電子メール メッセージをインターネット経由で送信できるようにする Outlook のセキュリティ機能について

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文書番号: 286159 - 対象製品
この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP286159
Microsoft Outlook 2000 については、次の資料を参照してください。195477
Microsoft Outlook 98 については、次の資料を参照してください。182356
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目次

概要

Outlook は、インターネットを介したメッセージの送受信を安全に行うためのセキュリティ機能を備えています。S/MIME (Secure Multi-Purpose Internet Messaging Extensions) プロトコルと連携することでメッセージのセキュリティを確保します。S/MIME 規格に準拠することにより、インターネット電子メールを署名付きで、または暗号化して送受信することが可能になります。

この資料では、以下の操作を行う方法について説明します。
  • セキュリティで保護されたメッセージの送信に必要なデジタル ID の取得
  • デジタル ID のバックアップとコピー
  • 他のコンピュータへのデジタル ID の移動
  • 署名付きメッセージの送信
  • 連絡先一覧へのデジタル ID の追加
  • 暗号化された (封印された) メッセージの送信
  • 送信メッセージの一括署名と一括暗号化

詳細

デジタル ID (証明書) を使用してメッセージに署名することができます。これにより、受信者はそのメッセージが信頼できる人物からのものであること、メッセージが変更されていないことを確信できます。指定された受信者以外はメッセージや添付ファイルを読むことができないよう、特別な数式を使用してメッセージを封印する (暗号化する) ことも可能です。

セキュリティで保護されたメッセージを送信するには、デジタル ID が必要です。デジタル ID はインターネット上で身分を証明する手段であり、Verisign 社などの外部の証明機関から取得できます。電子メール サーバーの種類によっては、ネットワーク管理者がデジタル ID を発行することもできます。

デジタル ID は 2 つのコンポーネント (秘密鍵と公開鍵) で構成されます。秘密鍵は後から置き換えが可能で、通常コンピュータ上に保管されます。この鍵は他のコンピュータとの間で電子メールのセキュリティ設定が相互交換できるようにエクスポートまたはインポートすることができます。また、バックアップ用にコピーすることも可能です。これに対して、デジタル ID のもう 1 つの構成要素である公開鍵は、相手にメッセージを暗号化して送信してほしい場合、またはこちらの署名を照合してから相手に開いてほしい場合に使用します。

セキュリティで保護されたメッセージの送信に必要なデジタル ID の取得方法

  1. [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。[セキュリティ] タブをクリックし、[デジタル ID の取得] をクリックします。
  2. Outlook で [すべての S/MIME 署名されたメッセージの確認メッセージを要求する] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。

    これによりブラウザが起動され、マイクロソフト推奨プロバイダ、Verisign 社からデジタル ID を取得する方法が表示されます。
  3. [Get your ID now] をクリックします。
  4. Web ページの説明に従い、最後に [Accept] をクリックします。
認証局から、指定したアドレス宛てに取得したデジタル ID とその説明資料を含むメッセージが届きます。

デジタル ID をバックアップ (コピー) する方法

  1. [ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[セキュリティ] タブをクリックします。
  2. [インポート/エクスポート] をクリックします。
  3. [デジタル ID のエクスポート] をクリックし、[選択] をクリックします。
  4. バックアップするデジタル ID をクリックし、[OK] をクリックします。
  5. コンピュータからデジタル ID を削除するには、[デジタル ID をシステムから削除する] チェック ボックスをオンにします。
  6. [パスワード] ボックスにデジタル ID のパスワードを入力します。
  7. デジタル ID のパスとファイル名を入力または選択し、[OK] をクリックします。
これにより、デジタル ID が .pfx ファイルとして保存されます。

デジタル ID を他のコンピュータに移動する方法

  1. 作成した .pfx ファイルを移動先のコンピュータにコピーします。
  2. 移動先のコンピュータの Outlook で、[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[セキュリティ] タブをクリックします。
  3. [インポート/エクスポート] をクリックします。
  4. [既存のデジタル ID のインポート] チェック ボックスをオンにします。
  5. 作成した .pfx ファイルを入力または選択し、パスワードを入力します。
  6. [パスワード] ボックスにデジタル ID のパスワードを入力します。
  7. [デジタル ID 名] ボックスにデジタル ID の名前を入力し、[OK] をクリックします。
これで新しいコンピュータ上でデジタル ID が利用できるようになります。

署名付きメッセージの送信方法

  1. 新規のメッセージを開きます。
  2. [表示] メニューの [オプション] をクリックします。
  3. [セキュリティ設定] をクリックして、[このメッセージにデジタル署名を追加する] チェック ボックスをオンにして、[OK] をクリックし、[閉じる] をクリックします。
  4. メッセージを入力し、送信します。
受信されたメッセージには、ヘッダーの右下隅に証明書のアイコンが表示されます。受信者がこのアイコンをクリックすると、デジタル署名の検証情報が表示されます。

連絡先一覧へのデジタル ID の追加方法

暗号化したメッセージを送信するには、受信者のデジタル ID のコピーが必要です。メッセージを送信する相手にあらかじめ電子署名メッセージを送信してもらい、受信後に次の手順を実行します。
  1. 電子署名メッセージを開きます。
  2. [差出人] フィールドに表示されている名前を右クリックし、ショートカット メニューの [Outlook の連絡先に追加] をクリックします。
  3. 送信者が既に連絡先フォルダに登録されている場合は、[重複する連絡先が見つかりました] ダイアログ ボックスで [既存の連絡先を新しい情報で更新する] をクリックし、[OK] をクリックします。
これでデジタル ID が連絡先エントリと共に保存され、暗号化メッセージをこの相手に送信できるようになります。メッセージを送る相手の ID を表示するには、相手の名前をダブルクリックし、[証明書] タブをクリックします。

暗号化された (封印された) メッセージの送信方法

  1. 新規のメッセージを開きます。
  2. [表示] メニューの [オプション] をクリックします。
  3. [セキュリティ設定] をクリックし [メッセージの内容と添付ファイルを暗号化する] チェック ボックスをオンにして [OK] をクリックし、[閉じる] をクリックします。
  4. メッセージを入力し、送信します。
受信したメッセージには、ヘッダーの右下隅に錠前のアイコンが表示されます。受信者がこのアイコンをクリックすると、暗号証明の検証情報が表示されます。

: 暗号化されたメッセージを送信するときに、次の "Non-Secure Recipients" メッセージが表示されることがあります。
None of the recipients can process an encrypted message. You can either proceed with an unencrypted message or cancel the operation.
このエラーは、グローバル アドレス帳または連絡先以外のアドレス情報を使用してメッセージの宛先を指定したことが原因で発生します。宛先を指定するには、メッセージ受信者のデジタル ID 情報が保存されている連絡先レコードを使用します。

送信メッセージの一括署名と一括暗号化

  1. [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
  2. [セキュリティ] タブの [送信メッセージの内容と添付ファイルを暗号化する] チェック ボックスまたは [送信メッセージの内容と添付ファイルを暗号化する] チェック ボックスをオンにして、[OK] をクリックします。
: メッセージ受信者の電子メール クライアントが S/MIME 署名をサポートしていない場合に、その受信者がデジタル署名の照合をしなくてもメッセージを読めるようにするには、[署名されたメッセージを送信する際は、クリア テキストで送信する] チェック ボックスをオンにします。

プロパティ

文書番号: 286159 - 最終更新日: 2007年3月9日 - リビジョン: 3.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Office Outlook 2007
  • Microsoft Office Outlook 2003
  • Microsoft Outlook 2002 Standard Edition
キーワード:?
kbdigitalcertificates kbdigitalsignatures kbsecurity kbhowto kbinfo KB286159
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