Help and Support

文書番号: 314464 - 最終更新日: 2007年12月1日 - リビジョン: 2.1

Windows XP のデバイス マネージャに表示される不明なデバイスのトラブルシューティング方法

Microsoft Windows 2000 については、次の資料を参照してください。244601? (http://support.microsoft.com/kb/244601/ )

目次

すべて展開する | すべて折りたたむ

はじめに

デバイス マネージャには Microsoft Windows XP ベースのコンピュータにインストールされているすべてのデバイスの一覧が表示されます。デバイス マネージャでデバイス情報を表示すると、黄色い疑問符の横に [不明なデバイス] としてデバイスが表示されることがあります。不明なデバイスの原因はほとんど表示されていないため、原因の特定が困難な場合があります。この資料では、デバイス マネージャに不明なデバイスが表示される原因について説明します。

詳細

デバイス マネージャでデバイスが [不明なデバイス] として表示される最も一般的な原因は以下のとおりです。

デバイスに必要なデバイス ドライバがない

デバイスに必要なデバイス ドライバがない場合、デバイスはデバイス マネージャで "不明なデバイス" として表示され、[その他のデバイス] の下に置かれます。これは、USB (Universal Serial Bus) および IEEE (Institute of Electrical and Electronics Engineering) 1394 互換デバイスで一般的に発生します。また、デバイス マネージャでデバイスのプロパティを表示すると、"エラー コード 1" または "エラー コード 10" が表示される場合があります。

: ほとんどの USB および IEEE 1394 デバイスは、Windows に含まれるこれらのバスの種類用のドライバによって設定されるため、追加のデバイス ドライバがなくても適切に動作するように設計されています。ただし、デバイスが定義され、提供された Windows クラス ドライバに適合しない場合は、追加のデバイス ドライバが必要になります。バスでデバイスを識別できない場合、デバイスは互換デバイスとして認識され、デバイス マネージャでそのように表示されます。

Microsoft Windows 98 または Microsoft Windows 95 のデバイス ドライバを使用している

Windows XP では、Windows 98 または Windows 95 ドライバで一般的に使用される仮想デバイス ドライバ (.vxd) ファイルを使用できません。Windows XP ベースのコンピュータにそれらのファイルをインストールしようとすると、デバイスがデバイス マネージャに不明なデバイスとして表示される場合があります。これは、デバイス ドライバの製造元が 2 種類のドライバを正しく区別していないか、または Windows XP で Windows 98 または Windows 95 の .vxd ファイルを使用できるという誤った想定を行っている場合に発生します。

認識されないデバイス ID

すべてのハードウェア デバイスはプラグ アンド プレイで使用される特殊な識別子を持っています。この識別子は、ベンダ ID、デバイス ID、サブシステム ID、サブシステム ベンダ ID、リビジョン ID など、さまざまな番号を組み合わせることで作成されます。デバイス ID が存在しない場合、または Windows XP ベースのコンピュータがデバイス ID を認識できない場合、デバイス マネージャはそのデバイスを不明なものとして表示する可能性があります。

: ハードウェアへの仮想フックを必要とするソフトウェア プログラムでは、これらのデバイスが作成される場合があります。さらに、パラレル ポート デバイスが SCSI (Small Computer System Interface) または ATAPI (AT Attachment Packet Interface) バスをエミュレートすることを可能にするデバイス ドライバなど、異なる種類のバス間をブリッジするデバイスもデバイス マネージャで不明なデバイスとして表示されることが知られています。

動作不良のハードウェアまたはファームウェア

動作不良のハードウェアまたはファームウェアが原因で、デバイスがデバイス マネージャで [不明なデバイス] として表示される可能性のある状況は以下のとおりです。

ソフトウェアによって作成された仮想デバイス

ソフトウェアのみのデバイス ドライバはデバイス ID を提示しないため、これらのデバイスをインストールする標準的な方法はありません。一部の製造元では、InstallShield インストール プログラムなどの方法を使用して、デバイスをインストールします。デバイス マネージャでデバイスを削除しても、他の方法でインストールされたソフトウェアが完全には削除されない場合があるため、レジストリを調査し、すべてのエントリが削除されていることを確認する必要があります。

不明なデバイスがソフトウェアにより作成されたものかどうかを調べるには、次のいずれかの方法を使用します。
  • コンピュータをセーフ モードで起動する

    100% 信頼できるわけではありませんが、コンピュータをセーフ モードで起動することは、不明なデバイスがソフトウェアにより作成されたかどうかを調べる最も簡単な方法の 1 つです。

    コンピュータをセーフ モードで起動するには、コンピュータの再起動後に F8 キーを押します。表示される [Windows 拡張オプション メニュー] で、方向キーを使用して [セーフ モード] を選択し、Enter キーを押します。不明なデバイスがデバイス マネージャで表示されない場合、その不明なデバイスはハードウェアではない可能性があります。
  • スタートアップ フォルダを確認する

    特定のプログラムが不明なデバイスの原因である疑いがある場合、コンピュータ上の [スタートアップ] フォルダを調べ、コンピュータの起動時に起動するように設定されているプログラムを確認します。[スタートアップ] フォルダはハード ディスクの次の場所にあります。C は Windows がインストールされているドライブ、user profile はユーザー プロファイルです。
    C:\Documents and Settings\user profile\スタート メニュー\プログラム
    コンピュータの起動時に起動するように設定されているすべてのプログラムが [スタートアップ] フォルダに格納されているわけではないことに注意してください。

  • システム情報ツールを使用する

    不明なデバイスの原因を特定する場合に、システム情報ツールが役立つことがあります。

    システム情報ツールを使用して、コンピュータの起動時に起動するプログラムの一覧を表示するには、次の手順を実行します。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
    2. [名前] ボックスに msinfo32 と入力し、[OK] をクリックします。
    3. 左側のウィンドウで [ソフトウェア環境] を展開し、[スタートアップ プログラム] をクリックします。

      コンピュータの起動時に起動するように設定されているプログラムの一覧が表示されます。

      イベント ログで、これらのプログラムを参照しているエラーを確認します。この一覧にあるプログラムに関連するイベントが見つかった場合、そのプログラムを削除します。プログラムがそのデバイスの起動に依存している場合を除き、プログラムによって不明なデバイスが作成されても、必ずしもプログラムが機能しないことを示しているわけではないことに注意してください。
    システム情報ツールを使用して、問題のあるデバイスの一覧を表示するには、次の手順を実行します。

    1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
    2. [名前] ボックスに msinfo32 と入力し、[OK] をクリックします。
    3. 左側のウィンドウで [コンポーネント] を展開し、[問題のあるデバイス] をクリックします。

      右側のウィンドウに、コンピュータにインストールされていて、問題のあるデバイスの一覧が次のように表示されます。
      • [デバイス] 列には、デバイスの一般名、またはそれに関連したデバイス ドライバの名前が表示されます。
      • [PNP デバイス ID] 列には、PCI (Peripheral Component Interconnect) ID、ISA (Industry Standard Architecture) ID、その他のバスの種類の ID、不明な種類などのデバイス ID が表示されます。
      • [エラー コード] 列には、特定の問題に関連するエラー コードが表示されます。多くの場合、デバイス マネージャのエラー コードは、不明なデバイスの原因を特定するのに役立ちます。たとえば、コンピュータで "デバイス ドライバが正しくないか見つかりません" というエラー メッセージが表示された場合、デバイスの種類に応じて、以下の 3 種類のエントリが [問題のあるデバイス] フォルダに表示されます。
        • PCI PnP デバイス ID

          デバイス名 | PCI\VEN_00000&DEV_0000&SUBSYS_00000000&REV_00\0&0000 | エラー コード
        • ISA PnP デバイス ID

          デバイス名 | ?\PNP0000\0
        • 不良または不適合のデバイス ドライバ

          デバイス名 | ROOT\UNKNOWN\0000
  • Setupapi.log ファイルを表示する

    デバイスにわかりやすい名前が付いている場合は、Setupapi.log ファイルの情報を使用して、不明なデバイスの原因を特定します。Setupapi.log ファイルはデフォルトで、%SystemRoot% フォルダに置かれます。

    誤解されやすいデバイス名が表示されることがあります。たとえば、デバイスが実際にはシリアル ポートに関係していないにもかかわらず、デバイス マネージャでシリアル デバイスとして表示されることがあります。これは一般に、プラグ アンド プレイ ID の一部を取得できず、デバイス マネージャでシリアル デバイスとして解釈された場合に発生します。このような誤った解釈は、デバイスにより指定された互換 ID が原因で発生する場合があります。繰り返しますが、この問題は、正しく動作していないスタートアップ プログラムを見つけることにより修正可能です。

    ソフトウェア プログラムが不明なデバイスの原因である場合は、単にデバイス マネージャで不明なデバイスを削除するだけでは効果がありません。プログラムを削除し、コンピュータを再起動する必要があります。コンピュータをセーフ モードで再起動しても、デバイス マネージャで不明なデバイスが引き続き表示される場合は、デバイスの削除についてマイクロソフト製品サポート サービスに問い合わせてください。

ハードウェア デバイス

ハードウェア デバイスの障害を切り分けることは、仮想デバイスよりも複雑ではありません。不明なデバイスの原因を特定するには、次のいずれかの方法を使用します。
  • コンピュータからハードウェア デバイスを削除する

    デバイス マネージャで不明なデバイスが表示されなくなるまで、一度に 1 つずつ、ハードウェア デバイスをコンピュータから削除します。これは時間がかかり、必ずしも信頼できる方法ではありません。

    または
  • デバイス ドライバがデジタル署名されているかどうかを調べる

    デバイス ドライバのインストール時、デジタル署名されていないことが Windows により検出されると、警告メッセージとインストールをキャンセルまたは続行するオプションが表示されることがあります。インストール プログラムがデジタル署名のないデバイス ドライバをインストールしようとした場合に、警告メッセージを表示するようにコンピュータを設定している場合にのみ、このメッセージが表示されます。

    : デジタル署名されているデバイス ドライバでも、デバイス マネージャで不明なデバイスとして表示される可能性があります。

    Windows のドライバ署名の詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
    http://www.microsoft.com/japan/whdc/devtools/ddk/default.mspx (http://www.microsoft.com/japan/whdc/devtools/ddk/default.mspx)
デジタル署名を含まないデバイス ドライバのインストールをブロックすることが可能です。コンピュータを不安定にしようとする攻撃からコンピュータを保護する場合に、この方法を使用します。この操作を行うには、以下の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックして [ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、[名前] ボックスに control sysdm.cpl と入力し、[OK] をクリックします。
  2. [ハードウェア] タブをクリックします。
  3. [デバイス マネージャ] の下の [ドライバの署名] をクリックし、[ブロック - 署名されていないドライバ ソフトウェアをインストールしない] をクリックします。
  4. [OK] を 2 回クリックします。
コンピュータにインストールされているデジタル署名されていないデバイス ドライバの一覧を表示するには、次のいずれかの方法を使用します。
  • Setupapi.log ファイルを表示する

    次のようなエントリを探します。
    ファイル (C:\Windows\inf\ntapm.inf) はデジタル署名されていません。ドライバの日付を無視します。
    C:\documents and settings\user name\my documents\parallel port test drivers\epatapnt.inf からセクション epatapi_inst をインストールしています。
    パラレル ATAPI ドライバに対して、署名されていないドライバ、または不正な署名のドライバ (C:\documents and settings\user name\my documents\parallel port test drivers\epatapnt.inf) がインストールされました。エラー 0xe000022f: サード パーティの INF にデジタル署名情報が含まれていません。
    ファイル C:\documents and settings\user name\my documents\parallel port test drivers\epatapnt.mpd を C:\Windows\System32\DRIVERS\epatapnt.mpd へコピーしています。
    パラレル ATAPI ドライバに対して、署名されていないドライバ、または不正な署名のドライバ (C:\documents and settings\user name\my documents\parallel port test drivers\epatapnt.mpd) がインストールされました。エラー 0xe000022f: サード パーティの INF にデジタル署名情報が含まれていません。
    または

  • ファイルの署名の確認ツールを使用する

    ファイルの署名の確認ツールは、コンピュータにインストールされている署名のないドライバをすべて表示します。このツールにより、%SystemRoot% フォルダに Sigverif.txt ログが作成されます。任意のテキスト エディタ (メモ帳) などを使用して、ファイルを表示します。ファイルの署名の確認ツールを使用して、デジタル署名されていないドライバの一覧を表示するには、以下の手順を実行します。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
    2. [名前] ボックスに sigverif と入力し、[OK] をクリックします。
    3. [詳細設定] をクリックし、[検索] タブをクリックして、[ほかのファイルでデジタル署名されていないものを検索する] をクリックします。
    4. [サブフォルダも検索する] チェック ボックスをオンにし、[参照] をクリックします。
    5. %SystemRoot%\System32\Drivers フォルダを見つけて選択し、[OK] を 2 回クリックして、[開始] をクリックします。
    一覧を確認し、デジタル署名されている更新済みのドライバの入手方法について、ドライバの製造元に問い合わせてください。
初期の USB 仕様に準拠した USB デバイスでは、デバイスが接続されると現れ、デバイスが取り外されると消えるゴースト デバイスが作成されることがあります。そのデバイスは何の問題もなく動作しますが、デバイスから分離した不明なデバイスが作成されることがあります。通常、これは古いか構成に誤りがあるファームウェアによって発生します。この場合は、更新済みのファームウェアについて、デバイスの製造元に問い合わせてください。

コンピュータにより既に検出、インストール済みのプラグ アンド プレイ デバイスに対して手動でドライバをインストールした場合に、ゴースト デバイスが表示される可能性があります。この問題は、ゴースト デバイスを削除することにより解決できます。

デバイス マネージャを使用して Windows XP のデバイスを管理する方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
283658? (http://support.microsoft.com/kb/283658/ ) [HOWTO] Windows XP デバイスの管理方法
307970? (http://support.microsoft.com/kb/307970/ ) [HOW TO] Windows XP でデバイス マネージャを使用してデバイスを構成する方法
304514? (http://support.microsoft.com/kb/304514/ ) 詳細情報を表示するようにデバイス マネージャを構成する方法
310126? (http://support.microsoft.com/kb/310126/ ) デバイス マネージャによるデバイス競合のトラブルシューティング
283361? (http://support.microsoft.com/kb/283361/ ) デバイスを削除しても、デバイス マネージャがそのデバイスを表示する
310123? (http://support.microsoft.com/kb/310123/ ) デバイス マネージャで表示されるエラー コードの説明
システム情報ツールの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
308549? (http://support.microsoft.com/kb/308549/ ) Windows XP システム情報 (Msinfo32.exe) ツールについて
300887? (http://support.microsoft.com/kb/300887/ ) システム情報 (MSINFO32) の各種スイッチの使い方
Msconfig ツールを使用してトラブルシューティングを行う方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
310560? (http://support.microsoft.com/kb/310560/ ) Windows XP でシステム構成ユーティリティを使用してトラブルシューティングを行う方法
269155? (http://support.microsoft.com/kb/269155/ ) ネットワーク アダプタに IP アドレスを設定する際のエラー メッセージ
この資料に記載されているサードパーティ製品は、マイクロソフトと関連のない他社の製品です。明示または黙示にかかわらず、これらの製品のパフォーマンスや信頼性についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows XP Home Edition
  • Microsoft Windows XP Professional
  • Microsoft Windows XP Professional x64 Edition
キーワード:?
kberrmsg kbinfo kbtshoot kbtool kbhardware kbhw kb3rdparty KB314464
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

サポート技術情報の翻訳