Excel の自動バックアップ機能について

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文書番号: 289273 - 対象製品
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目次

概要

Microsoft Excel には自動バックアップ機能が組み込まれています。この機能は Microsoft Excel 2002 より前のバージョンの Excel にあった自動保存アドインに替わるものです。自動バックアップ機能では、開かれているすべての Excel ファイルのコピーがユーザー定義の一定の間隔で保存されます。停電などにより Excel が突然終了した場合に、ファイルを回復できます。

この資料では、自動バックアップ機能の概要について説明します。

詳細

自動バックアップの設定の構成方法

Microsoft Office Excel 2007 および Excel 2010

自動バックアップ機能を構成する制御は、Excel のオプションの [保存] 設定で行います。

注: [保存] 設定を開くには、Excel 2007 では Microsoft Office ボタン、Excel 2010 では [ファイル] メニューをクリックし、Excel 2007 では [Excel のオプション] をクリックし、Excel 2010 では [オプション] をクリックしてから、[保存] をクリックします。

自動バックアップの設定を構成するには、以下の手順を実行します。
  1. [ブックの保存] の下の [次の間隔で回復用データの自動保存を行う] チェック ボックスをオンにして、自動バックアップ機能を有効にします。
  2. [分ごと] ボックスには、1 〜 120 までの整数値を入力することができます。このボックスで保存する間隔の分数を設定します。

    既定では 10 分です。
  3. [自動回復用ファイルの場所] ボックスでは、自動バックアップ ファイルを保存する場所のパスとフォルダーの名前を入力できます。

    既定の場所は以下のとおりです。
    ドライブ:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\Microsoft\Excel
    注意事項
    • 入力した場所がローカル (自分のハード ディスク上) またはネットワーク ドライブ上の場所で、その場所が存在しない場合は、次のエラー メッセージが表示されます。
      ディレクトリ パスにアクセスできません。
      表示されたメッセージに関連付けられている固有の番号を確認するには、Ctrl + Shift + I キーを押します。このメッセージの右下隅に次の番号が表示されます。
      100100
    • [自動回復用ファイルの場所] ボックスをオフにして新しい場所を入力しなかった場合、自動バックアップ ファイルは、オフにした場所に引き続き保存されます。ユーザーが新しい場所を入力するまで、この動作が継続します。

      ユーザーが新しい場所を入力するまで、[自動回復用ファイルの場所] ボックスは空白のままになります。
  4. 個別のブックで自動バックアップ機能をオフにすることができます。これを行うには、[自動回復の例外] ボックスで [このブックの自動回復を行わない] チェック ボックスをオンにします。[自動回復の例外] ボックスでブック名が選択されていることを確認します。

Microsoft Office Excel 2003 およびそれ以前のバージョンの Excel

[自動バックアップ] ダイアログ ボックスを構成する制御は、[オプション] ダイアログ ボックスの [保存] タブで行います。

注: [オプション] ダイアログ ボックスを開くには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。

[自動バックアップ] ダイアログ ボックスを構成するには、以下の手順を実行します。
  1. [設定] の下の [次の間隔で回復用データの自動保存を行う] チェック ボックスをオンにして、自動バックアップ機能を有効にします。
  2. [分ごと] ボックスには、1 〜 120 までの整数値を入力することができます。このボックスで保存する間隔の分数を設定します。

    既定では 10 分です。
  3. [自動回復用ファイルの場所] ボックスでは、自動バックアップ ファイルを保存する場所のパスとフォルダーの名前を入力できます。

    既定の場所は以下のとおりです。
    ドライブ:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\Microsoft\Excel
    注意事項
    • 入力した場所がローカル (ハード ディスク ドライブ上) であり、その場所が存在しない場合は、以下のエラー メッセージが表示されます。
      ディレクトリ パスにアクセスできません。
    • 入力した場所がネットワーク ドライブ上である場合、自動バックアップが初めて試行されるまで警告メッセージは表示されません。以下のエラー メッセージが表示されます。
      パス にデータを自動保存することができません。ネットワーク接続を確認するか、[ツール] メニューの [オプション] をクリックして [オプション] ダイアログ ボックスを表示し、[自動保存] タブをクリックして保存する場所を変更してください。
    • [自動回復用ファイルの場所] ボックスをオフにして新しい場所を入力しなかった場合、自動バックアップ ファイルは、オフにした場所に引き続き保存されます。ユーザーが新しい場所を入力するまで、この動作が継続します。

      ユーザーが新しい場所を入力するまで、[自動回復用ファイルの場所] ボックスは空白のままになります。
  4. 個別のブックで自動バックアップ機能をオフにすることができます。これを行うには、[ブック オプション] の下の [自動保存を行わない] チェック ボックスをオンにします。

自動バックアップのイベントが発生した場合

Excel ファイルを開いて自動バックアップを有効にすると、最初にファイルを変更して、自動バックアップの保存間隔が経過し、Excel がしばらくの時間 (既定では 30 秒) アイドルになってから、ファイルが保存されます。自動バックアップでファイルが保存された後は、ファイルにさらに変更が加えられ、保存間隔の時間が経過したときにだけファイルが保存されます。

自動バックアップ ファイルが削除される場合

自動保存する場所に不要なファイルが増えすぎないようにするため、自動バックアップされたファイルは次の場合に自動的に削除されます。
  • ファイルを手動で保存したとき
  • [名前を付けて保存] を使用して、新しい名前を付けてファイルを保存したとき
  • ファイルを閉じたとき
  • Excel を終了したとき (ファイルを保存したかどうかは関係ありません)
  • 現在のブックの自動保存を無効にしたとき
  • [次の間隔で回復用データの自動保存を行う] チェック ボックスをオフして、自動バックアップ機能を無効にしたとき

自動バックアップの保存のタイミング

自動バックアップ タイマーにより、[オプション] ダイアログ ボックスの [自動保存] タブにある [分ごと] ボックスに設定された時間間隔で、Excel ファイルに対する変更がチェックされます。このタイマーは Excel を起動すると開始されます。

注: Excel 2007 では、[分ごと] ボックスは、[Excel のオプション] ダイアログ ボックスの [保存] カテゴリにあります。Excel 2010 では、[分ごと] ボックスは、[ファイル] の [オプション] の下にある [保存] カテゴリにあります。

最初の保存間隔が経過すると、Excel では開いているファイルが変更されたかどうかがチェックされます。変更されたファイルが見つかると、アイドル タイマーが開始されます。アイドル タイマーの目的は、保存を実行する前にワークシートに入力があったかどうかを確認することです。アイドル タイマーはワークシートに入力があるたびに再開されるため、保存間隔が経過し、一定時間入力のないアイドル時間が発生するまで、自動バックアップの保存ファイルは作成されません。

既定のアイドル時間は 30 秒です。既定のアイドル時間を変更するには、AutoRecoverDelay レジストリ キーを使用します。これを行うには、以下の手順を実行します。

重要 このセクション、方法、またはタスクには、レジストリの変更方法が記載されています。レジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。レジストリを変更する際には十分に注意してください。万一に備えて、編集の前にレジストリをバックアップしてください。問題が発生した場合でも、レジストリを復元できます。レジストリのバックアップ方法および復元方法の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
322756 Windows でレジストリをバックアップおよび復元する方法
  1. Excel を実行している場合は、終了します。
  2. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] ボックスに「regedit」と入力し、[OK] をクリックします。
  3. 実行している Excel のバージョンに応じて、次のいずれかのレジストリ キーを見つけて選択します。

    Microsoft Excel 2002 の場合
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\10.0\Excel\Options
    Excel 2003 の場合
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\11.0\Excel\Options
    Excel 2007 の場合
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\12.0\Excel\Options
    Excel 2010 の場合
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\Excel\Options
  4. [編集] メニューの [新規] をポイントし、[DWORD 値] をクリックします。
  5. 新しい値の名前として次のテキストを入力します。
    AutoRecoverDelay
  6. Enter キーを押します。
  7. [AutoRecoverDelay] レジストリ キーを右クリックし、[修正] (または [変更]) をクリックします。
  8. [値のデータ] ボックスに 1 〜 600 ([10 進] の場合) の数値を入力します。これは自動バックアップによって保存処理が実行される間隔を秒数で表したものです。
  9. 完了後、[OK] をクリックします。
  10. レジストリ エディターを終了します。
注: アイドル タイマーに影響があるのは、プログラム内で手動で行った操作のみです。ファイルを自動的に更新する数式がアイドル タイマーに影響を与えることはありません。式の自動更新と自動更新の間にアイドル時間に達すると、ファイルが保存されます。

自動バックアップで保存されるファイル形式

自動バックアップでは、Excel で開くことができるすべてのファイル形式を保存します。スピードと簡潔さ維持するために、開かれたときの元のファイル形式に関係なく、自動バックアップではすべてのファイルを現在の Excel ファイル形式で保存します。ファイルは、拡張子 .xar を持つ任意のファイル名 (たとえば、~ar18a.xar) を付けた隠しファイルとして保存されます。

Excel が突然終了した後、再度 Excel を起動して、回復したファイルを保存するとき、保存するファイル形式として元のファイル形式と名前が提示されます。回復のために、元のファイル名および関連付けられている .xar ファイル名が Excel によりレジストリに保存されます。

自動バックアップと Excel の複数のインスタンス

Excel の複数のインスタンスの実行中に、1 つのインスタンスが突然終了した場合、新しいインスタンスが自動的に起動され、自動バックアップ ファイルが開かれます。Excel のすべてのインスタンスが突然終了しても、コンピューターが実行されている場合は、Excel のインスタンスが 1 つ起動され、すべての自動バックアップ ファイルが開かれます。電源異常の場合は、次に Excel を起動したときに、回復されたすべてのファイルが開かれます。

互換性

[自動保存を行わない] ブック オプションを除く、自動バックアップのすべての設定は、システム レジストリに格納されます。自動バックアップの設定は、以前のバージョンの Excel で作成されたファイルと互換性があります。

[自動保存を行わない] ブック オプションを設定して、以前のバージョンの Excel でファイルを開いて保存した後、以降のバージョンの Excel で再び開いても [自動保存を行わない] ブック オプションに影響はありません。

関連情報

Excel ファイルを保存するときに発生するエラーのトラブルシューティング方法の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
271513 Excel ファイルを保存するときに発生するエラーのトラブルシューティング方法
注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。

プロパティ

文書番号: 289273 - 最終更新日: 2013年2月28日 - リビジョン: 1.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Office Excel 2007
  • Microsoft Office Excel 2003
  • Microsoft Excel 2010
キーワード:?
kbofficealertid kbexpertisebeginner kbsavefile kbfunctions kbhowto kbinfo KB289273
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