パブリック フォルダの複製と参照について

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文書番号: 273479 - 対象製品
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目次

概要

この資料では、Exchange 2000 Server および Exchange Server 2003 における、パブリック フォルダの参照および複製 (レプリケーション) の機能について説明します。

詳細

Exchange 2000 および Exchange 2003 では、パブリック フォルダ参照機能 (Exchange Server 5.5 ではパブリック フォルダの類似性と呼ばれていました) により、MAPI、Outlook Web Access (OWA)、IMAP のクライアントが、リモートの Exchange ルーティング グループ内にあるパブリック フォルダにアクセスすることが可能になります。パブリック フォルダの参照は、必要に応じて個々のコネクタに対して作成され、これによって管理者は、パブリック フォルダ トポロジの設計をより柔軟に行うことが可能になります。

個々の Exchange コネクタ上で、パブリック フォルダの参照を使用しないように設定することができます。これを行うには、コネクタを右クリックし、[プロパティ] をクリックし、[パブリック フォルダの参照を許可しない] チェック ボックスをオンにします。デフォルトでは、このチェック ボックスはオフになっています。

コネクタのコスト

Exchange Server 5.5 と同様に、各 Exchange 2000 コネクタおよび Exchange 2003 コネクタ (SMTP コネクタ、X.400 コネクタ、Routing Group コネクタ) には、それぞれに関連するコストがあります。コストの範囲は 1 〜 100 です。このコストは、メッセージの流れを最適化するために使用されます。メッセージは最低コストに従ってルート指定され、同じコストのルートが 2 つ以上ある場合は、負荷は該当するルートにできる限り均等に分配されます。このコストは、クライアントが (パブリック フォルダの参照経由で) リモート サーバー上のパブリック フォルダにアクセスする際の最適のルートを計算する場合にも使用されます。

コネクタに関連するコストが無限である場合、パブリック フォルダへのアクセスに使用可能な 1 つまたは複数のコネクタで、[パブリック フォルダの参照を許可しない] オプションが選択されています。このルートは、パブリック フォルダへのアクセスには使用されず、パブリック フォルダ サーバーがインフォメーション ストアおよびルーティング サービスを選択するために使用する利用可能なルートのリストから廃棄されます。

移行可能な Exchange 2000 および Exchange 2003 のコネクタのコスト

Exchange Server 5.5 では、パブリック フォルダの類似性は推移できません。たとえば、サイト A にサイト B とのパブリック フォルダの類似性があり、サイト B にサイト C とのパブリック フォルダの類似性がある場合、サイト A にはサイト C とのパブリック フォルダの類似性はありません。

しかし、Exchange 2000 および Exchange 2003 では、パブリック フォルダの参照は推移可能です。ルーティング グループ A がルーティング グループ B に対するパブリック フォルダの参照を許可していて、ルーティング グループ B がルーティング グループ C に対するパブリック フォルダの参照を許可している場合、ルーティング グループ A はルーティング グループ C に対するパブリック フォルダの参照を許可し、逆も同じになります。

パブリック フォルダの内容を要求する

クライアントがパブリック フォルダの内容を要求すると、次の処理が発生します。

まず、インフォメーション ストアに対して呼び出しが行われ、要求されたパブリック フォルダのコピーを現在含んでいる組織内の全サーバーのリストが返されます。インフォメーション ストアはその後ルーティング サービス (REAPI) に対して呼び出しを行い、そのパブリック フォルダに対するルートに関連するコストが返されます。

: インフォメーション ストアは、要求されたパブリック フォルダが含まれる各サーバーのコストを、1 時間にわたってキャッシュします。この機能により、ルーティング サービスに対して繰り返し呼び出しが行われるのを防ぐことができます。キャッシュを削除するには、Information Store サービス (MSexchangeIS) を起動し直します。

次に、インフォメーション ストアは、無限のコストを持つサーバーをすべて廃棄します。また、サーバーに対するリンク状態が現在ダウンしている場合、そのサーバーも廃棄されます。SMTP コネクタおよびルーティング グループ コネクタの両方のリンク状態は、これらのコネクタ経由でメッセージが送信される前に計算されます。ただし、X.400 コネクタの場合は、これを経由してメッセージが配信できない現象が発生するまで、リンク状態はアップしていると見なされます。インフォメーション ストアはその後、リストをコスト順に並べ替えます。

パブリック フォルダ サーバーがローカルである場合は、たとえば、メールボックスがパブリック フォルダと同じサーバー上にある場合、クライアントはパブリック フォルダの内容を求めてこのサーバーに接続されます。パブリック フォルダ サーバーが同じルーティング グループにある場合は、クライアントはこのサーバーに送られます。

ローカルのルーティング グループ内にパブリック フォルダの内容のコピーがない場合には、インフォメーション ストアは組織内でこのパブリック フォルダのコピーを持つサーバーに対する最低コストのルートを計算します。ルートがないと、クライアントは、要求したパブリック フォルダの内容を表示することができません。

同じルーティング グループ内の複数のサーバーに、要求されたパブリック フォルダの内容のコピーが含まれている場合は、インフォメーション ストアはクライアントの選択肢となるサーバーのリストを提供します。クライアントはその後、1 つのサーバーをランダムに選択し、そのサーバーに番号を割り当てます。

クライアントは、このパブリック フォルダに次回アクセスする際に、(このサーバーに割り当てた番号に基づいて) 同じサーバーに接続します。各クライアントが独自のランダムな番号を選択するため、番号はクライアントによって異なります。このプロセスにより、同じパブリック フォルダにアクセスしようとしているさまざまなクライアントの間で負荷分散を行うことができようになります。また、クライアントは同じサーバーに繰り返しアクセスする傾向があるため、このプロセスにより、クライアントがパブリック フォルダを安定して表示できるようになります。

プロパティ

文書番号: 273479 - 最終更新日: 2007年11月26日 - リビジョン: 4.3
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Exchange Server 2003 Enterprise Edition
  • Microsoft Exchange Server 2003 Standard Edition
  • Microsoft Exchange 2000 Server Standard Edition
キーワード:?
kbinfo KB273479
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