クラスタ化されたプリント サーバーをセットアップする方法

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文書番号: 278455 - 対象製品
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目次

概要

この資料では、クラスタ化されたプリント サーバーをセットアップする方法について説明します。

詳細

Windows クラスタリングを使用して、プリント サーバーの機能をホストすることができます。Microsoft Windows Server 2003 での構成の手順は、Microsoft Windows NT Server 4.0 Enterprise Edition、Microsoft Windows 2000 Advanced Server および Microsoft Windows 2000 Datacenter Server の場合とは異なります。Microsoft Windows Server 2003 クラスタでは、クラスタ アドミニストレータで印刷スプーラ リソースのみを構成し、後は、仮想サーバーに接続して、ポートとプリント キューを構成するだけでプリント サーバーをセットアップすることができます。これは、クラスタの各ノードで同じ手順を繰り返さなければならなかった Windows クラスタリングの旧バージョンを強化したものです。

クラスタにスプーラ リソースを構成する

クラスタ化されたプリンタ サーバーをセットアップする最初の手順は、クラスタ化されたサーバー上のサービスにスプーラ リソースを作成することです。該当するリソースは、スプーラ サービスから利用できる状態にしておく必要があります。以下の手順を実行し、クラスタ アドミニストレータでスプーラ リソースを作成します。
  1. クラスタ アドミニストレータを開きます。これを行うには、[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックして、cluadmin と入力し、[OK] をクリックします。
  2. 左ウィンドウを右クリックして、[アプリケーションの構成] をクリックします。
  3. ようこそ画面で、[次へ] をクリックし、もう一度、[次へ] をクリックし、新しい仮想サーバーを作成します。
  4. [既存のリソース グループを使用] をクリックします。スプーラおよびプリンタ ドライバを保存するディスク リソースを持つ既存のグループをクリックし、[次へ] をクリックします。
  5. リソース グループ名に、"SPOOLER" のようなグループを正確に表す名前を割り当てます。

    : この名前は、クラスタ アドミニストレータ内で管理目的にのみ使用されます。
  6. [仮想サーバー アクセス情報] 画面で、以下の手順を実行します。
    1. [ネットワーク名] でクライアントが接続する NetBIOS 名を入力します。これは、クライアントがプリンタにアクセスする際に使う、NetBIOS の仮想サーバー名です。
      \\仮想サーバー\Printer
      : クライアントの以前のバージョンとの互換性を確保するために、マイクロソフトでは 8.3 命名規則に準拠することを推奨します。
    2. クライアントがこの仮想プリント サーバーに接続するために使用する IP アドレスを入力します。クラスタのノードに、Unix 用印刷サービスがインストールされ、動作している場合は、クライアントは LPR (ライン プリンタ リモート) を使用して、この IP アドレスに接続することができます。
  7. [次へ] をクリックします。
  8. [新しい仮想サーバーの詳細プロパティ] 画面で、作成するリソースを修正することができます。[次へ] をクリックします。
  9. [アプリケーション クラスタ リソースの作成] 画面で、[次へ] をクリックします。
  10. [印刷スプーラ] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  11. スプーラ リソースに名前を割り当てます。

    : この名前は、クラスタ アドミニストレータ内で管理目的にのみ使用されます。
  12. スプーラ リソースの依存関係を、以下の手順で設定します。
    1. [詳細プロパティ] をクリックし、[依存関係] タブの [変更] をクリックします。
    2. スプーラ ファイルを置く物理ディスク リソースと、上記で作成したネットワーク名をそれぞれダブルクリックします。
    3. [OK] を 2 回クリックします。
  13. [次へ] をクリックします。
  14. [完了] をクリックし、ウィザードを終了します。
  15. 以下の手順で、構成を確認し、フェールオーバーをテストします。
    1. このスプーラ グループを右クリックして、[オンラインにする] をクリックします。
    2. すべてのリソースがオンラインになっていることを確認し、イベント ログのエラーを確認します。
    3. スプーラ グループを右クリックし、[] をクリックします。リソースを所有できるクラスタの各ノードにスプーラ リソースを移動し、すべてのリソースがオンラインになっていることを確認します。
    : アクティブ/アクティブ プリント サーバーをセットアップしている場合、ノードごとに 1 つのグループを作成する必要があります。また、各スプーラ グループは異なる優先所有者を持つように設定します。同じグループ内に複数のスプーラ リソースを持つことはできません。アクティブ/アクティブ プリント サーバー構成では、複数のスプーラを持つクライアントの印刷ジョブを処理しているノードがクラスタ内に複数あり、アクティブに要求を処理しているノードを 2 〜 4 つ含むことがあります。

    単一のノードが、印刷スプーラを持つ複数のグループをホストしている場合、すべてのグループからすべてのプリンタを参照することができます。 関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    170762 Cluster Shares Appear in Browse List Under Other Names

プリンタ キューを作成する

以上で、必要なリソースを持つスプーラ リソースが正常に構成されました。これで、すべての物理プリンタにすべてのプリント キューを作成することができます。の Clustool ユーティリティを使用して、サーバー上にある既存のプリンタ キューをクラスタ化されたサーバーに移行することもできます。その後で、Print Migrate ユーティリティを使用して、プリンタ ドライバを移行します。期待どおりの結果を得るため、複数のサーバーが同じプリンタと直接通信するような構成は避けるようにします。
  1. いずれかのノード、またはクラスタへの管理許可を持つリモート コンピュータで、[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックして、\\仮想サーバーと入力します。仮想サーバーはスプーラ リソースが依存するネットワーク名で指定される名前です。
  2. [プリンタ] フォルダをダブルクリックします。
  3. [プリンタの追加] をクリックして、プリンタの追加ウィザードを起動し、[次へ] をクリックします。
  4. [新しいポートの作成] をクリックして、[次へ] をクリックします。

    : Windows クラスタリングでサポートされているポートの種類は TCP/IP ポートのみです。印刷クライアントが RFC 対応の LPR ポートを必要としない限り、[TCP/IP] オプションを使用します。LPR ポートを使用する場合は、以下の手順を実行します。
    1. コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] をダブルクリックして、[Windows コンポーネントの追加と削除] をクリックし、[Windows コンポーネント ウィザード] を起動します。
    2. [コンポーネント] の一覧をスクロールして、[そのほかのネットワーク ファイルと印刷サービス] チェック ボックスをオンにします。
    3. [詳細] をクリックし、[そのほかのネットワーク ファイルと印刷サービス] ウィンドウを開きます。[UNIX 用印刷サービス] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックして、[そのほかのネットワーク ファイルと印刷サービス] ウィンドウを閉じます。
    4. [次へ] をクリックして、Windows コンポーネント ウィザードを続行します。

      。RFC 1179 に準拠して、LPR ポートはデフォルトで TCP ポート 11 のみを使用します。
  5. 印刷ジョブを処理するネットワーク プリンタの IP アドレスを [プリンタ名または IP アドレス] ボックスに入力します。

    : 双方向印刷が LPR 印刷の際に問題になることもあります。プリンタ ドライバによっては、双方向印刷がデフォルトで有効になっていることがあります。LPR ポートやプリンタを作成する際には、[双方向印刷] オプションを無効にします。このオプションが有効になっていると、プリンタが複数の印刷ジョブを受け付け、物理的にリセットされるまでジョブを受け付けなくなることがあります。

    ローカルに定義されたプリンタ ポート構成を各ノードで作成する必要はありません。Windows 2000 以降では、ポート構成はクラスタ レジストリの以下のキーに格納され、すべてのクラスタ ノード間で共有されます。
    HKEY_Local_Machine\Cluster\Resources\%Spooler GUID%\Parameters\Monitors\
  6. プリンタ用の適切なドライバを選択し、[次へ] をクリックします。
  7. プリンタにクラスタ サーバー上で一意の名前を指定します。
  8. プリンタに共有名を割り当てます。この名前もこのクラスタ上で一意のものにします。異なるグループで異なるスプーラ リソースと関連付けられているものであっても、このクラスタ上に同一の共有名を持つ別のプリンタを割り当てる必要は生じません。アクティブ/アクティブ構成では、障害が発生したときにクラスタ内の同一のノードが両方のスプーラ グループを所有することがあります。この場合、同じ名前を共有するプリンタは利用できなくなります。マイクロソフトでは、以前のバージョンとの互換性を確保するために、プリンタの共有名を設定する場合にも 8.3 命名規則に準拠することを推奨します。

    : インストール プロセスによりプリンタ ドライバ ファイルが \\VirtualServer\print$ 共有にコピーされます。プリンタ ドライバは、この仮想名で使用されるネットワーク名リソースを所有するクラスタ内のノードの %SystemRoot%\System32\Spool\Drivers\Spooler GUID\Drivers フォルダにコピーされます。ドライバは、\PrinterDrivers フォルダの共有ディスクにもコピーされます。
  9. このプリンタの印刷をテストします。

    必要なプリント キューを追加した後、クラスタ アドミニストレータを使用して、印刷スプーラ リソースを含むグループをすべての他のノードに移動します。これにより、プリンタ ドライバが、共有ディスク上の \PrinterDrivers フォルダから、そのノード上の %SystemRoot%\System32\Spool\Drivers\%Spooler GUID%\Drivers フォルダにコピーされます。

    : ドライバが他のすべての利用可能なノードにまだコピーされていなくても、キューの作成後すぐにクライアントで印刷できるようになります。クラスタを機能させるために、キューを作成後すぐに他のすべてのノードにスプーラ グループを移動する必要はありません。この作業は、スプーラ リソースをオフラインにできる時間帯に短い停止時間をスケジュールすることにより、後で行うことができます。

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 278455 (最終更新日 2003-01-21) を基に作成したものです。

プロパティ

文書番号: 278455 - 最終更新日: 2003年11月17日 - リビジョン: 5.5
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Advanced Server, Limited Edition
キーワード:?
kbinfo kbprint KB278455
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

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