Windows Server 2003 クラスタで Microsoft 分散トランザクション コーディネータを構成する方法

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文書番号: 301600 - 対象製品
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目次

概要

この資料では、Windows Server 2003 クラスタで Microsoft 分散トランザクション コーディネータ (MS DTC) リソースをインストールする方法について説明します。 クラスタ ノードでは、クラスタ リソースとして実行する MS DTC のみがサポートされています。 MS DTC のインストールには、2 つの方法があります。

クラスタ アドミニストレータまたは Cluster.exe を使用して MS DTC リソースを作成する前に、ネットワーク DTC アクセスを有効にする必要があります。 DTC アクセスを有効にする方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
817064 Windows Server 2003 でネットワーク DTC アクセスを有効にする方法
  • MS DTC リソースは、「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の文書番号 817064 の資料に記載されている手順を実行してネットワーク DTC アクセスを有効にしてからオンラインにする必要があります。

    ただし、Service Pack 1 またはそれ以降の Service Pack を実行している Windows Server 2003 ベースのコンピュータの場合、この時点では、文書番号 817064 の資料に記載されている手順を実行しないでください。 まず、「詳細」に記載されている手順を実行して、MS DTC リソースをクラスタに追加する必要があります。 その後で、文書番号 817064 の資料に記載されている手順を実行して、構成を完了できます。
  • マジョリティ ノード セット (MNS) クラスタの場合は、MSDTC のストレージ デバイスとして MNS リソースを使用しないでください。 MS DTC には、物理ディスクなどのストレージ リソースが必要です。

詳細

MS DTC をインストールするには、次の方法のいずれかを使用してください。

方法 1 : クラスタ アドミニストレータを使用する

ここでは、クラスタ アドミニストレータを使用して、クラスタ内のすべてのノードに MS DTC をインストールする方法について説明します。 クラスタ アドミニストレータを使用すると、一度 MS DTC をインストールするだけで、クラスタ内のすべてのノードで MS DTC が構成されます。 ノードごとに MS DTC を手動でインストールする必要はありません。
  1. クラスタ アドミニストレータを起動します。 この操作を行うには、以下の手順を実行します。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。
    2. [管理ツール] をポイントし、[クラスタ アドミニストレータ] をクリックします。
  2. 物理ディスク、ネットワーク名、および IP アドレスを含む、"MSDTC Group" という名前のグループを作成します。 この操作を行うには、以下の手順を実行します。
    1. [ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、[グループ] をクリックします。 新しいグループ ウィザードが開始されます。
    2. 新しいグループ ウィザードに表示される手順に従って、"MSDTC Group" という名前のグループを作成します。
    : MS DTC を作成する際、リソース グループを SQL Server グループまたは Exchange Server グループ以外のグループに移動することを強く推奨します。 MS DTC リソースを専用のリソース グループ内に作成し、別のクラスタ グループに割り当てることにより、リソースの可用性が高まります。

    : 同じクラスタ グループ内にリソースを作成した場合、リソース A がフェールオーバーすると、リソース B もフェールオーバーします。 別のクラスタ グループ内にリソースを作成した場合、リソース A がフェールオーバーしても、リソース B はフェールオーバーしません。 クラスタ リソースを別のクラスタ グループ内に作成することにより、クラスタ リソースの不要なフェールオーバーが発生しないようにすることができます。

    重要 : MS DTC 用の新しいグループを作成した後、MS DTC のネットワーク名、IP アドレス、および物理ディスクを作成する必要があります。 既存の物理ディスクを新しいグループに移動することもできます。 MS DTC グループの作成後、IP アドレス リソース、ネットワーク名リソース、および物理ディスク リソースを作成する必要があります。 既存の物理ディスク リソースを新しい MS DTC グループに移動することが必要な場合があります。
  3. IP アドレス リソースを作成します。
    1. [MSDTC Group] を右クリックし、[新規作成] をポイントし、[リソース] をクリックします。
    2. MSDTC IP Address など、MS DTC の IP アドレスであることがわかる名前を入力します。
    3. [リソースの種類] ボックスの一覧の [IP アドレス] をクリックし、[グループ] ボックスの一覧の [MSDTC Group] をクリックします。[次へ] をクリックします。
    4. [実行可能な所有者] ダイアログ ボックスで、MS DTC を特定のノードで実行しない場合を除いて、[次へ] をクリックします。
    5. [依存関係] ダイアログ ボックスで、依存するリソースを何も追加せずに [次へ] をクリックします。
    6. [TCP/IP アドレス パラメータ] ダイアログ ボックスで、パブリック ネットワークを選択し、MS DTC の一意の静的 IP アドレスを入力し、[次へ] をクリックします。
    7. [完了] をクリックし、[OK] をクリックしてリソースが作成されたことを確認します。
  4. ネットワーク名リソースを作成します。
    1. [MSDTC Group] を右クリックし、[新規作成] をポイントし、[リソース] をクリックします。
    2. MSDTC Network name など、MS DTC のネットワーク名であることがわかる名前を入力します。
    3. [リソースの種類] ボックスの一覧の [ネットワーク名] をクリックし、[グループ] ボックスの一覧の [MSDTC Group] をクリックします。[次へ] をクリックします。
    4. [実行可能な所有者] ダイアログ ボックスで、MS DTC を特定のノードで実行しない場合を除いて、[次へ] をクリックします。
    5. [依存関係] ダイアログ ボックスで、[リソースの依存関係] ボックスの一覧に [MSDTC IP Address] を追加し、[次へ] をクリックします。
    6. [名前] ボックスに MS DTC リソースのネットワーク名を入力し、[次へ] をクリックします。
    7. [完了] をクリックし、[OK] をクリックしてリソースが作成されたことを確認します。
  5. 物理ディスク リソースを作成します。

    : ディスク リソースが既に作成されている場合は、 その物理ディスク リソースを MS DTC グループに移動してから、次の手順に進む必要があります。
    1. [MSDTC Group] を右クリックし、[新規作成] をポイントし、[リソース] をクリックします。
    2. MSDTC Physical disk など、物理ディスクであることがわかる名前を入力します。
    3. [リソースの種類] ボックスの一覧の [物理ディスク] をクリックし、[グループ] ボックスの一覧の [MSDTC Group] をクリックします。[次へ] をクリックします。
    4. [実行可能な所有者] ダイアログ ボックスで、MS DTC を特定のノードで実行しない場合を除いて、[次へ] をクリックします。
    5. [依存関係] ダイアログ ボックスで、依存するリソースを何も追加せずに [次へ] をクリックします。
    6. [ディスク パラメータ] の [ディスク] ボックスの一覧で、MS DTC に使用する物理ディスクをクリックします。
    7. [完了] をクリックし、[OK] をクリックしてリソースが作成されたことを確認します。
  6. [MSDTC Group] を右クリックし、[新規作成] をポイントし、[リソース] をクリックします。
  7. MSDTC Resource などの名前を入力します。
  8. [リソースの種類] ボックスの一覧の [分散トランザクション コーディネータ] をクリックし、[グループ] ボックスの一覧に [MSDTC Group] が表示されていることを確認します。[次へ] をクリックします。
  9. [実行可能な所有者] ダイアログ ボックスで、MS DTC を特定のノードで実行しない場合を除いて、[次へ] をクリックします。
  10. [依存関係] ダイアログ ボックスで、キーボードの Ctrl キーを押しながら、手順 2. で作成した物理ディスクとネットワーク名の両方をクリックし、[追加] をクリックします。
  11. [完了] をクリックし、[OK] をクリックしてリソースが作成されたことを確認します。

    : MS DTC リソースは、「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の文書番号 817064 の資料に記載されている手順を実行してネットワーク DTC アクセスを有効にしてからオンラインにする必要があります。
  12. 「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の資料 817064 に記載されている手順を実行します。
  13. [MSDTC Resource] を右クリックし、[オンラインにする] をクリックします。

方法 2 : Cluster.exe を使用する

ここでは、Cluster.exe を使用して MS DTC をインストールする方法について説明します。 Cluster.exe は、スクリプトを使用して、複数のクラスタで MSDTC のインストールと構成を行う場合に最適です。 MSDTC をクラスタで一度構成するだけで、そのクラスタ内のすべてのノードが更新されます。
  1. 「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の資料 817064 に記載されている手順を実行します。

    : クラスタを Exchange Server 専用にする場合、ネットワーク DTC アクセスを有効にする必要はありません。
  2. コマンド プロンプトで、物理ディスク、ネットワーク名、および IP アドレスを含む、"MSDTC Group" という名前のグループを作成します (または既存のグループを使用します)。

    : Cluster.exe を使用してグループおよびリソースを作成するスクリプトを実行できます。ヘルプとサポート センターで「Cluster コマンドの概要」を参照してください。

    : Microsoft SQL Server リソースの場合と同様に、MS DTC リソースは専用のリソース グループ内に作成することを推奨します。 これを行うには、この資料に記載されている手順 2. を実行して、この新しいグループを作成します。 この手順を実行できない場合、または Exchange Server 専用のクラスタのように DTC の使用頻度が低い場合は、次の手順に進み、クラスタ グループを使用します。 Exchange Server 専用のクラスタでは、MS DTC リソースをデフォルトのクラスタ グループに配置する必要があります。
  3. コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。
    cluster clustername res "MSDTC Resource" /CREATE /GROUP:"MSDTC Group" /TYPE:"Distributed Transaction Coordinator"
    このコマンドによって MS DTC リソースが作成されます。

    : 既存のクラスタ グループを利用する場合は、グループの名前を "MSDTC Group" に変更します。
  4. 以下のコマンドを実行します。
    cluster clustername res "MSDTC Resource" /ADDDEP:"Network Name"

    cluster clustername res "MSDTC Resource" /ADDDEP:"Disk Q:"
    Network Name は使用している適切なネットワーク名リソース、Disk Q は MSDTC Group 内の物理ディスクです。

    これらのコマンドを実行すると、適切な依存関係が追加されます。
  5. 次のコマンドを実行して MS DTC をオンラインにします。
    cluster clustername res "MSDTC Resource" /ON
    これにより、MS DTC がオンラインになります。
: 混在モードのクラスタでは MS DTC をインストールできません。 これらの方法を使用するには、クラスタのすべてのノードで Windows Server 2003 が実行されている必要があります。 詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。

関連情報

ネットワーク名リソースと IP アドレス リソースの作成方法を含めた基本仮想サーバーの作成方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
257932 Microsoft Cluster Server を使用した仮想サーバーの作成

プロパティ

文書番号: 301600 - 最終更新日: 2009年3月9日 - リビジョン: 23.1
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition (32-bit x86)
キーワード:?
kbclustering kbenv kbhowto KB301600
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