SQL Server でファイルとファイル グループのバックアップを復元する

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文書番号: 281122 - 対象製品
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概要

データベース内のファイルまたはファイル グループは、個別にバックアップおよび復元できます。このため、残りのデータベースを復元することなく破損したファイルのみを復元できます。ファイル グループ バックアップ内のファイルは、個別にまたはグループとして復元できます。この資料では、ファイルとファイル グループの復元に関連するいくつかの重要な注意事項について説明します。

詳細

トランザクション ログのバックアップが必要

ファイル バックアップとファイル グループ バックアップを使用して復元処理を行う場合、トランザクション ログ バックアップが必要です。ファイルを復元した後、ファイル バックアップの作成後に作成されたトランザクション ログのバックアップを復元して、データベースを整合性の取れた状態に戻す必要があります。ファイル バックアップまたはファイル グループ バックアップの作成後にファイルまたはファイル グループが変更されていないことを SQL Server で確認できる場合は、トランザクション ログ バックアップを適用する必要はありません。
SQL Server 7.0 : TruncateLogOnCheckpoint オプションを設定しないこと、およびデータベース バックアップ、またはファイル バックアップとファイル グループ バックアップに加えて、トランザクション ログ バックアップを作成することが必須です。
SQL Server 2000 および SQL Server 2005 : トランザクション ログ バックアップを作成するには、完全復旧モデルまたは一括ログ復旧モデルのいずれかを使用する必要があります。復旧モデルの詳細については、SQL Server Books Online の「復旧モデルの選択」を参照してください。
: ファイル バックアップおよび関連するログのバックアップをすべて保持している必要があります。破損したファイルのバックアップが存在しない場合、メディアの障害によってデータベース全体の復旧が不可能になる可能性があります。

個別のファイルの復旧を早期に停止することはできません。このため、ファイル バックアップを復元する前に、アクティブなトランザクション ログをバックアップする必要があります。トランザクション ログが破損した場合、または特定の時点のデータベース全体を復元する場合、トランザクション ログ バックアップを適用する前に、ファイル バックアップの完全なセットを復元する必要があります。トランザクション ログの破損の危険性を最小限にするには、フォールト トレラント ストレージにトランザクション ログを格納します。

データベース全体が消失した場合
データベース内のすべてのファイルまたはファイル グループのバックアップを保持している必要があります。また、ファイル バックアップまたはファイル グループ バックアップの最も古いものから最新のものまでの破損していないトランザクション ログ バックアップ チェーンも保持している必要があります。トランザクション ログ バックアップ チェーンの先頭には、最初のファイル バックアップが作成された時点で完了していなかった最も古いトランザクションの開始情報が含まれている必要があります。
: 満たされていない条件がある場合、データベースを復元できない可能性があります。

ファイル バックアップとファイル グループ バックアップを対応するデータベースに復元する必要がある

ファイルとファイル グループのバックアップは、そのファイルやファイル グループが所属していたデータベースにのみ復元できます。同じ構造とファイル名を持つ新しい空のデータベースを作成しても、1 つのファイル バックアップまたはファイル グループ バックアップを復元することはできません。この場合は、既存のデータベースに復元後、別の場所に完全なデータベースの復元を実行する必要があります (SQL Server 2000 には、データベースの部分的な復元操作用に、RESTORE DATABASE に新しい句が追加されています。 この資料の後半にある「データベースの部分的な復元操作」の説明を参照してください)。

: 複数のファイルを含むデータベースまたはファイル グループ内のファイルが消失している場合、データベースをデタッチしてからそれを再びアタッチしないでください。代わりに、必要なファイルまたはファイル グループをバックアップから復元してください。データベースをデタッチすると、再アタッチが失敗し、バックアップからデータベース全体を復元する以外の方法が使用できなくなります。これは、データベース ファイルとデータベースの対応付けには、グローバル一意識別子 (GUID) が使用されるためです。これは、データベースの整合性を保護し、データベースに所属していないファイルが混在することを防ぐための設計です。データベースに所属していないファイルが混在すると、データの整合性に関する深刻な問題が発生する可能性があります。同じファイル名を持つ新しいデータベースを作成しても、GUID は一致しません。

SQL Server では、複数のファイルを含むデータベースの 1 ファイルだけをアタッチすることはできません。アタッチでは、アタッチ中にデータベースに所属しているすべてのファイルが検索されます。そして、対応する GUID を持つファイルが見つからない場合、アタッチは失敗します。同様に、元のデータベースと同じファイル名とファイル グループを持つ空のデータベースを作成し、いくつかのファイルを置き換えてから SQL の起動時にデータベースを復旧させようとすると、復旧は失敗し、エラー ログが出力されます。たとえば、以下のようなエラー ログが出力されます。
2000-11-28 13:14:52.88 spid9    Opening file C:\MSSQL7\data\f2_Data.NDF. 
2000-11-28 13:14:53.01 spid9    ファイルを別のデータベースに関連付けることはできません。
2000-11-28 13:14:53.14 spid9    デバイス アクティブ化エラー。物理ファイル名 'C:\MSSQL7\data\f2_Data.NDF'' は正しくありません。
				
データベースの部分的な復元操作 (SQL Server 2000)

RESTORE T-SQL ステートメントに、別の場所にデータベースの一部を復元するメカニズムを提供する PARTIAL 句が新しく追加されました。これにより、破損または消失したデータを元のデータベースにコピーして戻すことができます。部分的な復元操作は、データベース ファイル グループに対して実行できます。たとえば、プライマリ ファイル グループ、ファイル グループ A、およびファイル グループ B で構成されたデータベースがあり、ファイル グループ B に存在するテーブルが誤って削除されたとします。ファイル グループとトランザクション ログのバックアップがある場合、ファイル グループ B のみをプライマリ ファイル グループと共に復元することで、削除されたテーブルを元に戻すことができます。PARTIAL 句を含む RESTORE ステートメントを使用すると、新しいデータベースにサブセットを復元できます。別のサーバーに復元することもできます。その後、テーブルのコンテンツを元のデータベースに展開して再読み込みを行うことができます。

復元を選択したファイル グループと共にプライマリ ファイル グループが必ず復元されます。復元されないファイル グループは、オフラインとして設定され、アクセスできません。ファイル バックアップを使用したデータベースの部分的な復元はサポートされていません。

: SQL Server 2005 を使用している場合、SQL Server 2000 の部分復元は、段階的な部分復元の最初の段階で置き換えられます。SQL Server 2005 では、データベースの部分復元では利用できない安全性のチェックが PARTIAL オプションによって実施されます。この動作によって、このようなデータベースを運用データベースとして使用することが可能になります。SQL Server 2005 の段階的な部分復元の詳細については、SQL Server 2005 Books Online の「段階的な部分復元シナリオ (完全復旧モデル)」および「段階的な部分復元シナリオ (単純復旧モデル)」を参照してください。

データベースの部分復元を実施するには、SQL Server 2000 Books Online の「データベースの部分的な復元操作」および「RESTORE DATABASE」を参照してください。

ファイルとファイル グループについては、以下を参照してください。

SQL Server 7.0 Books Online のトピック

「物理データベース ファイルとファイル グループ」
「ファイルとファイル グループの使用」
「ファイル グループの作成」
「ファイルまたはファイル グループのバックアップの作成」
「ファイルまたはファイル グループのバックアップの使用」
「ファイルまたはファイル グループのバックアップの復元」
「ファイルとファイル グループのバックアップ、復元」

SQL Server 2000 Books Online のトピック

「物理データベース ファイルとファイル グループ」
「ファイルとファイル グループの使用」
「ファイル グループの作成」
「バックアップ ファイルの使用」
「ファイルとファイル グループ」
「データベースのバックアップと復元」
「データベースの部分的な復元操作」
「Backing up Selected Portions of a Database」

SQL Server 2005 Books Online のトピック

「物理データベース ファイルおよびファイル グループ」
「ファイルとファイル グループの使用」
「ファイル グループの作成」
「ファイルおよびファイル グループのバックアップ」
「ファイルおよびファイル グループのデザイン」
「データベースのバックアップと復元」
「段階的な部分復元シナリオ (完全復旧モデル)」
「Backing up Selected Portions of a Database」

プロパティ

文書番号: 281122 - 最終更新日: 2007年10月26日 - リビジョン: 4.2
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft SQL Server 2000 Standard Edition
  • Microsoft SQL Server 7.0 Standard Edition
  • Microsoft SQL Server 2005 Standard Edition
  • Microsoft SQL Server 2005 Developer Edition
  • Microsoft SQL Server 2005 Enterprise Edition
  • Microsoft SQL Server 2005 Express Edition
  • Microsoft SQL Server 2005 Workgroup Edition
キーワード:?
kbproductlink kbbackup kbinfo KB281122
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