[HOW TO] Windows XP で音声認識を使用する方法

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文書番号: 306901 - 対象製品
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目次

概要

この資料では、Windows XP で音声認識を使用する方法について説明しています。Microsoft Office XP の音声認識をインストールしているか、または、Office XP がインストールされたコンピュータを新たに購入した場合は、すべての Office アプリケーションや、音声認識が利用可能なその他のアプリケーション (Microsoft Internet Explorer など) で音声認識を使用できます。

詳細

音声認識は、音声をテキストに変換するオペレーティング システムの機能です。音声認識エンジンと呼ばれる内部ドライバによって、単語が認識され、テキストに変換されます。音声認識エンジンは、オペレーティング システムと一緒にインストールされる場合や、オペレーティング システムのインストール後、他のソフトウェアと一緒にインストールされる場合があります。ワープロや Web ブラウザなどの音声認識が利用可能なパッケージをインストールする際には、そのパッケージに付属するエンジンがインストールされる場合と、既存のエンジンを使用するように設定される場合があります。また、マイクロソフト以外のエンジンも利用でき、その中には医療や法律用語などの専門用語を扱えるものが多くあります。また、イギリス英語などのアクセントを扱えるものや、ドイツ語、フランス語、ロシア語といった複数の言語を同時に扱えるものなどもあります。

音声入力用の機器として、マイクなどが必要になります。マイクは、ノイズ フィルタ付きの高性能なものをお勧めします。入力される音声の品質は音声認識率を直接左右します。マイクの性能が低いと、認識率が極端に低下したり、使用に差し支えることもあります。Microsoft 音声認識トレーニング ウィザード (音声トレーニング ウィザード) を使用すれば、マイクの最適な位置を決定したり、最適な認識結果を得るためのテストを行うことができます。

システムをインストールして実行した後で、利用環境や発音スタイルに合わせてエンジンのトレーニングを行う必要があります。これを行うには、[音声認識] タブの [プロファイルのトレーニング] をクリックします。表示される音声トレーニング ウィザードの指示に従ってシステムをトレーニングし、ファンやエアコンなどのオフィスの騒音を音声と区別できるようにします。アクセントや発音、よく使う表現など、ユーザーの話し方に合うように、エンジンの調整が行われます。

Microsoft 音声認識の詳細については、言語バーの [ヘルプ] ボタンをクリックしてください。

マイクロソフトでの音声認識の開発に関する最新情報については、下記のマイクロソフトの Web サイトを参照してください。
http://www.microsoft.com/speech/

Microsoft 音声認識エンジンの使用方法

Microsoft 音声認識エンジンに対応したアプリケーションを使用すると、テキストを文書に入力することができます。テキストの音声入力は、Office XP アプリケーション、Internet Explorer、および Microsoft Outlook Express (5.0 以降) で利用可能です。その他のソフトウェアでも、今後 Microsoft 音声認識エンジンがサポートされていくと思われます。現状では、メモ帳でテキストを音声入力することはできません。

: 音声認識エンジンは、各言語に固有のものです。最初にリリースされた 3 つの Microsoft 音声認識エンジンでは、簡体字中国語、英語 (U.S.)、および日本語に対応しています。他の言語に対応したエンジンについても、今後リリースされる予定です。

エンジンによっては、言語だけでなく、地域に固有のものもあります。たとえば、 Microsoft English ASR Version 5 Engine はアメリカ英語に特化したものです。そのため、イギリス英語やオーストラリア英語など、アメリカ英語以外の英語を話すユーザーは、アクセントの違いからこのエンジンを利用しづらい可能性があります。

音声認識エンジンの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
306537 [HOW TO] Windows XP で音声認識をインストールし、構成する方法

音声認識エンジンのトレーニング方法

音声認識エンジンのトレーニングには、音声トレーニング ウィザードが使用され、ユーザーの声質、単語の発音、アクセント、話し方、未知の単語や慣用句に関する調整が行われます。10 分程度のトレーニングを行うことで、音声認識の精度を向上させることができます。また、このシステムでは、動作中も引き続きユーザーの発音に対して調整が行われ、使用時間が増えるにしたがって認識率が向上します。

Microsoft 音声認識エンジンのトレーニングは、以下の手順で行います。
  1. [スタート] ボタンをクリックして、[コントロール パネル] をクリックし、[音声認識] をクリックします 。
  2. [音声認識] タブをクリックし、[言語] ボックスで使用する音声認識エンジンをクリックします。
  3. [プロファイルの認識] で、使用するプロファイルをクリックします。トレーニングはエンジンとプロファイルに固有のため、あるエンジンまたはプロファイルのセットをトレーニングしても、他のエンジンまたはプロファイルのセットには影響を与えません。
  4. [プロファイルのトレーニング] をクリックし、音声トレーニング ウィザードに表示される指示に従います。すべてのエンジンでトレーニングがサポートされているわけではありません。エンジンがトレーニングをサポートしていない場合は、[プロファイルのトレーニング] は利用できません。
: コンピュータのトレーニングには、最低 15 分程度掛けることをお勧めします。時間を掛けるほど、認識率は向上します。

音声認識エンジンの使用方法

: 以下の手順は、音声認識を使用するアプリケーションによって異なります。0
  1. マイクの位置を、口の端から親指 1 本分 (約 2.5 cm 程度) 横にずらしたところに置きます。息が直接当たらないよう、口の真正面には置かないようします。

    : マイクが発声中に移動してしまった場合は、必ず正しい位置に戻してください。
  2. 音声認識を使用するアプリケーションを起動し、文書をクリックしてカーソル位置を文書中に置きます。作業中にヘルプ トピックを開いた場合や、画面上にメッセージが表示された場合、音声認識を継続するには、文書を再度クリックします。
  3. マイクがオンになっていない場合は、言語バーで [マイク] をクリックします。

    : デフォルトの設定では、言語バーの各ボタンの横にラベルが 表示されています 。テキスト ラベルの表示と非表示を切り替えるには、言語バーを右クリックし、[テキスト ラベル] をクリックします。
  4. 作業に応じて、 ディクテーション モードと音声コマンド モード を切り替えます。

    : 作業時間を節約するには、まず音声入力を行い、ファイルを見直してから、テキストの書式設定や修正を行うことをお勧めします。このようにすることで、ディクテーション モードと音声コマンド モードを頻繁に切り替えずに済みます。モードの切り替えは、次の手順で行います。
    • ディクテーション モードを使用する : 発声した単語をテキストに挿入するには、言語バーの [ディクテーション モード] をクリックします。

      音声入力時、コンピュータが音声を処理している間、青いバーが画面に表示されます。単語が認識されると、テキストが画面に表示されます。コンピュータが入力された音声を処理している間も音声入力を続けることができます。青いバーが表示されなくなるまで音声入力を待つ必要はありません。

      : 青いバーが表示されている間は、マウスまたはキーボードなどを使用しないでください。使用すると音声認識が中断され、入力した単語の処理は行われません。
    • 音声コマンド モードを使用する : メニュー、ツール バー、ダイアログ ボックス (アメリカ英語のみ)、および作業ウィンドウ (アメリカ英語のみ) の項目を選択するには、言語バーの [音声コマンド モード] をクリックします。たとえば、フォント書式を変更するには、「フォント」と発声して [書式設定] ツール バーの [フォント] ボックスを開き、フォント名を発声します。また、選択したテキストの書式を設定するには、「太字」や「下線」と発声します。
  5. 音声による指示が完了したら、言語バーの [マイク] をクリックして、マイクをオフにします。
下記は、使用できるショートカットの一覧です。
  • ディクテーション モードと音声コマンド モードは、「ディクテーション モード」または「音声コマンド モード」と発声することで切り替えることもできます。
  • Microsoft Word では、 「scratch that」 と発声すると、最後に音声入力した内容を取り消すことができます。
  • マイクのオンとオフの切り替えは、[ツール] メニューの [音声] をクリックして行うことができます (Microsoft Excel の場合は、[ツール] - [音声] - [音声認識] をクリックします)。
  • 「マイク」と発声しても、マイクをオフにできます。

音声認識のヒント

音声認識は、完全に手を使わないで操作できるように設計されているわけではなく、マウスやキーボードを声と組み合わせて使用することで、より使いやすくなります。音声の質や調子を変えないようにすると、認識率が向上します。人との会話では、ささやいたり、叫んだり、速く話したり、または遅く話したりしたときであっても、通常、前後関係や状況から理解できますが、音声認識で言葉が最もよく認識されるのは、一定の話し方をしたときです。
  • 一定でむらのない発声を行います。声が大きすぎたり小さすぎたりすると、音声が認識されない場合があります。
  • 早口になったり、ゆっくりになったりせずに、一定の速度で発声します。
  • 単語ごとに区切らずに話します。単語よりも語句のほうが、コンピュータに解釈されやすいためです。たとえば、「これ (区切り) は (区切り) 文章 (区切り) の (区切り) 別 (区切り) の (区切り) 例 (区切り) です。」と発声すると、認識率が低下します。
  • 周囲の音ではなくユーザーの声をコンピュータが認識するように、静かな環境で作業します。マイクは常に同じ位置にあるようにします。調整後はマイクがあちこちに移動しないようにします。
  • 音声トレーニング ウィザードで用意されているトレーニング用テキストを音読して、ユーザーの声が認識されるようにトレーニングを行います。トレーニングの回数を重ねることで、認識率も向上します。
  • 音声入力時、その語句を直ちに画面で確認できなくても問題ありません。そのまま話し続けて、文末ごとに区切ります。音声処理が終了してから、認識したテキストが画面に表示されます。
  • 単語ははっきりと発音します。ただし各音節で単語を区切らないようにします。たとえば、「 は、つ、お、ん 」のように、音節を区切って発音すると、認識されない場合があります。

関連情報

Windows XP での 音声の使用についての関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
306537 How to Install and Configure Speech Recognition in Windows
306537 [HOW TO] Windows XP で音声認識をインストールし、構成する方法
306899 How to Use Speech Recognition Profiles in Windows XP
306902 [HOW TO] Windows XP での音声合成の構成および使用方法
306902 How to Use Text-to-Speech in Windows XP
306993 How To Use the Language Bar in Windows XP
306993 [HOW TO] Windows XP での言語バーの使用方法
278927 WD2002: Part 1: Speech and Handwriting Recognition Frequently Asked Questions




関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 306901 (最終更新日 2001-11-02) をもとに作成したものです。

プロパティ

文書番号: 306901 - 最終更新日: 2002年4月8日 - リビジョン: 1.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows XP Professional Edition
  • Microsoft Windows XP Home Edition
キーワード:?
kbhowto kbhowtomaster jptrf KB306901
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