネットワーク上の場所から Excel ファイルを開いたとき、ファイルの一部がローカル コンピューターにダウンロードされないことがあるために発生します。ファイルのピボットテーブル キャッシュ、ActiveX オブジェクト、および Microsoft Visual Basic for Applications (VBA) の部分は、ローカルの Excel セッションでアクセスするまでローカル コンピューターにダウンロードされません。

そのため、ネットワーク接続が切断されると、Excel はローカル コンピューターにダウンロードされていないファイルの一部にアクセスできず、ファイルを保存できません。

詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
291204 ネットワーク接続の切断後に Excel でファイルを保存するとエラー メッセージが表示される
214073 Excel でファイルの保存時にエラー メッセージが表示される
114440 ディスク上のファイルにアクセスできないと、ファイルの編集または保存でエラーが発生する
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ウイルス対策ソフトウェアとの競合

ウイルス対策ソフトウェアがインストールされているか、実行されていると、既存の Excel ファイルを保存するときに、エラー メッセージが表示されることがあります。新しい Excel ファイルを保存するときには、エラー メッセージは表示されません。一部のウイルス対策ソフトウェアでは、コンピューター上に新しいファイルが作成されるとすぐにスキャンが実行されるため、エラー メッセージが表示される場合があります。このスキャンによって Excel の保存処理が妨げられ、正常な Excel の保存処理が中断される場合があります。

詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
265103 Excel 2000 でファイルの保存時にエラー メッセージ "<Filename> にアクセスできません。ファイルは読み取り専用であるか、または読み取り専用の場所にアクセスしようとしています" が表示される
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ファイル共有の競合

共有されている Excel ファイルを、別のユーザーと同時に使用している場合、別のユーザーと同時に Excel ファイルを保存すると、エラー メッセージが表示される可能性があります。Excel の別のインスタンスで同じファイルが保存されている間は、Excel でファイルを保存することはできないため、エラー メッセージが表示されます。

このエラー メッセージの詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
130494 Excel 2002 で共有されているブックを保存するときに、ロックされていることを通知するエラー メッセージが表示される
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ファイル名の長さ

Excel ファイルを保存するとき、または Excel ファイルを開くときに、ファイル名も含めたファイルのパスが 218 文字を超えている場合、次のエラー メッセージが表示されることがあります。
ファイル名が無効です。
詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
213983 Excel 2002 でファイルを保存するときまたは開くときにエラー メッセージ "ファイル名が無効です" が表示される
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計算方式の変更機能が有効になっている

Excel ファイルを Excel の以前のバージョンの形式で保存するときに、ファイルに特定の関数が含まれていて、[計算方式を変更する] チェック ボックスがオンになっていると、エラー メッセージが表示されることがあります。

詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
215281 Excel 2000 で計算方式の変更が有効であると、以前のファイル形式で保存するときにエラーが発生する
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テンプレートに含まれた組み込みオブジェクト

組み込みオブジェクトを含むテンプレートから作成された Excel ファイルを保存する場合、以下のエラー メッセージが表示されることがあります。
ファイルを保存できませんでした。
詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
121942 テンプレートから作成したファイルを保存するときに "ファイルを保存できませんでした" というメッセージが表示される
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関連情報

問題のトラブルシューティングを始める前に Excel ファイルを保存する

多くの場合、Excel で保存の問題が発生した実際の原因を特定するためのトラブルシューティングを行う前に、Excel ファイルの最新の変更内容を保存しておく必要があります。Excel の保存に関する問題が発生した原因によっては、現在のファイルの状態を回復できない場合があります。ただし、通常は、以下の方法を使用することができます。可能な限り元の形式に近い状態を維持できるように、以下の方法は、よりファイルの形式が維持できる順に記載されています。

注: 以下の方法では、最新の更新内容、書式、使用している Excel のバージョン独自の一連の機能をファイルに保存できない場合があります。以下の方法は、使用可能な状態でファイルを保存するためのものです。以下のどの方法でも、ファイルをローカルのハード ディスク ドライブに保存し、他のファイルとは異なる一意のファイル名を付ける必要があります。

方法 1: Excel ファイルを新しいファイル名で保存する
  1. [ファイル] メニューの [名前を付けて保存] をクリックします。
  2. 新しい、一意のファイル名を付けて Excel ファイルを保存します。
方法 2: 元のワークシートを新しいブックに移す
  1. [挿入] メニューの [ワークシート] をクリックします。

    必要なデータ シートをすべて移動した後に少なくとも 1 枚以上のシートが残っている必要があるため、このシートを挿入しておく必要があります。
  2. [編集] メニューの [シートの移動またはコピー] をクリックします。
  3. [移動先ブック名] ボックスの一覧の [(新しいブック)] をクリックします。
  4. [OK] をクリックします。
注: この手順では、現在のワークシートを新しいブックに移します。手順 1. 〜 4. を繰り返して、すべてのシート (前の手順で挿入した空のシートは除きます) を新しいブックに移動します。

ブックに VBA マクロが含まれている場合は、古いブックから新しいブックにモジュールをコピーしてください。

方法 3: Excel ファイルを別の形式で保存する
  1. [ファイル] メニューの [名前を付けて保存] をクリックします。
  2. [ファイルの種類] ボックスの一覧で、現在のファイル形式と異なるファイル形式を選択します。Microsoft Excel 97 または Microsoft Excel 2000 を使用している場合は、[Excel 5.0/95] 形式で保存します。
方法 4: HTML 形式でファイルを保存する
  1. [ファイル] メニューの [名前を付けて保存] をクリックします。
  2. [ファイルの種類] ボックスの一覧の [Web ページ] をクリックします。
  3. [上書き保存] をクリックします。
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Excel ファイルの保存処理

Excel でファイルを保存する場合、Excel では以下の手順で処理が実行されます。
  1. Excel は、[名前を付けて保存] ダイアログ ボックスに指定された保存先フォルダーに、ランダムに名前を付けた一時ファイル (たとえばファイル名拡張子の付かない Cedd4100 など) を作成します。ブック全体が一時ファイルに書き込まれます。
  2. 既存のファイルに変更が保存される場合、元のファイルは削除されます。
  3. Excel は一時ファイルの名前を変更します。Excel は一時ファイルに、[名前を付けて保存] ダイアログ ボックスに指定されたファイル名 (Book1.xls など) を付与します。
詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
814068 Excel のファイル保存方法について
注: コンピューターで実行されている他の処理によって、Excel の保存処理が妨げられることがあります。このような問題は、Excel の保存処理が完了する前に、Excel の一時ファイルに対してアクセスが行われた場合に発生することがあります (たとえば、一時ファイルの名前が変更される前に、ローカルのウイルス対策ソフトウェアによって、スキャンのために一時ファイルがロックされた場合など)。

このため、Excel における保存の問題が発生する前に行った、新しいソフトウェアのインストールおよび更新の履歴を確認できるようにしておく必要があります。この資料に記載されている情報を使用しても問題を解決できず、Microsoft Product Support Services に問い合わせる場合、この情報が役に立ちます。関連情報については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://support.microsoft.com/?ln=ja
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注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。

プロパティ

文書番号: 271513 - 最終更新日: 2012年1月26日 - リビジョン: 1.0
キーワード:?
kbhowto KB271513
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