文書番号: 287497 - 対象製品
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目次

概要

Microsoft Outlook 2010、Outlook 2007、Outlook 2003、および Outlook 2002 で、受信トレイ修復ツール (Scanpst.exe) を使用すると、破損した個人用フォルダー ファイル (.pst) またはオフライン フォルダー ファイル (.ost) からフォルダーとアイテムを復元することができます。Scanpst.exe は、Microsoft Office または Microsoft Outlook のインストール時に自動的にインストールされます。Scanpst.exe はダウンロードでは提供されていません。

この資料では、受信トレイ修復ツールの動作と、受信トレイ修復ツールが .pst ファイルまたは .ost ファイルのエラーを検証して修正する方法について説明します。

受信トレイ修復ツールの使用方法

受信トレイ修復ツールを使用して、破損した .pst ファイルまたは .ost ファイルからフォルダーおよびアイテムを回復するには、以下の手順を実行します。


ビデオ:Outlook 個人用フォルダー (.pst) のファイルを修復する方法 (ビデオは英語版です)

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uuid=e9b94e6d-6c49-4e33-afaa-1916d3cdc461 VideoUrl=http://www.microsoft.com/ja-jp/showcase/details.aspx?uuid=864d6ddc-b810-4c61-9737-9c4a1d6ca023
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注: 以下のシナリオの例では、.pst ファイルに受信トレイ修復ツールを使用する方法を示していますが、オフライン フォルダー (.ost) ファイルに同じ手順を使用できます。

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手順 1:受信トレイ修復ツールを実行してエラーの診断と修復を行う


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手順 2:修復したアイテムを回復する


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手順 3:バックアップ ファイルから修復されたアイテムを回復する

詳細情報

関心があるユーザー向けに、ここでは、受信トレイ修復ツールの動作と、ツールが .pst ファイルまたは .ost ファイルのエラーを検証して修正する方法について厳密に説明します。

受信トレイ修復ツールの動作

個人用フォルダー (.pst) ファイルに対して受信トレイ修復ツールを実行すると、以下の処理が実行されます。
  • 個人用フォルダー (.pst) ファイルのディレクトリ構造およびアイテム ヘッダーを分析し、すべてのフォルダーとアイテムの回復を試行します。
  • 個人用フォルダー (.pst) ファイルを復元する場合、問題を検出し、可能な限り修復します。
  • すべてのファイルの個人用フォルダー (.pst) ファイルへの変換を試みます。たとえば、実行可能ファイルの名前を "Something.pst" (引用符は含みません) に変更した場合、ファイルがマウント可能な .pst ファイルに変更されます。
  • ユーザーがファイルの修復を試みる前に、個人用フォルダー (.pst) ファイルのバックアップ コピーが作成されます。

受信トレイ修復ツールがエラーを検証して修正する方法

ScanPST では、通常、.pst ファイルの内部データ構造のエラーを検証して修正します。.pst ファイルはデータベース ファイルです。そのため、BTree や参照カウントなどの構造がチェックされ、必要に応じて修復されます。これらの下位レベル オブジェクトには、下位レベル オブジェクトの上に構築されている、メッセージ、予定表アイテムなどの上位レベル構造の情報は含まれていません。

構造またはテーブルの特定のブロックが読み取り不能であるか破損していることが確認された場合、そのブロックが削除されます。そのブロックが Outlook の特定のアイテムの一部である場合、そのアイテムは検証時に削除されます。

ユーザーにはこの動作は望ましくない場合がありますが、アイテムの削除が適切になる状況があります。また、このような種類の特別な状況はまれで、ScanPST のログ ファイルに常に記録されます。

より上位のレベルにおいて、ユーザーが確認できるより明確な変更内容には、フォルダーとメッセージが含まれます。

フォルダー

ScanPST では .pst のすべてのフォルダーを調べ、以下の処理を実行します。
  1. フォルダーと関連付けられた適切なテーブルが存在することを確認します。
  2. 各テーブルのすべての行を調べ、システムにメッセージまたはサブフォルダーが存在することを確認します。
  3. メッセージまたはサブフォルダーが見つからない場合は、テーブルからその行を削除します。
  4. メッセージまたはサブフォルダーが見つかった場合は、メッセージまたはサブフォルダーを検証します。
  5. 検証が失敗した場合、メッセージまたはフォルダーは破損していると見なされ、テーブルから除去され、データベースから削除されます。
  6. 検証が成功した場合、もう一度分析を実行して、現在回復されているメッセージの値がテーブル内の値と一致することを確認します。必要に応じて、破損したフォルダーは最初から再作成されます。これらのフォルダーにはユーザー データは含まれていません。
メッセージ

多くのユーザーが懸念するのは、メッセージの処理です。これは、破損したアイテムにより、何らかのデータが .pst ファイルから削除される可能性が高いためです。ScanPST では、メッセージに対して以下の処理を実行します。
  1. 添付ファイル テーブルと受信者テーブルの基本的な検証を行います。この処理は、フォルダーがフォルダー内部のメッセージを操作する方法に似ています。
  2. 受信者テーブルが検証され、受信者の形式が正しいことが保証されると、すぐに、メッセージの受信者のプロパティに対して、これらの有効な受信者テーブルの内容と同期するために必要な変更を加えます。また、メッセージの親フォルダーが有効なフォルダーを指定していることも保証します。以下のメッセージのプロパティが調べられ、有効なデータ形式に従っていることを確認します。
    • PR_MESSAGE_CLASS

      このプロパティが存在しているかを調べます。プロパティが存在しない場合は、IPM.Note に設定されます。
    • PR_MESSAGE_FLAGS

      各フラグが個別に検証されます。
    • PR_SUBMIT_FLAGS

      この検証は、PR_MESSAGE_FLAGS の処理に似ています。
    • PR_CLIENT_SUBMIT_TIME

      PR_SUBMIT_FLAGS で、メッセージが送信済みであるとされていることが示されている場合、このプロパティが存在する必要があります。PR_SUBMIT_FLAGS で、メッセージが送信済みであるとされていることが示されていない場合、時間は現在の時間に設定されます。
    • PR_SEARCH_KEY

      このプロパティは存在している必要があります。このプロパティが存在しない場合、このプロパティに対してランダムな GUID が生成されます。
    • PR_CREATION_TIME

      このプロパティは存在している必要があります。このプロパティが存在しない場合、時間は現在の時間に設定されます。
    • PR_LAST_MODIFICATION_TIME

      このプロパティは存在している必要があります。このプロパティが存在しない場合、時間は現在の時間に設定されます。
    • PR_MESSAGE_SIZE

      サイズが再計算され、格納されている値と比較されます。差分が存在してサイズが異なる場合、計算結果の値が書き込まれます。
    この資料で既に説明した暗黙的な低レベルの検証を除き、本文に関連するプロパティや件名に関連するプロパティに対しては、明示的な検証は行われません。受信者の表示に関するプロパティは、回復された受信者テーブルと一致するように変更されます。この処理が完了するとすぐ、すべての孤立したメッセージを収集する他のアルゴリズムが実行され、孤立したメッセージは Orphans フォルダーに配置されます。

    バイナリ ツリー (btree) の詳細については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
    データ構造の大規模な調査

プロパティ

文書番号: 287497 - 最終更新日: 2014年1月31日 - リビジョン: 9.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Outlook 2010
  • Microsoft Office Outlook 2007
  • Microsoft Office Outlook 2003
  • Microsoft Outlook 2002 Standard Edition
キーワード:?
kbrepair kbhowto kbvideocontent KB287497
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