com ポート設定は、デバイス マネージャーで変更を行った後に既定値にリセットされます

この記事では、コンピューターを再起動すると、通信ポート (COM ポート) 設定が既定値に戻る問題について説明します。

適用対象: Windows 2000
元の KB 番号: 293762

現象

コンピューターを再起動すると、通信ポート (COM ポート) 設定が既定値に戻ります。 この問題は、デバイス マネージャーの設定を変更した場合でも発生します。 たとえば、Windows 2000 でコマンド プロンプトを実行すると、com 1 の既定の設定は次のようになります。

Baud rate=1200; Parity=None; Data Bits=7; Stop Bits=1

次のようなさまざまな設定を必要とするプログラムがある場合があります。

Baud rate=9600; Parity=None; Data Bits=8; Stop Bits=1

次のコマンドを使用して、必要な設定で com 1 を機能するように手動で設定できます。

Mode Com1: 9600,n,8,1

ただし、システムを再起動すると、設定が既定値に戻ります。

Baud rate=1200; Parity=None; Data Bits=7; Stop Bits=1

原因

Microsoft Windows 2000 では、コマンド機能の COM ポート設定は、アクティブな Windows セッションに対してのみ保持されます。 カスタム設定はシャットダウン時に破棄されます。

解決方法

この問題を解決するには、COM ポートを目的の設定に設定するスタートアップ タスクを作成します。 終了時に 閉じるウィンドウ の設定が選択された状態で、タスクを最小化して実行するように設定できます。

サンプル ショートカットには、次のコマンド ラインがあります。

C:\winnt\system32\mode.com com1: 9600,n,8,1