IPSec はフェールオーバー用に設計されていない

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文書番号: 306677 - 対象製品
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概要

Windows 負荷分散サービス (WLBS)、ネットワーク負荷分散 (NLB)、サーバー クラスタ (MSCS) でインターネット プロトコル セキュリティ (IPSec) を使用することはできますが、IPSec はフェールオーバーの状況を考慮して設計されたものではありません。

詳細

サーバー クラスタにおいてフェールオーバーする可能性のあるアプリケーションでインターネット プロトコル セキュリティ (IPSec) を使用することはできますが、IPSec はフェールオーバーの状況を考慮して設計されていないため、サーバー クラスタでアプリケーションに対して IPSec を使用しないことをお勧めします。

最も重要な問題は、インターネット キー交換 (IKE) セキュリティ アソシエーション (SA) が各ノードのローカル データベースに格納されているため、フェールオーバーが発生してもサーバーから別のサーバーに転送されないことです。

IPSec によって保護されている接続では、フェーズ I ネゴシエーションで IKE SA が作成されます。2 つの IPSec SA はフェーズ II で作成されます。タイムアウト値は IKE と IPSec の SA に関連しています。マスター PFS (Perfect Forward Secrecy) が使用されない場合、IPSec SA は IKE SA からキー マテリアルを使用して作成されます。その場合、クライアントはデフォルトのタイムアウトまたは受信 IPSec SA の有効期間が切れるのを待ち、IKE SA に関連するタイムアウトまたは有効期間を待つ必要があります。

セキュリティ アソシエーションのアイドル タイマのデフォルトのタイムアウトは 5 分です。フェールオーバーが発生した場合、クライアントは、すべてのリソースがオンラインになった後で最低 5 分間は IPSec を使用して再度接続を確立することができません。

IPSec はクラスタ環境で最適になるよう設計されていませんが、フェールオーバー発生時にセキュリティに保護された接続がクライアントのダウンタイムより業務上重要である場合に使用されます。IPSec では接続に関連する状態情報が必要ですが、フェールオーバー中にその状態情報を保存することはできません。IPSec は Microsoft クラスタ サービスでテストされておらず、現在サポートされていないソリューションです。マイクロソフトでは、サーバー クラスタでアプリケーションに対して IPSec を使用しないことを強くお勧めします。

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
253169 Traffic That Can--and Cannot--Be Secured by IPSec
253169 [NT]IPSec により保護されるトラフィックと保護されないトラフィック

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 306677 (最終更新日 2002-03-20) をもとに作成したものです。

プロパティ

文書番号: 306677 - 最終更新日: 2014年1月23日 - リビジョン: 2.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows 2000 Advanced Server
  • Microsoft Windows 2000 Datacenter Server
キーワード:?
kbnosurvey kbarchive kbinfo kbenv KB306677
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

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