デバイス マネージャーとして機能する DevCon コマンド ライン ユーティリティ

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文書番号: 311272 - 対象製品
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目次

概要

DevCon ユーティリティは、デバイス マネージャーと同等の機能を持つコマンド ライン ユーティリティです。DevCon を使用すると、個別のデバイスやデバイスのグループに対して有効と無効の切り替え、再起動、更新、削除、およびクエリを実行できます。DevCon は、デバイス マネージャーでは取得できない、ドライバー開発者向けの情報も提供します。

DevCon は Microsoft Windows 2000、Windows XP、および Windows Server 2003 で使用できます。Windows 95、Windows 98、Windows Millennium Edition (Me) では DevCon を使用できません。

詳細

DevCon は再配布できません。このツールはデバッグと開発に使用することを目的として提供されています。個人的な使用が目的であれば、DevCon を自由に改変できます。サンプルでは、SetupAPI 関数と CfgMgr32 関数を効率的に併用して、デバイスの列挙およびデバイスの操作を実行する方法を例示します。 下記のファイルは、Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。

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ダウンロード
DevCon パッケージ リリース日: 2003 年 1 月 29 日

マイクロソフトのサポート ファイルのダウンロード方法を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
119591 オンライン サービスからマイクロソフトのサポート ファイルを入手する方法
マイクロソフトでは、アップロード時点の最新のウイルス検査プログラムを使用して、配布ファイルのウイルス チェックを行っています。配布ファイルはセキュリティで保護されたサーバー上に置かれており、権限のない第三者が無断でファイルを変更できないようになっています。

DevCon.exe ファイルには、以下のファイルが含まれています。
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ファイル説明
I386\DevCon.exe32 ビット版 DevCon ツールのバイナリ。64 ビット版 Windows では完全には機能しません。
Ia64\DevCon.exe64 ビット版 DevCon ツールのバイナリ。

: DevCon のソース コードおよびドキュメントは、Windows DDK の DDK root\Src\Setup\Devcon でも入手できます (DDK は http://www.microsoft.com/japan/whdc/devtools/ddk/default.mspx から入手できます)。

DevCon の使用法

DevCon コマンド ライン ユーティリティには、マニュアルが組み込まれています。devcon help コマンドを実行すると、以下のようなコマンドおよび説明の一覧が表示され、全コマンドの詳細なヘルプを参照できます。一部のコマンドでは、リモートの管理対象コンピューターを指定できます。これらのコマンドは、WOW64 で 32 ビット版の DevCon を使用している場合に機能します。
Device Console Help:
devcon.exe [-r] [-m:\\<machine>] <command> [<arg>...]
-r if specified will reboot machine after command is complete, if needed.
<machine> is name of target machine.
<command> is command to perform (see below).
<arg>... is one or more arguments if required by command.
For help on a specific command, type:devcon.exe help <command>
classfilter          Allows modification of class filters.
classes              List all device setup classes.
disable              Disable devices that match the specific hardware or 
instance ID.
driverfiles          List driver files installed for devices.
drivernodes          Lists all the driver nodes of devices.
enable               Enable devices that match the specific hardware or 
instance ID.
find                 Find devices that match the specific hardware or 
instance ID.
findall              Find devices including those that are not present.
help                 Display this information.
hwids                Lists hardware ID's of devices.
install              Manually install a device.
listclass            List all devices for a setup class.
reboot               Reboot local machine.
remove               Remove devices that match the specific hardware or 
instance ID.
rescan               Scan for new hardware.
resources            Lists hardware resources of devices.
restart              Restart devices that match the specific hardware or 
instance ID.
stack                Lists expected driver stack of devices.
status               List running status of devices.
update               Manually update a device.
UpdateNI            Manually update a device without user prompt 
SetHwID              Adds, deletes, and changes the order of hardware IDs of root-enumerated devices.
		  				

DevCon コマンドの例

devcon -m:\\test find pci\*

test コンピューター上の既知の PCI デバイスをすべて表示します (-m を使用して対象のコンピューターを指定できます。対象のコンピューターへのアクセスにはプロセス間通信 (IPC) を使用する必要があります)。

devcon -r install %WINDIR%\Inf\Netloop.inf *MSLOOP

Microsoft ループバック アダプターの新しいインスタンスをインストールします。これにより、ループバック アダプターなどの "仮想デバイス" のインストールに使用できるデバイス ノードが新しく作成され、ルートに列挙されます。コンピューターの再起動が必要な場合は、このコマンドにより自動的に再起動が行われます。

devcon classes

既知のセットアップ クラスをすべて表示します。出力結果として、ローカライズしない短縮名 ("USB" など) および説明用の名称 ("ユニバーサル シリアル バス コントローラー" など) が表示されます。

devcon classfilter upper !filter1 !filter2

2 つの指定したフィルターを削除します。

devcon classfilter lower !badfilter +goodfilter

"badfilter" を "goodfilter" に置き換えます。

devcon driverfiles =ports

ports セットアップ クラスの各デバイスに関連付けられているファイルを表示します。

devcon disable *MSLOOP

"MSLOOP" で終わるハードウェア ID ("*MSLOOP" など) を持つすべてのデバイスを無効にします。

devcon drivernodes @ROOT\PCI_HAL\PNP0A03

デバイス ROOT\PCI_HAL\PNP0A03 と互換性のあるすべてのドライバーを表示します。この一覧から、サードパーティのデバイス情報 (.inf) ファイルではなく同梱されている .inf ファイルが選択された理由を判断できます。

devcon enable '*MSLOOP

"*MSLOOP" というハードウェア ID を持つすべてのデバイスを有効にします。単一引用符は、ハードウェア ID を表記どおりに (つまり、アスタリスク "*" をワイルドカード文字ではなく実際にアスタリスクとして) 解釈する必要があることを示します。

devcon find *

ローカル コンピューターに存在するすべてのデバイスのデバイス インスタンスを表示します。

devcon find pci\*

ローカル コンピューターに存在する既知の PCI (Peripheral Component Interconnect) デバイスをすべて表示します (このコマンドは、ハードウェア ID がプレフィックス "PCI\" で始まるデバイスを PCI と見なします)。

devcon find =ports *pnp*

ports セットアップ クラスのメンバーで、ハードウェア ID に "PNP" を含む既存のデバイスを表示します。

devcon find =ports @root\*

ports セットアップ クラスのメンバーで、列挙ツリーの "root" ブランチにある (インスタンス ID がプレフィックス "root\" で始まる) 既存のデバイスを表示します。インスタンス ID の形式をプログラムによって推測しないでください。ルート デバイスを特定するには、デバイスのステータス ビットを確認します。この機能は、DevCon に含まれており、デバッグ作業に役立ちます。

devcon findall =ports

ports クラスに "存在していない" デバイスおよび存在するデバイスを表示します。この一覧には、削除したデバイス、あるスロットから別のスロットに移動したデバイス、(まれに) BIOS の変更により誤って列挙されているデバイスなどが含まれます。

devcon listclass usb 1394

名前を指定した各クラス (ここでは、USB および 1394) に存在するすべてのデバイスを表示します。

devcon remove @usb\*

すべての USB デバイスを削除します。削除されたデバイスが削除の状態と共に表示されます。

devcon rescan

新しいプラグ アンド プレイ デバイスを再スキャンします。

devcon resources =ports

ports セットアップ クラスのすべてのデバイスで使用されるリソースを表示します。

devcon restart =net @'ROOT\*MSLOOP\0000

ループバック アダプター ROOT\*MSLOOP\0000 を再開します。コマンド内の単一引用符は、インスタンス ID を表記どおりに解釈する必要があることを示します。

devcon hwids=mouse

システムのマウス クラス デバイスの全ハードウェア ID を一覧表示します。

devcon sethwid @ROOT\LEGACY_BEEP\0000 := beep

beep というハードウェア ID をレガシ ビープ デバイスに割り当てます。

devcon stack =ports

そのデバイス用に予期されているドライバー スタックを表示します。この一覧には、デバイスおよびクラスの上位/下位のフィルターと、制御サービスが含まれます。

devcon status @pci\*

"pci\" で始まるインスタンス ID を持つ既存の各デバイスの状態を表示します。

devcon status @ACPI\PNP0501\1

特定のデバイス インスタンスの状態を表示します。ここでは ACPI (Advanced Configuration and Power Interface) に列挙されているシリアル ポートです。

devcon status @root\rdp_mou\0000

Microsoft ターミナル サーバーまたはターミナル サービスのマウス ドライバーの状態を表示します。

devcon status *PNP05*

すべての COM ポートの状態を表示します。

devcon update mydev.inf *pnp0501

ハードウェア ID *pnp0501 に関連付けられている Mydev.inf 内の最適なドライバーを使用するために、ハードウェア ID が *pnp0501 に正確に一致するすべてのデバイスを更新します。

注: この更新により、既にシステム上に適切なドライバーがある場合でも、すべてのデバイスで強制的に Mydev.inf のドライバーが使用されます。この更新は、署名を入手していない段階で、開発中の新しいバージョンのドライバーをインストールする場合に有用です。この更新は、指定したハードウェア ID と一致するデバイスのみに影響し、子デバイスには影響しません。指定した .inf ファイルが未署名の場合、ドライバーをインストールするかどうかを確認するダイアログ ボックスが表示されることがあります。再起動が必要な場合には報告があり、DevCon がレベル 1 エラーを返します。-r を指定すると、再起動が必要な場合に自動的に再起動が行われます。

注意事項

  • DevCon をスクリプトで使用する場合に返されるエラー レベルは以下のとおりです。
    "0" は成功を示します。
    "1" は再起動が必要なことを示します。
    "2" は失敗を示します。
    "3" は構文エラーを示します。
  • -r を指定しているときに再起動が必要になった場合、すべてのデバイスの処理が完了すると、警告が表示されずに再起動が行われます。
  • -m:\\computer を指定しているときにコマンドがリモート コンピューターに対して機能しない場合、エラーが報告されます。
  • DevCon では、対話処理を円滑にするため、インスタンス ID にワイルドカード文字を使用できます。コンピューターごと、およびオペレーティング システムのバージョンごとにインスタンス ID の形式を推測するのは避けてください。
注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。

プロパティ

文書番号: 311272 - 最終更新日: 2013年3月6日 - リビジョン: 1.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows XP Driver Development Kit (DDK)
キーワード:?
kbfile kbhowto KB311272
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