Microsoft Cluster Server でボリューム マウント ポイントを構成する方法

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文書番号: 280297 - 対象製品
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目次

概要

NTFS ボリューム マウント ポイント機能を使用すると、26 文字を超えるドライブ文字を使用できるようになります。ボリューム マウント ポイントを使用して、別の物理ディスクのフォルダーに対象となるパーティションを移植、つまり "マウント" することができます。ボリューム マウント ポイントはプログラムからは認識されません。この資料では、サーバー クラスターでボリューム マウント ポイントを作成する方法と、ボリューム マウント ポイントに関する考慮事項について説明します。

マウント ポイントを共有ディスクに追加することは、マウント ポイントを共有されていないディスクに追加することと同じです。マウント ポイントは Win32 API の SetVolumeMountPoint によって追加され、DeleteVolumeMountPoint により削除されます。マウント ポイントはディスク リソース DLL (ダイナミック リンク ライブラリ) とは無関係です。リソース DLL はボリュームの GUID (グローバル一意識別子) とのみ関連しており、実際のマウント ポイントとは関連しません。

システムにマウント ポイントを追加する方法は、以下の 3 とおりの方法があります (クラスター化されているかどうかは関係ありません)。
  • 論理ディスク マネージャー (Diskmgmt.msc) を使用する。
  • コマンド プロンプトから Mountvol.exe を実行する。
  • Win32 API の SetVolumeMountPoint および DeleteVolumeMountPoint を使用して、独自の .exe ファイルを作成する。

詳細

サーバー クラスターにボリューム マウント ポイントを作成するときは、ボリューム マウント ポイントに関連する以下の項目について考慮する必要があります。
  • クラスター化されたディスクとクラスター化されていないディスクの間には、ボリューム マウント ポイントを作成できません。
  • クォーラム ディスクにはマウント ポイントを作成できません。
  • ある共有ディスクから別の共有ディスクを参照するマウント ポイントを作成する場合、この 2 つのディスクが同一グループに属し、かつマウントされるディスクがルート ディスクに依存している必要があります。

クラスター サーバーでボリューム マウント ポイントをセットアップする方法

  1. ローカルの管理者権限を使用して、ルート ディスクを所有する、ディレクトリの移植先となるノードにログオンします。マウント ポイントはこのディスクに保持されます。
  2. クラスター アドミニストレーター (CluAdmin.exe) を起動し、クラスター内の他のノードを一時停止します。
  3. ディスクにパーティションを作成し、マウント ポイントを作成します。これを行うには、以下の手順を実行します。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、「diskmgmt.msc」と入力し、[OK] をクリックします。[ディスクの管理] が起動します。
    2. ディレクトリに移植するディスクを選択します。
    3. ディスクの空き領域を右クリックし、[新しいパーティション] をクリックします。
    4. [プライマリ パーティション] をクリックし、[次へ] をクリックします。
    5. パーティションのサイズを設定します。
    6. [次の空の NTFS フォルダーにマウントする] を選択し、[参照] をクリックして、マウント ポイントの作成先ディレクトリを参照します。次に、[新しいフォルダー] をクリックします (このフォルダーがボリュームをマウントするルートになります)。新しく作成したフォルダーをクリックして、[OK] をクリックし、[次へ] をクリックします。
    7. NTFS ファイル システムを使用して、パーティションをフォーマットします。

      この操作は、Microsoft Cluster Server (MSCS) およびボリューム マウント ポイント機能を使用するために必要です。
  4. 新しいディスク リソースを作成し、依存関係を設定します。これを行うには、以下の手順を実行します。
    1. クラスター アドミニストレーターを起動します。
    2. 先ほどボリューム マウント ポイントを作成したディスクの共有ディスク リソースを所有するグループを右クリックします。[新規作成] をクリックして [リソース] をクリックします。
    3. [リソースの種類] で [物理ディスク] をクリックします。ルート ディスクと同一グループに所属していることを確認して、[次へ] をクリックします。
    4. すべてのノードが所有者となれることを確認して、[次へ] をクリックします。
    5. ルート ディスクをダブルクリックして、このボリューム マウント ポイント ディスクをルート ディスクに依存させます。[次へ] をクリックします。
    6. [ディスク パラメーター] ウィンドウに、ディスクの一覧が表示されます。一覧はディスク番号およびパーティション番号順に表示されます。これはドライブ文字順に表示される標準の MSCS ディスクとは異なります。
    7. 新しいディスク リソースを右クリックし、[オンラインにする] をクリックします。
  5. 他のノードをすべて再開します。次に、グループを各ノードにフェール オーバーできることと、新しく作成したマウント ポイントにアクセスできることを確認します。
重要: 新しいボリューム マウント ポイントは、クラスター グループ内のすべてのノード上で機能します。ただし、ボリューム マウント ポイントが作成されたノード以外のノードでエクスプローラーを開くか、[マイ コンピューター] をダブルクリックすると、ドライブ シンボルを使用するのではなくフォルダー シンボルを使用して、新しいボリューム マウント ポイントが表示される場合があります。フォルダー シンボルを右クリックし、[プロパティ] をクリックすると、[ファイル システム] の値は [NTFS] ではなく [RAW] に設定されています。

クラスター グループ内のすべてのノード上で正常に表示されるようにボリューム マウント ポイントを構成するには、以下の手順を実行します。

注: 以下の手順は、ボリューム マウント ポイントを所有することになるすべてのノード上で実行する必要があります。
  1. node1 上でボリューム マウント ポイントが作成されたらすぐに手動で node2 にフェールオーバーし、クラスター内の node2 を除く他のすべてのノードを一時停止します。
  2. node2 で、[ディスクの管理] を開きます。これを行うには、以下の手順を実行します。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントし、[コンピューターの管理] をクリックします。
    2. コンピューターの管理 MMC スナップインで、[ディスクの管理] をクリックします。
  3. [ディスクの管理] で、マウントされたボリュームを右クリックし、[ドライブ文字とパスの変更] をクリックします。
  4. マウント ポイントを選択し、[削除] をクリックし、[追加] をクリックして、マウント ポイントに同じドライブ文字を再度割り当てます。
  5. その他のすべてのノードの一時停止を解除します。
  6. クラスター グループ内のすべてのノード上でボリューム マウント ポイントが正常に作成されるまで、手順 1. 〜 5. を繰り返します。
注: 上記の手順を実行した後も、以下の状態が引き続き存在する場合があります。
  • ボリューム マウント ポイントは依然としてドライブではなくフォルダーとして表示される。
  • [ファイル システム] の値は依然として [NTFS] ではなく [RAW] に設定されている。
ただし、マウント ポイントは引き続き正常に機能します。これは純粋に表面的な問題です。機能上の問題ではありません。

ボリューム マウント ポイントを使用する場合のベスト プラクティス

ボリューム マウント ポイントを使用する場合のベスト プラクティスは以下のとおりです。
  • ルート (ホスト) ボリュームをマウント ポイント専用に使用するようにします。ルート ボリュームは、マウント ポイントをホストしているボリュームです。これにより、ユーザーが chkdsk を実行する必要がある場合、マウントされたボリュームへのアクセスを回復するのに要する時間が大幅に短縮されます。また、ホスト ボリューム上でバックアップから回復するのに要する時間も短縮されます。
  • ルート (ホスト) ボリュームをマウント ポイン専用に使用する場合は、ホスト ボリュームのサイズは数 MB だけで済みます。これにより、ボリュームがマウント ポイント以外の用途に使用される可能性が低くなります。
  • クラスターでは、高可用性が重要である場合、独立したホスト ボリューム上に冗長マウント ポイントを作成する方法があります。これにより、1 つのルート (ホスト) ボリュームにアクセスできなくなった場合でも、他のマウント ポイントを介して、マウントされたボリューム上に存在するデータにアクセスすることができます。たとえば、Mountpoint1 上に HOST_VOL1 (D:) があり、LUN3 上にユーザー データがあるとします。また、Mountpoint1 上に HOST_VOL2 (E:) があり、LUN3 上にユーザー データがあるとします。このようにすると、お客様は D:\mountpoint1 または E:\mountpount1 のいずれかを介して LUN3 にアクセスできるようになります。

    注: LUN3 上に存在するユーザー データは D: ボリュームと E: ボリュームの両方に依存しているため、ボリュームがサービス状態に戻るまで、障害が発生したホスト ボリュームの依存関係を一時的に削除する必要があります。このようにしないと、LUN3 上に存在するユーザー データはエラー状態のままになります。

関連情報

コマンド プロンプトからボリューム マウント ポイントを作成する方法の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
205524 NTFS 接合ポイントを作成および操作する方法
オペレーティング システムでのドライブの取り扱い方法の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
234048 Windows 2000 でドライブ文字の割り当て、予約、格納を行う方法
ボリューム マウント ポイントと SQL Server 2000 の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
819546 SQL Server 2000 におけるマウントされたボリュームのサポート
ボリューム マウント ポイントと Exchange Server 2003 の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
318458 Windows Server 2003 ベースのシステム上の Exchange Server 2003 クラスターに関するボリューム マウント ポイントのサポート

プロパティ

文書番号: 280297 - 最終更新日: 2011年9月11日 - リビジョン: 2.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition
キーワード:?
kbenv kbinfo KB280297
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